朝日町 (三重県)
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朝日町(あさひちょう)は、三重県北勢地域にある町で、三重県で一番面積が小さい自治体である。東側は川越町、北側は桑名市、南側は四日市市と隣接している。
Contents
地理
朝日町の北西側半分は丘陵地であり、更新世(洪積世)に形成された低い丘陵地で、南東側半分は沖積になった平野の水田地帯である。住宅地は丘陵の裾の旧東海道沿いに立地する。
- 地目別面積(2012年度)[1]
地目 | 面積(km2) |
---|---|
宅地 | 1.951 |
田 | 1.125 |
畑 | 0.424 |
山林 | 0.600 |
雑種地 | 0.341 |
その他 | 1.549 |
自然
- 河川
- 年間降水量
- 1,687mm(2006年度の観測結果)
隣接する自治体
人口
朝日町(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
- 朝日町の人口は2005年(平成17年)以前は伸び悩んでいたが、2006年(平成18年)~2010年(平成22年)にかけて北西部の丘陵地に白梅の丘、向陽台といった宅地が開発され人口が急増し、2010年(平成22年)の国勢調査の結果では2005年(平成17年)~2010年(平成22年)にかけての人口増加率が全国の市町村で第1位の35.3%となっている[2]。
歴史
弥生時代の遺跡もあり、壬申の乱のおりには、吉野から美濃への行軍の途中、この付近で大海人皇子(天武天皇)が、伊勢神宮を遥拝し、戦勝を祈願したとも伝える。戦国時代には埋縄(埋縄城が立地)、柿(柿城が立地)、小向(小向城が立地)、縄生(縄生城が立地)にそれぞれ城があり、小領主が分治していた。
町名の由来
天武天皇が壬申の乱の際に付近で朝日を拝んだとの日本書紀の故事の引用。
沿革
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、朝明郡小向村・柿村・埋縄村および当新田・縄生村の各一部の区域をもって朝日村が発足。
- 1896年(明治29年)4月1日 - 朝日村の所属郡が三重郡に変更。
- 1954年(昭和29年)10月17日 - 朝日村が町制施行して朝日町となる。
行政
- 歴代町長
- 1954年(昭和29年)10月-1968年(昭和43年)9月 - 安達誠三
- 1968年(昭和43年)9月-1976年(昭和51年)9月 - 太田清
- 1976年(昭和51年)9月-1983年(昭和58年)6月 - 佐藤金衛
- 1983年(昭和58年)6月-1991年(平成3年)6月 - 山本久雄
- 1991年(平成3年)6月-2003年(平成15年)6月 - 安達誠六郎
- 2003年(平成15年)6月-2015年(平成27年)6月 - 田代兼二朗
- 2015年(平成27年)6月-現職 - 栗田康昭
- 町議会:議員定数11名
※なお、衆議院議員選挙の選挙区は「三重県第3区」[3]、三重県議会議員選挙の選挙区は「三重郡選挙区」(定数:2)[4]、となっている。
消防
- 四日市市消防本部(四日市北消防署朝日川越分署)
警察
- 四日市北警察署(旧富田警察署。四日市市北部地域と三重郡川越町・三重郡朝日町を管轄)
- 「朝日川越交番」
- 所在地は三重郡川越町立川越中学校付近のあいあいセンター前にある。豊田一色地区に立地する。
- 川越町の朝明川より北部地域(豊田一色地区・南福崎地区・上吉地区北部・北福崎地区・亀須新田・亀崎新田・亀尾新田・当新田)と朝明川より南部地域(高松地区・上吉地区南部)と三重郡朝日町全域を管轄している
- 「朝日川越交番」
経済
- 本社を置く企業
- 工場を置く主な企業
- 東芝(東京芝浦電気)三重工場。住民の半数が東芝関係者である『東芝の町』である。
- 朝日町発祥の企業
- ギガス(ケーズホールディングスの子会社、現在の本社所在地は名古屋市名東区)
地域
学校
- 朝日町立朝日中学校(かつては川越町立川越中学校と統合して明和中学校であった)
- 朝日町立朝日小学校
日本郵政グループ
- 朝日郵便局(小向(おぶけ)) - ゆうちょ銀行ATMのホリデーサービス実施局(2012年12月現在)。
※朝日町内の郵便番号は「510-81xx」(隣の川越町と同じ)で、集配業務は四日市郵便局(四日市市沖の島町)が担当している。
交通
鉄道
バス
道路
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
主な史跡・旧跡等
- 縄生廃寺(金光寺跡)出土した舎利具などの遺物は国から重要文化財に指定されている。
- 縄生城跡
- 正治寺跡
- 柿城跡
- 埋縄城跡
- 国学者の橘守部「たちばなもりべ」の出生地跡。
- 1997年(平成9年)に開館した「朝日町歴史博物館」。
祭事・催事
- 八王子祭(8月13日)
地区
小向地区(おぶけ)
埋縄地区(うずなわ)
- 桑名街道沿いの農業地区。埋縄城跡など遺跡が複数存在する。付近には、伊勢湾岸自動車道みえ朝日インターチェンジが立地する。
柿地区(かき)
縄生地区(なお)
白梅の丘東西地区(しらうめのおか)
- 平成19年度土地区画整理事業で開発された新興住宅地。西地区・東地区の2地区で構成されている。
向陽台地区(こうようだい)
- 平成20年度土地区画整理事業で開発された新興住宅地。大型スーパーやサクラ公園などが整理された。
ゆかりの著名人
- 安達松治郎(第5代朝日村長)
- 橘守部(国学者)
- 勢力忠四郎(大相撲力士)
- 伊勢錦清(大相撲力士)
- 森有節(萬古焼中興の祖)
- 栗田真秀(画家)
- 水谷立仙(画家)
- 佐藤昭大(サッカー選手(鹿島アントラーズ))
- 星野嘉寛(元競輪選手、現 当町町議)
脚注
- ↑ 朝日町役場総務課"自然|三重県朝日町"(2013年10月27日閲覧。)
- ↑ 人口増加率トップは35%増の三重県朝日町、その成長の理由は? 人口増減詳細解説・10年国勢調査速報 東洋経済オンライン
- ↑ 衆議院小選挙区図 (PDF) 三重県選挙管理委員会
- ↑ 県議会議員の選挙区と定数 三重県選挙管理委員会
関連項目
外部リンク
- 朝日町公式ホームページ
- オープンストリートマップには、朝日町 (三重県)に関連する地理データがあります。
典拠レコード: