マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知

提供: miniwiki
2018/8/8/ (水) 20:58時点におけるAdmin (トーク | 投稿記録)による版 (1版 をインポートしました)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先:案内検索
マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知
250px
2015年、JRセントラルタワーズを背に、
トップを快走中のキルワ選手(バーレーン)
開催時期 3月
開催地 日本の旗 日本名古屋市
コース ロードコース
距離 マラソン / ハーフマラソン / 10km走
主要スポンサー 日本メナード化粧品(ゴールドスポンサー)
ニューバランス ジャパン(シルバースポンサー)
創立 2012年
公式サイト マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知

マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知(マラソンフェスティバルナゴヤあいち)は、2012年より名古屋市で開催している陸上競技(ロードレース)大会。主催はマラソンフェスティバルナゴヤ・愛知実行委員会。

従来の名古屋国際女子マラソン名古屋シティマラソンを統合する形で開始した。

概要

イベントは女性限定のフルマラソン大会である「名古屋ウィメンズマラソン」をメインイベントに、ハーフマラソン・10km走の「名古屋シティマラソン」、マラソン関連のウェアや商品などの展示を行う「マラソンEXPO」等のイベントで構成される。開催時期は従来の名古屋国際女子マラソンと同じ3月上旬に設定された。

イベントはナゴヤドームを中心に展開される。ナゴヤドームは全てのマラソンのスタート地点となるほか(名古屋ウィメンズマラソンについてはゴール地点にもなる)、マラソンEXPO等のイベント、ドーム周辺の周回コースで行われる「ファミリージョギング」なども行われる。

初年度の2012年はタレントの長谷川理恵安田美沙子道端ジェシカの3人がオフィシャルサポートランナーに起用された。[1]

2018年よりシルバースポンサーがこれまでのナイキジャパンからニューバランス ジャパンに変更される。[2]

開催日は栄付近や名古屋環状線を中心に、各地で交通規制が行われる。

名古屋ウィメンズマラソン

本大会のメインイベント。基本的には名古屋国際女子マラソンを受け継いだイベントとなるが、従来いわゆる「エリートマラソン」として開催された大会方針を大きく転換し、女性限定ながら一般市民も含めた総計15,000人参加の市民マラソンとして開催される。コースも従来の名古屋市瑞穂公園陸上競技場発着からナゴヤドーム発着(ナゴヤドーム外スタート、ナゴヤドーム内ゴール)に変更されるほか、市民マラソン化により競技時間が大幅に延びることからスタート時間が朝9時10分に繰り上げられた。

制限時間は7時間だが、東日本大震災が発生した当日にあたる3月11日に開催される年は、地震の起きた14:46(UTC+9)に参加者全員で黙祷を行うため(まだゴールしていない参加者もその場で立ち止まり黙祷することとされている)、その分の時間を加算して「7時間1分」となる[3]。この対応は2012年と2018年に行なわれた。

なお従来の名古屋国際女子マラソン同様に、エリートの部については五輪世界陸上競技選手権大会アジア競技大会に向けた女子マラソン日本代表の選考会になるとともに、本大会とさいたま国際マラソン大阪国際女子マラソンの3大会で3年おきに持ち回りで女子マラソンの日本選手権を兼ねて行われる[4]。また完走者全員にティファニー製のオリジナルデザインペンダントが贈呈されるが[5]、ティファニーによるこの種の完走賞の提供はサンフランシスコで開催される「ナイキウィメンズマラソン」に次いで世界で2レース目。[6]

主催者では「世界最大の女子マラソン」を謳い文句としており、2012年は最終的な参加者が13,114人となりギネス世界記録の「参加者1万人以上」という認定基準を上回ったことから、正式に「世界最大の女子マラソン」と認定された。[7]

2013年大会から国際陸上競技連盟(IAAF)からゴールドラベルレースが認定された[8]。これは女子だけのマラソン大会としては史上初である。

ゼッケンの方は2012年大会は2000年の「名古屋国際女子マラソン」以降の「メナード」表記だったが、2013年大会では「(社章)MENARD」、2014年大会からは「MENARD」に変わった。ゼッケン番号の下にはシルバースポンサーのスペースが取られており、2017年まではナイキのスウッシュ、2018年からはニューバランスのロゴが併記されている。

2014年大会から新たに車いすマラソンの部である「名古屋ウィメンズホイールチェアーマラソン」も新設される。こちらはクォーターマラソン(10.5km)で、ゴールは瑞穂陸上競技場となる。

2018年・2019年(2017年度・2018年度)の大会は、2020年東京五輪のマラソン日本代表候補を決める「マラソングランドチャンピオンシップ」(通称:MGC)シリーズの対象レースに指定される[9]。なお2019年大会は男子のびわ湖毎日マラソン(レースは午後スタート)とのダブルヘッダーで開催予定。

