国道221号
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国道221号(こくどう221ごう)は、熊本県人吉市から宮崎県都城市に至る一般国道である。
Contents
概要
中九州と南九州を結ぶ重要な道路であり、難所であった標高720mの加久藤峠を加久藤トンネルや人吉・えびのループによって解消してきた[1]。1995年(平成7年)7月27日に並行する九州自動車道人吉IC・えびのIC間が開通[2]後も同自動車道八代IC・えびのIC間では危険物積載車両の通行が禁止されているため、規制されるタンクローリーなどは八代市からえびの市にかけて国道219号と併せて代替道路として利用することとなり、国土交通省九州地方整備局は高速輸送ネットワークのミッシングリンクとして課題に挙げている[3]。
路線データ
一般国道の路線を指定する政令[4][注釈 1]に基づく起終点および経過地は次のとおり。
- 起点 : 人吉市(東間下交差点=国道219号上)
- 終点 : 都城市(松之元交差点=国道10号交点)
- 重要な経過地 : 熊本県球磨郡錦町、えびの市、小林市、宮崎県西諸県郡高原町
- 総延長 : 74.0 km(熊本県 16.3 km、宮崎県 57.6 km)重用延長を含む。[5][注釈 2]
- 重用延長 : 2.5 km(熊本県 2.5 km、宮崎県 - km)[5][注釈 2]
- 実延長 : 71.5 km(熊本県 13.8 km、宮崎県 57.6 km)[5][注釈 2]
- 指定区間 : なし[6]
歴史
路線状況
道路施設
トンネル
- 雲海トンネル
橋梁
- 加久藤ループ橋(人吉ループ橋[11]・えびのループ橋)
- 熊本県人吉市と宮崎県えびの市の境界にある加久藤トンネルの前後にはそれぞれループ橋が設置されている。これらは標高差55mの人吉ループと標高差75mのえびのループからなり、加久藤トンネルと同じく加久藤峠の狭隘な道路の解消を目的に建設され、加久藤ループ橋と総称される[1]。
- 人吉ループはカーブ半径95mから140mの橋3本で構成され、1977年(昭和52年)に完成。えびのループはカーブ半径150mから400mの橋6本とトンネル3本で構成され、1979年(昭和54年)に完成した[1][12]。
地理
通過する自治体
交差する道路
脚注
注釈
出典
- ↑ 1.0 1.1 1.2 “虹橋 46号 (PDF)”. 日本橋梁建設協会. pp. 17-19 (1992年1月). . 2013閲覧.
- ↑ “九州支社の歴史(あゆみ)”. 西日本高速道路. . 2013閲覧.
- ↑ “九州横断自動車道延岡線(嘉島JCT-矢部) (PDF)”. 国土交通省九州地方整備局. p. 22 (2011年12月16日). . 2013閲覧.
- ↑ “一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)”. 法令データ提供システム. 総務省行政管理局. . 2013閲覧.
- ↑ 5.0 5.1 5.2 5.3 5.4 5.5 “表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況 (PDF)”. 道路統計年報2016. 国土交通省道路局. p. 12. . 2017閲覧.
- ↑ “一般国道の指定区間を指定する政令(昭和33年6月2日政令第164号)”. 法令データ提供システム. 総務省行政管理局. . 2013閲覧.
- ↑ ウィキソースには、二級国道の路線を指定する政令(昭和28年5月18日政令第96号)の原文があります。
- ↑ 一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)
- ↑ “昭和46年度(1971年-1972年)県政タイムトラベル”. 熊本県広報課. . 2013閲覧.
- ↑ “宮崎県地域防災計画(道路災害対策編) (PDF)”. 宮崎県道路保全課. p. 1569. . 2013閲覧.
- ↑ 浅井建爾 『道と路がわかる辞典』 日本実業出版社、2001-11-10、初版。ISBN 4-534-03315-X。
- ↑ “五箇年計画と県内道路整備の推移 (PDF)”. 熊本県. . 2013閲覧.