アステュオケー
提供: miniwiki
2016/5/28/ (土) 00:33時点におけるja>月下薄氷による版 (言語ラベル追加、脚注の調整ほか)
アステュオケー (古希: Ἀστυόχη, Astyochē) は、ギリシア神話の女性である。同名の女性が複数知られ、
の他、数名が知られている。
Contents
ラーオメドーンの娘
このアステュオケーは、トロイア王ラーオメドーンの娘で、ティートーノス、ラムポス、クリュティオス、ヒケターオーン、プリアモス、ヘーシオネー、キラと姉妹[1]。ミューシアの王テーレポスの妻で、エウリュピュロスの母。
エウリュピュロスは最初トロイア戦争に参加する意思はなかったが、プリアモスはアステュオケーに黄金のブドウの木を贈ったので、アステュオケーはエウリュピュロスをトロイアの救援に向かわせた[2]。
系図
ピューラースの娘
このアステュオケーは、テスプローティアのエピュラの王ピューラースの娘。ヘーラクレースがエピュラを滅ぼしたさいに奪われ、その子トレーポレモスを生んだ[3][4]。
アクトールの娘
このアステュオケーは、アゼオスの子のアクトールの娘で、プリクソスの子孫にあたる。父の館で密かにアレースと交わり、アスカラポスとイアルメノスを生んだ[5]。
その他のアステュオケー
- アムピーオーンとニオベーの娘の1人[6]。
- 河神シモエイスの娘で、ヒエロムネーメーと姉妹。トロイア王エリクトニオスの妻、トロースの母[7]。
- 一説にアガメムノーンとメネラーオスの姉妹で、ポーキスの王ストロピオスの妻[8]。