テレビ・ラジオ中継

テレビ中継は東海テレビが制作、フジテレビ系列で生中継(9:00 - 11:50)されている。系列局のうちテレビ大分は2016年3月まで9・10時台が日本テレビ系列枠(「シューイチ」、「誰だって波瀾爆笑」)を放送している関係で、2012年大会は深夜0時50分より録画放送されたが、2013年大会からは正午より録画放送されている[10]。同年4月より10時台がフジテレビ系列枠に変更されたが、2017年大会についても東京マラソンの時とは異なり引き続き正午からの録画放送を継続する[11]。2018年大会はフジテレビの東日本大震災関連特別番組放送のため、当日深夜0時55分から3時45分まで放送された。

又、東海テレビでは第2部として市民ランナーのゴールの模様も中京東海3県)ローカルで放送されており、開催日が3月11日となる2012年・2018年は東日本大震災関連特別番組放送の関係で午後4時から午後5時まで(2018年は午後4時55分まで)の放送だが、それ以外の年は通常番組の『スタイルプラス』での中継を挟んで午後1時30分から午後3時まで放送されている(当日の『スタイルプラス』は15分短縮で放送)。

ラジオ中継は東海ラジオで、東海ローカルにて中継される。

歴代優勝者

開催日 優勝者 国籍・所属 タイム 代表選考会等 日本人最高位
01 2012年3月11日 アルビナ・マヨロワ ロシアの旗 ロシア 2時間23分52秒 ロンドンオリンピック 尾崎好美(2位)
02 2013年3月10日 木﨑良子 日本の旗ダイハツ 2時間23分34秒 世界陸上モスクワ大会
第97回日本選手権を兼ねる
-
03 2014年3月9日 エレナ・プロコプツカ[12]  ラトビア 2時間24分07秒 仁川アジア大会 木﨑良子(2位[12]
04 2015年3月8日 ユニス・ジェプキルイ・キルワ バーレーンの旗 バーレーン 2時間22分08秒 世界陸上北京大会 前田彩里(2位[12]
05 2016年3月13日 2時間22分40秒 リオデジャネイロオリンピック
第100回日本選手権を兼ねる
田中智美(2位)
06 2017年3月12日 2時間21分17秒 世界陸上ロンドン大会 安藤友香(2位)
07 2018年3月11日 メスケレム・アセファ エチオピアの旗 エチオピア 2時間21分45秒 ジャカルタアジア大会
マラソングランドチャンピオンシップシリーズ2017-2018を兼ねる
関根花観(3位)

名古屋シティマラソン

名古屋シティマラソンについては、従来と開催時期及びルートが変更になることを除けば、大会自体には大きな変更はない。ウィメンズマラソンと異なり男子も参加可能。制限時間はハーフマラソンの部は3時間、10km走は1時間40分。

なおルートはナゴヤドームをスタートし、ハーフマラソンについては名古屋市中心部の白川公園、10km走については瑞穂陸上競技場がそれぞれゴール地点となる。

2014年より10km走が「クォーターマラソン」となり、距離が10.5kmに変更される(コースはほぼ従来通り)。

関連団体

主催

共催

主管

協賛企業(2018年)

脚注

  1. オフィシャルサポートランナーが決まりました
  2. ニューバランスは名古屋ウィメンズマラソン2018を協賛します。 先行エントリー権をプレゼントするキャンペーンを実施 (PDF) - 株式会社ニューバランス ジャパン 2017年8月17日
  3. 制限時間は7時間1分に決定!
  4. 『日本陸上競技選手権 100回記念 MEMORIAL BOOK』 日本陸上競技連盟、2016年、110頁。 
  5. 名古屋ウィメンズマラソン完走者にティファニーのペンダント贈呈
  6. 東京中日スポーツ・2011年7月21日付 11面
  7. 名古屋ウィメンズマラソン:世界最大の女子マラソンに認定 - 毎日jp・2012年3月12日
  8. 名古屋ウィメンズ、格付け最高位に=マラソン 時事通信 2012年9月18日
  9. マラソン代表の選考方法、MGCレースとは?これまでとの違い
  10. 2012年大会の録画放送が深夜枠だったのは、開催日が3月11日であったため、午後にフジテレビ製作の東日本大震災復興支援特番を同時ネットことも絡んでいる。
  11. 2017年3月12日 (日) の番組表”. テレビ大分公式サイト (2017年3月8日). . 2017閲覧.
  12. 12.0 12.1 12.2 2015年12月21日に日本陸上競技連盟が、2014年大会首位・2015年大会2位のロシアの旗マリア・コノワロワEnglish版ドーピング違反で資格停止処分確定および記録取消したことを受け、事務局は同選手の競技成績を削除し下位競技者の順位を繰り上げた。「名古屋ウィメンズマラソン」におけるマリア・コノワロワ選手の競技成績取り扱いについて” (2015年12月22日). 2016年1月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2016閲覧.

外部リンク

過去の競技結果

テンプレート:名古屋ウィメンズマラソン優勝者 テンプレート:IAAFゴールドラベル