京急久里浜線
停車場・施設・接続路線 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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久里浜線(くりはません)は、神奈川県横須賀市の堀ノ内駅と同県三浦市の三崎口駅を結ぶ、京浜急行電鉄(京急)の鉄道路線。英語表記は、Keikyu Kurihama Line。駅ナンバリングで使われる路線記号はKK。
Contents
路線データ
- 路線距離:13.4km
- 軌間:1435mm
- 駅数:9駅(起終点駅含む)
- 複線区間:堀ノ内駅 - 京急久里浜駅、京急長沢駅 - 三浦海岸駅
- 電化区間:全線(直流1500V)
- 閉塞方式:自動閉塞式
- 保安装置:C-ATS
- 列車無線:誘導無線方式(IR)、デジタル空間波無線方式(デジタルSR)(併用)
- 最高速度:110km/h
- その他特記事項:1954年に日本で初めてのCTCが導入された。京急の路線で唯一、CTCが整備されている。
運行形態
京急本線は堀ノ内駅から浦賀方面へ向かうが、ほとんどの速達列車が久里浜線に直通し、実質的には久里浜線の方が本線のようになっている。1996年(平成8年)4月以前は快速特急(現・快特)が野比駅(現・YRP野比駅)・京急長沢駅を、1999年(平成11年)7月までは堀ノ内駅・新大津駅・北久里浜駅を通過していたが、同改正以降は全種別が久里浜線内各駅停車となっていた。2015年(平成27年)12月より「モーニングウイング号」の運行が開始され、16年ぶりに久里浜線内に通過駅のある列車が復活した。
久里浜線内のみ運転の列車はすべて停車駅が同一だが、快特、特急は8両編成、普通は4両ないし6両編成となる。 走行する車両はほとんど京急車だが、ラッシュ時には東京都交通局の車両も一部使用され、かつては京成電鉄の車両も乗り入れていた。
土休日には普通の設定が1本もなく、運行されるすべての列車が速達列車と言う特異な路線となっている。
単線区間が多く残されており、久里浜線内では本線の快特よりもスピードが出にくくなっている。
近年だと沿線は映画の撮影のロケ地として使われることも多い。
列車種別
現行の列車種別
2010年現在は以下の種別が運行されている。「モーニング・ウィング号」以外は久里浜線内ではいずれも各駅に停車する。
モーニング・ウィング号
2015年12月7日運転開始[2]。平日朝方の上り方面にのみ運転される、着席通勤を目的とした列車であり、JRの「ホームライナー」に相当する。久里浜線内の乗車駅は三浦海岸駅のみであり、横須賀中央駅・金沢文庫駅・上大岡駅に停車するが、品川駅まで降車することはできない。 乗車するにはWing Ticket(着席整理券:300円 1列車35名まで)またはWing Pass(1か月定期券タイプ:5,500円)が必要である。
京急ウィング号
平日夜間の下り方面にのみ運転される、着席通勤を目的とした列車であり、他社の「ホームライナー」に相当する。始発駅である品川駅から乗車する場合には着席整理券(200円。2015年12月7日から300円)が必要だが、上大岡駅 - 三崎口駅間については一般の「快特」として運行されるため、乗車券のみで乗車できる。停車駅や着席整理料金など一般の快特とは趣を異にするが、正式な種別は「快特」となっている。全列車が久里浜線に直通し、本線の泉岳寺駅 - 品川駅間と堀ノ内駅 - 浦賀駅間や都営浅草線には乗り入れない。
車両は、2ドアクロスシート8両編成が専用で用いられており、運行開始当初は2000形電車、2015年現在は2100形電車となっている。
京急蒲田駅・京急川崎駅・横浜駅を通過駅としているのが特徴である。
快特
現行ダイヤでは堀ノ内駅から本線に直通する系統・京急蒲田駅から空港線に直通する羽田空港発着系統・線内運転の系統があり、早朝・深夜をのぞくほぼ終日の設定がある。
