大宮操車場
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大宮操車場(おおみやそうしゃじょう)は、埼玉県さいたま市大宮区にある日本貨物鉄道(JR貨物)・東日本旅客鉄道(JR東日本)の操車場。東北本線所属。
与野駅 - 大宮駅間の東北貨物線上に設置されており、武蔵野線貨物支線(大宮支線)や高崎線の、貨物列車運行上の分岐点として機能している。
現在は、かつての敷地の大部分がさいたま新都心として再開発されている。
歴史
かつては大宮操駅(おおみやそうえき)という、操車場を併設する貨物駅であった。旧大宮市の鉄道貨物輸送の拠点であり、3面6線の貨物ホームを有し、コンテナ貨物も取り扱う大規模な駅であった。その機能から大宮貨物駅とも呼ばれ、駅舎の看板もそのように書かれていた。しかし、鉄道貨物輸送の衰退に伴う1984年のダイヤ改正により、当駅の操車場機能とコンテナ貨物の取扱が廃止され、1986年には貨物駅としても廃止された。
なお、1990年代の一時期、臨時駅扱いとして大宮操駅が再開業していた。これは、さいたま新都心建設に伴う残土輸送の発送駅となったためである。
- 1927年(昭和2年)8月:大宮駅の付属設備として、大宮操車場開設。
- 1961年(昭和36年)2月17日:大宮駅の客貨分離により、貨物取扱業務と操車場業務を分離し大宮操駅(貨物駅)が開業。
- 1974年(昭和49年)10月1日:チッキ取扱を開始(一般駅となる)。
- 1978年(昭和53年)10月2日:小荷物取扱を終了(貨物駅に戻る)。
- 1984年(昭和59年)2月1日:コンテナ貨物の取扱を終了。操車場機能を停止。
- 1986年(昭和61年)11月1日:車扱貨物の取扱を終了、大宮操車場に降格。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR貨物の操車場となる。
- 1997年(平成9年)1月10日:臨時駅の大宮操駅に昇格。
- 1月27日:熊谷貨物ターミナル駅向けの残土輸送開始。
- 1998年(平成10年)12月21日:残土輸送終了。この後、再び大宮操車場に戻る。
- 2016年(平成28年)度末:宇都宮線・高崎線の東京方面輸送障害時に大宮駅 - 宇都宮駅・高崎駅方面への折り返し運転のため、当施設の活用を開始する計画となっている[1]。
駅周辺
その他
- 大宮操車場の入り口付近に樹齢100年といわれる河津桜の大木があり、車窓からも望むことが出来る。開花時期は2月中旬から3月中旬である。
隣の駅
関連項目
脚注
- ↑ 会社発足30周年を迎えるにあたって別紙2(東日本旅客鉄道プレスリリース2017年3月7日、同日閲覧)