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| | == 郡域 == | | == 郡域 == |
| | [[1879年]]（[[明治]]12年）に行政区画として発足して以来、郡域は上記2町1村のまま変更されていない。 | | [[1879年]]（[[明治]]12年）に行政区画として発足して以来、郡域は上記2町1村のまま変更されていない。 |
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| − | == 歴史 ==
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| − | === 郡発足までの沿革 ===
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| − | [[飛鳥時代]]に[[阿倍比羅夫]]が国家の出先機関「政所」「郡領」を設置した「後方羊蹄（しりべし）」は余市郡であるとの説<ref>滝川政次郎 「後方羊蹄」＝余市説</ref>がある。また、[[奈良時代]]以前の余市郡域は[[朝廷#日本の朝廷|朝廷]]によって道外と[[蝦夷#えみし|蝦夷（えみし）]]の交易の拠点が置かれたとみられ、後世、[[余市川]]河口右岸にある大川遺跡から、[[7世紀]]の[[太刀|大刀]]や奈良時代の朝廷の役人が身に着けた帯金具のほか漢字を記した[[土器]]なども出土している。
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| − | [[室町時代]]に勃発した[[コシャマインの戦い]]の際、後志国域でも余市以西で[[和人]]（[[渡党]]）と[[蝦夷#えぞ|蝦夷（えぞ]]＝[[アイヌ]]）との戦闘が繰り広げられた。
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| − | [[江戸時代]]、余市郡域は[[和人地]]となる。[[松前藩]]によってヨイチ[[場所]]が開かれており、[[旧下ヨイチ運上家]]などの運上屋が建てられ、漁場（[[旧余市福原漁場]]など）も開かれていた。
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| − | 陸上交通は複数の道が開削されており、[[渡島国]]から[[天塩国]][[増毛郡]]への道のりの途上であったため、[[文化 (元号)|文化]]年間に[[岩内郡]]と余市郡を結ぶ余市山道（[[国道276号]]･[[国道5号]]稲穂峠の前身）が開削され道中の宿場として笹小屋なども設けられた。このほか、余市場所請負人竹屋長左衛門は余市から古平境界までの2里（7.9km）余の道を開削。この他にも道が開かれている。海上交通は余市に寄航する[[北前船]]の航路も開かれていた。
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| − | [[江戸時代#江戸時代初期|江戸時代初期]]、[[寛文]]9年6月に[[日高国]]域を中心におこった[[シャクシャインの戦い|シャクシャインの蜂起]]が平定された後、余市でも蝦夷の松前藩に対する恭順の確認が行われた。[[安永]]2年山碓稲荷を創祀。
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| − | [[江戸時代#江戸時代後期|江戸時代後期]]の[[文化 (元号)|文化]]4年には、余市郡域は[[天領|公議御料（幕府直轄領）]]とされたが、[[文政]]4年には松前藩領に復した。文政10年には[[稲荷神社]]が創建、これは後世、山碓稲荷の合祀を経て[[余市神社]]となっている。[[安政]]2年余市郡域は[[上知令]]により再び公議御料となり[[庄内藩]]が警固をおこなっていた。[[戊辰戦争]]（[[箱館戦争]]）終結直後の[[1869年]]、[[大宝律令]]の[[国郡里制]]を踏襲して余市郡が置かれた。
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| − | === 郡発足以降の沿革 ===
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| − | [[画像:Shiribeshi-shicho.png|thumb|240px|北海道一・二級町村制施行時の余市郡の町村（4.余市町 5.大江村 6.赤井川村 青：区域が発足時と同じ町村）]]
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| − | * [[明治]]2年[[8月15日 (旧暦)|8月15日]]（[[1869年]][[9月20日]]） - [[北海道 (令制)|北海道]]で[[国郡里制]]が施行され、'''[[後志国]]'''および'''余市郡'''が設置される。'''[[開拓使]]'''が管轄。
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| − | * 明治12年（[[1879年]]）[[7月23日]] - [[郡区町村編制法]]の北海道での施行により、行政区画としての'''余市郡'''が発足。
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| − | * 明治13年（[[1880年]]）3月 - [[小樽郡]]外二郡役所（小樽[[高島郡 (北海道)|高島]][[忍路郡|忍路]]余市郡役所）の管轄となる。
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| − | * 明治15年（[[1882年]]）[[2月8日]] - [[三県一局時代#廃使置県|廃使置県]]により'''[[札幌県]]'''の管轄となる。
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| − | * 明治19年（[[1886年]]）[[1月26日]] - [[三県一局時代#廃県置庁|廃県置庁]]により'''[[北海道庁 (1886-1947)|北海道庁]]'''札幌本庁の管轄となる。
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| − | * 明治22年（[[1889年]]）1月 - 小樽郡外六郡役所（小樽高島忍路余市[[古平郡|古平]][[美国郡|美国]][[積丹郡|積丹]]郡役所）の管轄となる。
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| − | * 明治30年（[[1897年]]）[[11月5日]] - 郡役所が廃止され、'''[[小樽支庁]]'''の管轄となる。
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| − | * 明治33年（[[1900年]]）[[7月1日]] - [[北海道一・二級町村制|北海道一級町村制]]の施行により、浜中町、沢町、富沢町、中町、梅川町、琴平町、山臼町、黒川村、山田村、畚部村（ふごっぺむら）、大川町、沖村の区域をもって'''[[余市町]]'''（一級町）が発足。（1町）
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| − | * 明治35年（[[1902年]]）[[4月1日]] - [[北海道一・二級町村制|北海道二級町村制]]の施行により、仁木村、大江村、山道村の区域をもって'''[[仁木町|大江村]]'''（二級村）が発足。（1町1村）
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| − | * 明治39年（[[1906年]]）4月1日 - 北海道二級町村制の施行により、'''[[赤井川村]]'''（二級村、単独村制）が発足。（1町2村）
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| − | * 明治43年（[[1910年]]）[[3月1日]] - 小樽支庁が廃止され、'''[[後志支庁]]'''の管轄となる。
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| − | * [[大正]]4年（[[1915年]]）4月1日 - 大江村が北海道一級町村制を施行。
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| − | * [[昭和]]18年（[[1943年]]）[[6月1日]] - [[北海道一・二級町村制]]が廃止され、北海道で[[町村制]]を施行。二級町村は[[指定町村]]となる。
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| − | * 昭和21年（[[1946年]]）[[10月5日]] - 指定町村を廃止。
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| − | * 昭和22年（[[1947年]]）[[5月3日]] - [[地方自治法]]の施行により'''[[北海道]]'''後志支庁の管轄となる。
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| − | * 昭和39年（[[1964年]]）[[11月1日]] - 大江村が町制施行・改称して'''[[仁木町]]'''となる。（2町1村）
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| − | * [[平成]]22年（[[2010年]]）4月1日 - 後志支庁が廃止され、'''[[後志総合振興局]]'''の管轄となる。
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| − | == 参考文献 ==
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| − | * [[角川日本地名大辞典]] 1 北海道
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| − | == 脚注 ==
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| − | <references />
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| − | == 外部リンク ==
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| − | * [http://www.t-komazawa.ac.jp/column/net/backnumber/04/ 苫小牧駒澤大学：駒大在学生応援：インターネット講座■ 第4回 北海道と胆振地方の古代史]
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| | == 関連項目 == | | == 関連項目 == |
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| | {{北海道の市と郡}} | | {{北海道の市と郡}} |
| | {{後志支庁の自治体}} | | {{後志支庁の自治体}} |
| | + | {{テンプレート:20180815sk}} |
| | {{DEFAULTSORT:よいちくん}} | | {{DEFAULTSORT:よいちくん}} |
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| | [[Category:後志管内]] | | [[Category:後志管内]] |
