「名鉄豊田線」の版間の差分

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{{Infobox rail line
+
'''豊田線'''(とよたせん)
| box_width    = 300px
+
 
| name          = [[File:Meitetsu logomark 2.svg|20px|名古屋鉄道|link=名古屋鉄道]] 豊田線
+
[[愛知県]][[日進市]]の[[赤池駅 (愛知県)|赤池駅]]から愛知県[[豊田市]]の[[梅坪駅]]までを結ぶ[[名古屋鉄道]](名鉄)の[[鉄道路線]]
| color        = 9eb03a
 
| logo          = NP-TT.png
 
| image        = Meitetsu 200 series 021.JPG
 
| image_width  = 300px
 
| image_alt    = 200系(三好ヶ丘駅付近)
 
| caption      = [[名鉄100系電車#200系|200系]](三好ヶ丘駅付近)
 
| system        = {{Color|#7fc342|■}}豊田方面
 
| start        = 起点:[[赤池駅 (愛知県)|赤池駅]]
 
| end          = 終点:[[梅坪駅]]
 
| stations      = 8駅
 
| linenumber    = {{名鉄駅番号|TT}}
 
| open        = {{Start date|1979|07|29|df=y}}(全通)
 
| owner        = [[名古屋鉄道]]
 
| linelength_km = 15.2
 
| gauge        = {{RailGauge|1067mm|lk=on}}
 
| el            = [[直流電化|直流]]1,500 [[ボルト (単位)|V]], <br> [[架空電車線方式]]
 
| speed        = 最高100[[キロメートル毎時|km/h]]
 
| website      = [http://www.meitetsu.co.jp/train/station_info/line05/index.html 豊田線]
 
| map          = [[File:Linemap of Toyota Line.svg|300px]]
 