1968年(昭和43年)に設定された「快速特急」が前身で、特急よりもさらに上位の種別として、それまで運転されていた三浦半島の観光地に向けた列車、ハイキング特急を格上げする形で登場した。当初は土休日に特急の合間に何本か設定されているにすぎなかったが、通勤需要の拡大とともに徐々に設定時間と運転本数が拡大されていき、また本線末端の浦賀方面よりも久里浜線へ直通するダイヤに移行していった。1999年夏のダイヤ改正で、通称・略称として用いられていた「快特」が正式名称となり、同時に「特急」を置き換える形で大増発を行い、日中はほぼ10分に1本は確保されるようになった。この時都営浅草線・京成線・北総線(以下:都心方面)へ直通する快特も登場している。1999年以前より平日朝ラッシュ時上りにて運行されていた通勤快特(B特)は、旅客案内上、金沢文庫駅までは特急として運転されるように変更された。そのため、平日朝ラッシュ時の久里浜線内は特急のみの運転となっている。
運行当初は久里浜線の津久井浜駅まで通過運転を行っていたが、近年は停車駅が増加しており、1998年に空港線が羽田空港駅(現在の羽田空港国内線ターミナル駅)まで延伸開業すると同時に京急蒲田駅が停車駅となり、1999年夏のダイヤ改正からは久里浜線内各駅停車となった。さらに、2010年5月16日からのダイヤ改正からは、本線の金沢八景駅も停車駅に追加された。なお、自社路線内では最速の列車であるが、都営浅草線内では大半の列車が各駅停車となる。
現行ダイヤでの運行形態は以下の通り
- 本線直通系統
-
- 泉岳寺・品川 - 京急久里浜・三崎口間
- 日中時間帯は2ドアの2100形を中心に使用され、泉岳寺駅まで乗り入れる。泉岳寺駅では浅草線・京成本線快速京成佐倉・京成成田・成田空港・芝山千代田行きに接続。
- 印旛日本医大・印西牧の原・京成高砂・青砥・押上 - 京急久里浜・三崎口
- (2017年10月30日以降発のみで三崎口)・京急久里浜・(着のみ)- 成田空港
- 成田スカイアクセス線・北総線・京成線ではアクセス特急で、浅草線では北行がアクセス特急、南行が快特で運転される。京急久里浜行きは土休日に2本設定されている。なお2017年10月30日以降は夜に三崎口発成田空港行きが1本設定される。
- 車両は京急1000形10次車以降、600形のそれぞれ8両が使用される。
- 泉岳寺・品川 - 京急久里浜・三崎口間
- 空港線直通系統
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- 羽田空港 - 京急久里浜(着のみ)三浦海岸(発のみ)
- 線内運転系統
-
- 堀ノ内(発のみ)・京急久里浜 - 三崎口
- 車両交換の際などに設定されている。
- 堀ノ内(発のみ)・京急久里浜 - 三崎口
特急
特急は、1968年(昭和43年)に「快速特急」(1999年のダイヤ改正より「快特」に名称変更)が設定されるまで最上位の種別であり、「快特」設定後も本数の多いダイヤの中心的な種別であったが、1999年夏のダイヤ改正から空港線に乗り入れる列車をのぞいた日中のすべての特急が快特に置き換わった。2013年現在は、早朝深夜・朝夕ラッシュ時のみの運転である。
現行ダイヤでは以下の運行パターンがある(久里浜線発着関係のみ列挙)。
- 泉岳寺・品川・京急川崎・神奈川新町・金沢文庫 - 京急久里浜・三崎口
- 羽田空港 - 京急久里浜・三崎口(着のみ)
- 北総線印旛日本医大・印西牧の原・京成線京成佐倉・京成高砂・青砥・押上 - 京急久里浜・三浦海岸・三崎口
- 都営浅草線・京成押上線・京成本線・北総線直通。新1000形などの3ドアの直通運転対応の京急車で運転。一部列車は都営車の運転も設定されている。
- 浅草線(北行のみ)・京成線・北総線内は普通となる。ただし平日夕方上りの印旛日本医大行きの2本は浅草線・京成線内は普通として、北総線内は急行として、同京成佐倉発三崎口行きは京成線内は快速として運転される。
- 成田空港 - 京急久里浜・三崎口
- 都営浅草線・京成押上線・京成本線・北総線・成田スカイアクセス線直通。新1000形の10次車以降及び600形での運転。
