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|都道府県名=栃木県
 
|都道府県名=栃木県
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|知事=[[福田富一]]
 
|知事=[[福田富一]]
 
|郵便番号=320-8501
 
|郵便番号=320-8501
|所在地=宇都宮市塙田1丁目1番20号<br /><small>{{ウィキ座標度分秒|36|33|55.6|N|139|53|0.7|E|region:JP}}</small><br />[[ファイル:Tochigi prefectural office ac.JPG|220px|栃木県庁]]
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'''栃木県'''(とちぎけん)は、[[日本]]の[[都道府県]]の一つ。[[関東地方]]北部に位置する。[[都道府県庁所在地|県庁所在地]]は[[宇都宮市]]。県内には[[日光国立公園]]が立地し、[[日光市|日光]]・[[那須]]などの観光地・[[リゾート|リゾート地]]を有する。
 
 
== 概要 ==
 
[[関東地方]]北部に位置する県で、人口は約198万人。境界部に海岸線を有しない[[内陸県]]である。県内の地域区分は概ね[[宇都宮市]]、[[鹿沼市]]、[[下野市]]、[[真岡市]]、[[さくら市]]などを中心とする県央、[[小山市]]、[[栃木市]]、[[佐野市]]、[[足利市]]など[[国道50号]]沿線の県南、[[那須野が原]]に広がる[[那須塩原市]]、[[大田原市]]、[[那須町]]や県北西部を占める[[日光市]]を中心とする県北に分類される。
 
 
地勢は、北部から北西部にかけて[[奥羽山脈]]、[[日光連山]]、[[足尾山地]]が連なり、標高1500m - 2500m程の急峻な山岳が連なっている。これらの山々から流れ出る[[鬼怒川]]、[[那珂川]]、[[渡良瀬川]]等諸河川が[[関東平野]]の北端を形成し、更に北に進むと[[那須野が原]]に至り、県北の町並みが広がる。
 
 
県土のほぼ中央に宇都宮市が立地し、人口は県全体の4分の1に当たる約50万人が集中している。そのほかは、県南の小山市、栃木市、足利市、佐野市、県北の那須塩原市が10万人以上の人口を抱えている。県南に人口の多い市が連なる。
 
 
産業は、農業、工業、商業、観光業のバランスがとれ、それぞれ盛んである。
 
 
農業は、平野部が米や麦の産地、那須野が原などの高原部([[那須高原]])が酪農地、畜産地となっているほか、[[いちご]]や[[かんぴょう]]などの特産物も生産されている。
 
 
工業は、[[東北自動車道]]・[[国道4号]]と[[北関東自動車道]]・[[国道50号]]を軸とする地域に、[[北関東工業地域]]、及び、[[関東内陸工業地域]](本県の場合は両者の定義に当てはまる)が広がり、[[第二次世界大戦]]中に軍需産業が集積した宇都宮市では、機械工業や金属工業、食品・飲料工業が、真岡市、[[上三川町]]、[[芳賀町]]では[[自動車]]関連産業([[日産自動車]]系、[[本田技研工業]]系)が、那須塩原市、大田原市では[[タイヤ]]製造や[[精密機器|精密機械工業]]([[医療機器]]、[[写真用レンズ]]製造)がそれぞれ発達している。また、県南では、食品・飲料工業や機械工業、機械・自動車部品等の中小規模の工場が広く立地するほか、伝統的に繊維産業が盛んである([[結城紬]]、足利銘仙)。
 
 
商業は、宇都宮市における[[小売|小売業]]が発達し、ほか工業地域では[[卸売|卸売業]]も盛んである。
 
 
観光業は、[[日光市|日光]]・[[鬼怒川温泉|鬼怒川]]エリアや、[[那須町|那須]]・[[那須塩原市|塩原]]エリアで盛んで、日光市の[[鬼怒川温泉]]、[[川治温泉]]、[[湯西川温泉]]、[[日光湯元温泉]]、那須町、那須塩原市の[[那須温泉郷]]、[[塩原温泉郷]]のような、[[飛鳥時代]]や[[奈良時代]]からの古い歴史を持つ名湯。[[東照宮]]・[[日光二荒山神社]]・[[輪王寺]]の二社一寺で構成される[[世界遺産]]、[[日光の社寺]]。[[いろは坂]]に[[華厳の滝]]、[[中禅寺湖]]や[[戦場ヶ原]]など、風光明媚な[[奥日光]]の景勝地。[[皇室]]の[[御用邸]]や[[那須岳]]、[[殺生石]]に代表される[[別荘地]]や[[牧場]]、[[温泉]]が広がる[[那須高原]]と豊かな自然や文化に育まれた名所を有している。これらの地域は[[日光国立公園]]の指定地域内にあり、自然保護などの施策も執られている。日光市の一部には[[尾瀬国立公園]]に指定された地域も存在する。
 
 
== 地理・地域 ==
 
*[[日本]]、[[関東地方]]、[[首都圏 (日本)|首都圏]]
 
*隣接県: [[茨城県]] - [[埼玉県]] - [[群馬県]] - [[福島県]]
 
 
茨城県や群馬県と共に[[北関東]]を構成する。
 
 
人口は、約198万人で全国第18位、(本県に近い人口規模の県としては、[[岐阜県]]の約204万人、群馬県の約197万人、福島県の約193万人、[[岡山県]]の約192万人等が挙げることができる)。面積は6,408.28 [[平方キロメートル|km<sup>2</sup>]]で全国第20位(関東地方最大の面積)、東西約84 [[キロメートル|km]]・南北約98 km。県庁所在地の[[宇都宮市]]は、東京から約100 km、[[東日本旅客鉄道|JR]][[東北新幹線]]で約50分強の位置にあり、[[中核市]]の指定を受けている。
 
 
地形的には東部の[[八溝山地]]、北部から西部にかけての[[那須岳|那須]]連山・[[下野山地]]([[高原山]]・日光連山・[[帝釈山地]])・[[足尾山地]]の山岳地帯と、県中央部の[[那珂川]]・[[鬼怒川]]・[[渡良瀬川]]の沿岸平野部の3地域に大別される。
 
 
東部の八溝山地は標高600 - 1,000 [[メートル|m]]の[[阿武隈高地]]に続く比較的なだらかな山地が連なる。
 
 
北部から西部にかけての山岳地帯は[[日光国立公園]]、[[尾瀬国立公園]]([[帝釈山]]、[[田代山湿原]]周辺)に指定されており、[[日光市|日光]]・[[鬼怒川温泉|鬼怒川]]・[[川治温泉|川治]]・[[塩原温泉郷|塩原]]・[[那須高原|那須]]などの観光地がある。北部には[[奥羽山脈]]([[那須火山帯]])に連なる[[那須岳|那須]]連山・[[高原山|高原]]・[[男体山|男体]]・[[日光白根山]]などの諸[[火山]]がある。日光連山他の険しい山岳地帯は、標高2,000 m以上の山脈が関東の北限を形成し、瀑布や湖沼が点在している。また、諸河川の源にもなっており、鬼怒川は中央部を、渡良瀬川は群馬県との県境を流れ[[利根川]]に合流し、那珂川は八溝地域から東折し茨城県に入り、ともに太平洋に注いでいる。
 
 
南部・東部は、そのほとんどが[[関東平野]]の一端で、[[首都圏 (日本)|首都圏]]の一角として市街化が進んでいる。
 
 
[[群馬県]]や[[茨城県]]や[[福島県]]の隣接自治体と深いつながりを持つ県内市町がある一方で、[[埼玉県]]との隣接に関しては、[[渡良瀬遊水地]]により[[飛び地]]状態になっている栃木市[[藤岡町下宮]]地区とのみ、自動車用道路で行き来可能である。事実上、自動車や鉄道で埼玉県に入る場合、群馬県か茨城県を経由しなければならない。栃木県と埼玉県を結ぶ主要幹線の[[国道4号]]、[[東北本線]]、[[東北新幹線]]は茨城県、同じく[[東北自動車道]]、[[東武伊勢崎線]]、[[東武日光線]]は群馬県を経由して埼玉県に入る。
 
 
なお、この地区は[[栃木・群馬・埼玉の三県境|栃木県・埼玉県・群馬県の3県境]]が交差する地点が畑の中に存在し、看板が設置されている。山間部や河川上で3県が交差する地点はあるが、平地にあるのは珍しい。
 
 
=== 地形 ===
 
中南部地域は[[関東平野]]の中北部に立地し、南端部には[[渡良瀬川]]と[[思川 (栃木県)|思川]]、[[利根川]]、また[[田川 (利根川水系)|田川]]と[[鬼怒川]]のそれぞれ合流点があり、茨城県、群馬県、[[埼玉県]]と境界を接している。一方、県北西部地域は[[奥羽山脈]]の南端部に位置し、山岳地域となっており、北東部は低山地で[[那珂川]]が縦断して[[開析]]が進んだ[[八溝山地]]とともに茨城県境を形成しているが、北西部は[[関東地方]]屈指の山岳地帯であり、標高2,000メートル以上の山並みが続き群馬県および[[福島県]]との境界を形成している。特に[[日光連山]]は標高2,300メートル以上の峻険な独立峰を複数有し、空気の澄んだ日には関東南部からも遠望できる。この日光連山と八溝山地の北部接点付近に立地する[[那須岳]]は関東の最北端であり、[[福島県]]との境を成す。
 
 
; 平野
 
:* [[関東平野]]
 
:** [[那須野が原]]([[扇状地]])
 
:
 
; 台地・丘陵
 
:* [[宇都宮丘陵]]
 
:* [[塩那丘陵]]
 
:* [[宝木台地]]
 
:* [[鬼怒川左岸台地]]
 
:
 
; 山地
 
:* [[奥羽山脈]]([[那須火山帯]])
 
:** [[那須岳]](那須連山)
 
:* [[下野山地]]
 
:** [[大佐飛山地]] - 大佐飛山、日留賀岳
 
:** [[高原山]] - 鶏頂山
 
:** [[塩谷山地]]
 
:** [[帝釈山地]] - [[帝釈山]]、[[田代山 (帝釈山脈)|田代山]]
 
:* [[八溝山地]]
 
:** [[八溝山]]
 
:* [[日光連山]](日光火山群)
 
:** [[男体山]]
 
:** [[大真名子山]]
 
:** [[小真名子山]]
 
:** [[帝釈山 (日光連山)|帝釈山]]
 
:** [[女峰山]]
 
:** [[赤薙山]]
 
:** [[太郎山 (栃木県)|太郎山]]
 
:** [[日光白根山|白根山]]
 
:* [[足尾山地]]
 
:** [[皇海山]]
 
:** [[袈裟丸山]]
 
:** [[庚申山]]
 
:* [[篠井富屋連峰]]
 
:* [[羽黒山 (栃木県)|羽黒山]]
 
:* [[太平山 (栃木県)|太平山]]
 
:
 
; 川
 
:* [[那珂川]]
 
:** [[箒川]]
 
:*** [[蛇尾川]]
 
:** [[荒川 (栃木県)|荒川]]
 
:*** [[内川 (栃木県)|内川]]
 
:*** [[江川 (栃木県)|江川]]
 
:* [[鬼怒川]]
 
:** [[大谷川 (日光市)|大谷川]]
 
:** [[田川 (利根川水系)|田川]]
 
:*** [[釜川]]
 
:* [[小貝川]]
 
:* [[渡良瀬川]]
 
:** [[思川 (栃木県)|思川]]
 
:** [[姿川]]
 
:*** [[新川 (栃木県)|新川]]
 
:
 
; 湖
 
:* [[中禅寺湖]]
 
:* [[湯の湖]]
 
:* [[鬼怒沼]]
 
:* [[五色沼 (日光市)|五色沼]]
 
:* [[大沼 (那須塩原市)|大沼]]
 
:* [[渡良瀬遊水地]]
 
:* [[西ノ湖]]
 
:* [[切込・刈込湖]]
 
:* [[出原弁天池]]
 
:* [[多田羅沼]]
 
:
 
; 高原・湿原
 
:* [[那須高原]]
 
:* [[沼ッ原湿原]]
 
:* [[戦場ヶ原]]
 
:* [[小田代原]]
 
:* [[霧降高原]]
 
:* [[八方ヶ原]]
 
:* [[鬼怒川高原]]
 
:* [[鬼怒沼]]
 
:* [[井戸湿原]]
 
:* [[古峰ヶ原湿原]]
 
:* [[都沢湿原]]
 
:* [[渡良瀬遊水地]]
 
:
 
; 峠
 
:* [[金精峠]]
 
:* [[山王峠]]
 
:* [[細尾峠]]
 
:* [[境明神峠]]
 
:* [[会津中街道|大峠]]
 
:* [[仏ノ山峠]]
 
:* [[粕尾峠]]
 
 
=== ギャラリー ===
 
<gallery>
 
ファイル:KantoHeiya.jpg|[[関東平野]]。奥に[[男体山]]と日光連山。
 
ファイル:NasuShiobaraKuroiso.jpg|[[那珂川]]と[[那須野が原]]。[[:ファイル:NasuShiobaraKuroisoTagged.jpg|(解説画像)]]
 
ファイル:TakaharaSan0707.JPG|[[高原山]]と奥[[男体山]]、[[女峰山]]。([[:ファイル:TakaharaSan0707Tagged.JPG|解説画像]])
 
ファイル:NasuDakeFromShirakawa.JPG|[[那須岳]]と[[那須高原]]。
 
ファイル:KinuGawaHaguroSanNantaiSan.jpg|手前[[鬼怒川]]。奥に[[羽黒山 (栃木県)|羽黒山]]、[[男体山]]。
 
ファイル:WataraseYusuichi.jpg|[[関東平野]]と[[渡良瀬遊水地]]、[[渡良瀬川]]。
 
</gallery>
 
 
=== 自然公園 ===
 
* [[国立公園]]
 
** [[日光国立公園]]、[[尾瀬国立公園]]([[帝釈山]]、[[田代山湿原]]周辺)
 
* [[都道府県立自然公園|県立自然公園]]
 
** 益子県立自然公園、太平山県立自然公園、唐沢山県立自然公園、前日光県立自然公園、足利県立自然公園、宇都宮県立自然公園、那珂川県立自然公園、八溝県立自然公園
 
 
=== 気候 ===
 
[[気候]]は[[太平洋側気候]]を呈し、山間部では冬季の降雪、また平地部では同じく冬季の乾燥と夏季の[[雷]]を特徴とする。全県で夏季多雨多湿、冬季少雨乾燥を呈し、年間降水量は山間部で多く[[奥日光]]では2,000mmを超すが、平地部では少なく県南部では1,200mm程度である。
 
 
*栃木県は地理的に[[日本]]の[[太平洋]]側に位置し、その[[気候]]は全県下で[[太平洋側気候]]の特徴を呈する。県内各地の[[気象庁]]気象統計を見ると、県内全域が内陸部に位置することから[[内陸性気候]](日較差大、年較差大)、また山岳部については[[高山気候|山岳気候]](冷涼)、より[[日本海]]に近い山間部では[[日本海側気候]](冬に積雪)の特性を呈する地区もあるが、何れの地域も日本の太平洋側地域の共通の特徴である、夏多雨多湿、冬少雨乾燥(太平洋側気候)の特性が強く、周囲の山岳によって年間通して降水量が少なく低湿である[[中央高地式気候]]の特性は見られない。
 
 
*[[ケッペンの気候区分]]では、おおむね平野部が[[温暖湿潤気候]]に属し、中北部が[[温帯夏雨気候]]、北部山地部が[[西岸海洋性気候]]、北西部山岳部が[[亜寒帯冬季少雨気候]]に属する。この北西部山岳部は[[豪雪地帯]]に指定されている地域もあるが、こうした地域でも夏季は高温多雨多湿となり植物が繁茂する。冬季に豪雪(積雪として30-70cm程度)となる山間部の通年居住人口は極めて少なく、住民の殆どは平野部に居住している。
 
 
*栃木県の冬は、[[冬型の気圧配置]]が強まると[[二荒颪|「二荒おろし」や「男体おろし」]]や北東部では「那須おろし」などと呼ばれる非常に冷たく乾燥した強風、[[からっ風]]が吹き少雨低湿となる。このため冬は晴天となる日が多く、年間のうち日照時間が最も長い季節となっている。冬の晴天日には[[放射冷却]]の影響を強く受け、日の出前後に[[氷点下]]となり、温暖な県中南部の平地でも-5度を下回ることもある。一方、日中は晴れれば5 - 10度まで、暖かい日は平野部では15度程度まで上がることもあるなど、日較差が非常に大きい。
 
 
*夏は、[[太平洋高気圧]]が吹き出す高温多湿な南風の影響を強く受け、全県下で高温多湿となる。この南風が山地部で[[積乱雲]]([[雷雲]])を発生させるため栃木県は[[雷]]が多い地域となっており、[[宇都宮市|宇都宮]]では平均年間雷日数24.0日のうち夏季(5、6、7、8、9月)の雷日数が20日を越え、[[関東地方]]内では突出して多く<ref>[[関東地方]]各地の雷日数と夏季の雷日数は、[[東京特別区|東京]]約11日のうち夏季約9日、[[横浜市|横浜]]約12日のうち夏季約8日、[[群馬県]][[前橋市|前橋]]年間19.0日のうち夏季約18日、[[埼玉県]][[熊谷市|熊谷]]年間19.3日のうち夏季約17日、[[茨城県]][[水戸市|水戸]]年間16.0日のうち夏季約13日となっており、いずれの地点でも夏季の雷日数が多くなっている。</ref>、'''[[雷都]]'''と呼ばれる所以となっている。
 
 
*以下の表は栃木県下の[[気象庁]]観測点の統計値である。これによると、県内全体が共通して夏季多雨、冬季少雨となっており、ケッペンの気候区分の基準に外挿すると、土呂部と奥日光が亜寒帯冬季少雨気候、五十里と那須が西岸海洋性気候、黒磯、大田原、今市(日光)、塩谷、鹿沼が温帯夏雨気候、ほかは温暖湿潤気候に類される。<!-- この情報に関する出典があると望ましい -->
 
 
{|class="wikitable" style="font-size:smaller; text-align:right; white-space:nowrap"
 
|+ 栃木県内各地の平年値(統計期間:1971年 - 2000年、出典:[http://www.jma.go.jp/jma/menu/report.html 気象庁・気象統計情報])
 
!rowspan="2" colspan="2" | 平年値<br />(月単位)
 
!colspan="2"|北西部山岳部
 
!colspan="4"|北部
 
!colspan="5"|中部
 
!colspan="1"|東部
 
!colspan="2"|南部
 
|-
 
! 土呂部  !! [[奥日光]]
 
! 五十里 !! [[那須町|那須]] !! [[黒磯市|黒磯]] !! [[大田原市|大田原]]
 
! [[日光市|今市<br />(日光)]] !! [[塩谷町|塩谷]] !! [[鹿沼市|鹿沼]] !! [[宇都宮市|宇都宮]] !! [[真岡市|真岡]]
 
