与路島
与路島 | |
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座標 |
北緯28度02分39秒 東経129度09分50秒 |
面積 | 9.35 km² |
海岸線長 | 25 km |
最高標高 | 297 m |
最高峰 | 大勝山(おおかちやま)[1] |
所在海域 | 東シナ海・太平洋 |
所属諸島 | 奄美群島 |
所属国・地域 | 日本・鹿児島県 |
与路島(よろしま[2]/よろじま[3])は、奄美群島に属する島。加計呂麻島の南方に位置し、面積は9.35km2[2]。
概要
行政区画としては与路島及び無人島のハンミャ島の全域が鹿児島県大島郡瀬戸内町の大字与路(よろ)となっている。郵便番号は894-2601。集落はひとつで、2016年3月末の世帯数は53、人口は81人である[4]。
島内の家々は珊瑚石を積み上げて塀としており、景観上の特徴となっている。
自然
面積は奄美群島の有人島の中で最も小さな島であるが、充実した自然を有する。ハブが生息する為、隣の請島と同様に、集落には「用心棒」(「ハブ棒」とも[5])と呼ばれるハブを退治する為の棒が立てかけてある。リュウキュウイノシシも生息する。また、隣の請島とは自然の様子が若干異なり、奄美大島と徳之島に見られる特徴が混在している。
周囲は岩場が多く、ウス瀬、立瀬、平瀬、アー崎、中崎、鏡崎、青尻崎、潮早之鼻などと呼ばれる釣りポイントがある。ハタ類、スマガツオ、ウメイロなどが釣れる。
請島とのあいだにあるハンミャ島(はんみゃじま、無人島)[2]は、海砂が斜面にまで広がっており、景勝地として知られる。
産業
ノエビア(化粧品メーカー)の研究施設があり、トカラ列島付近の海水を利用した製品を加工している。 島内には民宿が数軒あるが、飲食店、食料品店などはないので、食事は民宿に予約するか、食料持参が必要。
交通
瀬戸内町の中心地古仁屋港から1日1〜2便出ている町営連絡船「せとなみ」が、請島を経由して約100分で結ぶ(早朝の直行の場合は約50分)[6]。外海を通る航路のため、波高10mで欠航となるが、欠航の頻度は比較的高い。与路港には町営定期船与路待合所がある。また、古仁屋港から海上タクシーの利用も可能で、釣客などが利用している。
行政
し尿処理などのための、「瀬戸内町(与路島・請島)廃棄物処理手数料徴収条例」が制定されている。
教育
- 瀬戸内町立与路小中学校 - 児童、生徒が少ないため、山村留学を受け入れている。
医療
- 瀬戸内町立へき地診療所
行事
- 船漕ぎ大会 - 5月開催。
その他
ゆかりの人物
与勇輝(人形作家)の両親の出身地である。また、演歌歌手徳永ゆうきの祖父の出身地である。
ギャラリー
- Yoro island kagoshima,japan.jpg
与路集落の風景
- Hanmya Island Kagoshima,JAPAN.jpg
東側に対峙するハンミャ島
- Passenger boat Setonami.jpg
町営連絡船「せとなみ」
- Sea taxi Koniya port Kagoshima,JAPAN.jpg
待機中の海上タクシー(古仁屋にて)