アジア太平洋トレードセンター
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アジア太平洋トレードセンター | |
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情報 | |
用途 | 複合施設 |
事業主体 | 大阪市 |
管理運営 | アジア太平洋トレードセンター株式会社 |
敷地面積 | 68,000 m² |
建築面積 | 48,000 m² (建蔽率71%) |
延床面積 | 336,000 m² (容積率494%) |
竣工 | 1994年 |
所在地 |
〒559-0034 大阪市住之江区南港北2-1-10 |
座標 | 東経135度24分40.9秒北緯34.638222度 東経135.411361度 |
アジア太平洋トレードセンター(アジアたいへいようトレードセンター、英語名:Asia & Pacific Trade Center、略称:ATC)は、大阪市住之江区の咲洲に建設した大規模複合施設、およびその運営会社名。
O's棟とITM棟とからなる。通称:大阪南港ATC。
概要
大型展示場、アメニティ施設、インターナショナル・トレードマート(ITM)、アウトレットモール、ビジネスサポート施設、オフィスなどで構成される。飲食・娯楽施設などもあるほか、海沿いを歩くことができ、日没を真正面に見ることができる。キャッチフレーズは「I ♡ NANKO」であり、これが表記された看板が施設内の随所にある。
本来は貿易のためのトレードセンターとして大阪市により総事業費1,465億円で建設された。施設全体が保税地域(総合保税地域)の許可を受けていることから、国内外の大小の卸売業者や貿易業者、専門商社などの企業が入居し、関税を払うことなく世界各国から商品を輸入し、加工・展示・催事・輸入取り扱いの商談・販売などができる拠点となることが期待されていた。また、これらを補佐する各種機関や大小の会議室など「ビジネスサポート機能」も用意された。
しかし、高い賃料や都心からのアクセスの不便さなどにより入居企業が相次いで撤退したため、資金繰りが悪化し、経営破綻した。
現在は小売業・デザイン関連企業・福祉関連企業のためのショールーム・開業支援機関・経営支援機関を開設し、関連産業の集積を意図しているほか、アウトレットモールの運営など、活性化のてこ入れを図っている。なお、保税地域としての機能はほとんど使われないまま、既に許可を失効している。
2004年に民間人で前伊藤忠商事副社長の秋本穣が社長に就任し、再建に取り組んだ。その結果、2005年度に初めて黒字を計上した。その後も黒字は続き、2007年度の純利益は約14億4800万円だった。年間の来場者は約800万人、2007年度9月末時点でのテナント入居率は83.6%。
沿革
- 1994年 - 開業。
- 1999年3月19日 - アウトレットモール「ATCタウンアウトレット MARE」開業。
- 2003年 - 大阪ワールドトレードセンタービルディング、湊町開発センターとともに特定調停を申請[1]。
- 2005年 - 初の黒字を計上。
- 2008年7月8日 - 関西汽船(現・フェリーさんふらわあ)が「南港コスモフェリーターミナル」としてITM棟にフェリーターミナル機能を移転。別府航路、小豆島航路(2011年運休)が就航。
施設
- オズ棟
- O's(オズ) - 飲食・娯楽施設。音楽などのコンサートや、季節に合わせた各種催しが行われている。海沿いにはボードウォークなどを設置し、ウミエール広場として整備されている。
- ATCホール(ATCミュージアム) - 各種見本市やトイマーケット、子ども向けキャラクターの大型展覧会、プロボクシング興行などが開かれている。
- ITM棟
- ATCタウンアウトレット MARE
- T.Q. OUTLET STORE
- ATCあそびマーレ - 室内遊園地。
- ATC卸マート
- ATC輸入住宅促進センター
- 大阪デザイン振興プラザ
- おおさかATCグリーンエコプラザ(大阪環境産業振興センター) - 常設の環境展示場であり「水・土壌汚染研究部会」や「廃棄物リサイクルゼロエミッション研究部会」活動や、環境に関するセミナーが活発に開催されている。
- ATCエイジレスセンター
- 大塚家具大阪南港ショールーム
- 湯川家具
- LOGOS
- アミーゴ書店
- セレッソ大阪「メガタウン」 - オフィシャルショップ、ミュージアム、カフェスペースを併設。
- パキスタン領事館
- フットサルコート「SFIDA FUTSAL STADIUM」
- Shionなぎさのホール - Osaka Shion Wind Orchestraの活動拠点。
- 南港サンセットホール - 床面積約220m2、客席200席のクラシックホール。2006年12月17日開設。
- 大阪市消費者センター「くらしのひろばエル」
- 大阪府消費生活センター
- フェリーさんふらわあ「大阪南港コスモフェリーターミナル」第一ターミナルカウンター・待合室(別府航路用)
- ATCタウンアウトレット MARE
建物概要
- 延床面積:335,000m2
- 建築面積:48,000m2
- 敷地面積:68,000m2
- 主要構造:SRC、S
- 階数:地下2階 - 地上13階
- 駐車場:2,000台
- その他
交通機関
- ITM棟・オズ棟(北館)
- オズ棟(南館)
- 南港ポートタウン線中ふ頭駅下車3分
詳細は咲洲#交通機関を参照。
周辺施設
- 大阪府咲洲庁舎
- ハイアットリージェンシー大阪
- インテックス大阪
- フェリーさんふらわあ 大阪南港コスモ第二フェリーターミナル(志布志航路用、ITM棟隣接のフェリーさんふらわあエレベーター棟よりシャトルバスで3分)
詳細は咲洲#施設を参照
脚注
- ↑ 大阪市第3セクター3社の特定調停申請に関するコメント大阪商工会議所 会頭 田代和 - 大阪商工会議所
外部リンク
- アジア太平洋トレードセンター
- 南港新聞 - 南港新聞社
- LOGOS - LOGOS【アウトドアグッズ】
- アミーゴ書店 - アミーゴ書店