- 浅草線(北行のみ)・京成線・北総線・成田スカイアクセス線内はアクセス特急として運転。
- 堀ノ内・京急久里浜 - 京急久里浜(発のみ)・三浦海岸(着のみ)・三崎口
- 送り込みや車両交換として設定されている。
平日朝ラッシュ時の一部の金沢文庫行特急は、金沢文庫駅にて品川行快特に種別・行先変更され運転される(1999年以前の通勤快特)。そのため、久里浜線内で乗車したまま品川駅まで行くことができるが、「特急 金沢文庫」として駅時刻表・駅発車案内・種別方向幕に表記され、車内放送もそのように案内される。
普通
現行ダイヤでは平日朝ラッシュ時のみの運転で、品川・羽田空港・京急川崎・金沢文庫 - 京急久里浜間の列車が設定されている。車両は4両編成ないし6両編成である。
かつては三崎口発着の列車も設定されていたが、1997年に廃止されている。
女性専用車
平日朝上りのみ運転の三崎口駅 → 金沢文庫駅間が特急となる快特(B快特)のうち、横浜駅に7時30分 - 8時30分に到着する列車は品川方先頭車が女性専用車となる。
臨時列車
お帰り臨時電車
毎年5月下旬ごろに、久里浜工場信号所で行われる『京急ファミリー鉄道フェスタ』開催時にのみ運行される臨時列車。「お帰り」という名のとおり、久里浜工場信号所→京急久里浜駅間の下り列車のみであり、京急久里浜駅→久里浜工場信号所間の上り列車の運行はない。30分間隔で運転され、終点の京急久里浜駅では中線に到着し、上下線のどちらの列車にも同一ホームで乗り換えができるようになっている。運賃は京急久里浜駅から計算され、京急久里浜駅までの場合は入場券が必要となる。
過去の愛称付き定期列車・臨時列車
招運号
成田山新勝寺参拝客の輸送を目的として、1969年(昭和44年)より1972年(昭和47年)まで三浦海岸 - 京成成田間に終夜運転で2往復運行された。車両は1000形、停車駅は京急線・都営線内は特急と同一、京成線内は臨時特急停車駅(京成津田沼 - 京成成田間無停車。押上 - 京成津田沼間でも特急と一部異なる)であった。1973年(昭和48年)も運行する予定であったが、東京都交通局の労働争議による反対から終夜運転を急遽中止し、そのまま廃止された[3][4]。
マリンパーク号
1983年(昭和58年)より油壺マリンパーク集客を目的として、全日の快特・特急各1往復にヘッドマークを取付けて運転した。
快特については2000形が充当されるようになった時点でヘッドマークの取り付けが廃され、特急の1往復が京急の定期列車では唯一のヘッドマーク付きとなっていた[5]。また、三崎口駅を発着する平日の快特は「マリンパーク号」だけであった。1998年(平成10年)11月のダイヤ改正で平日の快特がすべて三崎口駅発着となったこともあり、快特・特急ともに廃止された。
歴史
- 1942年(昭和17年)12月1日 - 東京急行電鉄が湘南線の一部として、横須賀堀内(現・堀ノ内) - (仮)久里浜間を開業。
- 1943年(昭和18年)9月21日 - (仮)久里浜 - 久里浜(現京急久里浜)間が開業。
- 1944年(昭和19年)4月1日 - 久里浜駅を湘南久里浜駅に改称。
- 1948年(昭和23年)
- 1954年(昭和29年)
- 1959年(昭和34年)3月15日 - 湘南井田 - 湘南久里浜間が複線化。
- 1961年(昭和36年)9月1日 - 横須賀堀内駅を堀ノ内駅に改称。
- 1963年(昭和38年)11月1日 - 京浜久里浜 - 野比(現・YRP野比)間が開業。湘南井田駅を北久里浜に、湘南久里浜駅を京浜久里浜駅に改称。
- 1966年(昭和41年)
- 1975年(昭和50年)4月26日 - 三浦海岸 - 三崎口間が開業。
- 1980年(昭和55年)6月27日 - 京浜長沢(現・京急長沢) - 津久井浜間が複線化。
- 1987年(昭和62年)6月1日 - 京浜久里浜駅を京急久里浜駅に、京浜長沢駅を京急長沢駅に改称。
