あざみ野駅

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ファイル:Azamino Sta E.jpg
田園都市線あざみ野駅東口(2006年12月17日撮影)

あざみ野駅(あざみのえき)は、神奈川県横浜市青葉区あざみ野二丁目にある、東京急行電鉄横浜市営地下鉄である。

乗り入れ路線

東急の田園都市線と、横浜市営地下鉄のブルーラインが乗り入れ、接続駅となっている。ただし「ブルーライン」は営業上の路線呼称であり、正式路線名は当駅から関内駅まで「3号線」である。

  • 東京急行電鉄
    • DT 田園都市線 - 駅番号「DT16
  • 横浜市交通局(横浜市営地下鉄)
    • B ブルーライン(3号線) - 駅番号「B32

歴史

  • 1975年昭和50年)12月 - 着工。
  • 1977年(昭和52年)5月25日 - 東急の駅が開業[1]
  • 1993年平成5年)3月18日 - 横浜市営地下鉄3号線(ブルーライン)が新横浜駅から延伸、乗換駅となる[1]
  • 2002年(平成14年)3月28日 - 東急田園都市線の急行停車駅となる。
  • 2006年(平成18年) - 西口ロータリー改良工事が施行・完成。
    • 3月末 - 交差点の改良(横断歩道の位置変更、歩行者横断専用時間の設定)が完成。
    • 7月末 - 一般車・タクシー・バスの各専用レーンが完成。
    • 8月 - 駅東西を結ぶ道路に右折レーンを設置。
  • 2008年(平成20年)7月末 - 西口駅前広場上屋拡張が完成。
  • 2012年(平成24年)5月末 - docomo Wi-Fiによる、無線LANサービス開始。
  • 2015年(平成27年)7月18日 - 横浜市営地下鉄のダイヤ改正により運行を開始した快速の停車駅に設定される。

駅名の由来

参照: あざみ野#地名の由来

駅構造

東京急行電鉄

相対式ホーム2面2線を有する高架駅。改札口は1階にあり、ホームは2階にある。

非常用設備として折り返し設備(渡り線)を江田駅側に有する(2003年7月新設)が、通常は使用されない。主にあざみ野 - 長津田間で事故等が発生した際に使用されている。また、以前臨時で設定されていた当駅始発列車は江田駅の待避線留置していた。

田園都市線の急行運転開始当初は通過駅であったが、横浜市営地下鉄の接続駅となり乗降人数が増え、市民および横浜市からの強い要請もあり、2002年3月28日のダイヤ改正時に急行停車駅となった[2]

駅長所在駅。あざみ野管内として当駅 - 田奈間を管理している[3]

のりば

番線 路線 方向 行先
1 DT 田園都市線 下り 長津田中央林間方面
2 上り 渋谷Z 半蔵門線 押上<スカイツリー前>TS 東武線 春日部方面

駅構内設備

有人の定期券売り場は1階にあり、東急バスの定期券も併売される。

待合室はない。上りホームに売店があり、下りホームには洋菓子店「123ファクトリー」がある。改札内には東急グルメフロント運営の蕎麦屋「しぶそば」がある。

改札外駅構内にはあざみ野駅内郵便局、横浜市市民局あざみ野駅行政サービスコーナーがある。2004年11月20日にはランキンランキン、カフェ、惣菜屋、テコプラザ、青葉区役所出張所などの8店舗の小型商業施設も開業した。

トイレは改札内1階と小型商業施設の奥にある。

横浜市営地下鉄

島式ホーム1面2線を有する地下駅である。改札口は地下1階にあり、北進を予定している影響もあるためかホームの位置は深めで地下3階にある。

2007年4月7日にホームドアの使用を開始した。

駅長所在駅。あざみ野管区駅として当駅 - 仲町台間を管理している[4][5]


配線図
2 1


ENDEa ENDEa
STR+BSl STR+BSr
STR+BSl STR+BSr
KRWgl+l KRWgr+r
STRg STRf

中川駅

のりば

番線 路線 行先
1・2 B ブルーライン 横浜湘南台方面
  • 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で記載している。

