「フラビウイルス科」の版間の差分
提供: miniwiki
ja>インフル (→分類) |
細 (1版 をインポートしました) |
(相違点なし)
|
2018/8/19/ (日) 21:33時点における最新版
フラビウイルス科(ふらびういるすか、Family Flaviviridae)は、一本鎖プラスRNAウイルスの一科。ウイルス粒子は直径40~60nmであり、エンベロープを持つ。学名の由来は黄熱ウイルスにちなむ(ラテン語flavusは黄色の意味)。フラビウイルス科にはフラビウイルス属、ペスチウイルス属、ヘパシウイルス属の3属が存在する。
フラビウイルス科のウイルスは脊椎動物に広く分布し、多くはベクター(蚊やダニ)を介して伝播する。そのほとんどは不顕性感染であるが、重篤な症状を引き起こすことがある。ウシウイルス性下痢ウイルス1、ウシウイルス性下痢ウイルス2およびブタコレラウイルスはニューカッスル病ウイルス(NDV)によってCPEが増強される。特にブタコレラウイルスによるものはEND法として利用される。
分類
- フラビウイルス属
- デングウイルス(Dengue virus)
- 日本脳炎ウイルス(Japanese encephalitis virus)
- 西ナイルウイルス(west Nile virus)
- 黄熱ウイルス(yellow fever virus)
- マレー渓谷脳炎ウイルス
- セントルイス脳炎ウイルス
- ジカウイルス(Zika virus)
- ダニ媒介性脳炎ウイルス(TBEV)
- ペスチウイルス属
- ボーダー病ウイルス(border disease virus)
- ウシウイルス性下痢ウイルス1(bovine viral diarrhea virus 1)
- ウシウイルス性下痢ウイルス2(bovine viral diarrhea virus 2)
- ブタコレラウイルス(classical swine fever virus)
- ヘパシウイルス属
- C型肝炎ウイルス(hepatitis C virus)
- 未分類
- G型肝炎ウイルス(GB virus C)