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箕面駅(みのおえき)は、大阪府箕面市箕面1丁目にある、阪急電鉄箕面線の終着駅である。阪急電鉄の各駅のうち、標高が最も高い。駅番号はHK-59。
歴史
もともと箕面滝や瀧安寺を訪れる観光客の輸送を目的として箕面線が敷設されたため、現在の市街地の最も北端の山裾である箕面滝道の入り口に駅が設置された。
開業から大正期までは折り返しをラケット状のループ線で行っており[1]、ポールの付け替えの手間を省いていた。また、開業当時は石橋駅がデルタ線となっていたため、梅田から当駅まで来て折り返し、宝塚へ向かう電車も設定されたといわれている。ループ線内には「箕面公会堂」という劇場があったが、大正中期に宝塚市に移築されて「公会堂劇場」となり、宝塚少女歌劇の公演が行われるようになった。
かつては観光馬車が駅前に待機しており、箕面公園まで利用できた。
- 1910年(明治43年)3月10日 - 箕面有馬電気軌道(現在の阪急電鉄)箕面線開通と同時に箕面公園駅(みのおこうえんえき)として開業[2][3][4]。阪急電鉄では最古の駅の1つ。
- 時期不詳(1931年 - 1932年ごろ) - 箕面駅に改称[3]。
- 2011年(平成23年)3月27日 - 駅構内で足湯(もみじの足湯)が開業する[5]。
- 2013年(平成25年)12月21日 - 駅ナンバリング (HK-59) が導入される。
駅構造
櫛形ホーム2面2線を有する地上駅である。ホーム有効長は8両編成分。駅舎(改札口)はホーム頭端部にある。
のりば
号線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1・2 | ■箕面線 | 石橋・大阪(梅田)・宝塚・神戸・京都方面 |
1号線のみ両側をホームに挟まれており、島式タイプとなっている2号線側のホームを降車用として使用する。通常は1号線のみを使用しているが、平日朝ラッシュ時間帯は、1号線に宝塚本線直通列車、2号線に線内折返し列車を発着させている。
また、行楽シーズン時に線内折り返し臨時普通列車が運転される際も、2号線が使用される。
もみじの足湯
駅構内、改札外に足湯(もみじの足湯)が設置されており有料で利用できる[5]。足湯の隣には箕面の交通・観光案内所が併設され、箕面市内の観光案内および鉄道とバスの回数券、定期券の販売といった業務を行っている[6]。
また同じく駅構内に足湯を構える九州旅客鉄道の由布院駅および京福電気鉄道の嵐山駅と、「足湯三姉妹」と銘打った姉妹提携を行っている[6]。
- 阪急箕面駅ホーム1.jpg
終着駅のため、車止めが設置されている
- 阪急箕面駅ホーム2.jpg
ホーム
- HankyuMinooSta.jpg
箕面駅 全景
利用状況
2016年(平成28年)度のある特定日における1日の乗降人員は18,467人である。
各年度の特定日における1日の乗降・乗車人員数は下表の通り。
年度 | 特定日 | 出典 | |
---|---|---|---|
乗降人員 | 乗車人員 | ||
1995年 | 19,026 | 9,775 | [7] |
1996年 | 27,960 | 13,759 | [8] |
1997年 | 30,255 | 15,003 | [9] |
1998年 | 22,905 | 11,584 | [10] |
1999年 | - | ||
2000年 | 21,799 | 10,901 | [11] |
2001年 | 21,513 | 10,751 | [12] |
2002年 | 20,896 | 10,491 | [13] |
2003年 | 17,480 | 8,722 | [14] |
2004年 | 19,207 | 9,569 | [15] |
2005年 | 18,489 | 9,226 | [16] |
2006年 | 17,684 | 8,810 | [17] |
2007年 | 18,081 | 9,059 | [18] |
2008年 | 17,357 | 8,696 | [19] |
2009年 | 16,530 | 8,291 | [20] |
2010年 | 16,636 | 8,267 | [21] |
2011年 | 16,697 | 8,300 | [22] |
2012年 | 16,978 | 8,416 | [23] |
2013年 | 17,724 | 8,790 | [24] |
2014年 | 17,012 | 8,468 | [25] |
2015年 | 18,628 | 9,273 | [26] |
2016年 | 18,467 | 9,127 | [27] |
駅周辺
- 箕面川
- 箕面市立郷土資料館 - 東へ徒歩2分。
- 明治の森箕面国定公園 - 紅葉と滝の名所、箕面滝へは滝道経由で約2.7キロメートル(徒歩約40分)。
- 箕面温泉 - 当駅より滝道経由で約300メートル(徒歩5分)。
- 箕面公園昆虫館 - 当駅より滝道経由で約800メートル(徒歩10分)。
- 瀧安寺 - 当駅より滝道経由で約1キロメートル(徒歩15分)。
- 箕面郵便局
- ゆうちょ銀行箕面店
- 箕面新稲郵便局
- 箕面警察署
- 芦原公園
- 箕面市立中央図書館
- 箕面市立メイプルホール
- 大阪青山大学(箕面キャンパス)
- 大阪青山大学短期大学部
- アサンプション国際小学校・中学校・高等学校
- アサンプション国際幼稚園
- 箕面学園福祉保育専門学校(箕面キャンパス)
- 箕面学園高等学校
- 箕面学園附属幼稚園
なお、勝尾寺へは当駅より北東方向へ6.5キロメートル(徒歩で2時間近くかかる)であるため、千里中央駅または北千里駅からの阪急バス29系統の利用が至便である。以前は日・祝日限定で、当駅より直通バスも運行されていたが、利用客の少なさから短期間で廃止された。
バス
駅前に「箕面/箕面駅」バス停があり、阪急バスとコミュニティバス「オレンジゆずるバス」の路線が乗り入れる。
- 1番のりば
- 箕面山麓線
- ■36系統 粟生団地・間谷住宅方面行(如意谷住宅前・白島北・青松園前経由)※一部は循環、復路は37系統として運行される。
- 箕面山麓線
- 2番のりば
- 3番のりば(阪北線・白島線は平日のみ発着)
隣の駅
- 阪急電鉄
- ■箕面線
- 牧落駅 (HK-58) - 箕面駅 (HK-59)
脚注
- ↑ 引用エラー: 無効な
<ref>
タグです。 「hankyuworld4
」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ 曽根悟(監修) 『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 大手私鉄』11号 阪急電鉄 1、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010-10、14-17。ISBN 978-4-02-340141-9。
- ↑ 3.0 3.1 今尾恵介(監修) 『日本鉄道旅行地図帳』9 関西2、新潮社、2009年。ISBN 978-4-10-790027-2。
- ↑ 『阪急コレクション』 阪急電鉄株式会社コミュニケーション事業部〈阪急ワールド全集 1〉、2000年。ISBN 4-89485-038-9。
- ↑ 5.0 5.1 “阪急・箕面駅に交通・観光案内所を併設した「もみじの足湯」を3月27日(日)開業します!” (pdf) (プレスリリース), 阪急電鉄, (2011年2月22日) . 2016閲覧.
- ↑ 6.0 6.1 “箕面駅湯「もみじの足湯」”. 阪急電鉄. . 2016閲覧.
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成8年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成9年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成13年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成14年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成15年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成16年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成17年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成18年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成19年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成20年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成22年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成26年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成27年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成28年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成29年) (PDF)