! [[那須烏山市|烏山]]
 
! [[小山市|小山]] !! [[佐野市|佐野]]
 
|-
 
!rowspan="2"|平均<br />気温<br />([[セルシウス度|℃]])
 
!最暖月
 
| 19.8<br />(8月) || 18.5<br />(8月)
 
| 21.7<br />(8月) || 20.8<br />(8月) || 23.2<br />(8月) || 24.0<br />(8月)
 
| 22.9<br />(8月) || 23.9<br />(8月) || 24.2<br />(8月) || 25.3<br />(8月) || 24.9<br />(8月)
 
| 24.3<br />(8月)
 
| 25.5<br />(8月) || 25.4<br />(8月)
 
|-
 
!最寒月
 
| -4.1<br />(1月) || -4.2<br />(2月)
 
| -1.9<br />(1月) || -1.8<br />(2月) || 0.6<br />(1月) || 1.5<br />(1月)
 
| 0.4<br />(1月) || 0.8<br />(1月) || 1.2<br />(1月) || 2.1<br />(1月) || 1.3<br />(1月)
 
| 1.7<br />(1月)
 
| 2.4<br />(1月) || 2.7<br />(1月)
 
|-
 
!rowspan="2"|[[降水量]]<br />([[ミリメートル|mm]])
 
!最多月
 
| 272.4<br />(8月) || 393.9<br />(8月)
 
| 258.9<br />(9月) || 324.5<br />(8月) || 244.5<br />(8月) || 239.5<br />(8月)
 
| 305.3<br />(8月) || 274.0<br />(8月) || 242.6<br />(9月) || 234.5<br />(9月) || 202.8<br />(9月)
 
| 215.0<br />(9月)
 
| 190.6<br />(9月) || 189.6<br />(9月)
 
|-
 
!最少月
 
| 45.0<br />(12月) || 36.0<br />(12月)
 
| 39.9<br />(12月) || 41.0<br />(12月) || 24.0<br />(12月) || 22.6<br />(12月)
 
| 24.5<br />(12月) || 22.2<br />(12月) || 22.5<br />(12月) || 25.5<br />(12月) || 25.5<br />(12月)
 
| 25.4<br />(12月)
 
| 22.9<br />(12月) || 19.1<br />(12月)
 
|-
 
|}
 
 
==== 各地域別の特徴 ====
 
* '''北西部山岳部・[[奥日光]]''' …[[亜寒帯冬季少雨気候]]に属し、夏季は冷涼、冬季は寒さが厳しい。標高1000mを超える地域では厳冬期には零下20度以下まで下がることもあり、特に標高1400mを超える[[戦場ヶ原]]では零下30度前後を記録したこともある関東地方の[[寒極]]であり<ref>[http://nikkotoday.com/oku-nikko/hara/weather/index.htm 戦場ヶ原の気象]</ref>、北海道内陸並みの気候である。標高1291mに[[測候所]]が置かれている[[中禅寺湖]]畔は湖効果により、朝晩の冷え込みは幾分和らぐが、日中はほとんどが氷点下の[[真冬日]]となる。奥日光は年間降水量が2000mmと多く、大半が夏季である。
 
 
* '''北部平野部・[[那須高原]]''' …那須高原などの北部山地部は[[西岸海洋性気候]]に属し、冬季は曇りや雪の日も多いため、特に那須アメダスのような傾斜部では放射冷却は幾分緩和され、標高の割には比較的冷え込みが緩い日も多い。しかし、[[日較差]]は小さく、日中の気温は低いために[[真冬日]]になることも多い。夏季は冷涼で避暑地となる。一方、北部平野部では冷気もたまりやすく、冷える時は零下10度を下回る寒さとなる。黒磯や[[大田原市|大田原]]では21世紀に入っても零下10度以下まで下がることがある。しかしながら、季節風の影響で曇りの日も多いため、東部のような冷え込みは長くは続かないことも多い。夏季は平野部でも冷涼で熱帯夜になることはほとんど無く、過ごしやすい。
 
 
* '''県東地域・[[芳賀郡]]・[[那須郡]]南部''' …[[真岡市]]や[[那須烏山市]]など[[鬼怒川]]以東に属する茨城県県境に近い地域が該当する。県内平野部としては、最も冬の冷え込みが厳しい地域で、1月の平均最低気温は真岡で零下5℃に達する。那須烏山でも観測が開始された2010年から3年連続で1月の平均最低気温が零下6℃以下となっており、季節風が弱く、放射冷却が起こりやすいことから関東平野部では最も冷え込む場所である。ほぼ毎年極値は零下10度以下を記録する。一方夏季も日中は気温が上がるものの朝晩は涼しく、比較的過ごしやすい。
 
 
* '''県央地域''' …[[宇都宮市]]など県内の中央平野部が該当する。宇都宮では[[ヒートアイランド現象]]の影響が顕著であり、年間を通して最低気温が急上昇しており、特に1月の平均最低気温は零下2.7℃と県内で最も高く、1961 - 1990年旧旧平年値の零下4.5度から大幅に上昇した。8月の平均最低気温も22.7度と県内では最も高く、[[熱帯夜]]の数も最も多い。しかし、それ以外の地域では、東部ほどではないが冷え込みが厳しく、1月の平均最低気温は[[塩谷町|塩谷]]で零下4.6℃、今市で零下4.2℃、[[鹿沼市|鹿沼]]では零下3.9℃などとなっており、宇都宮を除き、21世紀に入っても零下10度前後まで下がっている。夏季は日中は[[真夏日]]も多く暑くなるものの、朝晩は涼しいことが多い。
 
 
* '''県南・[[安足]]地域''' …[[小山市]]や[[佐野市]]、[[足利市]]など[[群馬県]]や[[茨城県西地域]]に近接する地域。夏季は[[猛暑日]]となることも多く、県内で最も暑さが厳しい。冬季は宇都宮を除く県内他地域と比較すると温暖だが、零下8度前後まで下がる日もある。
 
 
=== 地域圏 ===
 
{{日本の都道府県内自治体位置図|pref=栃木県|float=right}}
 
 
2017年度時点で日光地域、県南地域、県東地域、県央地域、那須地域の5地域区分の場合と河内地区、上都賀地区、南那須・芳賀地区、下都賀地区、那須・塩谷地区、安足地区の6地域区分が存在する<ref>[http://www.pref.tochigi.lg.jp/f05/shinko/documents/poster.pdf 日光地域 県南地域 県東地域 県央地域 那須地域 - 栃木県]</ref><ref>[http://www.pref.tochigi.lg.jp/f05/kankouchidukuri/documents/doutaigaiyou.pdf 平成 26 年度 栃木県観光動態調査 報告書(概要版) 平成 27 年 3 月]</ref><ref>[http://www.pref.tochigi.lg.jp/culture/dantai/sonota.html とちぎ文化情報ナビ/その他]</ref><ref>[http://www.pref.tochigi.lg.jp/miryoku/index.html 栃木県/魅力たっぷり This is 栃木]</ref><ref>[http://www.pref.tochigi.lg.jp/f06/work/koyou/shokunou/jinzaibank/chiikibetsutop.html 栃木県/栃木ものづくり人財バンク 地域別検索 トップページ]</ref>。
 
 
;県央
 
*宇都宮地区([[宇都宮市]] [[上三川町]] [[壬生町]])
 
*鹿沼地区([[鹿沼市]])
 
*芳賀地区([[真岡市]] [[益子町]] [[茂木町]] [[市貝町]] [[芳賀町]])
 
;県北
 
*那須地区([[大田原市]] [[那須塩原市]] [[那須町]])
 
*日光地区([[日光市]])
 
*塩谷地区([[矢板市]] [[さくら市]] [[塩谷町]] [[高根沢町]])
 
*南那須地区([[那須烏山市]] [[那珂川町 (栃木県)|那珂川町]])
 
;県南
 
*小山地区([[小山市]] [[下野市]] [[野木町]])
 
*栃木地区([[栃木市]])
 
*両毛地区([[足利市]] [[佐野市]])
 
 
嘗ては3地域に10の広域市町村圏があった([http://www.pref.tochigi.lg.jp/pref/toukei/toukei/resources/kekka200501.pdf 2005年1月の県央・県北・県南3地域区分参考資料])。
 
 
==== 地区区分 ====
 
*河内地区 (宇都宮市、上三川町) 
 
*上都賀地区 (日光市、鹿沼市)  
 
*南那須・芳賀地区 (真岡市、那須烏山市、市貝町、芳賀町、那珂川町、益子町)
 
*下都賀地区 (栃木市、小山市、下野市、壬生町)  
 
*那須・塩谷地区 (那須塩原市、大田原市、矢板市、さくら市、塩谷町、那須町、高根沢町) 
 
*安足地区 (足利市、佐野市)<ref>[http://www.pref.tochigi.lg.jp/f06/work/koyou/shokunou/jinzaibank/chiikibetsutop.html 栃木県/栃木ものづくり人財バンク 地域別検索 トップページ]</ref>。
 
 
==== 市区町村 ====
 
以下の14市5郡11町がある。町はすべて「まち」と読む。県内に村は無い。ただし、[[平成の大合併]]以前には“村”があり、その時はすべて「むら」と読んでいた。
 
*[[市]]
 
**[[宇都宮市]](県庁所在地)
 
*:宇都宮市は市域を流れる鬼怒川、田川、[[釜川]]および[[姿川]]の豊かな清水が育んだ豊かな自然を背景に、[[古代]]には[[式内社]]・[[宇都宮二荒山神社|二荒山神社]]の下に形成された[[門前町]]、また[[平安時代]]以降は[[北面武士]]で[[鎌倉御家人]]であった[[宇都宮氏]]の居城・[[宇都宮城]]の[[城下町]]、また[[江戸時代]]以降は[[日光街道]]と[[奥州街道]][[追分]]に位置する街道筋で最も賑わったとされる[[宿場町]]・[[宇都宮宿]]、[[明治]]期以降は[[関東軍]]師団連隊が駐留する[[軍都]]、そして[[太平洋戦争]]終結後は[[北関東工業地域]]の主要工業都市としての機能を加えながら、東北新幹線、東北道などの高速交通網に接続した地域の中核都市、交通の要衝として発達し、現在は日本国内屈指の地域商工業都市となっている。旧[[河内郡]]。
 
**[[足利市]]
 
*:県南西部に位置し[[渡良瀬川]]が市街地の中心を流れ、隣接する[[群馬県]][[桐生市]]とともに[[織物]]業が盛んである。[[大正10年]]([[1921年]])1月1日、県内では2番目に市制施行し、本県と群馬県に跨がる[[両毛|両毛地域]]の中では1番目に市制施行した。旧[[足利郡]]。隣接する群馬県桐生市や[[太田市]]との結びつきが強く、[[東武伊勢崎線]]を利用すると[[東京都区部|東京]]へのアクセス利便性も宇都宮市へのアクセスと遜色ない。古くは[[足利庄]]が栄えて[[清和源氏]][[源義家|義家流]]・[[足利氏]]発祥の地としても知られ、[[フランシスコ・ザビエル]]が「坂東の大学」と呼んだ[[足利学校]]があり、[[鎌倉時代]]に[[足利尊氏]]は[[後醍醐天皇]]の討幕運動に参加し、[[室町時代]]には[[足利将軍家]]となった。[[足利学校遺蹟図書館]]には多数の[[国宝]]や[[重要文化財]]などの古書が保管されている。現在は工業都市の[[太田市|太田]]に押され気味で人口が減少に転じてはいる一方で、豊かな歴史と[[東国]]の豊かな文化を背景に、文京都市として、両毛地域の中心都市と言える実力を持つ。
 
**[[栃木市]]
 
*:[[巴波川]]を利用した[[江戸]]との水運で栄えた江戸時代からの町並みが残り、小江戸と称される商都であり「蔵の街」として知られる。旧[[下都賀郡]]及び[[上都賀郡]]。県南地域の行政関連の中心的存在で、かつて宇都宮県との合併前の栃木県の県庁が置かれていた。[[2010年]](平成22年)3月、[[下都賀郡]][[大平町]]、同郡[[藤岡町 (栃木県)|藤岡町]]、同郡[[都賀町]]との新設合併、[[2011年]](平成23年)10月に[[上都賀郡]][[西方町]]、[[2014年]](平成25年)4月に[[下都賀郡]][[岩舟町]]との編入合併により人口16万人の県内第3位の[[市]]となった。市街地の近くには「陸の松島」と名高い[[太平山 (栃木県)|太平山]]を有し、古くからの市街地には江戸後期から[[明治時代|明治]]にかけてのレトロモダンな建造物群がそのまま残る。市の南部には[[渡良瀬遊水地]]があり、貴重な生物も多く生息する。
 
**[[佐野市]]
 
*:県南西部に位置し、[[2005年]](平成17年)[[2月28日]]、(旧)佐野市・[[田沼町]]・[[葛生町]]が新設合併し、人口約12万人の栃木県5位の都市となる。旧[[安蘇郡]]。観光地では[[佐野厄除け大師]]、[[佐野プレミアム・アウトレット]]、[[三毳山]]、[[出流原弁天池]]が、食べ物では[[佐野ラーメン]]、[[いもフライ]]が有名で、当地に伝わる[[伝統工芸]]として、天明鋳物(てんみょういもの)がある。葛生は建築資材の[[ドロマイト]]、[[石灰岩]]の産地でもある。市のキャラクター、[[さのまる]]は、[[ゆるキャラグランプリ]]2013で並み居る強豪を押さえグランプリを獲得した。[[群馬県]]に近いこともあり、[[富士重工業]]のテストコースを擁する[[スバル]]研究実験センターが所在する。
 
**[[鹿沼市]]
 
*:[[宇都宮市]]の西に位置し、[[2006年]](平成18年)[[1月1日]]に旧[[粟野町]]の[[編入合併]]を経て、人口約10万人の栃木県第6位の市となった。宇都宮に近いものの、かつての[[上都賀郡]]であり、宇都宮とは町の成り立ちを異にする。[[日光例幣使街道]]の[[宿場]]であり、[[東照宮]]、[[輪王寺]]などの造営、修繕に係わった彫刻師の影響を受けた彫刻屋台や木工の町であり、[[家具]]や木製[[建具]]の産地となっている。また[[鹿沼土]]の産地として知られ、[[サツキ]]などの園芸品の産地でもある。面積約500ヘクタール・(500町歩)におよぶ広大な古峯ヶ原(コブガハラ)の標高約700メートルに鎮座する古峰神社の祭神は[[日本武尊]](ヤマトタケルノミコト)で関東、東北一円の信仰を集め、「天狗の社」として[[天狗]][[信仰]]も残る。
 
**[[日光市]]
 
*:[[2006年]](平成18年)[[3月20日]]に[[今市市]]、旧日光市、[[足尾町]]、[[藤原町 (栃木県)|藤原町]]、[[栗山村]]が[[市町村合併|新設合併]]し、現在の日光市が発足した。市役所本庁は旧今市市役所(今市本町)である。市域は[[上都賀郡]](今市市の大部分、旧日光市、足尾町)を基本に、[[河内郡]](今市市の一部)、[[塩谷郡]](藤原町、栗山村)域で構成される。全国の市では[[高山市]]と[[浜松市]]に次いで全国第三位、栃木県全体の約22%を占める広大な面積を有している。秘境・[[奥日光]]、[[奥鬼怒]]、[[日光東照宮]]、[[輪王寺]]、[[日光二荒山神社]]などの神社仏閣、[[鬼怒川温泉]]、[[日光湯元温泉]]、[[湯西川温泉]]などの豊富な温泉群、[[東武鬼怒川線]]沿線の[[東武ワールドスクウェア]]、[[日光江戸村]]などの各種観光施設、[[エーデルワイス スキーリゾート]]、[[日光湯元スキー場|日光湯元]]などのスキー場などの豊富な観光資源が有り、[[東武鉄道]]の[[東武日光線|日光線]]、鬼怒川線を経由して[[浅草]]、[[新宿]]から直行できる。また、豊富な水力発電による電力を利用した銅の精錬、電線生産、東京までの遠距離送電などで日本の近代化に大きく貢献してきた地域でもある。
 
**[[小山市]]
 
*:[[宇都宮市]]についで県内人口第2位。旧[[下都賀郡]]。年間商品販売額も県内第2位で、県南部の商業の中心となっている。思川桜や[[結城紬]]が著名。[[国道4号]]、[[国道50号]]の2本の国道が市内で交差し、[[東北新幹線]]、[[宇都宮線]]、[[両毛線]]、[[水戸線]]が集まる交通の要衝である。県内では宇都宮市などとともに数少ない[[人口増加]]都市となっている(2010年(平成22年)現在)。[[2007年]](平成19年)、[[小山ゆうえんち]]の跡地に[[おやまゆうえんハーヴェストウォーク]]が開業。さらに、[[2008年]](平成20年)には、ジャスコ小山店が増床し、[[イオンモール小山|イオン小山ショッピングセンター]]となった。その他、[[国道50号]]沿いには多数のロードサイドショップが立ち並ぶ。
 
**[[真岡市]]
 
*:県南東部、芳賀郡市の中心都市である。旧[[芳賀郡]]。[[2009年]](平成21年)[[3月23日]]、[[二宮町 (栃木県)|二宮町]]を[[市町村合併|編入合併]]し、人口約8万人の市となる。古くは[[伝統工芸]]・真岡木綿(もおかもめん)の産地であり、[[二宮尊徳]]の[[報徳仕法]]が施された土地である。尊徳は、この地を中心に[[下館藩]]や[[烏山藩]]の財政再建を成功させ、後の[[日光]]神領再建へと繋がる。現在は、二宮町を編入したこともあり、[[イチゴ]]の生産量日本一の自治体である。市域は[[鬼怒川]]流域の肥沃な平野地帯で、米や梨、[[綿花]]の栽培も盛んである。工業に関しては、[[本田技研工業]]や[[日産自動車]]の自動車部品の製造が行われ、車社会を下支えしている。[[第三セクター]]の[[真岡鐵道]]には[[蒸気機関車]]・[[国鉄C11形蒸気機関車|C11形]]と、[[国鉄C12形蒸気機関車|C12形]]が走り[[下館駅]]と[[茂木駅]]を結んでいる。<ref>[http://www.moka-railway.co.jp/ 真岡鐵道公式サイト]</ref>
 
**[[大田原市]]
 
*:[[奥州街道]]の[[宿場町]]、[[城下町]]として栄えた県北地域の中心都市である。旧[[那須郡]]。広大な[[那須野が原]]の水田により米の生産高は県内1位である。近年は那須野が原の広大な荒地に工業団地を造成して大手企業を誘致し、製造品出荷額は栃木県内有数であり工業都市の側面を持つ。戦国時代から江戸時代を通して続いた[[大田原氏]]の城下町に城址跡や寺院、那珂川沿いの旧[[湯津上村]]周辺の[[古墳]]群、[[国造]]関連遺跡、[[松尾芭蕉]]の長逗留場所など、歴史的な香りも色濃く残る。
 
