吉田大八 (映画監督)
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吉田 大八(よしだ だいはち、1963年10月2日 - )は、日本の映画監督、CMディレクター。鹿児島県出身。
経歴
ラ・サール高等学校、早稲田大学第一文学部卒業[1]。1987年にCM制作会社のティー・ワイ・オーに入社[1]。以降、20年間CMディレクターとして数々のテレビCMを手掛け[2]、様々な広告賞を受賞している。テレビCM以外には、ミュージック・ビデオやテレビドラマ、ショートムービーなども演出しており、2007年には、初の長編劇場用映画『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』を監督し、同年の第60回カンヌ国際映画祭の批評家週間部門に招待され話題となる。
2013年、『桐島、部活やめるってよ』で第36回日本アカデミー賞最優秀監督賞、最優秀作品賞を始め各賞を受賞[2]。同作は初動こそ振るわなかったものの、鑑賞者による口コミの広がりにより6か月以上に及ぶ異例のロングラン上映となった。
作品
映画
- 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ(2007年、ファントム・フィルム)
- クヒオ大佐(2009年、ショウゲート)
- パーマネント野ばら(2010年、ショウゲート)
- 桐島、部活やめるってよ(2012年、ショウゲート)
- 紙の月(2014年、松竹)
- 美しい星(2017年、ギャガ)
- 羊の木(2018年2月3日公開)[3]
舞台
ショートムービー
- 男の子はみんな飛行機が好き(出演:三浦友和)*『SO-RUN MOVIE ソーラン・ムービー』の中の1編
- dolce 実況ホテル/2つの教室/カリスマ写真家
- ミツワ(出演:板尾創路、樋口可南子、市川実日子、中村獅童)
テレビドラマ
PV
映画祭実績
- 男の子はみんな飛行機が好き
- ショートショートフィルムフェスティバル2002 招待上映
- 第6回水戸短編映像祭 招待上映
- TJSFF トロント日本短編映画祭(カナダ/2004)
- クレルモン=フェラン国際短編映画祭 (フランス/2005年)
- プラネット映画祭05
- ドレスデン・アニメーション&短編国際映画祭(ドイツ/2005年)
- THE JAPANESE FILM SEASON(ロンドン/2005年)
- 「dolce 実況ホテル/2つの教室/カリスマ写真家」
- クレルモン=フェラン国際短編映画祭 参加(フランス/2003年)
- 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
- カンヌ国際映画祭 "批評家週間"
- カルロヴィヴァリ国際映画祭 Another View部門
- 釜山国際映画祭 A Window On Asian Cinema部門
- ワルシャワ国際映画祭 Free Spirit Competition部門 大賞受賞
- "2Morrow" 国際映画祭(モスクワ)コンペティション部門
- AFI(アメリカ映画協会)International Feature Competition部門
- パーマネント野ばら
- プチョン国際ファンタスティック映画祭NETPAC賞(アジア最優秀映画賞)
受賞歴
- 第34回ヨコハマ映画祭作品賞および監督賞(『桐島、部活やめるってよ』)
- 第67回 毎日映画コンクール日本映画優秀賞および監督賞(『桐島、部活やめるってよ』)[4]
- 第36回日本アカデミー賞最優秀作品賞及び最優秀監督賞(『桐島、部活やめるってよ』)
- 第38回日本アカデミー賞 優秀監督賞(『紙の月』)[5]
脚注
- ↑ 1.0 1.1 “吉田大八 プロフィール”. 映画24区スクール . 2018閲覧.
- ↑ 2.0 2.1 岸田智 (2014年10月16日). “吉田大八監督は勘違い女の映画ばかり撮っている?”. シネマトゥデイ. . 2014閲覧.
- ↑ “錦戸亮主演×吉田大八監督「羊の木」映画化!共演に木村文乃、松田龍平、市川実日子”. 映画ナタリー. (2016年9月23日) . 2016閲覧.
- ↑ 鈴木隆; 広瀬登 (2013年1月18日). “毎日映画コンクール:大賞は「終の信託」”. 毎日jp. 毎日新聞社. pp. 1-2. . 2013閲覧.
- ↑ 第38回日本アカデミー賞最優秀賞発表!、日本アカデミー賞公式サイト、2015年1月16日閲覧。
外部リンク
典拠レコード: