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秋田県立大学 | |
---|---|
大学設置/創立 | 1999年 |
学校種別 | 公立 |
設置者 | 公立大学法人秋田県立大学 |
本部所在地 |
秋田県秋田市下新城中野字街道端西241-438 東経140度2分41.2秒北緯39.8024806度 東経140.044778度 |
キャンパス |
本荘キャンパス 秋田キャンパス 大潟キャンパス |
学部 |
システム科学技術学部 生物資源科学部 |
研究科 |
システム科学技術研究科 生物資源科学研究科 |
ウェブサイト | 秋田県立大学公式サイト |
秋田県立大学(あきたけんりつだいがく、英語: Akita Prefectural University)
秋田県秋田市下新城中野字街道端西241-438に本部を置く日本の公立大学。
1999年に設置。大学の略称は地元では「県大」「県立大」、他県と区別する場合は「秋県大」「秋田県大」。 2006年4月、公立大学法人により設置運営される大学となった。
概観
大学全体
秋田県立大学は、1999年に秋田県により設置された。入学定員390人と小規模でありながら、3キャンパス1研究施設を持つ。秋田・大潟キャンパスは生物・農学系、本荘キャンパスは工学系である。各キャンパスは明るく、その清潔感と充実した先端設備から施設の充実度は高い。イギリスの教育情報会社「Quacquarelli Symonds Ltd.」から発表された、2016年版の「大学ランキング(QSランキング)」では、国内の国公私立大学約800校の中で41位タイ、東北の国公私立大学では東北大、国際教養大に次いで3位、国内の公立大学約80校の中では、首都大学東京、国際教養大、大阪市立大、大阪府立大、横浜市立大に次いで6位にランキングされている。[1]。
建学の精神(校訓・理念・学是)
基本理念
- 21世紀を担う次代の人材育成
- 開かれた大学として、秋田県の持続的発展に貢献
教育目標
時代の変化に対応できる問題解決能力と、自ら能力を磨くことができる基礎的能力を兼ね備えた人材の育成を行うとしている[2]。
教育および研究
- クサビ型カリキュラム
- 少人数教育
- 学生自主研究活動
沿革
略歴
秋田県立大学は、1999年に発足した大学である。同時に秋田県立農業短期大学を短期大学部として併合。2006年4月から、設置者は秋田県から「公立大学法人秋田県立大学」(公立大学法人)に変更された。
年表
- 1998年12月 - 文部大臣が大学の設置を認可。
- 1999年4月 - 秋田県立大学 開学(システム科学技術学部、生物資源科学部)
- 1999年4月 - 秋田県立農業短期大学を秋田県立大学短期大学部として併合
- 2002年4月 - 秋田県立大学大学院システム科学技術研究科を設置
- 2003年4月 - 秋田県立大学大学院生物資源科学研究科を設置
- 2006年3月 - 短期大学部 学生募集停止(在校生卒業後に廃止)
- 2006年4月 - 独立行政法人化により、設置者が秋田県から「公立大学法人秋田県立大学」に変更。生物資源科学部に「アグリビジネス学科」を新設
- 2009年6月 - 開学10周年記念式典開催[3]
- 2018年4月 - システム科学技術学部新3学科誕生[4]
基礎データ
所在地
- 本荘キャンパス(秋田県由利本荘市土谷字海老ノ口84-4)
- 秋田キャンパス(秋田県秋田市下新城中野字街道端西241-438)
- 大潟キャンパス(秋田県南秋田郡大潟村南2-2)
- 木材高度加工研究所(秋田県能代市字海詠坂11-1)
象徴
- 学章は秋田県立大学の欧文の頭文字「A」をデザイン化したもので、目標を設定し、未来に向かって限りなく学んでいく姿を表している。
- 学歌は入学第一期生の卒業に合わせて平成15年3月に制定。作詞新川和江、作曲天野正道。
教育および研究
組織
学部
- システム科学技術学部(本荘キャンパス)
- 建築環境システム学科
- 構造学講座(建築構造学)
- 材料学講座(建築材料学)
- 環境学講座(環境計画学)
- 計画学講座(建築・都市アメニティグループ)
- 経営システム工学科
- 経営システム工学講座(経営情報、経営企画、プロセス管理)
- 建築環境システム学科
平成29年度入学生まで
平成30年度入学生から
- 生物資源科学部(秋田キャンパス・大潟キャンパス)
- 応用生物科学科
- 応用生物科学講座(分子細胞機能研究、微生物機能、植物機能科学、食品醸造)
- 生物生産科学科
- 生物生産科学科講座(植物生産基礎、植物遺伝・育種、植物分子生理、生物活性物質、植物資源創成システム)
- 生物環境科学科
- 生物環境科学講座(地域計画、環境管理修復、陸域生物圏、基礎生命科学)
- アグリビジネス学科(平成18年度新設)
- 応用生物科学科
アグリビジネス学科のみ、他学科のような講座・グループ制ではなく、農業技術・管理、農業農村環境、農業農村マネージメントの3研究グループが研究体制が構成しており、これらの研究グループを融合・分割させた、大規模農業経営、園芸作経営、生産環境、家畜資源循環農業経営、アグリビジネスマネージメント、農業政策研究の6つの教育グループによるプロジェクト型教育体制を取っている。
大学院
- システム科学技術研究科
- 博士前期課程
- 機械知能システム学専攻
- 電子情報システム学専攻
- 建築環境システム学専攻
- 経営システム工学専攻
- 共同ライフサイクルデザイン工学専攻(秋田大学との共同大学院)
- 博士後期課程
- 総合システム科学専攻
- 博士前期課程
平成23年度まで
- 博士前期課程・博士後期課程
- 生物機能科学専攻
- 遺伝資源科学専攻
- 博士前期課程・博士後期課程
平成23年度から
- 博士前期課程・博士後期課程
- 生物資源科学専攻
- 博士前期課程・博士後期課程
附属機関
- 総合科学教育研究センター
- フィールド教育研究センター
- バイオテクノロジーセンター
- 地域連携・研究推進センター
- 図書・情報センター
- 就職情報センター
- 木材高度加工研究所
木材高度加工研究所
木材高度加工研究所は、秋田県北部にある能代市に設置されている。大学に属する機関としては唯一「木材」を冠する専門教育・研究機関(林産業を単独に扱う公設試験研究機関としては北海道立林産試験場がある)であり、「森林資源を活用した持続的な資源循環型社会の形成」という目標のもと、最先端の研究および教育を行っている。
教育
- 新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム(学生支援GP)
- 薫風・満天フィールド交流塾が育む人間力(平成19年度採択)[5]
- 学生の人間力を高め、人間性豊かな社会人を育成するための新しい取り組み。
- 薫風・満天フィールド交流塾が育む人間力(平成19年度採択)[5]
- 現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)
- 大学と地域が育む「ふるさとキャリア」-新しい職業教育分野の創成に向けて-(平成19年度採択)[6]
- これからの農業・農村を活性化する人材を育成する教育プログラム。
- 大学と地域が育む「ふるさとキャリア」-新しい職業教育分野の創成に向けて-(平成19年度採択)[6]
学生生活
部活動・クラブ活動・サークル活動
サークルに加え、同好会制度が始まり同好会も増えてきている。 特徴的なものは、竿燈会・かまくら部・角館木匠塾など。
学園祭
- 松風祭(しょうふうさい)
- 秋田キャンパスで開催。
- 2009年度の松風祭では、M-1グランプリで優勝したパンクブーブーが出演した。
- 女装した男子学生による裏ミスコンテストというイベントも毎年催されている。
- 潮風祭(ちょうふうさい)
- 本荘キャンパスで開催。
いずれも2日間開催し、オープンキャンパスや研究発表会などを同時開催している。
施設
キャンパス
本荘キャンパス
- その他:キャンパス内に秋田銀行のATMが設置されているほか、売店、カフェテリアが併設されている。
秋田キャンパス
- その他:キャンパス内に秋田銀行のATMが設置されているほか、売店、カフェテリアが併設されている。
大潟キャンパス
- 使用学部:生物資源科学部アグリビジネス学科(3、4年次)
- 使用附属施設:フィールド教育研究センター、学生寮
- 交通アクセス:奥羽本線(JR東日本)八郎潟駅より車で約20分
学生寮
大潟キャンパスの敷地内にある学生寮「清新寮」は、鉄骨鉄筋コンクリート造り地上7階建て、200台収容の駐車場、厚生会館などが完備されている。
学生の居室は全館個室となっており、男子(2階~4階で計120室)、女子(5階~7階で120室)別に居住階が分かれている。
セミナーハウス
車で秋田キャンパスから約60分、本荘キャンパスから約80分。協和スキー場のすぐ側に格安の料金で利用できるセミナーハウスがある。学生および教職員がゼミナール、課外活動などで利用できる。
- 施設の概要
- 〈研修棟〉研修室、談話室、食堂、浴室、事務室、管理人室
- 〈宿泊棟〉和室6畳6室、8畳1室、12畳1室 ※宿泊収容人員43人
- 利用料金
- 学生および教職員が、正課の授業や合宿研修、学生団体の合宿で使用する場合の施設利用料は無料(ただし、食事代の実費負担はあり)。
対外関係
地方自治体との協定
- 小坂町と連携協力協定の締結[8](2010年2月26日締結)
- 秋田市と連携協力協定の締結[9](2010年1月7日締結)
- 大潟村と連携協力協定の締結[10](2009年3月4日締結)
- 由利本荘市、にかほ市と連携協力協定の締結[11](2009年2月24日締結)
- 潟上市と連携協力協定の締結[12](2008年10月23日締結)
他大学との協定
- 大学コンソーシアムあきた - 秋田県内の14の高等教育機関による連携協力協定。本学は2005年の発足時より加盟。
- 秋田大学
- 国際教養大学
- 東京農工大学
- 放送大学学園[13]。
- 宜蘭大学(台湾)
- 上海理工大学(中国)
- 順天大学校(韓国)
- 清華大学深セン大学院(中国)(※センは土ヘンに川)
- 西南交通大学(中国)
民間企業等との協定
その他機関との協定
社会との関わり
公開講演会
学外者も聴講できる公開講演会を開催している。
過去に開催された公開講演会
- 平成29年度 - 山本一成(愛知学院大学特任准教授・東京大学先端科学技術研究センター客員研究員)「人工知能はどのようにして「名人」を超えたのか?」
- 平成28年度 - 藤井敏嗣(火山噴火予知連絡会会長)「日本の火山活動の今後~大規模噴火は来るのだろうか」
- 平成27年度 - 宇津木妙子(NPO法人ソフトボール・ドリーム理事長)「夢の実現」~努力は裏切らない~
- 平成26年度 - 有馬朗人(静岡文化芸術大学理事長)「東洋の文化と西洋の文化」
- 平成25年度 - 永島敏行(俳優・本学客員教授)「農業との出会い、秋田との出会い」
- 平成24年度 - 佐藤勝彦(自然科学研究機構機構長)「宇宙はどのようにはじまったのか、終末はあるのか?」
- 平成23年度 - 坂東眞理子(昭和女子大学学長)「これからの社会と女性の品格」
- 平成22年度 - 野口健(アルピニスト)「生きる」
- 平成20年度 - 養老孟司(東京大学名誉教授・解剖学者)「いちばん大事なこと ~環境と教育~」
- 平成19年度 - 秋山仁(東海大学教育開発研究所教授)「創意と工夫で心豊かな生活を!~元気が出る数学ばなし~」
- 平成18年度 - 小柴昌俊(東京大学特別栄誉教授 )「やれば、できる」
- 平成17年度 - 毛利衛(宇宙飛行士)「宇宙の地球人としての私たち」
- 平成16年度 - 白川英樹(筑波大学名誉教授)「こうして導電性ポリマーは発見された?私の研究とセレンディピティー」
脚注
- ↑ Asian University Rankings
- ↑ 基本理念・教育目標(秋田県立大学HP)
- ↑ 県立大学十周年記念講演会及び式典・祝賀会を開催
- ↑ “学科再編│秋田県立大学” (日本語). www.akita-pu.ac.jp. . 2018閲覧.
- ↑ 平成19年度「新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム」選定プログラムの概要及び選定理由(薫風・満天フィールド交流塾が育む人間力):文部科学省
- ↑ 平成19年度現代的教育ニーズ取組支援プログラム選定結果について(報告)3 テーマ別選定状況 テーマ5:実践的総合キャリア教育の推進 平成19年度現代的教育ニーズ取組支援プログラム選定取組の概要及び選定理由-文部科学省
- ↑ 平成15年度「特色ある大学教育支援プログラム」テーマ別採択状況:文部科学省
- ↑ 小坂町と公立大学法人秋田県立大学との連携協力協定の締結について
- ↑ 秋田市と公立大学法人秋田県立大学との連携協力協定の締結について
- ↑ 大潟村と公立大学法人秋田県立大学との連携協力協定の締結について
- ↑ 由利本荘市、にかほ市と公立大学法人秋田県立大学との連携協力協定の締結について
- ↑ 潟上市と公立大学法人秋田県立大学との連携協力協定の締結について
- ↑ 放送大学 平成28年度 単位互換案内
- ↑ 東北森林管理局と連携協力協定を締結
関連項目
- 秋田公立美術大学
- 国際教養大学
- 秋田県立大学短期大学部(2007年3月閉校・生物資源科学部 アグリビジネス学科の前身校)
- 秋田公立美術工芸短期大学
公式サイト
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