**[[矢板市]]
 
*:[[高原山]]や[[塩那丘陵]]などの里山に囲まれ“都会田舎(トカイナカ)やいた”であなただけのスローライフ、探してみませんか?というスローガンのもと独自の情報を発信している。旧[[塩谷郡]]。高原山を舞台として古くは旧石器時代に黒曜石を採取した時代の頃からある雲入遺跡、高原山山岳仏教の流れをくむ寺山観音、江戸時代前期から残る庄屋の屋敷[[荒井家住宅]]など歴史的な遺産も多い。寒冷な気候を利用した[[リンゴ]]の生産は栃木県一位である。
 
**[[那須塩原市]]
 
*:[[2005年]][[1月1日]]に[[黒磯市]]、[[西那須野町]]、[[塩原町]]の[[市町村合併|新設合併]]により発足し人口は約11万人、県北最多人口の多核都市である。市域は全域、旧[[那須郡]]。日本最大級の扇状地である[[那須野が原]]の北側の半分を占め扇頂付近は[[北海道]]に次いで生乳生産の多い栃木県を代表する乳牛の放牧がおこなわれている。扇央部分の平野部は[[明治時代]]に開削された日本三大疏水のひとつ[[那須疏水]]により広大な水田が広がり、自動車用タイヤの大型工場などが立地する。山間部には[[塩原温泉]]、[[板室温泉]]などの温泉地や、冬季には充分な降雪があるため、塩原温泉に、大規模[[ゲレンデ]]を持つ[[ハンターマウンテン塩原]]という[[スキー場]]があり、広く県内からだけでなく、茨城県、福島県、[[会津]]方面からの来客が多い。
 
**[[さくら市]]
 
*:[[2005年]]([[平成]]17年)[[3月28日]]、[[氏家町]]・[[喜連川町]]が[[市町村合併|新設合併]]して誕生した人口約4万5千人の市である。旧[[塩谷郡]]。市名は市内に[[さくら]]の名所が多数存在することに由来する。栃木県北東部の[[那珂川町 (栃木県)|那珂川町]]と[[宇都宮市]]を結ぶ交通の要衝であり、[[東日本旅客鉄道|JR東日本]][[氏家駅]]は宇都宮市北部旧[[上河内町]]、[[塩谷町]]南部の近接通勤駅になっているなど近隣に大きなマーケットがあるため人口規模に比較して大型の商業施設が多数進出している。
 
**[[那須烏山市]]
 
*:[[2005年]]([[平成]]17年)[[10月1日]]に[[烏山町]]と[[南那須町]]の[[市町村合併|新設合併]]により発足した人口約3万人の栃木県東部・南[[那須]]地域の中心都市である。旧[[那須郡]]。色彩豊かな彫刻屋台[[山車]]が練り歩く「[[山あげ祭]]」、[[烏山城]]を舞台として[[映画]]や[[昔話]]となった[[蛇姫様]]物語、大蛇伝説の残る[[甌穴]]のある[[龍門の滝 (栃木県)|龍門の滝]]、鮎の住む清流[[那珂川]]などの観光資源がある。[[伝統工芸]]として、烏山和紙が現代に伝わる。また県境の町で隣接する[[茨城県]][[常陸大宮市]]高部(旧[[美和村 (茨城県)|美和村]]))との[[那須烏山市営バス|市営バス路線]]もあり一定の関係を持っている。
 
**[[下野市]]
 
*:[[2006年]]([[平成]]18年)[[1月10日]]、[[河内郡]][[南河内町]]・[[下都賀郡]][[石橋町]]・下都賀郡[[国分寺町 (栃木県)|国分寺町]]の3町の[[市町村合併|新設合併]]により誕生した人口約6万人の市である。市域は関東平野の中にあり、市内に山は存在しない。[[自治医大駅]]の近くに新しく下野市役所が完成する予定。[[かんぴょう]]の生産量が日本一である。古くは[[下野薬師寺]]・[[国分寺]]・[[国分尼寺]]があり、古代[[東国]]の[[仏教]]文化の中心地であった。現在は、[[国道4号]]と[[宇都宮線]]が南北に走り、通勤・通学電車の車両基地・[[小山車両センター]]が所在し、[[日本貨物鉄道]]の[[宇都宮貨物ターミナル駅]]が近隣に所在するなど、交通の要衝として発展を続けている。自治医大駅の近くには、[[自治医科大学]]がある。
 
*[[河内郡]]
 
**[[上三川町]]
 
*[[芳賀郡]]
 
**[[益子町]]
 
**[[茂木町]]
 
**[[市貝町]]
 
**[[芳賀町]]
 
*[[下都賀郡]]
 
**[[壬生町]]
 
**[[野木町]]
 
*[[塩谷郡]]
 
**[[塩谷町]]
 
**[[高根沢町]]
 
*[[那須郡]]
 
**[[那須町]]
 
*:町域の半分を占める北西部には日本を代表する高原リゾート地に[[那須温泉郷]]、別荘地、遊園地、美術館などの各種観光施設が集積する。那須連山の主峰[[茶臼岳 (栃木県)|茶臼岳]]にはロープウェイで容易にアクセス可能である。一方町域南東部は[[八溝山]]の山麓に[[東山道]]・[[奥州街道]]の[[宿場]]・[[城下町]]の[[芦野]]、[[伊王野]]などの集落が古くからある。
 
**[[那珂川町 (栃木県)|那珂川町]]
 
*:栃木県の北東部にあり、[[2005年]][[10月1日]]に[[那珂川]]を挟んで西側の[[小川町 (栃木県)|小川町]]と東側の[[馬頭町]]が[[新設合併]]して誕生した人口約17000人の町である。那珂川町に湧出する[[温泉]]水を利用した数千匹の温泉[[トラフグ]]を山間の廃校跡で養殖、地場産品として出荷している。[[茨城県]]境にまたがる[[鷲子山上神社]](トリノコサンショウジンジャ)の[[御祭神]]は、[[天日鷲命]](アメノヒワシノミコト)といわれる鳥の神様で、その使いである[[フクロウ]]の神社として有名である。[[馬頭温泉郷]]、[[小砂焼]]、那珂川町馬頭[[広重]]美術館、[[駒形大塚古墳]]などの[[那須小川古墳群]]、[[那須官衙遺跡]](なすかんがいせき)などの観光資源、遺跡がある。
 
 
=== 都市圏 ===
 
[[都市雇用圏]](10%通勤圏)の変遷
 
* [[東北新幹線]]の駅が設置された[[都市圏]]は'''太字'''。
 
{| class="wikitable" style="text-align:center"
 
|-style="border-bottom:solid 3px #666"
 
!style="background-color:#{{都市圏Color|年}}; width:8em"|1980年!!style="background-color:#{{都市圏Color|年}}; width:8em"|1990年!!style="background-color:#{{都市圏Color|年}}; width:8em"|1995年!!style="background-color:#{{都市圏Color|年}}; width:8em"|2000年!!style="background-color:#{{都市圏Color|年}}; width:8em"|2005年!!style="background-color:#{{都市圏Color|年}}; width:8em"|2010年
 
|-style="background-color:#ffcccc"
 
|style="background-color:#{{都市圏Color|圏}}"|{{都市圏|宇都宮|54|7545|宇都宮都市圏}}||rowspan="3" style="background-color:#{{都市圏Color|圏}}"|{{都市圏|'''宇都宮'''|80|0459}}||rowspan="4" style="background-color:#{{都市圏Color|圏}}"|{{都市圏|'''宇都宮'''|85|9178}}||rowspan="4" style="background-color:#{{都市圏Color|圏}}"|{{都市圏|'''宇都宮'''|88|8005}}||rowspan="5" style="background-color:#{{都市圏Color|圏}}"|{{都市圏|'''宇都宮'''|108|2347}}||rowspan="5" style="background-color:#{{都市圏Color|圏}}"|{{都市圏|'''宇都宮'''|112|0057}}
 
|-
 
|style="background-color:#{{都市圏Color|灰2}}"|{{都市圏|鹿沼|9|5999|宇都宮都市圏}}
 
|-
 
|style="background-color:#{{都市圏Color|灰2}}"|{{都市圏|今市|5|0423|宇都宮都市圏}}
 
|-
 
|style="background-color:#{{都市圏Color|灰2}}"|{{都市圏|日光|2|3885|宇都宮都市圏}}||style="background-color:#{{都市圏Color|灰}}"|-
 
|-
 
|{{都市圏|真岡|9|2065|宇都宮都市圏}}||{{都市圏|真岡|10|3541}}||{{都市圏|真岡|10|5897}}||{{都市圏|真岡|10|7175}}
 
|-style="background-color:#ccffcc"
 
|{{都市圏|小山|19|0194|小山都市圏}}||{{都市圏|'''小山'''|20|9818}}||{{都市圏|'''小山'''|23|9249}}||{{都市圏|'''小山'''|24|5698}}||{{都市圏|'''小山'''|23|0375}}||{{都市圏|'''小山'''|21|6948}}
 
|-
 
|{{都市圏|足利|16|5753|太田都市圏}}||{{都市圏|足利|16|7615}}||{{都市圏|足利|16|5588}}||{{都市圏|足利|16|3066}}||style="font-size:smaller; background-color:#{{都市圏Color|灰}}"|[[太田都市圏]]と合一
 
|-
 
|{{都市圏|佐野|14|2411|佐野都市圏}}||{{都市圏|佐野|14|7663}}||{{都市圏|佐野|14|7842}}||{{都市圏|佐野|14|5194}}||{{都市圏|佐野|16|0993}}||{{都市圏|佐野|12|1249}}
 
|-style="background-color:#ffffcc"
 
|{{都市圏|栃木|12|9963|栃木都市圏}}||{{都市圏|栃木|13|4946}}||{{都市圏|栃木|13|4676}}||{{都市圏|栃木|13|3058}}||{{都市圏|栃木|13|1696}}||{{都市圏|栃木|16|4024}}
 
|-
 
|{{都市圏|大田原|10|0083|那須塩原都市圏}}||{{都市圏|'''大田原'''|11|1945}}||{{都市圏|'''大田原'''|11|6708}}||{{都市圏|'''大田原'''|12|2127}}||rowspan="3"|{{都市圏|'''那須塩原'''|25|6433|那須塩原都市圏}}||rowspan="3"|{{都市圏|'''那須塩原'''|25|7649}}
 
|-
 
|{{都市圏|黒磯|7|3363|那須塩原都市圏}}||{{都市圏|'''黒磯'''|7|9014}}||{{都市圏|'''黒磯'''|8|3023}}||{{都市圏|'''黒磯'''|8|5713}}
 
|-
 
|style="background-color:#{{都市圏Color|灰}}"|-||{{都市圏|矢板|3|5585|那須塩原都市圏}}||{{都市圏|矢板|3|6650}}||{{都市圏|矢板|3|6444}}
 
|}
 
* 他の都市雇用圏に包含された都市雇用圏は灰色、都市雇用圏が成立していない場合は灰色かつ「-」で示す。
 
* 交通の変遷
 
** [[1982年]](昭和57年) - 東北新幹線 大宮 - 盛岡駅間開業。
 
** [[1985年]](昭和60年) - 東北新幹線 大宮 - 上野駅間開業。
 
** [[1991年]](平成3年) - 東北新幹線 上野 - 東京駅間開業。
 
* 東北新幹線[[那須塩原駅]]は、大田原と黒磯との中間に位置する。
 
* 栃木県内の都市圏に含まれる他県の自治体:[[茨城県]][[結城市]]([[小山都市圏]])
 
 
=== その他の地域区分例 ===
 
*県北、県南の2大区分-参議院選などの地区割り
 
*県北、県央、県南の3大区分
 
*県北、県東、県西、県央、県南の5大区分
 
*宇河地区、安足地区、那須地区などの分類(主に音楽、スポーツ競技など学校関連イベントの地区割りに用いられる)
 
*宇都宮ナンバー、とちぎナンバー、那須ナンバー([[ご当地ナンバー]])
 
 
=== 平成の大合併 ===
 
[[ファイル:自治体区画図 1975 09000.svg|256px|thumb|1965年 - 2005年]]
 
*[[2005年]](平成17年)
 
**[[1月1日]] - [[黒磯市]]、[[西那須野町]]、[[塩原町]]が合併し、[[那須塩原市]]に。
 
**[[2月28日]] - 佐野市旧自治体、[[田沼町]]、[[葛生町]]が合併し、佐野市に。
 
**[[3月28日]] - [[氏家町]]、[[喜連川町]]が合併し、さくら市に。
 
**[[10月1日]]
 
***大田原市に[[黒羽町]]、[[湯津上村]]が編入。
 
***[[烏山町]]、[[南那須町]]が合併し、那須烏山市に。
 
***[[馬頭町]]、[[小川町 (栃木県)|小川町]]が合併し、那珂川町に。
 
*[[2006年]](平成18年)
 
**1月1日 - 鹿沼市に[[粟野町]]が編入。
 
**[[1月10日]] - [[国分寺町 (栃木県)|国分寺町]]、[[石橋町]]、[[南河内町]]が合併し、下野市に。
 
**[[3月20日]] - 日光市旧自治体、[[今市市]]、[[藤原町 (栃木県)|藤原町]]、[[足尾町]]、[[栗山村]]が合併し、日光市に(新しい日光市役所は旧今市市役所に置かれた。なお、この合併で栃木県から村が消滅)。
 
*[[2007年]](平成19年)[[3月31日]] - 宇都宮市に[[上河内町]]、[[河内町 (栃木県)|河内町]]が編入。
 
*[[2009年]](平成21年)[[3月23日]] - 真岡市に[[二宮町 (栃木県)|二宮町]]が編入。
 
*[[2010年]](平成22年)[[3月29日]] - 旧栃木市、[[都賀町]]、[[大平町]]、[[藤岡町 (栃木県)|藤岡町]]が合併し、改めて栃木市が発足。
 
*[[2011年]](平成23年)[[10月1日]] - 栃木市に[[西方町]]が編入。
 
*[[2014年]](平成26年)[[4月5日]] - 栃木市に[[岩舟町]]が編入。
 
 
== 歴史 ==
 
歴史的には[[古墳時代]]、[[鬼怒川|毛野川(けぬのかわ)]](現在の鬼怒川)流域一帯には「毛野国」が成立し、これを上下に分かって「下毛野国(しもつけぬのくに)」「[[下野国]](しもつけのくに)」が成立し、唐名では「[[野州]](やしゅう)」と称する。現在でも「[[下野]](しもつけ)」の呼称が広く使われている。
 
 
=== 先史時代 ===
 
*[[1965年]](昭和40年)から五次にわたって調査された[[星野遺跡]]は[[芹沢長介]]によって約3万年以上前の[[前期旧石器時代]]で[[原人]]段階の遺跡であると主張された。旧石器時代の遺跡であることは認められたが、原人段階まで溯るかどうかについては長い論争があり、決着をみていない<ref>橋本澄朗「栃木のあけぼの」 阿部昭・橋本澄朗・千田孝明・大嶽浩良『栃木県の歴史』山川出版社 1998年 11-12ページ</ref>。<!--ついで、約4万5千年前と推定される火山灰層下部から[[前期旧石器時代]]の[[石器]]が[[1989年]](平成元年)に発見されている。場所は、福島県との県境近く、[[那須岳]]の丘陵地帯の高久丘陵に立地する[[七曲遺跡]](ななまがり、那須郡那須町)からである。発見された石器は剥片も含めて10点で、[[スクレイパー]]や[[ナイフ形石器]]を製作しており、石材は珪質[[頁岩]]と[[流紋岩]]である<ref>橋本澄朗「栃木のあけぼの」 阿部昭・橋本澄朗・千田孝明・大嶽浩良『栃木県の歴史』山川出版社 1998年 12-13ページ</ref>。(藤村新一・前東北旧石器文化研究所副理事長の関与が疑われるためコメントアウト。)-->
 
[[ファイル:20061213高原山Tagged.jpg|thumb|right|140px|日本最古と推定される[[黒曜石]]採掘坑遺跡がある[[高原山]]。]]
 
*県北部にある[[活火山]]・[[高原山]]を構成する一峰である剣ヶ峰が原産の[[黒曜石]]を使用した[[石器]]が[[矢板市]]より200km以上離れた[[静岡県]][[三島市]]や[[長野県]][[信濃町]]の遺跡で発見され研究が進められている。産出時期は古いものでは石器の特長より今から約3万5千年前の[[後期旧石器時代]]と考えられており、その採掘坑遺跡(高原山黒曜石原産地遺跡群)は日本最古のものと推定されている。[[氷河期]]の寒冷な時期に人が近付き難い当時の関東北部の森林限界を400mも超える標高1,500m近い高地<ref>季刊・東北学2008年第15号『高原山黒曜石原産地遺跡の発掘』P27-45より、国武貞克著</ref>で採掘されたことや、従来の[[石器時代]]の概念を覆すような活動・交易範囲の広さ、遺跡発掘により効率的な作業を行っていたこと等が分かってきて注目が集まっている。またこの新しい発見により日本人の起源、人類の進化をたどる手掛かりになると言う研究者の発言も報道もされている<ref>[http://www.city.yaita.tochigi.jp/kokuyouseki/kokuyouseki.htm 高原山黒曜石原産地遺跡群詳細(矢板市ホームページより)]</ref><ref>[http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200704140116.html 2007年04月14日Asahi.comニュース]</ref><ref>[http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tochigi/080223/tcg0802230224002-n1.htm 2008年2月23日産経ニュース]</ref>。最新の研究では南関東を中心に高原山産の黒曜石製石器が広範囲に流通していたことが分かってきている。
 
**矢板市教育委員会は[[平成20年度]]調査で、1万2千年 - 1万5千年前に製作されたと推定できる国内最大級の[[尖頭器]]とその採掘坑跡を発見したと発表した。また同時に[[平成19年度]]の調査で発掘した黒曜石採掘坑跡は1万9千年前のものと推定していたが、[[放射性炭素年代測定]]により8千5百年 - 9千年前の[[縄文時代]]早期のものと修正を行った。<ref>[http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tochigi/090227/tcg0902270324002-n1.htm 2009年2月27日産経ニュース]</ref><ref>[http://www.tochigi-tv.jp/news2/index.php?date=2009-2&pageID=2 2009年2月とちぎテレビニュース]</ref><ref>[http://www.tochigi-tv.jp/news2/stream.php?src=%2Fcommon%2Fsysfile%2Fnews%2FID00001794_movie1.wmv とちぎテレビ動画ニュース]</ref>
 