}}
 
{|{{Railway line header|collapse=yes}}
 
{{UKrail-header2|停車場・施設・接続路線&nbsp;|#C00029}}
 
{{BS-table}}
 
{{BS-colspan|HI=style="font-size:90%"}}
 
特記なき路線は[[名古屋鉄道|名鉄]]線
 
{{BS-colspan}}
 
----
 
{{BS2|HST|O1=HUBaq|HST|O2=HUBeq|||MY07 [[豊田市駅]]/右:[[新豊田駅]]||}}
 
{{BS2|STR|STR|||↑[[名鉄三河線|三河線]]||}}
 
{{BS2|BHF|O1=HUBaq|HST|O2=HUBeq|0.0|MY08 [[梅坪駅]]|/右:[[愛環梅坪駅]]|}}
 
{{BS4|STRq|ABZgr|STR||||←三河線 ↓豊田線||}}
 
{{BS4|STRq|KRZo|STRr||||←[[愛知環状鉄道]]:[[愛知環状鉄道線|愛環線]]||}}
 
{{BS2|BHF||2.0|TT01 [[上豊田駅]]||}}
 
{{BS2|BHF||3.8|TT02 [[浄水駅]]||}}
 
{{BS2|SKRZ-Yo|||国道155線架道橋|45.3m [[国道155号]]|}}
 
{{BS2|TUNNEL1|||福谷トンネル|505m|}}
 
{{BS2|BHF||6.2|TT03 [[三好ヶ丘駅]]||}}
 
{{BS2|TUNNEL1|||黒笹トンネル|348m|}}
 
{{BS2|BHF||8.1|TT04 [[黒笹駅]]||}}
 
{{BS2|SKRZ-Ao|||東名高速架道橋|49.6m [[東名高速道路]]||}}
 
{{BS2|WDOCKSaq|O1=lhMSTR|P1=STR|WDOCKSlg||愛知池橋梁|256m [[愛知池]]|}}
 
{{BS2|BHF|O1=WDOCKSc1|WDOCKSe|10.4|TT05 [[米野木駅]]||}}
 
{{BS2|TUNNEL1|||梨ノ木トンネル|390m|}}
 
{{BS2|BHF||12.2|TT06 [[日進駅 (愛知県)|日進駅]]||}}
 
{{BS2|TUNNEL2|||高松トンネル|260m|}}
 
{{BS2|TUNNEL2|||平子トンネル|191m|}}
 
{{BS4|STR+l|KRZo|ENDEeq|||日進車庫跨線橋|487.7m|}}
 
{{BS4|BST|STR|||||[[名古屋市交通局日進工場|名市交日進工場]]|}}
 
{{BS4|tSTRa|tSTRa|||||}}
 
{{BS4|tSTRl|tABZg+r|||||}}
 
{{BS2|tBHF+GRZq||15.2|TT07 [[赤池駅 (愛知県)|赤池駅]]||}}
 
{{BS2|tSTR||||[[名古屋市交通局|名市交]]:[[名古屋市営地下鉄鶴舞線|鶴舞線]]||}}
 
{{BS-colspan}}
 
----
 
橋梁、隧道の詳細は<br />『鉄道ピクトリアル』No.370、p.&nbsp;18による
 
|}
 
|}
 
'''豊田線'''(とよたせん)は、[[愛知県]][[日進市]]の[[赤池駅 (愛知県)|赤池駅]]から愛知県[[豊田市]]の[[梅坪駅]]までを結ぶ[[名古屋鉄道]](名鉄)の[[鉄道路線]]である。開通当初は'''豊田新線'''(とよたしんせん)と称していた。
 
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
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『[[鉄道要覧]]』による起点は赤池駅だが、列車運行および旅客案内、[[列車番号]]の設定においては、梅坪駅から赤池駅へ向かう列車が下り、逆方向が上りとなっている。
 
『[[鉄道要覧]]』による起点は赤池駅だが、列車運行および旅客案内、[[列車番号]]の設定においては、梅坪駅から赤池駅へ向かう列車が下り、逆方向が上りとなっている。
 
[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]の番組『[[月曜から夜ふかし]]』で発表された<ref>2016年9月19日放送。野村総合研究所による。</ref>「お金持ちが住む沿線ランキング」では、全国第十位である。これは中部地方では[[名鉄西尾線]]に次ぐ順位である。
 
 
=== 加算運賃 ===
 
新線であるため、建設費を回収するためにキロ程で算出された運賃に加えて加算額を加算する。普通運賃(大人)への加算額は、営業キロに応じて下表の通りとなっている。
 
 
しかし、地下鉄線と合算すると割高感があり(例:[[2006年]]7月時点で伏見 - 豊田市は地下鉄290円 + 名鉄500円 = 790円)、これを少しでも解消すべく、また建設費の回収も進んで来ていることから、2006年[[12月16日]]より普通運賃で10 - 50円引き下げられた(伏見 - 豊田市は地下鉄290円 + 名鉄450円 = 740円となった。2014年の消費税率引き上げにより2016年現在、伏見 - 豊田市は地下鉄300円 + 名鉄460円 = 760円となっている)。
 
 
なお、一部列車が地下鉄鶴舞線経由で直通している犬山線上小田井駅以遠との[[連絡運輸#通過連絡運輸|通過連絡]]は自動券売機に設定されていない。ただし、赤池駅の駅長室と有人駅の窓口で購入することはできる。
 
 
{| class="wikitable"  style="text-align: right;"
 
|-
 
!営業キロ
 
!加算額
 
|-
 
|0.1キロ -  2.9キロ
 
|20円
 
|-
 
|3.0キロ -  5.9キロ
 
|30円
 
|-
 
|6.0キロ -  8.9キロ
 
|40円
 
|-
 
|9.0キロ - 11.9キロ
 
|50円
 
|-
 
|12.0キロ - 15.2キロ
 
|60円
 
|}
 
<!-- この表は正式なものではないですが、名鉄時刻表にある加算額の三角図表と営業キロを照らし合わせると上表のような規則性があったので、対照表形式にしてみただけです。 -->
 
 
=== 路線データ ===
 
* 路線距離([[営業キロ]]):15.2&nbsp;km
 
* [[軌間]]:1067mm
 
* 駅数:8駅(起終点駅含む)
 
* 複線区間:全線
 
* 電化区間:全線(直流1500V)
 
* [[閉塞 (鉄道)|閉塞方式]]:自動閉塞式
 
* 最高速度:100&nbsp;km/h
 
* 最急勾配:34.5‰(三好ヶ丘駅 - 黒笹駅間)
 
* 軌条:50kgN(開通当初は一部に20mレールを敷設)
 
* 主な橋梁・トンネル
 
** 日進車庫跨線橋(赤池 - 日進間、全長487.7m、[[プレストレスト・コンクリート橋|PC桁]]・鋼合成桁)<ref name="Rp370_p18">{{Cite journal|和書|author = 山下武|title = 豊田新線の計画と建設について|date = 1979-12 |publisher = 電気車研究会 |journal = 鉄道ピクトリアル |volume = 370|page=18}}</ref>
 
