鉄骨飲料
種類 | 清涼飲料水 |
---|---|
製造元 | サントリーフーズ |
販売元 | サントリーフーズ |
発祥国 | 日本 |
販売開始 | 1989年 |
公式サイト | SUNTORY 鉄骨飲料 |
鉄骨飲料(てっこついんりょう)は、かつてサントリーフーズ株式会社から発売されていた清涼飲料水である。
概要
鉄分(鉄化合物)、カルシウム(カルシウム化合物)、およびCPP(カゼインホスホペプチド)を配合した、特定保健用食品である。
- 種別 - 保健機能食品(消費者庁許可 特定保健用食品)
- 原材料名 - 砂糖、グレープフルーツ果汁、CPP(カゼインホスホペプチド)、乳酸カルシウム、香料、酸味料、塩化カルシウム、パントテン酸カルシウム、安定剤(ペクチン)、クエン酸鉄ナトリウム、酸化防止剤(ビタミンC)、カロチン色素
- 容量 - 200ml
- 外観 - ペットボトルに白色のプラスチックキャップ。ラベルは青、白、赤を使ったデザイン。
歴史
1989年の発売開始から1年間で1億5000万本以上が販売された。鷲尾いさ子が出演するテレビCM第1弾が話題となり、以後も新しいバージョンが作られ放映された。また、CMに使われていたオリジナル曲をフルコーラスアレンジした曲である『鉄骨娘』が1990年にCD・カセットテープ・ビデオテープとして販売され、1990年9月末までにCDとテープは合計で約14万枚[1]、ビデオテープは約1万4000本[1]の売り上げとなった。
1995年には、当時の厚生省から特定保健用食品としての標示許可を受けた。また味も改良され、ラベルデザインも金色を配したものに変更された。
1999年にもリニューアルが行われる。味が改良されるとともに、ラベルから金色が無くなり、発売開始当初に近い配色となった。
2010年3月に約11年ぶりとなる改良が行われた。容器がガラス瓶からペットボトルに変更された。また容量が120mlから200mlに増量され、カルシウム含有量が200mgに増量された。このリニューアルに伴い、約20年ぶりにテレビCMを行うこととなり、2010年3月30日に放送が開始された[2]。CMの制作にあたっては、1989年当時のCMの制作スタッフが再び携わることとなった。このCMでは、当初のCMの独特の世界観を受け継いでおり、歌詞には変更がなされている。また登場人物には『鉄骨女神』という呼称を用いており、『鉄骨女神』は弥生が演じている[2][3]。
CMソングのCD
- 鉄骨娘(1990年3月21日)
- 作詞・作曲・編曲 - 東京バナナボーイズ
- 歌 - 鷲尾いさ子と鉄骨娘
- 風の鉄骨娘(1991年4月10日)
- 作詞・作曲・編曲 - 東京バナナボーイズ
- 歌 - 鷲尾いさ子と鉄骨娘
- 鉄骨娘パオ♥〜パオ♥のテーマ〜(2010年4月21日)
姉妹商品
本商品が最初に話題となっていた当時は、清涼飲料の味を付けた飴が並行して販売されることが多く、パッケージのデザインを同じくした「鉄骨飴」という姉妹商品も販売されていた。こちらも鉄分が入っており、またグレープフルーツ味であった。
関連する商品
1991年には、名前に同じ語感をもつ商品として「熱血飲料」が当社より発売された。CMソングには、前述の鉄骨飲料のCMソングで作詞・作曲・編曲を手掛けた東京バナナボーイズの「熱血キッドの唄」が使用され、同曲もCD化された。
脚注
- ↑ 1.0 1.1 「商品名を連射 CMソングのパワー再び」『日経流通新聞』1990年10月23日付、28頁。
- ↑ 2.0 2.1 「サントリー 鉄骨飲料」新TV-CM「そろそろ鉄骨」篇オンエア開始 “あの鉄骨飲料CM”が約20年ぶりに復活! 新・鉄骨女神は、弥生さん!! サントリー食品株式会社 ニュースリリース 2010年3月24日(2010年4月20日閲覧)
- ↑ “「鉄骨飲料」CMが20年ぶりに復活! 現代版は小雪の姉・弥生が歌い踊る”. オリコンスタイル. (2010年3月25日) . 2013年5月26日閲覧.
外部リンク
- 鉄骨飲料 サントリー - ウェイバックマシン(2011年7月29日アーカイブ分)
- サントリー CMワールド 鉄骨飲料
- パオ♡ - ウェイバックマシン(2012年10月10日アーカイブ分) - 2010年のCMソング