駅構内設備

バス定期券売り場は2008年4月19日をもって営業を終了した。同所での地下鉄定期券の販売は2007年夏で終了した。待合室はない。トイレは地下1階にある。

改札外駅構内にコンビニエンスストア売店上島珈琲店、赤ちゃん休憩室(授乳室)がある。

利用状況

ファイル:Number of Passenger at Azamino Sta.png
1日あたり乗車人員の推移

年度別1日平均乗降人員

近年の1日平均乗降人員推移は下記の通り。

年度別1日平均乗降人員[乗降データ 1][乗降データ 2]
年度 東京急行電鉄 横浜市営地下鉄
1日平均
乗降人員
増加率 1日平均
乗降人員
増加率
1999年(平成11年) 66,859
2000年(平成12年) 70,999 6.2%
2001年(平成13年) 72,797 2.5%
2002年(平成14年) 107,606 74,219 2.0%
2003年(平成15年) 114,137 6.1% 76,254 2.7%
2004年(平成16年) 119,584 4.8% 78,860 3.4%
2005年(平成17年) 125,464 4.9% 81,992 4.0%
2006年(平成18年) 131,186 4.6% 85,147 3.8%
2007年(平成19年) 137,021 4.4% 91,621 7.6%
2008年(平成20年) 130,785 −4.6% 78,746 −14.1%
2009年(平成21年) 129,691 −0.8% 77,384 −1.7%
2010年(平成22年) 129,393 −0.2% 77,158 −0.3%
2011年(平成23年) 128,986 −0.3% 76,487 −0.9%
2012年(平成24年) 131,497 1.9% 76,487 2.5%
2013年(平成25年) 134,569 2.3% 80,213 2.3%
2014年(平成26年) 133,283 −1.0% 79,061 −1.4%
2015年(平成27年) 134,691 1.1% 80,176 1.4%
2016年(平成28年) 135,448 0.6% 80,749 0.7%
2017年(平成29年) 136,448 0.7% 80,153 −0.7%

年度別1日平均乗車人員(1980年 - 2000年)

近年の1日平均乗車人員推移は下記の通り。

年度別1日平均乗車人員[乗降データ 1]
年度 東京急行電鉄 横浜市営
地下鉄
出典
1980年(昭和55年) 9,688 未開業
1981年(昭和56年) 11,447
1982年(昭和57年) 13,142
1983年(昭和58年) 14,407
1984年(昭和59年) 15,367
1985年(昭和60年) 16,351
1986年(昭和61年) 17,047
1987年(昭和62年) 17,680
1988年(昭和63年) 18,967
1989年(平成元年) 19,874
1990年(平成02年) 21,529
1991年(平成03年) 22,653
1992年(平成04年) 23,457 [注釈 1]31,981
1993年(平成05年) 35,467 19,340
1994年(平成06年) 39,345 22,979
1995年(平成07年) 41,450 25,337 [乗降データ 3]
1996年(平成08年) 42,920 27,110
1997年(平成09年) 44,376 29,598
1998年(平成10年) 46,639 32,362 [神奈川県統計 1]
1999年(平成11年) 48,341 33,714 [神奈川県統計 2]
2000年(平成12年) 50,483 35,842 [神奈川県統計 2]

年度別1日平均乗車人員(2001年以降)

近年の1日平均乗車人員推移は下記の通り。

年度別1日平均乗車人員[乗降データ 1]
年度 東京急行電鉄 横浜市営地下鉄 出典
2001年(平成13年) 51,702 35,855 [神奈川県統計 3]
2002年(平成14年) 54,690 36,803 [神奈川県統計 4]
2003年(平成15年) 57,702 37,542 [神奈川県統計 5]
2004年(平成16年) 59,975 38,668 [神奈川県統計 6]
2005年(平成17年) 62,958 39,926 [神奈川県統計 7]
2006年(平成18年) 65,788 41,570 [神奈川県統計 8]
2007年(平成19年) 68,765 46,055 [神奈川県統計 9]
2008年(平成20年) 66,017 39,680 [神奈川県統計 10]
2009年(平成21年) 64,891 39,020 [神奈川県統計 11]
2010年(平成22年) 64,755 38,897 [神奈川県統計 12]
2011年(平成23年) 64,610 38,548 [神奈川県統計 13]
2012年(平成24年) 65,848 39,496 [神奈川県統計 14]
2013年(平成25年) 67,355 40,424 [神奈川県統計 15]
2014年(平成26年) 66,719 39,879 [神奈川県統計 16]
2015年(平成27年) 67,590 40,474 [神奈川県統計 17]
2016年(平成28年) 67,736 40,790 [神奈川県統計 18]
2017年(平成29年) 40,459
注釈
  1. 1993年3月18日開業で14日間のデータ