**高原山黒曜石原産地遺跡群発見・発掘がもたらすもの
 
{{main|日本列島の旧石器時代#高原山黒曜石原産地遺跡群発見・発掘がもたらすもの}}
 
*約2万年前の後期旧石器時代のものと思われる[[磯山遺跡]]が発見されている。この遺跡は真岡市の南東約3キロの所にある磯山と呼ばれる小さな独立丘陵の南西麓に立地している。[[1962年]](昭和37年)- 翌年に掛けてと[[1968年]](昭和43年)の二度にわたり発掘調査されている。[[デイサイト]]製の[[石核]]や[[剥片]]とともにナイフ形石器などが発見されている<ref>橋本澄朗「栃木のあけぼの」阿部昭・橋本澄朗・千田孝明・大嶽浩良『栃木県の歴史』山川出版社 1998年 14ページ</ref>。
 
*'''古墳時代''' - 古代、[[鬼怒川|毛野川]](けぬのかわ=現在の[[鬼怒川]]、鬼怒川は当時[[下野国]] - [[下総国]]と流れ現在の[[土浦市]]南方で[[香取海]]([[銚子市|銚子]]で太平洋に繋がる内海)に注ぐ大河であったが、[[江戸時代]]の[[利根川東遷事業]]より後は利根川に注ぐ川へと変更された)流域一帯には[[毛野国]]が成立しており、[[ヤマト王権]]において毛野国は[[筑紫国|筑紫]]、[[出雲国|出雲]]、[[吉備国|吉備]]などと並び強大な発言力を有していたと言われる<ref name="takemitsu78">{{Cite book|和書|author=[[武光誠]]|year=2001|title=県民性の日本地図|publisher=[[文藝春秋]]|pages=p.78|series=文春新書|isbn=4-16-660166-0}}</ref>。
 
*県内各地には[[縄文時代]]からの考古遺跡が多数認められており、古代には[[毛人]]が住む地域であったと解されるのが一般的であるが、その後、第10代天皇で真の意味での[[ヤマト王権]]の初代開祖とも言われる[[崇神天皇]]の第一皇子、[[豊城入彦命]]が父の命でこの地に入って[[毛野国]]を建国し、その後毛野国の有力豪族となった[[毛野氏]]の祖となり、ヤマト王権において有力豪族の一角をなした<ref name="takemitsu78"/>。毛野国は[[奈良時代]]には[[上野国|上毛野(上野)国]]と[[下野国|下毛野(下野)国]]に分国されたと言われるが、毛野川は[[上野国]]を流れておらず、上野国を流れるのは利根川(古来は[[東京湾]]に注いでいたが[[利根川東遷事業]]の後は銚子で太平洋に注ぐ川へと変更された)であることに鑑みると、この説も定かではない。
 
 
[[ファイル:20090421下侍塚古墳.jpg|thumb|right|240px|[[那須|那須地方]]で盛んに作られた[[前方後方墳]]の一例。「日本で一番美しい古墳」<ref>[[森浩一]]著『古墳の発掘』[[中公新書]](65)([[中央公論社]] [[1965年]](昭和40年)4月発行) 35ページの「私はこれまで天皇陵をも含めて多くの古墳を見てきたが、そのなかでいちばん美しい古墳を一つえらべといわれたら即座に下侍塚と答えよう。」を指しているのか。</ref> と言われている[[下侍塚古墳]]。]]
 
 
*[[4世紀]]から[[5世紀]]にかけて[[駒形大塚古墳]]、[[下侍塚古墳]]などの大型の[[前方後方墳]]を代表とする多くの古墳が[[那須地方]]の[[那珂川]]沿岸の[[河岸段丘]]上に築造される。これらの前方後方墳は大型の古墳が少ない[[東北地方]]に作られた[[福島県]]の[[大安場古墳]]などにも影響を与えたと考えられている。
 
 
=== 古代 ===
 
*下毛野国と[[那須国]]は[[7世紀]]後半に統一されて[[下野国]]となり、現在の栃木県の県域が形作られた。
 
**「国府は都賀郡にあり」(『和名類聚抄』)とあり、発掘の結果、国府の政庁は宮目神社(栃木市田村町)周辺で発見され、約90メートル四方の範囲を塀によって区画され、南門を入ると正面に前殿が、その両脇に東・西脇殿が確認された。政庁は8世紀前半から10世紀前葉まで4回建て替えられ存続した。
 
**下野国は9郡(70郷)で[[足利郡]](6郷)、[[安蘇郡]](4郷)、[[梁田郡]](3郷)、[[下都賀郡|都賀郡]](11郷)、[[河内郡]](11郷)、[[芳賀郡]](14郷)、[[那須郡]](12郷)、[[寒川郡 (栃木県)|寒川郡]](3郷)、[[塩谷郡]](6郷)に分かれていた。
 
**郡の役所である郡衙は、那須郡(小川町那須官衙跡)・芳賀郡(真岡市堂法田遺跡)・河内郡(上三川町多功遺跡)・寒川郡(小山市千駄塚浅間遺跡)・足利郡(足利市国府遺跡)の5遺跡発見されている。内容が判明している那須郡衙跡は、那珂川と箒川の合流地点に近い小川町梅曽に位置する。郡衙の範囲は南北に200メートル、東西400メートルで、その中を溝で西・中央・東の3ブロックに分けている。西ブロックは幅4メートル、深さ1メートルの大溝によって囲われた1辺約200メートルの不正方形で、倉庫と考えられる総柱式の掘立建物が多数見つかっている。中央・東ブロックは宅地になっている。中央ブロックからは礎石立ちの倉庫と考えられる建物が2棟発見されている。<ref>橋本澄朗「古代の下野」阿部昭・橋本澄朗・千田孝明・大嶽浩良『栃木県の歴史』山川出版社 1998年 6-57ページ</ref>。
 
 
*[[多賀城碑]]、[[多胡碑]]と並ぶ[[日本三大古碑]]の一つとされる[[那須国造碑]]([[国宝]]、[[700年]]([[文武天皇]]4年)建立)が下侍塚古墳の付近で[[延宝]]4年([[1676年]])、[[僧侶]]・[[円順]]により発見された。その報を受けた領主である[[徳川光圀]]が笠石神社を創建し碑の保護を命じた。[[古墳文化]]と合わせて[[那須地方]]([[那須国造]])のこの地域が重要な拠点であったことがうかがい知れる。
 
 
*[[下毛野国造]]は[[下毛野君]]である。下毛野君は豊城入彦命の後裔とされ([[日本書紀]])、[[天武天皇]]13年に定められた[[八色の姓]]では地方豪族としては破格の[[朝臣]]姓を賜り、[[大和朝廷]]が[[701年]]に定めた律令([[大宝律令]])の編纂には[[下毛野古麻呂]]が[[藤原不比等]]とともに深く関わった([[続日本紀]])。
 
 
*栃木県の県庁所在地である[[宇都宮市]]の名称は[[宇都宮二荒山神社|二荒山神社]]の別号'''宇都宮大明神'''に由来し、宇都宮の歴史は即ち[[出雲神]]を祀る当神社の歴史と言える。この神社は毛野国の開祖である豊城入彦命を祀り、創祀は命の曾孫である[[奈良別君]]と言われるが、この時既にこの地には豊城入彦命によって国土開拓の祖神・[[大物主命]]が祀られていたと言われており、西暦200年代、遅くても300年代(社伝では[[仁徳天皇]]41年、西暦[[353年]]=奈良別君の時代)には成立していたと社伝に伝わるが、[[正史]]に初めて[[下野国]]の神が登場するのは[[836年]]([[承和 (日本)|承和]]3年)のことで、この時従五位上勲四等の二荒神が正五位下を奉授している。[[平安時代]]、当神社は[[延喜式神名帳]]に[[下野国]]唯一の[[一之宮]][[名神大社#名神の称|名神]][[大社]]([[河内郡]])とされ、下野国で最も格式ある神社と位置付けられていた。[[延喜式神名帳]]では下野国の神として以下の11社(大社1、小社10)が記されており、大社は[[河内郡]]の[[宇都宮二荒山神社|二荒山神社]]のみとなっている。
 
** 河内郡【現在の[[宇都宮市]]、[[上三川町]]、一部[[下野市]]、一部[[今市市]]等】:大社1
 
** [[都賀郡]]【現在の[[栃木市]]、旧[[日光市]]、一部[[下野市]]等】:小社3
 
** [[芳賀郡]]【現在の[[真岡市]]、[[芳賀町]]、[[益子町]]、[[茂木町]]、[[市貝町]]】:小社2
 
** [[那須郡]]【現在の[[大田原市]]、[[那須町]]、[[那須塩原市]]、[[那珂川町 (栃木県)|那珂川町]]等】:小社3
 
** [[寒川郡 (栃木県)|寒川郡]]【現在の[[小山市]]の一部】:小社2
 
 
*二荒山神社は国造下毛野氏の統治下にあって下毛野氏の血縁者が代々座主を務め、[[平安時代]]末期に[[藤原北家]][[藤原道兼|道兼流]]で毛野氏あるいは中原氏の流れを汲んだ[[宇都宮氏]]がその座を継いだと言われている。宇都宮氏は[[鎌倉時代]]以降22代500年に亘って鬼怒川流域一帯を統治し、小倉[[百人一首]]の成り立ち、宇都宮歌壇の成立、[[東勝寺 (宇都宮市)|東勝寺]]や[[地蔵院 (益子町)|尾羽寺]]、[[清巌寺]]や[[興禅寺 (宇都宮市)|興禅寺]]に代表される寺院の造営など当地の文化的素養の養生に尽力するとともに、また[[元寇]]の折には[[鎌倉幕府]]軍総大将として討伐に向かい、[[関東]]内の戦乱にあっては時の中央政府([[鎌倉幕府]]、[[室町幕府]]、[[鎌倉府]]、[[関東管領]]等)の意向を受けてその鎮静に当たり、武門としても当時の[[関東地方]]の治安維持に貢献した。
 
 
*先述のとおり、宇都宮二荒山神社は'''宇都宮大明神'''と呼ばれ、古来からその武徳が尊ばれてきた。[[藤原北家]][[藤原魚名|魚名流]]・[[藤原秀郷]](俵藤太、田原藤太)卿は、[[平将門]]の乱の折、その追討を命じられたが苦戦、当神社に参じて授かった霊剣をもって将門を制したと言われる。また[[藤原北家]][[藤原長家|長家流]]・[[那須与一|那須与一宗高]]は[[治承・寿永の乱]](源平合戦)における[[屋島の戦い]]で「南無八幡大菩薩、日光権現、宇都宮、那須湯前大明神」と唱え、見事平家船上の扇の的を射落としたと言われる<ref>[[平家物語]]による。</ref>。また、伝説として元寇の際には社殿から鏑矢が西へ飛び去ったという言い伝えがある。この他、[[源頼義]]、[[源義家|義家(八幡太郎)]]父子は前九年の役の前に参拝し、奥州安倍氏を掃討したといい<ref>社伝による。</ref>、また[[源頼朝]]も[[奥州藤原氏]]平定に際して参拝した<ref>[[鎌倉府]]政庁の公式記録である[[吾妻鏡]]による。</ref>。[[徳川家康]]は当神社に神領1,500石という広大な土地寄進を行ったとされる<ref>[[塙静夫]]著「とちぎの社寺散歩」([[下野新聞社]]発行)ISBN 4-88286-210-7。</ref>。
 
 
[[ファイル:NikkoShinkyo5593.jpg|thumb|right|240px|[[大谷川 (日光市)|大谷川]]にかかる神橋]]
 
*[[日光東照宮|日光]]開山の祖と知られる[[勝道|勝道上人]]は、[[薬師寺 (下野市)|下野薬師寺]]で5年間修行した後に[[男体山]]を目指し、[[766年]]に四本龍寺を建立したと言われる。[[782年]]には3度目の試みで山頂に達し、その後神宮寺(現在の中禅寺)を建立し、日光1200年の原点を築いた。一説に「[[日光]]」という地名は[[空海]]が二荒(ふたら=補陀落:ポタラカ)を音読した「にこう」に佳字を当てたのが起源といわれるが、当時の記紀類は全て「二荒」で記録上の「日光」の初見は鎌倉時代後期であり、この時期と下野国内に千手観音や日光菩薩像が多く造立された時期が一致している([[大谷磨崖仏]]、[[佐貫石仏]])。
 
 
=== 中世 ===
 
*[[鎌倉幕府]]が成立すると、足利・小山・宇都宮・那須などの下野諸氏は鎌倉御家人となり活躍した<ref name="takemitsu79">{{Cite book|和書|author=[[武光誠]]|year=2001|title=県民性の日本地図|publisher=[[文藝春秋]]|pages=p.79-80|series=文春新書|isbn=4-16-660166-0}}</ref>。[[小山氏]]は[[藤原北家]][[藤原魚名|魚名流]]・[[藤原秀郷]]の後裔と言われ、武家として[[鎌倉時代]]には[[下野国]]の[[守護]]を務める家柄であったが、[[室町時代]]初期、[[小山義政]]が[[下野国]][[国司]]・[[宇都宮氏]]を攻略し[[宇都宮基綱]]を戦死させたため、[[鎌倉府]]・[[関東管領]]によって討伐された。
 
 
*[[結城氏]]は小山氏の庶流であり、主家・小山氏が[[鎌倉府]]によって討伐されると小山氏を継いだ。小山氏・結城氏は[[室町時代]]には[[室町幕府]]に抵抗して鎌倉を追われた[[古河公方]]に組して[[下野国|下野]]守護に再任された。[[結城政朝]]は非凡な将かつ野心家で[[宇都宮成綱]]の姉を妻として迎え、成綱と強固な同盟関係を築いた。成綱の古河公方擁立の際には政朝も加担している。成綱が没すると[[宇都宮氏]]との関係が悪化し、宇都宮領を侵攻し旧領を取り戻した。[[小山氏]]の後継者争いに介入し、子の[[小山高朝]]を送り込むことに成功している。[[結城政勝]]は結城氏の版図を最大まで拡大しており、「[[結城氏新法度]]」を制定している。[[結城晴朝]]は[[足利氏]]の力が弱まると[[関東]]に台頭してきた[[後北条氏]]方に就くが、主家・小山氏は後北条氏に追討されてしまう。[[豊臣秀吉]]によって後北条氏が討たれると結城氏が旧小山氏領を支配したが、[[江戸時代]]になると間もなく[[福井市|福井]]へ転封され、氏姓も[[松平氏]]に改めてこの地を去った。
 
 
[[ファイル:Utsunomiya-Futaarayama shrine.jpg|thumb|right|240px|[[宇都宮二荒山神社]]]]
 
*[[藤原北家]][[藤原道兼|道兼流]]で[[毛野氏]](あるいは[[中原氏]])の流れを汲む関東の名門・[[宇都宮氏]]は、[[宇都宮二荒山神社]](宇都宮大明神)の神職者として[[関東地方|関東]]の治安維持に貢献した。[[紀清両党]]や[[大須賀党]]などの精鋭武士団が有名である。[[鎌倉時代]]、[[宇都宮朝綱]]が[[奥州合戦]]で戦功を挙げ、[[源頼朝]]から「'''坂東一の弓取り'''」と賞賛された。この時、同じく戦功を挙げた家臣の[[芳賀高親]]、[[益子正重]]も頼朝から源氏の白旗一流ずつを贈られており[[紀清両党]]は世にその武勲を知らしめた。朝綱の孫である[[宇都宮頼綱]]は'''日本三大歌壇'''の1つである宇都宮歌壇を築いた。[[宇都宮泰綱]]から宇都宮氏当主は[[評定衆]]、[[引付衆]]を歴任しているなど、宇都宮氏は[[鎌倉幕府]]で有力な一族の1つであった。[[宇都宮景綱]]は日本最古の武家(社家)家法である[[宇都宮家式条]]を制定している。鎌倉時代末期、[[元 (王朝)|元]]が九州に攻め寄せると、これを鎮めるべく[[宇都宮貞綱]]が鎌倉軍総大将として征西しこれを防いだ。猛将として知られる[[宇都宮公綱]]は[[楠木正成]]と戦い「坂東一の弓取り」と評された。また、[[建武政権]]でも有力者の一人だった。[[室町時代]]、[[宇都宮氏綱]]は[[足利尊氏]]を助け[[下野国|下野]]・[[上野国|上野]]・[[越後国|越後]]3国の守護を務め、[[薩タ山体制|薩埵山体制]]の一翼を担うなど絶頂期を迎える。[[宇都宮持綱]]は[[関東管領]]・[[上杉氏]]に引き継ぎ、その上杉氏を討って関東を争乱に陥れた[[鎌倉公方]]・[[足利持氏]]を[[室町幕府]]の意向を受けて牽制した。[[戦国時代 (日本)|戦国時代]]、17代当主[[宇都宮成綱]]は、宇都宮氏中興の祖と呼ばれた名将であり、器量に優れ、かつ野心家で積極的に勢力を拡大した。[[永正の乱|古河公方の内紛]]が起こると娘婿の[[足利高基]]を庇護し、[[古河公方]]擁立を企み介入。勢力拡大を図った。清党の[[芳賀氏]]との内訌によって[[宇都宮錯乱]]が起こるとこれを制し、家中をまとめあげ戦国大名化に成功した。外交手腕を駆使し、[[伊達氏]]と連絡を取ったり、古河公方[[足利政氏]]を支持する[[那須氏]]を寝返らせたり、姉や娘を古河公方[[足利高基]]や[[結城氏]]の[[結城政朝]]に嫁がせるなど近隣の安定化も図った。晩年には[[北関東]]の覇権を巡り、[[佐竹氏]]の[[佐竹義舜]]と争った。成綱の思惑通りになり、北関東最大の勢力として全盛期を築き、成綱は北関東一の実力者となった。成綱没後は嫡男の[[宇都宮忠綱|忠綱]]が跡を継ぎ、[[川井合戦]]で[[那須氏]]と戦い、[[河原田合戦]]で[[皆川氏]]を滅亡目前にまで追い込むなど、勢力拡大を図る。下野国の大半と[[常陸国]]([[茨城県]])の一部にまで版図を拡大したが、強硬な家中支配の強化や連年の戦いによって家臣らは忠綱に不満を抱くようになった。また、成綱の義兄弟である[[結城政朝]]との関係が悪化。[[猿山合戦]]で[[結城政朝]]と戦っている間に、[[芳賀興綱]]が[[芳賀氏]]の[[芳賀高経]]らに擁立され、謀略によって[[宇都宮城]]を乗っ取られてしまう。この内訌が原因で[[宇都宮氏]]は近隣に大きく後れを取ることになり、衰退の道を辿ることになった。興綱が当主になった後は、家臣の芳賀高経、[[芳賀高孝]]、[[壬生綱房]]らが家中で絶大な権力を振るい、政治を専横した。この体制は次代の[[宇都宮尚綱|尚綱]]の頃まで続いた。[[喜連川五月女坂の戦い]]で尚綱が[[那須氏]]に討たれると[[壬生綱房]]が[[宇都宮城]]を乗っ取ってしまう。忠臣[[芳賀高定]]の尽力によって宇都宮城の奪還に成功し、[[上杉氏]]が侵攻してきた時も、撃退に成功している。[[後北条氏]]が台頭すると[[宇都宮広綱]]は、[[芳賀高定]]の活躍によって[[常陸国]]の[[佐竹氏]]との婚姻同盟を成立させ、[[佐竹氏]]とともに[[後北条氏]]を牽制した。天正年間に後北条氏に[[小山氏]]の[[祇園城]]を攻略されると宇都宮領への侵攻が過激化する。[[宇都宮国綱]]は本拠を防衛に適した[[多気城 (下野国)|多気山城]]に移し、[[後北条氏]]が[[壬生氏]]や[[那須氏]]、[[日光山]][[僧兵]]と連携して度々[[下野国]]に攻め込んできた時も、撃退して持ち堪えた。[[豊臣秀吉]]の[[天下統一]]によって戦国の乱世を生き延び、豊臣大名として存続できた。しかし、宇都宮氏は[[浅野長政]]の暗躍によって[[豊臣政権]]の内部争いに巻き込まれ突如改易となり[[備前国]]へ配流されてこの地を去った。
 
 
*代々宇都宮氏の重臣を務め、また宇都宮氏と姻戚関係にもあった[[紀氏|紀]][[清原氏|清両党]]の[[益子氏]]および[[芳賀高定|芳賀氏]]は宇都宮宗家がこの地を去った後もこの地に留まり、宇都宮氏が築いた文化を伝承したと言われる。なお、[[益子町|益子]]の[[西明寺 (益子町)|西明寺]]には[[宇都宮氏]]墓所があり、現在も守られている。また[[宇都宮貞綱]]が亡母の供養に鋳造した鉄製塔婆を保存する[[清巌寺]]は[[清原氏|清原氏(清党)]]芳賀氏が建立したものである。
 
 
*[[足利氏 (藤原氏)|藤原足利氏]]は[[藤原秀郷]]の後裔と言われ、足利荘に本拠を置き、同族の[[小山氏]]と争った。小山氏とともに「一国之両虎」と称された。[[足利忠綱]]は『[[吾妻鏡]]』に「末代無双の勇士」と記されるほどの武将であり、[[以仁王の挙兵]]で大功を挙げたが、勧賞撤回騒動がきっかけで家中が分裂。その隙を突かれ、[[源頼朝]]に滅ぼされた。
 
 
*足利荘に本拠を置いた[[清和源氏]][[源義家|義家流]]・[[足利氏]]は鎌倉[[北条氏]]に仕えるが、[[足利尊氏]]の代に[[後醍醐天皇]]の挙兵に応じて[[鎌倉幕府]]の討幕運動に参加する。尊氏は後醍醐天皇の[[建武の新政]]からは離反し、[[北朝 (日本)|北朝]]を建てて幕府を開き、[[室町時代]]には[[足利将軍家]]となる。[[足利学校]]は「坂東の大学」として宣教師によってヨーロッパにまで隆盛の様子が伝えられている。
 
 
*[[藤原北家]][[藤原長家|長家流]]・[[那須氏]]は[[那珂川]]流域に安定した地域を形成し、関東では珍しく戦国時代・江戸時代・明治時代を乗り切り、現在もこの地に家名を継いでいる。[[戦国時代 (日本)|戦国時代]]、猛将[[那須高資]]が[[宇都宮尚綱]]を討ち宇都宮氏を滅亡まで追いつめるが、家臣の[[大田原資清]]や宇都宮家臣の[[芳賀高定]]の謀略によって阻止された。[[戦国時代 (日本)|戦国時代]]後期には資清の子の[[大関高増]]らに翻弄された。[[那須与一|那須与一宗高]]を生む。
 
 
*[[佐野氏]]は[[藤原秀郷]]の後裔と言われ、佐野庄に本拠を置き秀郷が築いた[[唐沢山城]]を居城とし、栄えた。[[戦国時代 (日本)|戦国時代]]、[[佐野昌綱]]は武勇に優れ、[[上杉謙信]]や[[北条氏康]]、[[北条氏政]]を何度も撃退している。子の[[佐野宗綱]]も武勇に優れ、昌綱没後に攻めてきた[[上杉謙信]]や[[北条氏照]]を撃退している。武勇だけでなく関東では遅れていた鉄砲の普及を推奨するなど革新的な政策も施した。
 
 
=== 近世 ===
 
[[ファイル:NikkoYomeimon5005.jpg|thumb|right|240px|[[日光東照宮]]陽明門]]
 
近世には[[豊臣政権]]による仕置が行われ、壬生氏、小山氏ら中世以来の氏族は領地を没収されるが、[[宇都宮氏]]や大関・大田原両氏の那須衆は豊臣政権に臣従し旧領を安堵されたほか、鎌倉公方の名跡を継ぐ[[喜連川氏]]や成田氏などが領地を得た。天正18年(1590年)には徳川家康が関東に移封され、下野は豊臣系大名と徳川領国の接点に位置する。なお、豊臣政権下での1597年(慶長2年)には宇都宮氏が改易されている。
 
 
豊臣秀吉没後の豊臣政権では五大老の家康と五大老の[[上杉景勝]]、五奉行の[[石田三成]]が対立し、慶長5年5月に家康は景勝討伐のため会津出兵を行う。三成は家康の出兵中に上方において挙兵し、家康は小山において上片へ引き返し、関ヶ原の戦いにおいて三成方を撃破する。家康が[[江戸]]に[[江戸幕府|徳川幕府]]を開くと、中世以来の有力豪族は相次いで下野から姿を消し、県域は[[幕府直轄領]]や[[旗本]]領に細分化され、徳川家の[[譜代大名]]や[[旗本]]が支配するようになった。
 
 
江戸時代の[[幕藩体制]]においては[[宇都宮藩]]、[[壬生藩]]、[[烏山藩]]、[[黒羽藩]]、[[大田原藩]]、[[佐野藩]]、[[足利藩]]、[[吹上藩]]、[[高徳藩]]、[[喜連川藩]]の諸藩が成立し、福原家の佐久山陣屋、芦野家の[[芦野陣屋]]、那須家の福原陣屋、大田原家の森田陣屋など[[交代寄合]]の陣屋による領内統治が行われた。
 
 
下野国は江戸から奥州へ向かう結節点に位置し、近世には[[日光道中]]や[[奥州街道]]、壬生通りなど街道や脇往還、が整備され、小山宿や今市宿などの宿駅も整備された。また、利根川水系の渡良瀬川や思川、鬼怒川などの河川交通網も整備され、[[河岸]]が設置され舟運が行われた。
 
 
日光([[日光市]])は幕府の聖地として、[[日光東照宮|東照宮]]をはじめとする華麗な建物が作られ、特別に保護・崇敬された。
 
 
近世期には日光山麓をはじめ各地で[[新田開発]]・用水開削が進むが、それに伴い秣場を巡る争論や[[水論]]も発生した。
 
 
江戸時代後期に入ると、今の栃木県域は、地域社会の著しい疲弊・荒廃と、急激な人口減少に見舞われることになる。人口推計<ref>以下の各人口推計は、「日本歴史大事典 4」(小学館 2001年)による。</ref>によれば、江戸中期の享保6年(1721年)から、江戸後期の天保5年(1834年)までの約1世紀の間に、下野国の総人口は、約56万人から、61.1%の約32万人<ref>下野国は、正確には560,020人から342,260人</ref>まで減少し、1世紀で約4割の人口減少という、事実上の人口崩壊状態となっている。同時期、日本の総人口は、度重なる飢饉にも関わらず、約10%の伸び(110.3%)<ref>同じく、総人口は24,534,195人から27,063,910人</ref>を見せており、とりわけ飢饉が深刻であったとされる、東北太平洋側の陸奥国でも、1.5割弱の人口減少(86.1%)に抑えている<ref>陸奥国は、1,962,839人から1,690,509人</ref>ことから考えても、江戸後期における、下野国の際立った荒廃ぶりが伺える<ref>同様に、隣の常陸国も人口減少が著しく、江戸後期においては、[[北関東]]が特に疲弊した地域であったことが分かる</ref>。
 
 
このような状態の中で、[[二宮尊徳]]は農村のたて直しを図るため、桜町(現在の[[真岡市]]旧[[二宮町 (栃木県)|二宮町]])の旗本領の復興につとめ、以後各地で[[報徳仕法]]と呼ばれる改革事業を実施した。
 
 
=== 近・現代 ===
 
[[ファイル:Tochigi prefectural office Showa kan ac.JPG|thumbnail|240px|栃木県庁旧本庁舎を移築した昭和館(宇都宮市)]]
 
*[[戊辰戦争]]では宇都宮など関東内における戦役の舞台の1つとなり([[宇都宮城の戦い]])、[[1868年]](慶応4年)6月[[鍋島幹|鍋島道太郎]](肥前藩士)が下野国[[真岡知県事]]に任命され、8月には日光領が収公された。9月に入って鍋島知県事は旧日光奉行所に入り、[[1869年]](明治2年)2月には[[日光県]]と改称し日光に県庁を置いた。
 
 
*[[明治維新]]を迎えると政府は、中央集権をおし進めるため[[1871年]][[8月29日]]([[明治]]4年[[7月14日 (旧暦)|旧暦7月14日]])に[[廃藩置県]]を断行、旧来の封建支配の一掃を図った。その後、全国的な府県の再編が行われ、同年[[12月25日]]([[11月14日 (旧暦)|旧暦11月14日]])、下野国北部に'''[[宇都宮県]]'''が、また下野国南部に上野国南東部を加えて'''栃木県'''が設置された。栃木県は[[壬生県]]、[[吹上県]]、[[佐野県]]、[[足利県]]、[[日光県]]を統合している。両県の管轄区域および県庁所在地は以下の通りである。
 
**宇都宮県(県庁所在地:河内郡[[宇都宮市|宇都宮]])
 
***下野国のうち: 河内郡、塩谷郡、那須郡、芳賀郡
 
**栃木県(県庁所在地:都賀郡[[栃木市|栃木]])
 
***下野国のうち: 都賀郡、寒川郡、安蘇郡、足利郡、梁田郡
 
***上野国のうち: [[山田郡 (群馬県)|山田郡]]、[[新田郡]]、[[邑楽郡]]
 
 
*[[1873年]](明治6年)[[6月15日]]に宇都宮県と栃木県が合併して今日の栃木県が成立<ref name="tokyo-np-2015-6-16">藤原哲也(2015年6月16日). “「県民の日」で催し 県庁などにぎわう”. [[東京新聞]] (中日新聞社)</ref>、県庁が栃木町に置かれた。3年後の[[1876年]](明治9年)には上野国内3郡が[[熊谷県]]の北半部(上野国内)と合併して[[群馬県]]の一部となり、ほぼ現在と同じ県域となった。[[1884年]](明治17年)、'''栃木県'''という呼称のまま、県庁が宇都宮町に移された。
 
 
== 表記 ==
 
[[明治時代]]には「栃木」の表記に揺れがあった。「栃」は[[中国]]で[[クヌギ]](櫟)を意味する[[漢字]]「'''櫔'''」(lì)を簡略化したと考えられ、「櫔木」の表記もあった。また、[[1871年]]の[[廃藩置県]]の後は「橡木」の表記が使われる例<ref>阪部教宜 編、『橡木縣地誌略』、1877年、栃木町、集英堂 [{{NDLDC|764274/2}}]</ref>もあったが、「'''杤木'''」の表記が主であった<ref>土屋栄五郎 編、『府縣管轄便覽』、1872年、土屋栄五郎 [{{NDLDC|762906/6}}]</ref><ref>杤木縣、『杤木縣一覽概表』、1874年、栃木町、杤木縣 [{{NDLDC|806606}}]</ref>。旁の「万」は、下側を「力」とつくる例<ref>杤木縣、『杤木縣治一覽表』、1876年、栃木町、杤木縣 [{{NDLDC|806643/1}}]</ref>もあった。[[1881年]](明治14年)ごろより、「栃木」の表記が見られるが、旁は「櫔」に従って「厂」の中に「万」が主である<ref>栃木県、『栃木縣治提要』、1881年、宇都宮町 [{{NDLDC|806644}}]</ref>。「厂」の中の「万」の部分は下側を「力」とつくる例<ref>栃木縣會、『明治廿五年度 通常縣會日誌』、1892年、宇都宮町 [{{NDLDC|784996}}]</ref>や「丂」とつくる例<ref>舟橋一也 編、『両毛文庫 栃木通巻 栃木縣誌』、目次、1904年、両毛文庫本部 [{{NDLDC|764270/7}}]</ref>もあった。「厂」の1画目を右から書く字形が生まれたのは[[昭和]]中期以降である。なお、[[中国語]]の文書で「櫪」や「枥」を使う例もみられるが、主に飼い葉桶を意味する字であり、誤りである。
 
 
== 人口 ==
 
栃木県の都市は、主に北部山岳地域から流れ出る鬼怒川、[[那珂川]]、渡良瀬川等の諸河川が[[太平洋]]に向かう流路帯の[[沖積平野]]と[[河岸段丘]]部に発達している。県域のほぼ中央に位置する[[宇都宮市]]は、北西部の山地部と中南部の平野部から成り、市街地はこの山地部と平野部の境界部に形成されている。
 
このほか、[[渡良瀬川]]、[[田川 (利根川水系)|田川]]、鬼怒川、[[那珂川]]、[[思川 (栃木県)|思川]]などの河川中流域には、それぞれ[[足利市]]、[[下野市]]、[[真岡市]]、[[那須烏山市]]、[[鹿沼市]]、[[栃木市]]、[[小山市]]といった中規模都市が発達している。
 
[[ファイル:Growth rate map of municipalities of Tochigi prefecture, Japan.svg|thumb|300px|栃木県市町村人口増減率分布図(2005年度と2010年度国勢調査から算出)
 
{{Multicol}}
 
'''増加'''
 
{{legend|#44AA00|7.5 - 9.99 %}}
 
{{legend|#66FF00|5.0 - 7.49 %}}
 
{{legend|#99FF55|2.5 - 4.99 %}}
 
{{legend|#CCFFAA|0.0 - 2.49 %}}
 
{{Multicol-break}}
 
'''減少'''
 
{{Legend|#FFAAAA|0.0 - 2.5 %}}
 
{{Legend|#FF5555|2.5 - 5.0 %}}
 
{{Legend|#FF0000|5.0 - 7.5 %}}
 
{{Legend|#AA0000|7.5 - 10.0 %}}
 
{{Multicol-end}}]]
 
{{人口統計|code=09000|name=栃木県}}
 
{| class="wikitable" style="margin: 1em 0.2em; text-align: center;"
 
|- style="background: #ddd;"
 
!colspan="7"|栃木県の市の人口、人口密度、可住地人口密度 (2005年)
 
|-
 
!順位
 
!colspan="2"|人口
 
!colspan="2"|人口密度
 
!colspan="2"|可住地人口密度
 
|-
 
|1位
 
|style="background-color: #ffccff;"|([[宇都宮市]])
 
|50<sup>万</sup>2396人
 
|style="background-color: #ffccff;"|(宇都宮市)
 
|1,205人/km²
 
|style="background-color: #ffcccc;"|足利市
 
|1,633人/km²
 
|-
 
|2位
 
|style="background-color: #ccccff;"|[[小山市]]
 
|16<sup>万</sup>0150人
 
|style="background-color: #ccccff;"|小山市
 
|933人/km²
 
|style="background-color: #ffccff;"|(宇都宮市)
 
|1,513人/km²
 
|-
 
|3位
 
|style="background-color: #ffcccc;"|[[足利市]]
 
|15<sup>万</sup>9756人
 
|style="background-color: #ffcccc;"|足利市
 
|898人/km²
 
|style="background-color: #ffffcc;"|栃木市
 
|1,060人/km²
 
|-
 
|4位
 
|style="background-color: #ccffcc;"|[[佐野市]]
 
|12<sup>万</sup>3926人
 
|style="background-color: #ffffff;"|([[下野市]])
 
|792人/km²
 
|style="background-color: #ccccff;"|小山市
 
|969人/km²
 
|-
 
|5位
 
|style="background-color: #ffffff;"|[[那須塩原市]]
 
|11<sup>万</sup>5032人
 
|style="background-color: #ffffcc;"|栃木市
 
|674人/km²
 
|style="background-color: #ccffcc;"|佐野市
 
|898人/km²
 
|-
 
|6位
 
|style="background-color: #ccffff;"|([[鹿沼市]])
 
|10<sup>万</sup>4148人
 
|style="background-color: #ffffff;"|真岡市
 
|539人/km²
 
|style="background-color: #ffffff;"|(下野市)
 
|827人/km²
 
|-
 
|7位
 
|style="background-color: #ffffff;"|([[日光市]])
 
|9<sup>万</sup>4291人
 
|style="background-color: #ccffcc;"|佐野市
 
|348人/km²
 
|style="background-color: #ccffff;"|(鹿沼市)
 
|701人/km²
 
|}
 
 
* 宇都宮市は、宇都宮市、河内町、上河内町の合計。
 
* 鹿沼市は、鹿沼市、粟野町の合計。
 
* 日光市は、今市市、日光市、足尾町、藤原町、栗山村の合計。
 
* 下野市は、石橋町、国分寺町、南河内町の合計。
 
 
== 政治・行政 ==
 
=== 国政 ===
 
{{Main|衆議院小選挙区一覧#栃木県|栃木県選挙区}}
 
[[衆議院]]の[[小選挙区]]が5。[[参議院]]では、全県で1区を構成。
 
 
=== 県政 ===
 
{{Main|栃木県知事一覧|栃木県議会|栃木県庁}}
 
* [[都道府県知事|知事]]:[[福田富一]](ふくだ とみかず、4期目)
 
 
=== 歴代公選知事 ===
 
* 小平重吉(2期、1947年4月12日 - 1955年2月4日)
 
* 小川喜一(1期、1955年2月5日 - 1959年2月4日)
 
* 横川信夫(4期、1959年2月5日 - 1974年12月7日)
 
* [[船田譲]](3期、1974年12月8日 - 1984年12月7日)
 
* [[渡辺文雄 (政治家)|渡辺文雄]](4期、1984年12月9日 - 2000年12月8日)
 
* [[福田昭夫]](1期、2000年12月9日 - 2004年12月8日)
 
* [[福田富一]](4期、2004年12月9日 - 現職)
 
 
=== 財政 ===
 
==== 平成19年度 ====
 
* [[財政力指数]] 0.63
 
** Iグループ(財政力指数0.5以上)17自治体中7位
 
 
==== 平成18年度 ====
 
* 財政力指数 0.58
 
** Iグループ(財政力指数0.5以上)16自治体中8位
 
 
==== 平成17年度 ====
 
* 財政力指数 0.53
 
** Iグループ(財政力指数0.5以上)10自治体中9位
 
 
==== 平成16年度 ====
 
* 財政力指数 0.49
 
** IIグループ(財政力指数0.4以上、0.5未満)10自治体中1位
 
 
=== 国際友好提携・交流関係 ===
 
* {{flagicon|CHN}} [[浙江省]]([[中華人民共和国]])
 
** [[1986年]](昭和61年) 両県省に窓口設置
 
** [[1989年]](平成元年)6月 友好交流に関する協定書を締結
 
** [[1993年]](平成5年)10月13日 友好提携協定書に調印、正式な友好県省提携樹立
 
* {{flagicon|FRA}} [[ヴォクリューズ県]]([[フランス]]) - [[1988年]](昭和63年) 交流事業開始
 
* {{flagicon|USA}} [[アメリカ合衆国]][[インディアナ州]] - [[1999年]](平成11年)7月16日 姉妹提携締結
 
 
== 経済・産業 ==
 
[[2008年]](平成20年)度の県民総生産は7兆9901億円である<ref>[http://www.pref.tochigi.lg.jp/c04/pref/toukei/toukei/kenmin.html 栃木県の県民経済計算]</ref>。国の[[GDP]]と比較しても、過半数の国よりも大きな規模を有している。主要産業は、宇都宮市のほか[[上三川町]]、[[小山市]]、[[大田原市]]、[[真岡市]]、[[栃木市]]、[[足利市]]、[[鹿沼市]]、[[矢板市]]などに代表される内陸型近代工業で、これらは[[北関東工業地域]]の一部を形成している。ほか、[[農業]]も盛んであり、県北から流出する河川の豊かな水を利用した産業地帯で、米作が盛んなほか飲料工業も発達している。[[那須塩原市]]や大田原市、宇都宮市は国内有数の米産地となっているほか、那須塩原市では[[酪農]]も盛んであり、国内[[生乳]]生産量は[[北海道]]に次いで高い。ほか、真岡市や鹿沼市などを中心に[[いちご]]の栽培が盛んであり、壬生町や鹿沼市の[[かんぴょう]]とともに県の特産品となっている。[[商業]]は宇都宮市で盛んで、県内[[日本の年間商品販売額一覧|年間商品販売額]]の約半分が宇都宮市で占められており、県内第一の商業都市となっている。観光産業も盛んで、日光市や那須塩原市、足利市の歴史・自然遺産([[日光の社寺]]、[[足尾銅山]]跡、[[足利学校]]跡、[[中禅寺湖]]、[[華厳滝]]、[[鬼怒川温泉]]、[[那須岳]]、[[那須高原]]、[[塩原温泉]]など)、宇都宮市の[[餃子]]や[[カクテル]]、[[ジャズ]]、[[茂木町]]の[[ツインリンクもてぎ]]、栃木市の蔵の街なども観光資源となっている。
 
県庁所在地の[[宇都宮市]]は全国屈指の米産地であるほか、県の年間製品販売額の約半分を占め、工業生産額も県内市町村最大となっており、県内最大の農商工業都市となっている。
 
 
=== 第一次産業 ===
 
==== 農林業 ====
 
*栃木県の主要農産物 [[イチゴ]]、[[ニラ]]、[[ニンジン]]、[[イネ|水稲]]、[[生乳]]、[[かんぴょう]]、[[二条大麦]]、[[ブドウ]]、[[もやし]]、[[うど]]、[[麻]]
 
**農産物の大消費地である[[首都圏 (日本)|首都圏]]に位置する地理的に優位性を生かした首都圏農業が盛んである。
 
*[[アサ|大麻]] - [[アサ|麻]][[布]]用大麻、かんぴょう、イチゴ、二条大麦、もやし、うどの生産量が日本一である。<ref>最新版日本の地理5『関東地方』15頁</ref>
 
ちなみに、かんぴょうは栃木県が99%を生産し、残りは[[茨城県]]が生産している。
 
*[[ナシ|梨]] - [[芳賀郡]]など、和なし収穫全国6位
 
*[[リンゴ|りんご]] - [[矢板市]]など
 
*とちぎ[[和牛]] - [[那須塩原市]]など県北地域。[[大田原牛]]と言う高級[[ブランド]]([[登録商標]])牛も有る。
 
 
==== 水産業 ====
 
* [[奥日光]][[中禅寺 (日光市)|中禅寺]]湖畔に[[水産庁]][[増養殖研究所]]日光支所、[[大田原市]]の[[那珂川]]河畔に栃木県[[水産試験場]]がある<ref>[http://www.agrinet.pref.tochigi.lg.jp/81_area-desaki/13_suisi/index.html 栃木県水産試験場]</ref>。
 
* 県内各所の[[養魚|養魚場]]で[[鱒]]の[[養殖]]が行われている<ref>[http://www.agrinet.pref.tochigi.lg.jp/content.cgi?category=81/13/07/01&content=2011_07_01_1.xml 栃木県水産試験場:とちぎの水産業]</ref>。
 
* [[那珂川]]、[[鬼怒川]]、[[思川 (栃木県)|思川]]などに主に[[観光]]目的であるが[[やな]]場が多数ある。
 
* 那珂川には少数であるが川魚漁で生計を立てている人もいる。
 
 
==== 農業産出額 ====
 
{|
 
|+2008年発表統計データによる<br />県内上位20市町の農業産出額([http://www.stat.go.jp/data/ssds/5b.htm 出典])
 
|
 
{| class="wikitable"
 
|-
 
|1
 
|[[那須塩原市]]
 
|style="text-align:right"|277億円
 
|-
 
|2
 
|[[大田原市]]
 
|style="text-align:right"|268億円
 
|-
 
|3
 
|[[宇都宮市]]
 
|style="text-align:right"|208億円
 
|-
 
|4
 
|[[那須町]]
 
|style="text-align:right"|144億円
 
|-
 
|5
 
|[[小山市]]
 
|style="text-align:right"|142億円
 
|-
 
|6
 
|[[鹿沼市]]
 
|style="text-align:right"|132億円
 
|-
 
|7
 
|[[日光市]]
 
|style="text-align:right"|130億円
 
|-
 
|8
 
|[[那須烏山市]]
 
|style="text-align:right"|116億円
 
|-
 
|9
 
|[[さくら市]]
 
|style="text-align:right"|116億円
 
|-
 
|10
 
|[[二宮町 (栃木県)|二宮町]]
 
|style="text-align:right"|113億円
 
|}
 
|
 
{| class="wikitable"
 
|-
 
|11
 
|[[真岡市]]
 
|style="text-align:right"|112億円
 
|-
 
|12
 
|[[芳賀町]]
 
|style="text-align:right"|86億円
 
|-
 
|13
 
|[[下野市]]
 
|style="text-align:right"|86億円
 
|-
 
|14
 
|[[高根沢町]]
 
|style="text-align:right"|71億円
 
|-
 
|15
 
|[[佐野市]]
 
|style="text-align:right"|68億円
 
|-
 
|16
 
|[[栃木市]]
 
|style="text-align:right"|62億円
 
|-
 
|17
 
|[[足利市]]
 
|style="text-align:right"|60億円
 
|-
 
|18
 
|[[上三川町]]
 
|style="text-align:right"|57億円
 
|-
 
|19
 
|[[壬生町]]
 
|style="text-align:right"|56億円
 
|-
 
|20
 
|[[市貝町]]
 
|style="text-align:right"|56億円
 
|}
 
|}
 
 
=== 第二次産業 ===
 
==== 工業 ====
 
*工業製品
 
**[[自動車工業]]、[[タイヤ]]、医療用X線装置液晶、[[テレビ受像機]]、[[カメラ]]用交換レンズ、医療・衛生用ゴム製品、[[シャッター]]、[[ハードディスク]]などの磁気記録媒体(世界シェア100%を生産)
 
**宇都宮テクノポリス地域([[宇都宮清原工業団地|清原工業団地]]、[[芳賀工業団地]]、ソフトリサーチパーク[[情報の森とちぎ]])
 
**:首都圏に位置する有利な立地条件を生かし、高付加価値型や情報産業・研究所を中心とした優良企業の誘致を進めている。
 
*伝統工芸 ([http://www.pref.tochigi.jp/work/shoukougyou/dentoukougei/craft.html 栃木県指定の伝統工芸品])
 
**[[小山市]]など栃木県南東部は[[結城紬]](ゆうきつむぎ)の産地。
 
**[[益子焼]]([[益子町]])、[[小砂焼]](こいさごやき、[[那珂川町 (栃木県)|那珂川町]]小砂)など[[陶磁器]]
 
**[[日光市]]周辺の[[線香|杉線香]]生産はシェア約50%で全国一。([http://www.imakan.net/sonota.html 今市観光協会]、[http://www.env.go.jp/press/file_view.php?serial=2930&hou_id=2941 かおり風景100選])
 
**日光市の[[日光彫]]。[[江戸時代]]に[[日光東照宮]]建造、補修に当たった[[彫師]]、[[塗師]]が日光に定住して日光土産として盆など小物漆器を生産したのが始まり。
 
**[[鹿沼市]]は[[家具]]、[[建具]]など[[木工製品]]の産地。鹿沼伝統の[[彫刻屋台]]にも使われている[[欄間]]、組子書院障子なども作られる。([http://www.kmk-net.com/page_001.shtml 鹿沼木工団地協同組合]、[http://www.kmk-net.com/page_004_01.shtml 彫刻屋台])
 
**宇都宮市周辺は[[瓢箪]]、[[かんぴょう]]の原料となる[[ユウガオ]]の[[果実|実]]を細工した[[工芸品]]ふくべ細工の産地である。([http://www.pref.tochigi.jp/work/shoukougyou/dentoukougei/hukube.html ふくべ細工])
 
 
==== 鉱業 ====
 
*かつて日本を代表する[[鉱山]]の[[足尾銅山]]を有し、周辺の[[水力発電]]の電力を利用し[[電線]]等を生産し日本の近代化に貢献。
 
**現在も[[日光市]]において[[プリント基板]]や高性能電池の[[電極]]に使用される高品質の[[電解]][[銅箔]]の生産が行われている。
 
*[[佐野市]][[葛生町|葛生]]地区は[[セメント]]などの原料となる[[ドロマイト]]([http://www.yoshizawa.co.jp/lime/dolo.html 産出量日本一])、[[石灰岩]]の主要産地である。
 
*宇都宮市は[[建築材料]]として有名な[[大谷石]]の産地である。
 
 
==== 製造品出荷額等 ====
 
{| class="wikitable"
 
|+2010年発表統計データによる県内上位20市町の<br />2008年度の製造品出荷額([http://www.stat.go.jp/data/ssds/5b.htm 出典])、主な進出企業
 
|-
 
|1
 
|[[宇都宮市]]
 
|style="text-align:right"|1兆6949億円
 
|style="width:20em"|松下電器産業(現:[[パナソニック]])、[[キヤノン]]、[[富士重工業]]、[[住友ベークライト]]、[[中外製薬]]、[[久光製薬]]、[[日本たばこ産業]]、[[デュポン]]、[[カルソニック|カルソニック・ハリソン]]、[[マニー]]株式会社
 
|-
 
|2
 
|[[上三川町]]
 
|style="text-align:right"|9295億円
 
|[[日産自動車]]
 
|-
 
|3
 
|[[小山市]]
 
|style="text-align:right"|7796億円
 
|[[コマツ]]、[[富士通]]
 
|-
 
|4
 
|[[大田原市]]
 
|style="text-align:right"|7599億円
 
|[[東芝]]、[[富士通]]、[[ニコン]]
 
|-
 
|5
 
|[[真岡市]]
 
|style="text-align:right"|6657億円
 
|[[本田技研工業]]、[[神戸製鋼所]]、[[パナソニック電工|パナソニック電工住宅設備]]
 
|-
 
|6
 
|[[大平町]]
 
|style="text-align:right"|4190億円
 
|[[日立アプライアンス]]、[[いすゞ]]
 
|-
 
|7
 
|[[足利市]]
 
|style="text-align:right"|4180億円
 
|[[タツミ]]
 
|-
 
|8
 
|[[鹿沼市]]
 
|style="text-align:right"|4126億円
 
|[[関西ペイント]]、[[東芝ライテック]]、[[株式会社ジェイ・エス・ピー|JSP]]、[[ナカニシ]]
 
|-
 
|9
 
|[[矢板市]]
 
|style="text-align:right"|4061億円
 
|[[シャープ]]
 
|-
 
|10
 
|[[那須塩原市]]
 
|style="text-align:right"|3879億円
 
|[[ブリヂストン]]
 
|-
 
|11
 
|[[佐野市]]
 
|style="text-align:right"|3857億円
 
|-
 
|12
 
|[[日光市]]
 
|style="text-align:right"|3502億円
 
|-
 
|13
 
|[[栃木市]]
 
|style="text-align:right"|2583億円
 
|-
 
|14
 
|[[下野市]]
 
|style="text-align:right"|2079億円
 
|-
 
|15
 
|[[さくら市]]
 
|style="text-align:right"|2001億円
 
|-
 
|16
 
|[[芳賀町]]
 
|style="text-align:right"|1833億円
 
|[[本田技術研究所]]
 
|-
 
|17
 
|[[野木町]]
 
|style="text-align:right"|1134億円
 
|-
 
|18
 
|[[壬生町]]
 
|style="text-align:right"|996億円
 
|-
 
|19
 
|[[市貝町]]
 
|style="text-align:right"|847億円
 
|-
 
|20
 
|[[高根沢町]]
 
|style="text-align:right"|687億円
 
|}
 
 
=== 第三次産業 ===
 
==== 商業 ====
 
*[[宇都宮市]]は県内市町村の中で最大の[[日本の年間商品販売額一覧|年間商品販売額]]([[2006年]](平成18年)、卸売業を含む)を有する。
 
 
==== 観光 ====
 
*[[日光市#観光|日光]]・[[鬼怒川温泉|鬼怒川]]、[[塩原温泉郷|塩原]]・[[那須]]地域では[[観光業]]が盛んである。
 
 
==== 商業年間商品販売額 ====
 
{|
 
|+ 2010年発表統計データによる<br />県内の上位20市町の2006年度の[[日本の年間商品販売額一覧|商業年間商品販売額]]([http://www.stat.go.jp/data/ssds/5b.htm 出典])
 
|
 
{| class="wikitable"
 
|-
 
|1
 
|[[宇都宮市]]
 
|style="text-align:right"|2兆8359億円
 
|-
 
|2
 
|[[小山市]]
 
|style="text-align:right"|5296億円
 
|-
 
|3
 
|[[足利市]]
 
|style="text-align:right"|3452億円
 
|-
 
|4
 
|[[佐野市]]
 
|style="text-align:right"|2836億円
 
|-
 
|5
 
|[[那須塩原市]]
 
|style="text-align:right"|2093億円
 
|-
 
|6
 
|[[鹿沼市]]
 
|style="text-align:right"|2042億円
 
|-
 
|7
 
|[[栃木市]]
 
|style="text-align:right"|1817億円
 
|-
 
|8
 
|[[真岡市]]
 
|style="text-align:right"|1360億円
 
|-
 
|9
 
|[[大田原市]]
 
|style="text-align:right"|1293億円
 
|-
 
|10
 
|[[日光市]]
 
|style="text-align:right"|1206億円
 
|}
 
|
 
{| class="wikitable"
 
|-
 
|11
 
|[[下野市]]
 
|style="text-align:right"|814億円
 
|-
 
|12
 
|[[壬生町]]
 
|style="text-align:right"|676億円
 
|-
 
|13
 
|[[上三川町]]
 
|style="text-align:right"|671億円
 
|-
 
|14
 
|[[さくら市]]
 
|style="text-align:right"|638億円
 
|-
 
|15
 
|[[矢板市]]
 
|style="text-align:right"|487億円
 
|-
 
|16
 
|[[大平町]]
 
|style="text-align:right"|451億円
 
|-
 
|17
 
|[[芳賀町]]
 
|style="text-align:right"|436億円
 
|-
 
|18
 
|[[高根沢町]]
 
|style="text-align:right"|313億円
 
|-
 
|19
 
|[[岩舟町]]
 
|style="text-align:right"|304億円
 
|-
 
|20
 
|[[那須町]]
 
|style="text-align:right"|288億円
 
|}
 
|}
 
 
==== 主な大型商業施設 ====
 
* [[佐野プレミアム・アウトレット]]
 
* [[那須ガーデンアウトレット]]
 
* [[ベルモール]]
 
* [[福田屋百貨店]]
 
** [[福田屋ショッピングプラザ宇都宮店]]
 
** [[FKDショッピングモール宇都宮インターパーク店]]
 
* [[東武宇都宮百貨店]]
 
* [[イオングループ]]
 
** [[イオン (店舗ブランド)|イオン]]・[[イオンモール]]
 
*** イオン今市店
 
*** [[イオン栃木店]]
 
*** イオン壬生店
 
*** [[イオンモール小山]]
 
*** [[イオンモール佐野新都市]]
 
** [[イオンタウン]]
 
*** イオンタウン那須
 
*** イオンタウン真岡
 
*** イオンタウン那須塩原
 
*** イオンタウンさくら
 
*** イオンタウン佐野
 
* [[セブン&アイホールディングス]]
 
** [[イトーヨーカ堂|イトーヨーカドー]]宇都宮店(ベルモールのキーテナント)
 
** イトーヨーカドー小山店
 
* [[ベイシアグループ]]
 
** [[ベイシア]]今市モール
 
** [[カインズモール大平]]
 
** [[カインズホーム]]宇都宮平出店
 
* [[パセオ (宇都宮市)|パセオ]]
 
* [[三井不動産商業マネジメント|ララスクエア宇都宮]]
 
 
=== 栃木県の企業 ===
 
==== 栃木県に本社のある主な企業 ====
 
* [[足利銀行]]
 
* [[栃木銀行]]
 
* [[福田屋百貨店]] - [[ショッピングセンター]]
 
* [[東武宇都宮百貨店]]
 
* [[カワチ薬品]] - [[ドラッグストア]]
 
* [[コジマ]] - 大手家電量販店
 
* [[TKC]] - 情報サービス
 
* [[カンセキ]] - ホームセンター
 
* [[フタバ食品]] - [[アイスクリーム]]等製造
 
* [[元気寿司]] - [[回転寿司]]大手
 
* [[アキモ]] - [[漬物]]製造
 
* [[マイコール]] - [[使い捨てカイロ]]製造
 
* [[レオン自動機]] - 食品機械の製造
 
* [[マニー]] - 医療機器製造
 
* [[キヤノンメディカルシステムズ]] - 医療機器製造
 
* [[野岩鉄道]] - 第三セクター方式の鉄道
 
* [[真岡鐵道]] - 第三セクター方式の鉄道
 
* [[関東自動車 (栃木県)|関東自動車]] - 路線バス・高速バス等を運行
 
* [[東野交通]] - 那須ロープウェイや路線バス等を運行
 
* [[日光交通]] - 明智平ロープウェイや路線バス等を運行
 
* [[滝沢ハム]] - [[ハム]]等食肉加工品の製造
 
* [[岩下食品]] - 漬物製造
 
* [[小平産業]] - トラックボディ製造
 
* [[ジーエムいちはら工業]] - [[消防車]]製造
 
* [[仙波糖化工業]] - 粉末茶など食品原料製造
 
* [[フライングガーデン]] - ファミリーレストランチェーン
 
 
==== 栃木県に進出した主な企業 ====
 
* [[パナソニック]]
 
* [[日産自動車]]
 
* [[本田技研工業]]
 
* [[SUBARU]]
 
* [[いすゞ自動車]]
 
* [[ブリヂストン]]
 
* [[キヤノン]]
 
* [[PENTAX]]
 
* [[花王]]
 
* [[中外製薬]]
 
* [[久光製薬]]
 
* [[グラクソ・スミスクライン]]
 
* [[宇津救命丸 (企業)|宇津救命丸]]
 
* [[日清製粉グループ本社|ママー・マカロニ]] - パスタの製造 - 日清フーズ(株)子会社([[日清製粉]]グループ)
 
* [[サッポロビール]]那須工場
 
* [[ニッカウヰスキー]]栃木工場(さくら市)
 
* [[マルシンフーズ]]栃木工場
 
* [[サントリー]]梓の森工場(栃木市)
 
* [[カルビー]]
 
* [[森永製菓]]
 
* [[古河電気工業]]
 
* [[古河電池]]
 
* [[古河機械金属]] - [[足尾銅山]]
 
* [[アキレス (化学工業)|アキレス]]
 
* [[住友大阪セメント]]
 
* [[東京石灰工業]]
 
* [[東光高岳]]
 
* [[東日本旅客鉄道]]
 
* [[東武鉄道]]
 
* [[ジェイアールバス関東|JRバス関東]]
 
 
== 生活・交通 ==
 
=== 警察 ===
 
* [[栃木県警察]]
 
 
=== 交通 ===
 
{{Vertical_images_list
 
|幅= 240px
 
|枠幅= 240px
 
| 画像1=NasunoGaHara2.jpg
 
| 説明1=[[那須野が原]]と[[東北自動車道]]
 
| 画像2=20080330KinuGawa.jpg
 
| 説明2=[[北関東自動車道]]、[[鬼怒川]]、[[日産自動車]]栃木工場空撮
 
| 画像3=EnnaKyuryo4Tagged.jpg
 
| 説明3=各種交通機関が集中通過する矢板市郊外の[[塩那丘陵]]。[[東北自動車道]]、[[東北新幹線]]、[[宇都宮線]]、[[国道4号]]が狭い範囲に集中する
 
| 画像4=IkariKoNorthPart.jpg
 
| 説明4=五十里湖(海尻付近)空撮画像<br />中央部は湯西川に掛かる[[野岩鉄道]]'''会津鬼怒川線'''鉄橋と[[国道121号]]
 
}}
 
県内のほぼ中心を南北に[[東京]]と[[東北地方]]を結ぶJR[[東北新幹線]]、JR[[宇都宮線]]([[東北本線]])、[[東北自動車道]]、[[国道4号]]が南北に走る。
 
また宇都宮を中心にして放射線状に県内各地へと路線が伸びている。宇都宮を基準にして各方向への主要路線は次の通り。
 
 
*北西側([[日光市]]・[[塩原町]]方面):JR[[日光線]]、[[日光宇都宮道路]]、[[国道119号]]、[[国道121号]]、[[栃木県道63号藤原宇都宮線|田原街道]]、[[栃木県道77号宇都宮船生高徳線|船生街道]]、[[栃木県道22号大沢宇都宮線|新里街道(仁良塚街道)]]
 
*北東側([[高根沢町]]・[[さくら市]]・[[那須烏山市]]方面):[[栃木県道10号宇都宮那須烏山線|陸羽街道]]、[[栃木県道125号氏家宇都宮線|白沢街道]]
 
*東側([[芳賀町]]・[[市貝町]]・[[茂木町]]方面):[[国道123号|水戸街道]]、[[栃木県道69号宇都宮茂木線|茂木街道]]、[[栃木県道64号宇都宮向田線|柳田街道]]
 
*南東側([[上三川町]]・[[真岡市]]方面):[[国道408号]]、[[栃木県道・茨城県道35号宇都宮結城線|上三川街道]]、[[栃木県道320号二宮宇都宮線|砂田街道]]、[[栃木県道46号宇都宮真岡線|真岡街道]]
 
*南西側([[壬生町]]・[[栃木市]]方面):[[東武宇都宮線]]、[[栃木県道2号宇都宮栃木線|栃木街道]]、[[栃木県道155号羽生田鶴田線|羽生田街道]]
 
*西側([[鹿沼市]]方面):JR日光線、国道119号、[[栃木県道70号宇都宮今市線|大谷街道(荒針街道)]]、[[栃木県道4号宇都宮鹿沼線|長坂街道(鹿沼街道)]]、[[栃木県道6号宇都宮楡木線|楡木街道(鹿沼インター通り)]]
 
 
このほかに東西を結ぶ路線は、県南部では[[茨城県]]、[[群馬県]]両県間を結ぶ[[北関東自動車道]]やJR[[両毛線]]、JR[[水戸線]]、[[国道50号]]など。県北部では、[[国道400号]]などがある。
 
南北方向には、県東部では[[国道294号]]など。県西部には東京から直通する鉄道路線の[[東武日光線]]、[[東武鬼怒川線]]、[[野岩鉄道会津鬼怒川線]]が走る。
 
 
栃木県内に空港は存在しない。最寄りの空港は成田国際空港(千葉県成田市)・東京国際空港(東京都)など。
 
 
==== 高速国道 ====
 
*[[東北自動車道]]
 
*[[北関東自動車道]]
 
 
==== 一般国道 ====
 
*[[国道4号]]
 
*[[国道50号]]
 
*[[国道119号]]
 
*[[日光宇都宮道路]]('''バイパス有料道路''')
 
*[[国道120号]]
 
*[[国道121号]]
 
*[[国道122号]]
 
*[[国道123号]]
 
*[[国道293号]]
 
*[[国道294号]]
 
*[[国道352号]]
 
*[[国道400号]]
 
*[[国道407号]]
 
*[[国道408号]]
 
*[[国道461号]]
 
 
==== 主要県道・一般県道 ====
 
* [[栃木県の県道一覧]]
 
 
==== 鉄道路線 ====
 
* [[東日本旅客鉄道]](JR東日本)
 
** [[東北新幹線]]
 
** [[山形新幹線]]
 
** [[秋田新幹線]]<!--秋田新幹線も山形新幹線と同様に東北新幹線から通しの料金で乗車可能であるため-->
 
** [[東北本線]](黒磯駅以北は現在も東北本線と呼ばれる)
 
*** [[宇都宮線]](黒磯駅以南の愛称)
 
*** [[湘南新宿ライン]](新宿駅を経由して横須賀線に直通する列車の愛称)
 
*** [[上野東京ライン]](東京駅を経由して東海道線に直通する列車の愛称)
 
** [[日光線]]
 
** [[両毛線]]
 
** [[烏山線]]
 
* [[東武鉄道]]
 
** [[東武宇都宮線]]
 
** [[東武伊勢崎線]]
 
** [[東武日光線]]
 
** [[東武鬼怒川線]]
 
** [[東武佐野線]]
 
* [[野岩鉄道]]
 
** [[野岩鉄道会津鬼怒川線]]
 
* [[真岡鐵道]]
 
** [[真岡鐵道真岡線]]
 
* [[わたらせ渓谷鐵道]]
 
** [[わたらせ渓谷鐵道わたらせ渓谷線]]
 
 
==== 主な路線バス ====
 
*[[関東自動車 (栃木県)|関東自動車]]
 
**宇都宮・日光・壬生地区
 
*** [[関東自動車駒生営業所]]
 
*** [[関東自動車宇都宮営業所]]
 
*** [[関東自動車簗瀬営業所]]
 
**鹿沼地区
 
*** [[関東自動車鹿沼営業所]]
 
**石橋・真岡・下野・小山地区
 
*** [[関東自動車石橋営業所]]
 
**佐野・栃木地区
 
*** [[関東自動車佐野営業所]]
 
**高速バス
 
***[[マロニエ号]]羽田線([[黒磯駅]]・[[宇都宮駅]]・[[佐野新都市バスターミナル]] - [[東京国際空港|羽田空港]])
 
***マロニエ号成田線(柳田車庫・宇都宮駅 - [[成田国際空港|成田空港]])
 
***[[とちの木号]](宇都宮駅・[[栃木駅]] - [[京都駅]]・[[大阪駅]]・[[あべの橋駅]])
 
***サルビア号([[桐生駅]]・[[足利市駅]]・佐野新都市バスターミナル - 成田空港)
 
***北関東ライナー水戸線(宇都宮駅 - [[赤塚駅]]・[[水戸駅]]・[[勝田駅]]・ひたち海浜公園)
 
*[[東野交通]]
 
**宇都宮・喜連川・馬頭地区
 
*** 東野交通本社営業所
 
**真岡・益子地区
 
*** 東野交通本社営業所真岡車庫
 
**大田原・那須地区
 
*** 東野交通黒磯営業所
 
**高速バス
 
***マロニエ号羽田線([[黒磯駅]]・宇都宮駅・佐野新都市バスターミナル - 羽田空港)
 
***[[那須・塩原号]](那須温泉・[[西那須野駅]] - 鹿沼バスターミナル - [[王子駅]]・[[新宿駅]])
 
*[[ジェイアールバス関東]]
 
**宇都宮・芳賀・茂木地区
 
***[[ジェイアールバス関東宇都宮支店]]
 
**那須・塩原地区
 
***[[ジェイアールバス関東西那須野支店]]
 
**高速バス
 
***[[ジェイアールバス関東佐野支店]]
 
***[[マロニエ新宿号]](佐野新都市バスターミナル - 王子駅・新宿駅)
 
***[[マロニエ東京号]](佐野新都市バスターミナル - 王子駅・東京駅)
 
***ミッドナイトマロニエ号(新宿駅・王子駅→佐野新都市バスターミナル)※深夜便
 
***那須塩原リゾートエクスプレス(那須温泉・[[塩原温泉]] - 鹿沼バスターミナル - 王子駅・新宿駅)
 
*[[東武バス日光]]
 
**日光・奥日光地区
 
**日光地区
 
**高速バス
 
***[[鬼怒川温泉駅]]・[[東武日光駅]] - 羽田空港・[[横浜駅]]線
 
*[[日光交通]]
 
**[[戦場ヶ原]]・[[小田代ヶ原]]地区低公害バス
 
**鬼怒川温泉地区
 
**湯西川温泉地区
 
*[[茨城急行自動車]]
 
**野木地区
 
*[[東京空港交通]]
 
**マロニエ号羽田線
 
*[[千葉交通]]
 
**マロニエ号成田線
 
**サルビア号
 
*[[近鉄バス]]
 
**とちの木号
 
*[[茨城交通]]
 
**[[茨城交通#高速バス路線|北関東ライナー]]水戸線
 
**関東やきものライナー([[秋葉原駅]] - 茂木さかがわ館・[[益子駅]])
 
**[[水戸駅|水戸駅北口]] - [[ツインリンクもてぎ]](土日祝日のみ)
 
*[[日本中央バス]]
 
**北関東ライナー前橋線
 
**シルクライナー
 
*[[福島交通]]
 
**夜行高速バス郡山・宇都宮 - 名古屋線
 
*[[名鉄バス]]
 
**夜行高速バス郡山・宇都宮 - 名古屋線
 
*[[東北急行バス]]
 
**日光・鬼怒川温泉号(鬼怒川温泉駅・東武日光駅 - [[東京駅]])
 
*[[京浜急行バス]]
 
**鬼怒川温泉駅・東武日光駅 - 羽田空港・[[横浜駅]]線
 
 
=== 医療・福祉 ===
 
{{main|Category:栃木県の医療機関}}
 
; [[災害拠点病院]]
 
* [[栃木県災害拠点病院]]
 
; [[保育所]]
 
* [[栃木県保育所一覧]]
 
 
=== 教育 ===
 
; [[大学]]・[[短期大学]]
 
*[[栃木県の大学一覧]]
 
; [[高等専門学校]]
 
* [[小山工業高等専門学校]]([[小山市]])
 
; [[専修学校]]
 
* [[栃木県専修学校一覧]]
 
; [[特別支援学校]]
 
* [[栃木県特別支援学校一覧]]
 
; [[高等学校]]
 
* [[栃木県高等学校一覧]]
 
; [[中学校]]
 
* [[栃木県中学校一覧]]
 
; [[小学校]]
 
* [[栃木県小学校一覧]]
 
; [[幼稚園]]
 
* [[栃木県幼稚園一覧]]
 
 
=== マスメディア ===
 
==== 新聞 ====
 
*[[下野新聞]]
 
 
==== テレビ局 ====
 
放送対象地域は[[広域放送|関東広域圏]]に属する。栃木[[県域放送]]の[[とちぎテレビ]]・[[NHK宇都宮放送局]]のほかに、[[NHK放送センター]]([[NHK教育テレビジョン|教育テレビ]])と[[在京キー局]]5局([[日本テレビ放送網|日本テレビ]]・[[テレビ朝日]]・[[TBSテレビ|TBS]]・[[テレビ東京]]・[[フジテレビジョン|フジテレビ]])が県内全域が放送区域になっている。また、とちぎテレビのみならずNHK・キー局ともに県内各地に中継局を置いている。
 
 
*[[NHK宇都宮放送局]]([[NHK総合テレビジョン|総合テレビ]])
 
*[[とちぎテレビ]](GYT)([[全国独立放送協議会|独立UHF放送局]])
 
 
==== ラジオ局 ====
 
*AMラジオ局
 
**[[栃木放送]](CRT)([[全国ラジオネットワーク|NRN]]系列)
 
※[[Japan Radio Network|JRN]]系列の[[TBSラジオ]]、NRN系列の[[文化放送]]・[[ニッポン放送]]も放送対象地域になっている。
 
*FMラジオ局
 
**[[エフエム栃木]](RADIO BERRY)([[全国FM放送協議会|JFN]]系列)
 
**[[NHK宇都宮放送局]]
 
*コミュニティFM局
 
**[[ケーブルテレビ (企業)|とちぎシティエフエム(FMくらら857)]]、栃木市(JOZZ3CB-FM)
 
**[[宇都宮コミュニティメディア|宇都宮コミュニティエフエム(ミヤラジ)]]、宇都宮市(JOZZ3CK-FM)
 
**[[テレビ小山放送|おーラジ]]、小山市(JOZZ3CM-FM)
 
 
[[1994年]](平成6年)、栃木市の[[栃木コミュニティ放送]]に免許が交付されたことがあるが(JOZZ3AA-FM:FM蔵の街)、経済的な問題もあり免許を取り下げたため、[[コミュニティ放送]]局は2015年10月までない{{full|date=2014年6月}}状態が20年近く続き、新規の開局の機運はなく、全国で唯一コミュニティ放送の無い都道府県「空白県」であったが、[[2015年]](平成27年)[[1月27日]]、[[ケーブルテレビ (企業)|栃木ケーブルテレビ(運営・ケーブルテレビ株式会社)]]が運営するとちぎシティエフエム(JOZZ3CB-FM)に予備免許<ref>[http://www.soumu.go.jp/soutsu/kanto/press/27/0127ho.html 栃木県栃木市のコミュニティ放送局に予備免許] (総務省関東総合通信局[[2015年]][[1月28日]]確認)</ref>が交付され、栃木県にもコミュニティ放送が開局の見通しとなった。
 
 
== 文化・スポーツ ==
 
{{節スタブ}}
 
=== 方言 ===
 
* [[栃木弁]]
 
* [[足利弁]]
 
 
=== 食文化 ===
 
[[ファイル:Shimotsukare1.jpg|thumb|しもつかれ]]
 
{{See also|Category:栃木県の食文化}}
 
; 郷土料理
 
{{Main|日本の郷土料理一覧#栃木県}}
 
; 食品・加工食品・料理
 
* [[かんぴょう]]料理 - 壬生町・上三川町・下野市周辺
 
* [[イチゴ]] - [[イチゴ#日本における商業栽培品種|とちおとめ]]、[[イチゴ#日本における商業栽培品種|女峰]]など
 
<!--上記以外の農産物は「産業/農林水産業」に移動-->
 
* [[しもつかれ]] - [[ダイコン|大根]]の粗下ろし・[[サケ|鮭]]の頭、[[酒粕]]などを煮込んだ[[郷土料理]]、県内のほぼ全域・茨城の一部
 
* [[餃子]] - 宇都宮市
 
* [[ソバ]] - 山間部(日光市・鹿沼市・佐野市・栃木市 ほか)
 
* [[レモン牛乳]] - 県内各地
 
* [[ゆば]] - 日光市
 
* [[アイソの田楽]] - 県内各地
 
* [[山菜]] - 山間部(日光市・那須塩原市・鹿沼市 ほか)
 
* [[佐野ラーメン]] - 佐野市
 
* [[法度汁]]
 
* [[いもフライ]] - 県南部(佐野市ほか)
 
* [[アユ|鮎]] - [[那珂川]]、[[鬼怒川]]、[[思川 (栃木県)|思川]]
 
** 鮎の[[なれ寿司]] - 宇都宮市上河内地区
 
* [[マス|鱒]] - 日光市
 
* モロ([[サメ]]) - 県内各地
 
* チタケ([[チチタケ]]) - 県内各地
 
* [[耳うどん]](佐野市)
 
* [[じゃがいも入りやきそば]] - 栃木市
 
* [[やきそバーガー]] - 足利市
 
 
=== 伝統工芸 ===
 
; [[経済産業大臣指定伝統的工芸品]]
 
* [[結城紬]](織物、[[1977年]])
 
* [[益子焼]](陶磁器、[[1979年]])
 
 
; 伝統工芸品
 
{{Main|日本の伝統工芸品の一覧#栃木県}}
 
 
=== 伝統芸能 ===
 
; 民謡
 
* [[八木節]]
 
 
=== スポーツ ===
 
{{See also|Category:栃木県のスポーツチーム}}
 
* [[栃木SC]]([[サッカー]]・[[日本プロサッカーリーグ|Jリーグ]])
 
* [[H.C.栃木日光アイスバックス]]([[アイスホッケー]]・[[アジアリーグアイスホッケー|アジアリーグ]])
 
* [[リンク栃木ブレックス]]([[バスケットボール]]・[[ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ|Bリーグ]])
 
* [[栃木ゴールデンブレーブス]]([[ベースボール・チャレンジ・リーグ]])
 
* [[全足利クラブ]]([[社会人野球]])
 
* [[全栃木野球クラブ]](社会人野球)
 
* [[宇都宮ブリッツェン]]([[自転車競技]])
 
* [[那須ブラーゼン]](自転車競技)
 
* [[宇都宮競輪場]]
 
* [[宇都宮競馬場]](廃止)
 
 
=== ゆるきゃら・ご当地キャラ ===
 
[[ゆるきゃら]]・[[ご当地キャラ]]
 
* [[さのまる]]([[佐野市]])
 
* [[とち介]]([[栃木市]])
 
* [[与一くん]]([[大田原市]])
 
* [[ともなりくん]]([[矢板市]])
 
* [[たかうじ君]]([[足利市]])
 
* [[とちまるくん]] (http://www.pref.tochigi.lg.jp/c05/intro/kids/page/syoukai08.html)
 
* [[ルリちゃん]]
 
 
== 観光 ==
 
[[ファイル:Kegon falls nikko 2006-11-04.jpg|thumb|華厳滝]]
 
{{main|栃木県の観光地}}
 
 
=== 世界遺産 ===
 
* [[日光の社寺]]
 
 
=== 国宝(建造物) ===
 
* [[日光東照宮]](日光市) - 本殿・石の間及び拝殿、正面及び背面唐門、東西透塀、陽明門、東西回廊
 
* [[輪王寺]](日光市) - 大猷院霊廟本殿・相の間及び拝殿
 
* [[鑁阿寺]](足利市) -
 
 
=== 国宝(美術工芸品) ===
 
*太刀 銘[[国宗]](日光東照宮)
 
*太刀 銘[[助真]](日光東照宮)
 
*大太刀 銘備州長船倫光貞治五年二月日(日光二荒山神社)
 
*小太刀 銘来国俊・黒漆蛭巻太刀拵(日光二荒山神社)
 
*大般涅槃経(輪王寺)
 
*[[那須国造碑]](大田原市・笠石神社)
 
* 宋刊本[[文選 (書物)|文選]]([[金沢文庫]]本)(以下、[[足利市]]所蔵・[[足利学校遺蹟図書館]]保管)
 
* 宋版[[易経|周易]]注疏
 
* 宋版[[書経|尚書]]正義
 
* 宋版[[礼記]]正義
 
 
=== 重要無形民俗文化財(国指定) ===
 
* [[烏山の山あげ行事]] ([[1979年]](昭和54年)指定、[[那須烏山市]])
 
* [[鹿沼今宮神社祭の屋台行事]] ([[2003年]](平成15年)指定、[[鹿沼市]])
 
* [[川俣の元服式]] ([[1987年]](昭和62年)指定、[[日光市]](旧・[[栗山村]]))
 
* [[発光路の強飯式]](ほっこうじのごうはんしき) ([[1996年]](平成8年)指定、[[鹿沼市]](旧・[[粟野町]]))
 
<!--* [[牧歌舞伎]] (県の重要無形民俗文化財、[[佐野市]](旧・[[葛生町]])牧地区)--><!--県の無形民俗文化財は20件あり、特定の1件のみを挙げるのは中立的でない。-->
 
 
=== 国の重要文化財など ===
 
* 詳細は [http://www.tochigi-edu.ed.jp/center/bunkazai/ とちぎの文化財] を参照
 
 
=== 県指定文化財 ===
 
* {{main|栃木県指定文化財一覧}}
 
* 県内各地の 県指定 [http://www.pref.tochigi.jp/reiki/reiki_honbun/ae10112971.html 獅子舞、神楽、文楽など]
 
 
=== 自然・公園 ===
 
*[[日光国立公園]]
 
**[[中禅寺湖]]、[[華厳滝]]、[[いろは坂]]
 
**[[男体山]]、[[女峰山]]、[[大真名子山]]、[[小真名子山]]、[[太郎山 (栃木県)|太郎山]]
 
**[[戦場ヶ原]]、[[小田代ヶ原]]、[[竜頭滝]]、[[湯滝]]、[[湯ノ湖]]、[[西ノ湖]]
 
**[[霧降高原]]、[[霧降の滝]]
 
**[[那須高原]]、[[茶臼岳 (栃木県)|茶臼岳]]、[[朝日岳 (栃木県)|朝日岳]]、[[殺生石]]
 
*[[宇都宮県立自然公園]]
 
**[[赤川ダム]]、[[宇都宮市森林公園]]
 
**[[古賀志山]]、[[多気山]]
 
**[[大谷の奇岩群・御止岩・越路岩]]
 
*[[宇都宮市中央公園|栃木県中央公園]]、[[宇都宮城址公園]]、[[八幡山公園]]
 
 
=== 歴史 ===
 
*[[日光の社寺]]([[世界遺産]])
 
** [[日光東照宮]] - [[徳川家康]]の廟所。東照大権現(家康に贈られた号)を祭祀。
 
** [[輪王寺]] - 日光東照宮の[[神宮寺]]。
 
** [[日光二荒山神社]] - 日光三所神を祀る。
 
*[[中禅寺 (日光市)|中禅寺]] - 輪王寺別院、[[坂東三十三箇所|坂東三十三観音霊場]]第18番。
 
*[[日光杉並木]] - 長さ世界一の並木道([[日光街道]]・[[日光例幣使街道]]・[[会津西街道]])
 
*[[足尾銅山]]
 
*[[足利学校]] - 日本最古の大学跡。
 
*[[鑁阿寺]] - [[足利氏]]発祥の地。同氏の邸館を起源とする菩提寺。
 
*[[栃木市|栃木蔵の街]] - [[小江戸]]の別名を持つ町並み。
 
*[[太平山神社]]
 
*[[大慈寺 (栃木市)|大慈寺]] - [[円仁]]が修行をした寺。[[エドウィン・O・ライシャワー]]駐日大使が訪れている。
 
*[[西明寺 (益子町)|西明寺]] - [[行基]]の開山と伝わる古刹。[[坂東三十三箇所|坂東三十三観音霊場]]第20番。
 
*[[地蔵院 (益子町)|地蔵院]] - [[宇都宮氏]]の菩提寺。歴代当主の墓碑がある。
 
*[[雲巌寺]] - [[松尾芭蕉]]の[[奥の細道]]に登場する禅寺。
 
*[[大谷寺 (宇都宮市)|大谷寺]][[大谷磨崖仏|大谷観音]] - 日本最古の[[磨崖仏]]。[[坂東三十三箇所|坂東三十三観音霊場]]第19番。
 
*[[宇都宮城|宇都宮城址]] - 宇都宮氏の居城。[[戊辰戦争]]で焼失。
 
*[[宇都宮二荒山神社]] - [[平家物語]][[屋島の戦い]]で[[那須与一]]が船上で揺れる扇の的を射当てる際に成功祈願した『宇都宮』。[[吾妻鏡]]で[[源頼朝]]が[[奥州合戦]]の際に奉幣した『宇都宮大明神』。
 
*[[根古谷台遺跡]](聖山公園)- [[縄文時代]]の大集落跡。
 
*[[興禅寺 (宇都宮市)|興禅寺]] - [[宇都宮貞綱]]の開基。寺域は河北禅林と呼ばれる。
 
*[[薬師寺 (下野市)|下野薬師寺跡]] - [[下毛野氏]]の菩提寺とも云われる[[奈良時代]]の大寺跡。
 
*[[旧篠原家住宅]]、[[清巌寺]]の[[清巌寺鉄塔婆|鉄塔婆]]、[[宝蔵寺 (宇都宮市)|宝蔵寺のおよりの鐘]]、[[善願寺 (宇都宮市)|善願寺の宇都宮大仏]]
 
*[[延命院 (宇都宮市)|延命院の地蔵堂]]、[[一向寺 (宇都宮市)|一向寺]]の[[一向寺銅造阿弥陀如来坐像|汗かき阿弥陀]]
 
*[[祥雲寺 (宇都宮市)|祥雲寺のしだれ桜]]
 
*[[白沢宿]]宿並
 
*乃木神社
 
 
=== 博物館・美術館 ===
 
*[[栃木県立博物館]] - 栃木県の歴史、民俗、美術工芸、自然史資料の収集・保管・展示・調査研究を実施する。栃木県中央公園内に立地する。県内の博物館・美術館が加盟する栃木県博物館協会の事務局が置かれる。
 
*[[栃木県立美術館]] - [[クロード・モネ]]の「サン=タドレスの海岸」、[[川上澄生]]の「初夏の風」など
 
*[[宇都宮美術館]] - [[ルネ・マグリット]]の「大家族」、[[マルク・シャガール]]の「静物」など
 
*[[栗田美術館]] - [[伊万里焼]]・[[鍋島焼]]の磁器専門。陶磁器専門館としては世界最大級の美術館。
 
*[[川上澄生美術館]] - 川上澄生の[[版画]]作品
 
*那須戦争博物館、ガラスの芸術 エミール ガレ美術館、りんどう湖ギャラリー、那須オルゴール美術館、那須クラシックカー博物館、那須とりっくあーとぴあ、那須歴史探訪館、木の葉化石園、那須野が原博物館、乃木神社宝物館、大田原市那須与一伝承館、大田原市黒羽芭蕉の館、那珂川町なす風土記の丘資料館、大田原市ふれあいの丘自然観察館、栃木県なかがわ水遊園、公益財団法人 山縣有朋記念館、矢板市立郷土資料館、和気記念館、さくら市ミュージアム-荒井寛方記念館-、大田原市なす風土記の丘湯津上資料館、那珂川町馬頭広重美術館、上野記念館、栃木県立文書館、栃木県子ども総合科学館、川島美術館、芳賀町総合情報館<知恵の環館>、大畑武者絵資料館、市貝町立歴史民俗資料館、ホンダコレクションホール、益子陶芸美術館/陶芸メッセ・益子、濱田庄司記念益子参考館、ワグナー・ナンドール アートギャラリー、二宮尊徳資料館、日光人形の美術館、日光竹久夢二美術館、㈱小西美術工藝社付属うるし博物館、小杉放菴記念日光美術館、日光自然博物館、日光市歴史民俗資料館、屋台のまち中央公園、鹿沼市粟野歴史民俗資料館、壬生町おもちゃ博物館、壬生町立歴史民俗資料館、栃木市都賀歴史民俗資料館、とちぎ蔵の街美術館、あだち好古館、塚田歴史伝説館、下野国庁跡資料館、とちぎ山車会館、栃木市郷土参考館、國學院大學栃木学園参考館、栃木市おおひら歴史民俗資料館、とちぎ花センター、栃木市藤岡歴史民俗資料館、下野市立しもつけ風土記の丘資料館、小山市立博物館、佐野市立吉澤記念美術館、小山市立車屋美術館、佐野東石美術館、佐野市郷土博物館、足利市立美術館、華雨蔵珍之館、栗田美術館、長谷川沼田居美術館
 
 
=== 温泉地 ===
 
*[[鬼怒川温泉]]、[[川治温泉]]
 
*[[塩原温泉郷]]
 
*[[那須温泉郷]]
 
 
=== 果実狩り ===
 
*[[ろまんちっく村]]
 
*[[南那須町観光農園]]
 
*[[大平町ぶどう団地]]
 
*[[矢板市]]観光りんご園
 
 
=== テーマパーク・遊園地 ===
 
*[[栃木県なかがわ水遊園]]
 
*[[日光江戸村]] - [[ウェスタン村]] - [[東武ワールドスクウェア]] - [[日光猿軍団]]
 
*[[那須りんどう湖 LAKE VIEW]] - [[那須ハイランドパーク]] - [[東北サファリパーク|那須サファリパーク]] - [[那須どうぶつ王国]]
 
*[[とちのきファミリーランド]] - [[宇都宮動物園]]
 
*[[あしかがフラワーパーク]]
 
 
== 栃木県を舞台とした作品 ==
 
; 小説
 
:* 遠雷([[立松和平]]):[[宇都宮市]]
 
:* 幻香([[内田康夫]]):[[栃木市]]
 
:* 春、バーニーズで([[吉田修一]]):[[日光市]]
 
:* かんづかさ弐〜禍つ神の杜〜([[くしまちみなと]]):[[栃木市]]
 
:
 
; 推理小説
 
:* 伊豆七滝に消えた女([[西村京太郎]]):日光市
 
:* 日光鬼怒川殺人ルート(西村京太郎):日光市
 
:* 新婚旅行殺人事件(西村京太郎):宇都宮市・宇都宮駅
 
:* 日光殺人事件(内田康夫):日光市
 
:
 
; 楽曲
 
:* オリオン通り([[斉藤和義]]、[[浜崎貴司]]):宇都宮市
 
:* 桜通り十文字([[せきぐちゆき|関口由紀]]):宇都宮市
 
:* [[渡良瀬橋 (曲)|渡良瀬橋]]([[森高千里]]):足利市
 
:
 
; 映画
 
:* [[檸檬のころ]](2007年、監督:[[岩田ユキ]])
 
:* [[那須少年記]](2008年、監督:[[初山恭洋]])
 
:* [[名探偵コナン 異次元の狙撃手]](2014年)
 
:
 
; テレビドラマ
 
:* [[天うらら]]([[連続テレビ小説|NHK連続テレビ小説]]):日光市
 
:
 
; 漫画・アニメ
 
:* [[頭文字D]]([[しげの秀一]]):日光いろは坂ほか
 
:* [[もっけ]]([[熊倉隆敏]]):栃木市(大平地区)近辺
 
:* [[秒速5センチメートル]]([[新海誠]]):栃木市(岩舟地区)
 
:* [[宇宙海賊ミトの大冒険]]([[志茂文彦]]):さくら市(喜連川地区)
 
:* [[足利アナーキー]] : 足利市
 
:* [[喧嘩商売]]([[木多康昭]]):宇都宮市
 
:
 
;ゲーム
 
:* [[街道バトルシリーズ]] : 日光いろは坂
 
:* [[レーシングバトル -C1 GRAND PRIX-]] : [[日光サーキット]]
 
:* [[ヨスガノソラ]] : 足利市
 
 
== 栃木県出身の人物 ==
 
{{main|栃木県出身の人物一覧}}
 
 
== 脚注 ==
 
{{脚注ヘルプ}}
 
{{Reflist}}
 
  
== 関連項目 ==
+
'''栃木県'''(とちぎけん)
{{ウィキポータルリンク|日本の都道府県/栃木県}}
 
{{Commons&cat|Tochigi Prefecture|Tochigi prefecture}}
 
*[[両毛]]
 
*[[北関東・磐越地域]]
 
*[[首都機能移転]]
 
*[[首都機能移転候補都市]]
 
*[[関東地方知事会]]
 
*[[北関東磐越五県知事会議]]
 
*[[栃木県出身の人物一覧]]
 
*[[日本の地理]]、[[日本の地域]]
 
  
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関東地方北部にある県。東部は八溝山地,北部は那須火山帯に属する火山群と帝釈山地,西部は足尾山地に囲まれ,中部から南部にかけて那須野原,下野平野が広がる。鬼怒川,渡良瀬川が南流して利根川に合流,東部を那珂川が南流する。気候は内陸性の特色を示し,気温の年較差,日較差が大。山麓部では冬の季節風が強く,夏は雷雨が激しい。県域は大化改新(645) 後に[[下野国]]となった地域で,戦国時代には足利市昌平町に[[足利学校]]が置かれ,日本文化の一中心地であった。江戸時代には[[奥州街道]],[[日光街道]]が整備され,沿道に宿駅が発達。明治4 (1871) 年廃藩置県により栃木,宇都宮2県となり,1873年合併して現在の栃木県が成立。産業の主体は第2次世界大戦前までは第1次産業にあり,農業県の性格が強かったが,戦後は工業化が進み工業県へと変容した。農業では米作,野菜栽培が盛んで,イチゴ,かんぴょうの特産がある。工業では足利市のトリコット製品や佐野市の絹,合繊交織などの繊維工業,上三川町の自動車,宇都宮市,矢板市のテレビ,小山市の通信機などの機械工場が立地。葛生 (くずう) の石灰石,ドロマイト,宇都宮市大谷の石材は有名。[[尾瀬国立公園]],[[日光国立公園]]をはじめ,八つの県立自然公園があり,日光,鬼怒川,那須,塩原などの温泉に恵まれ,観光地が多い。県内のカモシカは国の特別天然記念物に指定。東北新幹線,JR東北本線,東北自動車道が県中央部を縦断する。
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== 外部リンク ==
 
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; 行政
 
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[[Category:栃木県|*]]
 
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2018/9/1/ (土) 18:55時点における最新版

とちぎけん
栃木県
地方 関東地方
団体コード 09000-0
ISO 3166-2:JP JP-9
面積 6,408.09km2
総人口 1,953,852
推計人口、2018年4月1日)
人口密度 305人/km2
隣接都道府県 福島県茨城県群馬県埼玉県
県の木 トチノキ
県の花 ヤシオツツジ
県の鳥 オオルリ
他のシンボル 県の獣:ニホンカモシカ
県民の歌:県民の歌
県民の日:6月15日
栃木県庁
所在地 320-8501
栃木県宇都宮市塙田1丁目1番20号
北緯36度33分55.6秒東経139度53分0.7秒
外部リンク 栃木県
栃木県の位置

栃木県行政区画図

― 市 / ― 町

 表示 

栃木県(とちぎけん)

関東地方北部にある県。東部は八溝山地,北部は那須火山帯に属する火山群と帝釈山地,西部は足尾山地に囲まれ,中部から南部にかけて那須野原,下野平野が広がる。鬼怒川,渡良瀬川が南流して利根川に合流,東部を那珂川が南流する。気候は内陸性の特色を示し,気温の年較差,日較差が大。山麓部では冬の季節風が強く,夏は雷雨が激しい。県域は大化改新(645) 後に下野国となった地域で,戦国時代には足利市昌平町に足利学校が置かれ,日本文化の一中心地であった。江戸時代には奥州街道日光街道が整備され,沿道に宿駅が発達。明治4 (1871) 年廃藩置県により栃木,宇都宮2県となり,1873年合併して現在の栃木県が成立。産業の主体は第2次世界大戦前までは第1次産業にあり,農業県の性格が強かったが,戦後は工業化が進み工業県へと変容した。農業では米作,野菜栽培が盛んで,イチゴ,かんぴょうの特産がある。工業では足利市のトリコット製品や佐野市の絹,合繊交織などの繊維工業,上三川町の自動車,宇都宮市,矢板市のテレビ,小山市の通信機などの機械工場が立地。葛生 (くずう) の石灰石,ドロマイト,宇都宮市大谷の石材は有名。尾瀬国立公園日光国立公園をはじめ,八つの県立自然公園があり,日光,鬼怒川,那須,塩原などの温泉に恵まれ,観光地が多い。県内のカモシカは国の特別天然記念物に指定。東北新幹線,JR東北本線,東北自動車道が県中央部を縦断する。

外部リンク

行政
観光
先代:
壬生県吹上県佐野県
足利県日光県下野国
館林県上野国
宇都宮県
行政区の変遷
1871年 -
次代:
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群馬県(上野国)





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