三浦友和
三浦 友和(みうら ともかず、1952年1月28日 - )は、日本の俳優。山梨県甲州市出身。東京都在住。テアトル・ド・ポッシュ所属。血液型AB型。身長178cm。
Contents
略歴
出生から高校時代まで
父親は日下部警察署塩山分庁舎の警察官(巡査)をしていたが、三浦は母の実家の神金で生まれた[1]。小学3年生で東京に来るまで大菩薩峠の麓を六回引っ越した[1]。三浦が覚えているのは三歳で移った大藤村と次の東雲の駐在所だけである[1]。
甲州市立東雲小学校3年の三学期、東京へ転居する[2]。父が山梨県警察を退職し、地方公務員ではなくなったが、当時優良企業であった民間のバス事業者である国際興業に転職。一家は新宿区の社員寮に移る[2]。中学に入る頃立川市に引っ越した[2]。忌野清志郎とは東京都立日野高等学校の同級生で毎朝、多摩動物公園行きのバスで一緒になっていた事がきっかけで初期RCサクセションのメンバーたちとも親しい関係にあった。別高校に進学していたRCサクセションメンバーが日野高校に集まって教室でライブを行っているのを初めて見てアコギとベースだけ、マイクなしでこんな迫力あるのかと驚く[3][4]。この頃、忌野が言った「才能のない奴は大学へ行け!」という言葉に衝撃を受け、自分も音楽で食べていけるんじゃないかと勘違いしてしまい、進学率95%の高校にいるにもかかわらず大学を受験せず、人生が変わってしまったと三浦は語っている[3]。
芸能界へ
二十歳の春、TBS『シークレット部隊』で芸能界デビューする[5]。芸名の「友和」は、先輩の宇津井健が同ドラマプロデューサーの野添和子(現・大映テレビ顧問)の名前の「和」の字を取って命名したものである。長髪と汚れた服というイメージの当時の若者とは正反対の「こんな奴はいないだろう」(本人談)というような七三分けの真面目なガードマン役だった。このとき忌野清志郎に「七三分け?お前なんかもう友達じゃないよ」と言われるが、それでも忌野はドラマを見て、たった一言だけの三浦のセリフを何度も真似た[3]。
1970年代に二枚目の俳優として10代に大変な人気があった。特に1970年代後半、山口百恵と共演した主演映画・ドラマが次々とヒットし、「百恵友和コンビ=ゴールデンコンビ」と呼ばれた。山口との共演映画は、すべて東宝配給ながらもホリプロ製作で撮影所、スタッフなどは日活系で固められているが、山口と離れて主演した映画は東宝撮影所でのものがほとんどで、専属契約こそ交わしていないものの、事実上、最後の東宝男優である。 1980年に山口百恵と結婚し、その後は映画・舞台で着実に役柄の幅を広げ、歴代平均視聴率No.1となったNHK大河ドラマ『独眼竜政宗』にて、伊達政宗の片腕で武骨な武将・伊達成実を演じたり、アルコール飲料や紳士服店のCMでコミカルな演技を見せるなど、硬軟いずれもこなせる俳優としての位置を確立した。
1984年の東映映画「天国の駅 HEAVEN STATION」では、主役の吉永小百合の運命を狂わせる悪徳警察官を演じ、それまで多かった好青年のイメージから脱却している。
50代になってからは映画での活躍が顕著であり、日本アカデミー賞、ブルーリボン賞などの数々の映画賞の助演男優賞を獲得し、2012年秋の褒章にて紫綬褒章を受章することが発表された[6]。
家族・親族
妻は元歌手、女優の山口百恵(1980年11月19日結婚)、長男はシンガーソングライター、俳優の三浦祐太朗で、次男は俳優の三浦貴大。姉のひろ子もかつて牧陽子、三浦弘子の芸名で歌手・タレントとして活動しており、夫(義兄)はラリードライバーの篠塚建次郎。甥は俳優・タレントの絲木建太。姉の弘子が経営する清里のペンション『LaVERDURA(ラベル デューラ)』の立ち上げに尽力し、現在も、定期的に家族で静養に出かけている。
出演
テレビドラマ
- シークレット部隊(1972年、TBS)
- 剣道一本!(1972年、フジテレビ)
- 燃える兄弟(1972年-1973年、TBS)
- 刑事くん第3部(1973年-1974年、TBS)
- じゃがいも(1973年、NET・ナショナルゴールデン劇場・野菜シリーズ) - 三沢雄次 役
- 事件狩り 第11話「ひと夏の経験」(1974年、TBS)
- 大岡越前 第4部(1974年 - 75年、TBS) - 相良俊輔 役
- 赤いシリーズ(山口百恵と共演した一連のドラマシリーズ)
- ひまわりの詩(1975年-1976年、日本テレビ) - 小沢竜彦 役
- 夜明けの刑事 第73話「ハンサム歌手の赤い殺意!!」(1976年、TBS)
- ひまわりの道(1976年-1977年、日本テレビ) - 太田友彦 役
- 新・夜明けの刑事 第15話「渡り鳥・友和、波止場の決闘」(1977年、TBS)
- 風が燃えた(1978年、TBS)
- 貝がらの街(1978年、日本テレビ)
- 敵か?味方か?3対3(1978年、テレビ朝日)
- 家族熱(1978年、TBS)
- あすなろの詩(1978年-1979年、日本テレビ) - 宮坂和也 役
- ご近所の星(1979年-1980年、フジテレビ)
- 突然の明日(1980年、TBS) - 相馬圭太郎 役
- しあわせ戦争(1980年、TBS)
- 佐武と市捕物控1 - 4(1981年-1982年、フジテレビ)
- 関ヶ原(1981年、TBS) - 宇喜多秀家 役
- 西部警察PART-II第1話よりPART-III第6話まで(1982年-1983年、テレビ朝日) - 沖田五郎 役
- 松本清張スペシャル・黒い福音(1984年11月26日、TBS) - 市村刑事 役
- スーパーポリス(1985年 TBS) - 沢村警部補 役
- 土曜ワイド劇場(テレビ朝日)
- 白の処刑!(1986年3月22日)
- 幻の船連続殺人(1988年3月19日)
- 墓場から生き返った男(1988年6月25日)
- 円周率の殺人(1989年9月9日)
- 地底から生き返った男(1990年7月21日)
- 南紀釣り人殺人事件(1992年6月20日)
- 森村誠一の完全犯罪の使者(1993年2月13日) - 主演・笹村慎介 役
- 海の密室クルーザー殺人事件(1993年8月21日)
- 盗まれた情事(1995年7月1日)
- はみだし弁護士・巽志郎1 - 11(1996年 - 2011年、朝日放送) - 巽志郎 役
- 夜間検証(1997年2月22日) - 飯島淳 役
- 失踪調査人・港亮介(2008、朝日放送) - 港亮介 役
- 天使のアッパーカット(1986年、TBS)
- 大河ドラマ(NHK)
- 独眼竜政宗(1987年) - 伊達成実 役
- 利家とまつ〜加賀百万石物語〜(2002年) - 前田利久 役
- 必殺仕事人V・風雲竜虎編(1987年、朝日放送) - かげろうの影太郎 役
- 花の生涯 井伊大老と桜田門(1988年、テレビ東京) - 長野主膳 役
- 五稜郭(1988年、NTV)
- 十九歳(1989年1月、NHK)
- TBS大型時代劇スペシャル(TBS)
- 坂本龍馬(1989年3月31日) - 武市半平太役
- 天下を獲った男 豊臣秀吉(1993年1月1日) - 徳川家康 役
- 池中玄太80キロIII(1989年、日本テレビ)
- 風の棲む家(1989年、日本テレビ)
- 代表取締役刑事(1990年7月14日、テレビ朝日)
- 世にも奇妙な物語「犬の穴」(1991年、フジテレビ)
- 系列(1993年、NHK)
- 鶴姫伝奇 -興亡瀬戸内水軍-(1993年、NTV)
- 積木くずし〜崩壊(1994年、フジテレビ)
- オトコの居場所(1994年、TBS)
- 妊娠ですよ(1994年、関西テレビ)
- 妊娠ですよ2(1995年、関西テレビ)
- 天空に夢輝き〜手塚治虫の夏休み〜(1995年、NHK、国際ワイドスクリーンフェスティバル「ル・ノンブルドール賞」ベストサウンド賞受賞作品)
- 照柿(1995年、NHK BS2) - 合田雄一郎 役
- 出世と左還(1996年5月13日、TBS)
- 小児病棟・命の季節(1996年、テレビ朝日)
- いのちの事件簿・福祉の最前線でケースワーカーは今(1997年、NHK)[7] - 重松 役
- 月曜ドラマスペシャル 森村誠一サスペンス「迷路」(1997年12月8日、TBS、ザ・ワークス) - 主演・相良朝夫(代議士秘書)役
- マヌケ先生(1998年1月24日、中国放送/TBS)
- レガッタ〜国際金融戦争(1999年、NHK)
- テレビ朝日開局40周年2000年山田太一スペシャルドラマ そして、友だち(2000年、テレビ朝日)
- それぞれの断壁(2000年、テレビ東京) - 主演・志方恭一郎 役
- いちど死んだ妻(2000年2月15日、日本テレビ) - 田所祐司 役
- HERO(2001年、フジテレビ) - 諸星敬介 役
- 三浦友和の妻シリーズ(2001年、テレビ朝日)
- 氷点2001(2001年、テレビ朝日) - 辻口啓造 役
- 火曜サスペンス劇場「父と娘の真実」(2002年12月、日本テレビ) - 岡島尚之 役
- 森村誠一サスペンスシリーズ (2003年-2007年、TBS、「月曜ミステリー劇場」) - 警部捕・川合祐介 役
- ブラックジャックによろしく(2003年、TBS) - 白鳥貴久 役
- 世界の中心で、愛をさけぶ(2004年、TBS) - 廣瀬真 役
- みんな誰かを殺したい〜子供を殺された男・不倫と借金に苦しむ女・三つの殺人の裏に隠されたもう一つの殺人(2004年) (第24回横溝正史ミステリ大賞優秀賞 テレビ東京賞受賞作)
- 赤い疑惑(リメイク版) (2005年、TBS) - トラック運転手 役(特別出演)
- あなたは人を裁けますか(2005年、NHK) - 横沢裁判員 役
- 涙そうそう この愛に生きて(2005年、TBS) - 小田浩 役
- 無医村に花は微笑む(2006年、フジテレビ) - 将基面誠 役
- 連続テレビ小説「純情きらり」(2006年、NHK) - 有森源一郎 役
- 土曜ドラマ『ウォーカーズ〜迷子の大人たち』(2006年11月11日-12月2日、NHK) - 寺島隆彦 役
- NHKスペシャル『感染爆発〜パンデミック・フルー』(2008年1月12日、NHK) - 田嶋哲夫 役
- 薔薇のない花屋(2008年、フジテレビ) - 安西輝夫 役
- 松本清張特別企画 不在宴会 - 死亡記事の女 (2008年2月20日、テレビ東京、「水曜ミステリー9」) - 魚住一郎 役
- 流星の絆(2008年、TBS) - 柏原康孝 役
- 東京DOGS(2009年、フジテレビ) - 大友幸三 役
- 日曜劇場『新参者』(2010年、TBS) - 清瀬直弘 役
- 横山秀夫サスペンス仕返し(2011年、WOWOW) - 的場(三ツ鐘署次長) 役
- 2夜連続ドラマスペシャル「最も遠い銀河」(2013年2月2日・3日、テレビ朝日) - 渡誠一郎 役
- 24時間テレビスペシャルドラマ「今日の日はさようなら」(2013年8月24日、日本テレビ) - 富士岡健二郎 役
- 長谷川町子物語〜サザエさんが生まれた日〜(2013年11月、フジテレビ) - 田河水泡 役
- 極悪がんぼ(2014年、フジテレビ) - 金子千秋 役
- トクソウ(2014年、WOWOW) - 鬼塚剛 役
- Nのために(2014年、TBS) - 高野茂 役
- 女性作家ミステリーズ 美しき三つの嘘 第3話「平凡」(2016年1月4日、フジテレビ) - 刑事 役[8]
- 横山秀夫サスペンス 陰の季節(2016年4月18日、TBS、「月曜名作劇場」) - 松岡勝俊 役
- コールドケース〜真実の扉〜(2016年、WOWOW) - 本木秀俊 役[9]
- 就活家族〜きっと、うまくいく〜(2017年、テレビ朝日) - 主演・富川洋輔 役[10]
ドキュメンタリー
映画
☆は山口百恵共演作品
- 伊豆の踊子(1974年)☆映画デビュー作品。原作:川端康成
- 潮騒(1975年)☆原作:三島由紀夫
- 阿寒に果つ(1975年)原作:渡辺淳一
- 青い山脈(1975年)原作:石坂洋次郎
- 陽のあたる坂道(1975年)原作:石坂洋次郎
- 絶唱(1975年)☆原作:大江賢次
- あいつと私(1975年)原作:石坂洋次郎
- 風立ちぬ(1976年)☆原作:堀辰雄
- 星と嵐(1976年) - 柏崎真一 役
- 春琴抄(1976年)☆原作:谷崎潤一郎
- 青年の樹(1977年)原案:石原慎太郎
- 泥だらけの純情(1977年)☆原作:藤原審爾
- HOUSE ハウス(1977年)
- 姿三四郎(1977年)原作:富田常雄
- 霧の旗(1977年)☆原作:松本清張
- 残照(1978年)
- ふりむけば愛(1978年)☆主題歌の歌唱も担当。
- 聖職の碑(1978年)原作:新田次郎
- 炎の舞(1978年)☆原作:加茂菖子「執炎」
- 黄金のパートナー(1979年)
- ホワイト・ラブ(1979年)☆
- 遠い明日(1979年)
- 天使を誘惑(1979年)☆原作:高橋三千綱
- 古都(1980年)☆原作:川端康成
- 山口百恵引退記念作品。
- 獣たちの熱い眠り(1981年)
- 大日本帝国(1982年)
- 海峡(1982年)