- 1991年(平成3年)3月19日 - 京成の車両が乗り入れを開始、その後1995年(平成7年)3月31日まで、平日の夕方に1往復設定された。
- 1998年(平成10年)4月1日 - 野比駅をYRP野比駅に改称。
- 2009年(平成21年)2月14日 - 保安装置をC-ATSに更新。
- 2015年(平成27年)7月7日 - デジタル空間波列車無線(デジタルSR無線)の使用を開始[6]。
駅一覧
- 凡例
- 停車駅 … ◎:停車(始発駅)、↑:通過(矢印の方向のみ運転)
- 線路 … ∥:複線区間、◇・△:単線区間(列車交換可能)、△:単線区間の終点、∧:これより下は複線、∨:これより下は単線
駅番号 [1] | 駅名 | 駅間営業キロ | 通算 営業キロ |
モ 丨 ニ ン グ ・ ウ ィ ン グ 号 |
接続路線・備考 | 線路 | 所在地 | |
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堀ノ内から | 品川から | |||||||
KK61 | 堀ノ内駅 | - | 0.0 | 52.3 | ↑ | 京浜急行電鉄: 本線(品川方面直通運転) ※待避可能駅 |
∥ | 横須賀市 |
KK65 | 新大津駅 | 0.8 | 0.8 | 53.1 | ↑ | ∥ | ||
KK66 | 北久里浜駅 | 0.9 | 1.7 | 54.0 | ↑ | ∥ | ||
久里浜工場信号所 | - | (2.6) | (54.9) | ↑ | ∥ | |||
KK67 | 京急久里浜駅 | 2.8 | 4.5 | 56.8 | ↑ | 東日本旅客鉄道: 横須賀線(久里浜駅:JO 01)※待避可能駅 | ∨ | |
KK68 | YRP野比駅 | 2.7 | 7.2 | 59.5 | ↑ | ◇ | ||
KK69 | 京急長沢駅 | 1.3 | 8.5 | 60.8 | ↑ | ∧ | ||
KK70 | 津久井浜駅 | 1.2 | 9.7 | 62.0 | ↑ | ∥ | ||
KK71 | 三浦海岸駅 | 1.5 | 11.2 | 63.5 | ◎ | ∨ | 三浦市 | |
KK72 | 三崎口駅 | 2.2 | 13.4 | 65.7 | △ |
沿線概況
起点駅である堀ノ内駅は京急本線からの分岐点。本線は浦賀方面に続くがほとんどの速達列車は久里浜線に直通する。堀ノ内駅から新大津駅を抜け久里浜線内で利用客第2位の北久里浜駅に至る。内陸部を通過するが付近は山の上まで宅地開発が進んでいる。北久里浜駅と京急久里浜駅の間には運送上の拠点となる車両基地があり京急久里浜駅を境に輸送量に大きな段差ができる。
平作川に架かる鉄橋を渡ると路線の名前の由来にもなった京急久里浜駅である。京急久里浜駅は横須賀市内でも本線の横須賀中央駅に次いで乗降人員が多い駅であり駅ビルのウィング久里浜が隣接している。また横須賀線の終着駅である久里浜駅に隣接するため乗換客も多い。また、ここからバスを利用し久里浜港に向かえる。久里浜港からは、南房総の金谷港を結ぶ東京湾フェリー及び、期間限定で東京港・伊豆諸島を結ぶ東海汽船に乗船することができる。
京急久里浜 - 京急長沢間は単線区間である。高架部分とトンネルを通過するとYRP野比駅に到着する。YRPとは電波情報通信技術に特化した研究開発拠点横須賀リサーチパークの略であり当駅の名前の由来となっている。朝のラッシュ時には品川方面から乗車してきた旅客の多くがここで下車する。YRP野比駅から京急長沢駅、津久井浜駅にかけては車窓から現在でも住宅地混じりの田園風景が広がる。京急長沢付近から山側をみると大仏や五重塔を見ることができるがこれらは付近の霊園が昭和の終りごろに建造したものである。
京急長沢 - 三浦海岸間は複線区間に戻る。海岸付近を通っているが住宅や山林などがあるため車窓からはほとんどに海を見ることはできない。なおこの近くには北下浦海岸や三浦海岸といった海水浴場があるため夏を中心に賑わう。三浦海岸駅から終着駅三崎口駅へかけては再び内陸を走行する。付近には最近分譲された住宅地もあるがほとんどは農地か山林である。
久里浜線は三崎口駅で終着し、三浦市の市役所所在地の三崎や城ヶ島、油壺(油壺マリンパーク)、横須賀市の相模湾沿い地区方面へはここから京浜急行バスでアクセスする。本来はこの先の三崎漁港付近まで路線が建設される予定だった。
路線の延伸計画
久里浜線は三浦市の中心部、三崎港付近までの建設が元々の計画であり、そのための地方鉄道の免許も取得していた。しかし、市街地となっている三崎港付近での用地確保が困難なことから油壺以南の免許は1970年に失効し[8]、延伸計画は三浦海岸 - 油壺間4.3km に短縮された。計画では油壺地区の東側にある丘陵地帯に駅を設け、付近にバスターミナルや住宅団地を併設、さらに駅前整備に連動する形で油壺地区や小網代地区の道路が整備される予定であった。油壺駅までの延伸も用地買収が難航したため三崎口駅までの暫定開業となり、市街地への連絡はバスに依存する状況で現在に至る。三崎口駅南の国道134号を潜る形で僅かな距離だが線路は続いている。三崎口駅は三浦市街から遠く、以南が建設されるまでの暫定的なターミナルという位置付けとされていた。
運輸政策審議会答申第18号によればこの区間は2015年までに開業することが適当であるとされたが、延伸には貴重な自然林であり神奈川県が保護を打ち出している「小網代の森」を通過する形で路線が敷設される計画のため環境保護団体の反対があり三浦市初声町三戸地内での土地の買収も難航したため、京浜急行電鉄は一度三崎口 - 油壺間の免許を廃止することを決定、2005年(平成17年)10月7日、事業廃止届出書を国土交通省に提出した[9][10](12月24日廃止実施[10])。この時点では、免許の廃止は延伸計画を断念するものではなく今後の周辺の農地造成事業の進捗等を踏まえ、土地区画整理事業等に合わせて事業計画を見直した上で再度事業許可申請を行うとしていた[9]が、2016年(平成28年)3月16日、沿線人口の減少等を理由に、延伸事業と土地区画整理事業等による大規模宅地開発事業の凍結が決定され、延伸計画は事実上白紙となった[11]。
脚注
- ↑ 1.0 1.1 駅ナンバリング(駅番号)は京急空港線羽田空港国際線ターミナル駅が開業する2010年10月21日から導入。
- ↑ 2.0 2.1 “京急初!上り「モーニング・ウィング号」新設!12月5日土休日ダイヤ、7日平日ダイヤを改正 (PDF)”. 京浜急行電鉄 (2015年9月9日). . 2016閲覧.
- ↑ 鉄道ピクトリアル 1998年7月臨時増刊号「京浜急行電鉄」
- ↑ 鉄道ピクトリアル 1997年1月臨時増刊号「京成電鉄」
- ↑ ただし、快特のマリンパーク号については代走で数回3代目600形を充当したことがある。1995年10月に京浜急行電鉄により発売されたVHSビデオ「快走!KEIKYU 海を目指して風になる」では快特の方のマリンパーク号に運用された3代目600形による前面展望がこのビデオに収録されている(撮影のため本来の2000形の運用から振り替えたものであった。また3代目600形もヘッドマークが掲出できない)。
- ↑ 『鉄道ピクトリアル』2017年8月号 (No.935) p238 - p239、電気車研究会。
- ↑ JR東日本:連絡定期券の発売範囲を拡大しました。
- ↑ 森口誠之 『鉄道未成線を歩く〈私鉄編〉』 JTB、2001年、pp.77, 185。
- ↑ 9.0 9.1 “当社久里浜線延伸区間[三崎口〜油壺(仮称)間]の免許一旦取下げについて” (プレスリリース), 京浜急行電鉄, (2005年10月7日), オリジナルの2005年12月12日時点によるアーカイブ。 . 2016閲覧.
- ↑ 10.0 10.1 国土交通省鉄道局 監修 『鉄道要覧』平成18年度、電気車研究会・鉄道図書刊行会、2006年。
- ↑ “棚卸資産評価損および減損損失の計上に関するお知らせ (PDF)”. 京浜急行電鉄 (2016年3月16日). . 2016閲覧.