トロース

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トロース古希: Τρώς, Trōs)は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してトロスとも表記される。トロイアの地名の名祖とされる。

トロイア王エリクトニオスと河神シモエイスの娘アステュオケーの子で、河神スカマンドロスの娘カリロエーとの間にイーロスアッサラコスガニュメーデースクレオパトラーをもうけた[1]

トロースはゼウスにガニュメーデースをさらわれた代償として、世界中に2つとない優れた名馬を授かった。ヘーラクレースラーオメドーンのときにトロイアにやって来てトロースの馬を得ようとしたが、結局得られなかった[2][3]。またアンキーセースはラーオメドーンの目を盗んで、密かに自分の牝馬と番わせて6頭の仔馬を手に入れ、うち4頭を自分の物とし、残りの2頭を息子のアイネイアースに与えた。アイネイアースはトロイア戦争のさいにその馬で戦車を引かせて戦ったが、ディオメーデースステネロスと協力してアイネイアースの馬を奪った[4]

系図

テンプレート:トロイアの系図

脚注

  1. アポロドーロス、3巻12・2。
  2. 『イーリアス』5巻。
  3. アポロドーロス、2巻5・9。
  4. 『イーリアス』5巻。

参考文献