- 天国の駅 HEAVEN STATION(1984年)
- さよならジュピター(1984年)原作:小松左京
- 台風クラブ(1985年)
- 第10回報知映画賞助演男優賞
- 第1回東京国際映画祭グランプリ
- 彼のオートバイ、彼女の島(1986年)原作:片岡義男
- 野ゆき山ゆき海べゆき(1986年)原作:佐藤春夫
- いとしのエリー(1987年)
- フリーター(1987年)
- マリリンに逢いたい(1988年)
- 日本殉情伝 おかしなふたり ものくるほしきひとびとの群(1988年)
- 悲しきヒットマン(1989年)
- 1984年に勃発した山一抗争の実話を映画化した作品。
- 226(1989年、フィーチャーフィルムエンタープライズ、監督:五社英雄) - 安藤輝三 役
- 遥かなる甲子園(1990年)
- 江戸城大乱(1991年) - 堀田備中守正俊 役
- 無能の人(1991年)原作:つげ義春
- 第46回毎日映画コンクール助演男優賞
- 風の国(1991年)
- 仔鹿物語(1991年)
- 私を抱いてそしてキスして(1992年)原作:家田荘子
- 空がこんなに青いわけがない(1992年、監督:柄本明)
- 青空に一番近い場所(1994年)
- 超能力者 未知への旅人(1994年)
- 傷だらけの天使(1997年)
- 東京日和(1997年)原作:荒木経惟・荒木陽子
- あ、春(1998年)原作:村上政彦
- 第24回報知映画賞主演男優賞
- 第54回毎日映画コンクール脚本賞
- フリージア 極道の墓場(1998年)
- M/OTHER(1999年)
- マヌケ先生(2000年)
- しあわせ家族計画(2000年)
- Quartet カルテット(2001年)
- なごり雪(2002年)
- 夢追いかけて(2003年) - 森田役
- 茶の味(2003年) - 春野ノブオ 役
- サヨナラCOLOR(2005年)
- ALWAYS 三丁目の夕日(2005年) - 宅間史郎 役
- 松ヶ根乱射事件(2006年)
- 第22回高崎映画祭最優秀助演男優賞
- 第82回キネマ旬報ベストテン助演男優賞
- 出口のない海(2006年)
- 天使の卵(2006年)
- 22才の別れ Lycoris 葉見ず花見ず物語(2007年) - 杉田部長
- 遠くの空に消えた(2007年)
- 転々(2007年) - 福原愛一郎 役
- 第82回キネマ旬報ベストテン助演男優賞
- ALWAYS 続・三丁目の夕日(2007年) - 宅間史郎 役
- 陰日向に咲く(2008年) - リョウタロウ役
- 空へ-救いの翼 RESCUE WINGS-(2008年) - 菊田靖男 役
- 山のあなた 徳市の恋(2008年) - 鯨屋主人 役
- ヘブンズ・ドア(2009年) - 県警本部刑事部部長 長谷川 役
- 沈まぬ太陽(2009年) - 行天四郎 役
- 第33回日本アカデミー賞優秀助演男優賞
- 第83回キネマ旬報ベストテン助演男優賞
- アウトレイジ(2010年) - 加藤稔(やくざの若頭)役
- 食堂かたつむり(2010年) - シュウ先輩(修一)役
- 死にゆく妻との旅路 (2011年) - 清水久典 役
- マイ・バック・ページ(2011年) - 白石(東都新聞社 社会部部長)役
- 星守る犬(2011年) - 海辺のレストラン・オーナー 役
- RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ(2011年) - 滝島徹 役
- ALWAYS 三丁目の夕日'64(2012年) - 宅間史郎 役
- おかえり、はやぶさ(2012年) - 大橋伊佐夫 役
- アウトレイジ ビヨンド(2012年) - 加藤稔 役
- ストロベリーナイト(2013年) - 和田徹 役
- 救いたい(2014年) - 川島貞一 役[11]
- 64 -ロクヨン- 前編・後編(2016年) - 松岡 役[12]
- 葛城事件(2016年) - 主演・葛城清 役[13]
- DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年) - 甲滝五四朗 / 一色宏太郎 役
- 羊と鋼の森(2018年) - 板鳥宗一郎 役[14]
劇場アニメ
- 借りぐらしのアリエッティ(2010年) - ポッド役
吹き替え