駅周辺

東急東口

店舗など

東急西口

2006年に西口ロータリー改良工事が施工された。これにより、歩行者が駅前広場内を横断したり、交差点での自動車の渋滞、駅前広場内で一般車がバスタクシーの走行を阻害するといった問題が解決された。また、2008年7月末には西口駅前広場上家拡張工事が完成し、雨の日にバスを待つ列に並ぶ際に傘を差す必要がなくなった。

店舗など

地下鉄出口1

  • 横浜信用金庫 あざみ野支店
  • 横浜銀行 あざみ野支店
  • 新石川中村公園
  • 向根公園

地下鉄出口2

  • 横浜市山内地区センター
    • 横浜市山内図書館

地下鉄出口3

地下鉄出口4

  • あざみ野駅内郵便局
  • みずほ銀行 あざみ野支店

路線バス

西口

あざみ野駅
乗場 系統 主要経由地 行先 運行事業者
1番 あ24 あざみ野団地・もみの木台 虹が丘営業所 東急
新23 もみの木台・真福寺・山口台中央 新百合ヶ丘駅 東急
小田急
向11 保木入口・聖マリアンナ医科大学 向ヶ丘遊園駅 小田急
出入庫

路線

保木入口

(最終一便のみ)

登戸営業所
2番 あ71 大場坂上・黒須田 あざみ野ガーデンズ
東急
あ72 みすずが丘・

大場坂上

た51 元石川町・

平津三叉路

たまプラーザ駅
東名江田 江田駅
保木 虹が丘営業所
3番 急行 もみの木台・

虹が丘団地

(記載停留所のみ停車)

すすき野団地 東急
た26
あ27
もみの木台・虹が丘団地 すすき野団地
鷺21
あ28
あざみ野団地・もみの木台 虹が丘営業所
4番 た26 新石川二丁目 たまプラーザ駅 東急
あ29 荏子田三丁目 美しが丘西
田園調布学園大学
5番 た63 元石川高校 たまプラーザ駅 東急

西口バスターミナルから離れたところに専修大学生田キャンパスへのスクールバス乗り場がある。(学生以外は乗車できない)

付記

ファイル:東急田園都市線あざみ野駅前駅名標.JPG
短命であった、過渡期の田園都市線緑色帯駅名標(2011年9月25日)
  • 駅ナンバリングを採用した現デザインの駅名標導入までの約1年間、通常の東急共通の赤色帯ではなく、田園都市線のイメージカラーである青緑色の帯の駅名標になっていた。
  • 田園都市線の駅開業時に制作された記念乗車券は1978年の「第1回記念きっぷ大賞」で、私鉄部門大賞を受賞した。当駅と菊名駅桜新町駅つくし野駅蓮沼駅藤が丘駅の5駅間の乗車券がセットされ、それぞれにちなむ植物が描かれていた。
  • 横浜市営地下鉄ブルーラインは、当駅からすすき野を経由して新百合ヶ丘まで延伸する計画[6]があるが、2009年時点では具体化していない。
  • 中国語(簡体字)での表記は「蓟野」であり、日本の字体に置き換えると高知県高知市にある四国旅客鉄道(JR四国)土讃線「薊野(あぞうの)」駅と同じものとなっている。


隣の駅

18px 東京急行電鉄
DT 田園都市線
急行・準急
たまプラーザ駅 (DT15) - あざみ野駅 (DT16) - 青葉台駅 (DT20)
各駅停車
たまプラーザ駅 (DT15) - あざみ野駅 (DT16) - 江田駅 (DT17)
15px 横浜市営地下鉄
B ブルーライン(3号線)
快速・普通(快速は新羽まで各駅に停車)
中川駅 (B31) - あざみ野駅 (B32)

脚注

  1. 1.0 1.1 東急の駅、p.174。
  2. 横浜市発表資料「田園都市線あざみ野駅への急行停車が実現へ」(2000年10月)(2001年2月19日時点のアーカイブ
  3. 鉄道ピクトリアル2015年12月臨時増刊号 【特集】東京急行電鉄 p.47
  4. 横浜市交通局現業機関設置規程
  5. ただし、センター北はセンター北管区駅管轄。
  6. 詳しくは「横浜市営地下鉄ブルーライン#延伸計画」を参照。

出典

私鉄・地下鉄の1日平均利用客数
  1. 2017年度乗降人員 - 東急電鉄
私鉄・地下鉄の統計データ
神奈川県県勢要覧

参考文献

  • 宮田道一 『東急の駅 今昔・昭和の面影』 JTBパブリッシング、2008-09-01。ISBN 9784533071669。

関連項目

外部リンク


テンプレート:東急田園都市線 テンプレート:横浜市営地下鉄ブルーライン