- Mr.インクレディブル(2004年) - ボブ・パー / Mr.インクレディブル 役
- インクレディブル・ファミリー(2018年) - ボブ・パー / Mr.インクレディブル 役[15]
CM
- グリコ アーモンドチョコレート、プリッツ、セシルチョコレート※山口百恵と共演。
- 参天製薬 「サンテドウ」「サンテS」「サンテ40ハイ」
- 三菱化成 調整豆乳 マプロン(1984年)
- 洋服の青山(1987年 - ) ※樹木希林と共演した、とある会社の課長編が有名だが、過去には剣道編で本人が防具を着装した姿で、面を打ち込む姿をスローモーションで映したCMもある。なお放映期間は1987年から今日まで続いているが、過去その間に何度か放映が他のタレントに替わっている。
- 佐藤製薬 「アセス」(1991年)
- UCC上島珈琲 ザ・ブレンド114/117(1993年)
- サントリー 冷撰洋酒 (1993年)※加藤茶と親子という設定で共演。
- 日産自動車 セフィーロ (1995年)※渡辺満里奈と夫婦役で共演。
- サッポロビール サッポロ黒ラベル(1996年 - 1997年) ※「ノドうつうまさ、黒ラベル。」で知られる。東日本地区限定で放映された。
- JRA(1997年) ※柴田恭兵と共演。
- ベネッセ(旧-進研ゼミ)(2000年)※太田裕美と幼い子供を持つ新米夫婦役で共演。
- 協栄生命(現・ジブラルタ生命)(2000年)
- サントリー スーパーチューハイ(2001年)※スーパー部長編〜三浦本人による指人形での腹話術が話題になり、好評につきシリーズ化され主演賞を受賞。
- 日清オイリオ(2002年)※生活習慣病の気になる年齢の父親という設定で出演。
- 日本専売公社(現:JT)キャビン ※当時たばこのCMに起用した際に、三浦のスタンスが俳優かアイドルか、国会で問題になったことがある。
- 福屋工務店(2005年 - )※「家を売る時・買う時は福屋。仕事が早い」のコピーで有名。当初は関西地区・福岡県限定だったが、2009年に関東地区に進出以降は関東地区およびスカイ・Aでも放映されている。
- ブラザー工業 編機「パリエ3」「パリエ7」
- サントリー オールフリー(2010年)※榮倉奈々と親子という設定で共演。
- トヨタ自動車
- 明治「明治プロピオヨーグルトPA-3」(2015年)
- スポーツ振興くじ「BIG」(2018年 -)
ラジオ
- 三浦友和と仲間たち
- 三浦友和インザワールド
- 三浦友和・夢色飛行船(1979年 - 1980年、文化放送)
- 三浦友和のNECサンデーミュージック(1982年 - 1990年、ニッポン放送)
著書
音楽
シングル
- ほほえみの扉/ふりむけば愛(1978年11月1日) オリコン最高位11位
- Windy Night(1982年6月21日) オリコン最高位173位、5人組バンドAGAPE HOUSE(アガペ・ハウス)名義としてリリース
- ミッドナイト・スペシャル(1984年10月5日) オリコンチャートイン記録なし ジャッキー吉川とブルー・コメッツとの競作
アルバム
- あいつと私(1976年9月25日) オリコン最高位15位
- 赤頭巾ちゃん秘密だよ(1977年4月25日) オリコン最高位1位(名義は三浦友和と仲間たち、作曲:三浦友和)
- 出会い、そして出発(1978年2月5日) オリコン最高位6位(名義は三浦友和と仲間たち)カセットテープ企画
- 二人でコンサート(1978年6月1日) オリコン最高位12位
- 素描(1979年4月1日) オリコン最高位28位
- 喜・怒・愛(1980年6月21日) オリコン最高位40位 →2011年3月21日にソニーより、復刻版としてCD発売された
- AGAPE HOUSE(1982年6月1日) オリコン最高位65位、5人組バンドAGAPE HOUSEとしてリリース
- ラブ・イズ・ジ・オーシャン(1984年) オリコンチャートイン記録なし、アルバムタイトル曲は岩崎宏美とのデュエット
受賞歴
映画賞
1975年度
1985年度
1988年度
- 第3回高崎映画祭 主演男優賞(『日本殉情伝 おかしなふたり ものくるほしきひとびとの群』)
1991年度
1999年度
2007年度
- 第22回高崎映画祭 最優秀助演男優賞(『松ヶ根乱射事件』)
- 第50回ブルーリボン賞 助演男優賞(『松ヶ根乱射事件』『転々』)
- 第81回キネマ旬報ベストテン 助演男優賞(『松ヶ根乱射事件』『転々』『ALWAYS 続・三丁目の夕日』)
2009年度
- 第22回日刊スポーツ映画大賞 助演男優賞(『沈まぬ太陽』)
- 第33回日本アカデミー賞 優秀助演男優賞(『沈まぬ太陽』)
- 第83回キネマ旬報ベストテン 助演男優賞(『沈まぬ太陽』)
- 第19回東京スポーツ映画大賞 助演男優賞(『沈まぬ太陽』)
2011年度
- 第35回日本アカデミー賞 優秀主演男優賞(『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』)
- 第21回日本映画批評家大賞 主演男優賞(『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』)
2016年度
その他の賞
エピソード
- 父親が勤務していた駐在所周辺は、急な坂道ばかりだったため、幼い頃は「道というものは坂になっているもの」と思い込んでおり、山梨県から東京へ転居してきた際にカルチャーショックを受ける。また、東京の空気汚染により呼吸器の病気を患う。それにより健康優良児であったが虚弱体質の子供へと変わってしまう。
- 忌野清志郎との縁で、結成初期のRCサクセションの曲である「金もうけのために生れたんじゃないぜ」でボンゴ担当として当時のLPのクレジットタイトルに名前が明記されている。このことは『坂崎幸之助のオールナイトニッポン』に忌野清志郎がゲスト出演した際、実際のクレジットを見た忌野と坂崎が本当であることを証明している。しかし、当時の音源を聴いてみるとボンゴの音が入っておらず、忌野に「あいつ全然叩いてねぇじゃねぇか!」と失笑される。また、RCサクセションのバックミュージシャン時代の一時期に、RCサクセションの破廉ケンチと一緒に住んでいた。
- 『ぴったし カン・カン』にゲスト出演した際のクイズで、『「シークレット部隊」での最初のセリフは何だったのでしょう?』という問題に対して正解は『あっ! キャプテンのヘリだ!』だったが、放送された解答スーパーは『あっ! キャプテンのヘソだ!』と誤ってスーパーされ、当の三浦自身も爆笑していた。尚、同ドラマで当該シーンが登場した第1話は『ぴったし カン・カン』で共演した萩本欽一が芸能生活で唯一悪役を演じた回でもあり、その初セリフも萩本が演じる保険金詐欺犯から海上で襲撃されるシーンでのものだった。
- 浅田美代子はプライベートでも親交が深い[19]。また浅田のかつての夫である吉田拓郎が1980年の三浦主演のテレビドラマ『しあわせ戦争』(TBS)でゲストに来た際(第6話、1980年10月8日)、思い切って吉田をお酒に誘い、憧れのミュージシャンを前に飲み過ぎて翌朝グデングデンになり、撮影を初めて休んでしまったという[19]。
- 1982年、『西部警察 PART-II』の第一話「大門軍団・激闘再び-沖田刑事登場」にて、ニトロを積んで走り続ける観光バスにトラックから乗り移るという本人によるアクションシーンが収録される。のちに「あのアクションは君が大門軍団の一員としてやっていけるかどうかのテストだった」と石原プロモーション専務・小林正彦に打ち明けられたと語る。
- 1982年にたばこ「キャビン85」のコマーシャルに出演していた頃、アイドルがタバコの広告に出るのは青少年の教育上問題があるとして本人がアイドルかどうか1982年3月25日に国会(参議院予算委員会)で議論された。森下元晴厚生大臣(当時)は「アイドルだと思う」、日本専売公社(現・JT)総裁(当時)の泉美之松は「既婚者であるので青少年のアイドルは卒業している」と答えた。それに対し質問者である日本社会党の片山甚市議員は「結婚をすればアイドルでないなどというのはそれはこじつけで、若い者はいかす男として、やはり山口百恵の亭主としては大変魅力的であります」と発言したが、結局結論は出ないまま別の議題に話が移っていった[20]。三浦本人はこの件に関し「『アイドルではない』と結論が出た」と受け止めており、「俺は『国会でアイドルではないと決められた男』である」と笑い話にしている。
- 1980年代半ば、RCサクセションのライブに飛び入り出演した際、たばこの箱を片手に「俺はタバコも吸ってるし、嫁さんは有名な歌手だったんだぜ!」とステージ上で叫び、「ロックンロール・ウィドウ」を忌野と一緒に歌う。結婚後、百恵夫人の持ち歌を公の場で歌ったのはこの時が初めてである。
- 1988年、RCサクセションが発表し、歌詞が東芝EMIの親会社であり、日本の原子炉サプライヤーでもある東芝からの圧力がかかった(詳細はCOVERS (RCサクセションのアルバム)を参照)ことが原因で発売禁止となったアルバム『COVERS』に参加。問題となった収録曲である「サマータイム・ブルース」の中で「原発という言い方も改めましょう。何でも縮めるのは日本人の悪い癖です。正確に原子力発電所と呼ぼうではありませんか。心配はいりません」というセリフを担当した。「MONEY」では3番のヴォーカル&バックコーラスを唄っている。
- 飽きっぽい性格であるためパチンコなど趣味を転々とし、現在は陶芸を趣味としている。50歳になってから始めた禁煙には成功(以前はCMに出演していたキャビンを中心に吸っていた)。
- 30代後半、ロケで訪れた釧路にて、共演者であった川谷拓三に誘われたことがきっかけでパチンコにはまる。新台入替の日は、一般人に紛れて早朝から並んだこともあるほどの入れ込みよう。その結果、新宿にあるすべてのパチンコ店・景品交換所の地図が書ける程だったという。この経験はのちに「はみだし弁護士・巽志郎」シリーズでの役柄に生かされることになる。
- 『西部警察PART-II』で共演した渡哲也に惚れ込み、渡の出演する作品に自らノーギャラで出演要請するなど公私ともに渡を慕っている。百恵夫人が引退コンサートでステージ上に置いたマイクが長年にわたり自宅に保管してあったため渡に相談。その結果、渡の計らいで北海道小樽市ワーナー・マイカル・シネマズ小樽内にあった石原プロワールド・西部警察に展示され話題になった(現在は、同じく小樽市にある石原裕次郎記念館に展示されている)。
- ここ数年『ALWAYS 三丁目の夕日』や『薔薇のない花屋』等、映画やテレビドラマで医師役を演じることが多い。「50代になり、役柄が医師、弁護士、検事、判事、刑事などに偏ってきていることが悩みでもある」とインタビューで答えている。
- 結婚後の私生活では、全く浮いた噂やゴシップはなく、理想的な夫であり父親を貫いているが、それに反して、テレビや映画ではなぜか「私生活が謎に包まれた独身男」「妻と離婚・死別した過去のある男」「家庭はあるが不倫をしている夫」「子供に恵まれない家庭の夫」「悪事に手を染めて転落していくエリート」といった役柄を演じることが非常に多い。
- 。1990年代半ば頃に出た「仮面ライダー」の特集本によると、仮面ライダー2号/一文字隼人役の候補に、三浦の名前があったという。
- ドラマの共演が縁で山口百恵と交際・結婚するが交際中はお互いのスケジュールが合わないため撮影中が実はデートだったと述懐している[21]。
- 自書『被写体』の中でマスコミが結婚後の山口百恵や家族を撮影しようして中には盗撮まがいの行為も行われたという。あるとき百恵の結婚後のプライベート映像を某番組が特ダネとして放送した際、他のコメンテーターはプライバシーの問題について「みんなが見たいものだから仕方がない」と放送した番組を擁護する発言を行ったがそのまんま東のみが「これはいくらなんでもやりすぎである」と番組を強く批判していた事に触れ「擁護する発言をした人たちを忘れはしない。またそのまんま東さんの発言も忘れないし(東さんの)発言に感謝している」と発言している。
関連項目
- 大映テレビ
- 宇津井健 - 「シークレット部隊」「赤いシリーズ」など数多くの大映ドラマで三浦・山口夫妻と共演し、2人の結婚式では夫婦で媒酌人を務めた。
- 中条静夫
- 藤巻潤
- 川口厚 - 三浦の元マネージャー、元俳優。2007年死去。
- 霊南坂教会 - 山口百恵と結婚式を挙げた教会。
脚注
- ↑ 1.0 1.1 1.2 斎藤明美『家の履歴書 男優・女優篇』120頁
- ↑ 2.0 2.1 2.2 斎藤明美『家の履歴書 男優・女優篇』122頁
- ↑ 3.0 3.1 3.2 『週刊朝日』2015年2月20日号
- ↑ 高校生の頃は清志郎とは違うバンド、初期のRCサクセションではバックミュージシャンとして、中期はゲストでライブに参加したことはあるが、RCサクセションの初期メンバーという説は誤り。
- ↑ 斎藤明美『家の履歴書 男優・女優篇』125頁
- ↑ 6.0 6.1 “由紀さおり 紫綬褒章に「長く歌ってきたご褒美」”. スポニチ Sponichi Annex. (2012年11月2日) . 2017閲覧.
- ↑ 土曜ドラマ いのちの事件簿(ケースファイル) - NHK名作選(動画・静止画) NHKアーカイブス
- ↑ “永作博美&土屋太鳳&鈴木京香、人気女性作家の短編ドラマに出演!”. シネマカフェ (2015年11月25日). . 2016閲覧.
- ↑ “日本版『コールドケース』に永山絢斗、滝藤賢一ら レギュラーキャスト発表”. ORICON STYLE (2016年7月25日). . 2016閲覧.
- ↑ “新ドラマ「就活家族」1月スタート!三浦友和、黒木瞳、前田敦子、工藤阿須加が家族に”. シネマトゥデイ (2016年11月10日). . 2016閲覧.
- ↑ “宮城出身の鈴木京香、被災地描く主演作に「中途半端には出来ないという恐怖心もあった」”. 映画.com. (2014年11月10日) . 2014閲覧.
- ↑ “綾野剛×榮倉奈々×瑛太×三浦友和×永瀬正敏ら超豪華キャスト!佐藤浩市主演『64』に集結”. シネマトゥデイ (2015年3月26日). . 2015閲覧.
- ↑ “三浦友和、赤堀雅秋監督作「葛城事件」に主演 南果歩&新井浩文&若葉竜也と共演”. 映画.com (2015年10月12日). . 2015閲覧.
- ↑ “山崎賢人&三浦友和、本屋大賞1位「羊と鋼の森」映画化で初共演!”. 映画.com (株式会社エイガ・ドット・コム). (2017年2月3日) . 2018閲覧.
- ↑ “「インクレディブル・ファミリー」三浦友和、黒木瞳、綾瀬はるか、高田延彦が続投”. 映画ナタリー . 2018閲覧.
- ↑ “佐藤浩市、三浦友和ら豪華出演陣 クルマづくりの情熱描く動画公開”. スポニチアネックス (2015年10月28日). . 2015閲覧.
- ↑ “「オーバー・フェンス」「団地」が最優秀作品に、第8回TAMA映画賞結果発表”. 映画ナタリー. (2016年10月6日) . 2016閲覧.
- ↑ “【報知映画賞】三浦友和「日本一重たい賞です」主演男優賞”. スポーツ報知. (2016年11月29日) . 2016閲覧.
- ↑ 19.0 19.1 “笑福亭鶴瓶 三浦友和の配慮に欠けた発言に苦言「それ、オレ避けたんや」”. ライブドアニュース. ライブドア (2016年6月18日). . 2017閲覧.“TVでた蔵、2016年6月17日放送”. A-Studio. TBS (2016年6月17日). . 2017閲覧.
- ↑ 参議院会議録情報 第96回国会 予算委員会 第14号
- ↑ 三浦友和著『被写体』
外部リンク
- プロフィール - テアトル・ド・ポッシュ
- | sub | s=0000000594257 | -7 }}/ Tomokazu Miura - インターネット・ムービー・データベース(英語)
- “どらく-ひとインタビュー 『家族が心地よく暮らせるのが目標』”. (2007年11月5日). オリジナルの2013年4月26日時点によるアーカイブ。
- 三浦友和 - テレビドラマデータベース
テンプレート:報知映画賞主演男優賞 テンプレート:報知映画賞助演男優賞