** 愛知池橋梁(米野木 - 黒笹間、全長256m、PC桁)<ref name="Rp370_p18"/>
 
** 東名高速架道橋(米野木 - 黒笹間、全長49.6m、[[トラス橋#プラットトラス|鋼プラットトラス]])<ref name="Rp370_p18"/>
 
** 福谷トンネル(三好ヶ丘 - 浄水間、505m)<ref name="Rp370_p18"/> - 名鉄で最も長い山岳トンネル<ref>{{Cite journal|和書|author = 高橋大介|title = 線路と保線|date = 2009-03 |publisher = 電気車研究会 |journal = 鉄道ピクトリアル |volume = 816|page=101}}</ref>。
 
** 梨ノ木トンネル(日進 - 米野木間、390m)<ref name="Rp370_p18"/>
 
** 黒笹トンネル(黒笹 - 三好ヶ丘間、348m)<ref name="Rp370_p18"/>
 
 
=== 東海地震への対応 ===
 
豊田線では(豊田市駅 -)梅坪駅 - 赤池駅間の全線が[[東海地震]]の防災対策強化地域に含まれており、東海地震に関する警戒宣言が発令された場合、列車の運行が休止されることになっている<ref name="mttokaijishin">“[http://www.meitetsu.co.jp/train/trouble_case/ 列車運行に支障がある場合の取扱い]”、名古屋鉄道、2014年10月16日閲覧。</ref>。
 
 
== 歴史 ==
 
[[1927年]]設立の[[新三河鉄道]]が八事 - 挙母(豊田)間の鉄道敷設免許を取得したのが起源である。同社は名古屋市東部で[[路面電車]](後に[[名古屋市電]]へ譲渡)を運行していた尾張電気軌道を合併し、親会社の[[三河鉄道]]と連携して、名古屋 - 挙母 - 岡崎間の連絡を目指したが<ref group="注">三河鉄道は現在の名鉄三河線にあたる路線のほかにも、[[上挙母駅]] - [[岡崎駅]]間を営業していたものの、名鉄への合併後に廃止となっている([[名鉄挙母線]]・[[名鉄岡崎市内線]]を参照)。その後、[[新豊田駅]] - 岡崎駅間に国鉄岡多線(現:[[愛知環状鉄道線]])が開業している。</ref> 結局果たせず、敷設免許は三河鉄道を経て名古屋鉄道が引き継いだ。戦後しばらく日の目を見なかったが、1979年に名鉄が開業させた。
 
 
なお、名鉄は本来免許通り八事までの建設を計画していたが、[[都市交通審議会]]で名古屋市内の天白まで公営地下鉄を建設することが答申されたことと、用地買収の過程で市交通局の車庫を日進町(現・日進市) 赤池地区に確保する必要が出て来たため、名鉄と名古屋市が協議を行い、八事 - 赤池の免許を名古屋市に無償譲渡し、その見返りとして[[名鉄瀬戸線|瀬戸線]]の東大手 - 栄町の免許を得たという経緯がある。また、同線の試運転には[[名岐鉄道デボ800形電車|モ805-ク2313]]の2両編成が使われた<ref name="meitetsu-haisen" />。ただし[[自動列車制御装置|ATC]]が導入されていないため赤池駅には入線できずトンネル入口付近で折り返していた。その車両は豊田市の[[鞍ヶ池公園]]に[[静態保存]]されている。この車両のほかにも[[名鉄6000系電車|6000系]](6010編成。現在はmanaca未対応区間でのワンマン運転に対応済み)が試運転で乗り入れ、[[1987年]]には[[名鉄5700系電車|5700系]]が回送列車として黒笹駅まで一度だけ乗り入れた。開業前の地固めとして[[愛知電気鉄道デキ400形電気機関車|デキ400形]]が乗り入れたこともある。
 
=== 年表 ===
 
* [[1926年]](大正15年)[[10月9日]] 西三鉄道<ref group="注">免許状下付時点で新三河鉄道名義となっている</ref> が、八事 - 挙母(現・豊田市駅)間の鉄道敷設免許取得<ref>[{{NDLDC|2956392/5}} 「鉄道免許状下付」『官報』1926年10月13日](国立国会図書館デジタルコレクション)</ref><ref name ="meitetsu20090722">{{Cite press release |title = 〜名鉄豊田線開通30周年記念〜「記念乗車券」および「記念SFパノラマカード」を7月29日(水)から発売します。 - ニュースリリース | 名古屋鉄道 |publisher = 名古屋鉄道 |date = 2009-07-22| url = http://www.meitetsu.co.jp/profile/news/2009/20090722_01.html| accessdate = 2015-06-21}}</ref>
 
* [[1927年]](昭和2年)[[9月11日]] 三河鉄道の系列会社として、新三河鉄道設立<ref name="meitetsu-haisen">{{Cite book |和書 |editor=徳田耕一(編著) |year=2001 |title=名鉄の廃線を歩く |publisher=JTB |pages=168-169 |chapter=三鉄ものがたり |author=新實守|isbn=978-4533039232 }}</ref>、西三鉄道の免許を引き継ぐ。
 
* [[1932年]](昭和7年)12月26日 八事 - 挙母間の工事施工認可<ref name="itiran10">[{{NDLDC|1190630/59}} 『地方鉄道及軌道一覧 昭和10年4月1日現在』](国立国会図書館デジタルコレクション)</ref>。しかし、経営困難のため、本格的着工はできなかった。
 
* [[1937年]](昭和12年)
 
** [[10月22日]] 新三河鉄道から親会社の三河鉄道へ鉄道敷設免許を譲渡<ref>12月16日許可[{{NDLDC|2959780/20}} 「鉄道敷設権譲渡」『官報』1937年12月23日](国立国会図書館デジタルコレクション)</ref>。
 
** [[12月16日]] 新三河鉄道解散<ref name="meitetsu-haisen" />。
 
* [[1941年]](昭和16年)[[6月1日]] 名古屋鉄道が三河鉄道を合併。
 
* [[1972年]](昭和47年)
 
** 5月 八事 - 赤池間の鉄道敷設免許を名古屋市へ無償譲渡<ref name ="meitetsu20090722" />(名鉄は、見返りに瀬戸線の東大手 - 栄町間の免許を譲受)。
 
** 10月 名鉄豊田新線 - 地下鉄3号線(鶴舞線) - 犬山線の相互直通運転について、名古屋市交通局と協定締結<ref name ="meitetsu20090722" />
 
* [[1973年]](昭和48年)10月 豊田新線建設着工(41年ぶりの再着工)、愛知池橋梁工事に着手<ref name ="meitetsu20090722" />。
 
* [[1978年]](昭和53年)6月 東名高速架道橋の架設<ref name ="meitetsu20090722" />。
 
** 10月1日 名古屋市営地下鉄3号線(鶴舞線) 八事 - 赤池間開通<ref name="meitetsu-haisen" /><ref name ="meitetsu20090722" /><ref name="sougou-nenpyou-p59">{{Cite book |和書 |author=池田光雅 |year=1993 |title=鉄道総合年表1972-93 |publisher=中央書院 |page=59 |isbn=978-4924420823 |quote= }}</ref>。
 
** 12月 豊田新線用車両100系8両(2編成)が完成<ref name ="meitetsu20090722" />。
 
* [[1979年]](昭和54年)[[7月29日]] 豊田新線として梅坪 - 赤池間が開業<ref name="meitetsu-haisen" /><ref name="sougou-nenpyou-p63">{{Cite book |和書 |author=池田光雅 |year=1993 |title=鉄道総合年表1972-93 |publisher=中央書院 |page=63 |isbn=978-4924420823 |quote= }}</ref>。名古屋市営地下鉄鶴舞線と相互直通運転開始<ref name ="meitetsu20090722" /><ref name="sougou-nenpyou-p63" />。
 
* [[1986年]](昭和61年)[[9月29日]] 豊田線に改称<ref name="meitetsu-haisen" />。
 
* [[1993年]](平成5年)[[8月12日]] 鶴舞線の全通により犬山線と相互直通運転開始<ref name="meitetsu-haisen" />。
 
* [[2003年]](平成15年)[[10月1日]] [[トランパス (交通プリペイドカード)|トランパス]]導入<ref>{{Cite journal|和書 |date = 2004-01-01 |title = 鉄道記録帳2003年10月 |journal = RAIL FAN |issue = 1 |volume = 51 |publisher = 鉄道友の会 |page = 19 }}</ref>。
 
* [[2011年]](平成23年)[[2月11日]] ICカード乗車券「manaca」供用開始。
 
* [[2012年]](平成24年)[[2月29日]] トランパス供用終了。
 
 
== 運行形態 ==
 
[[名鉄三河線]]・[[名古屋市営地下鉄鶴舞線]]と直通運転を行い、[[豊田市駅]] - [[上小田井駅]]間を往復する運行を基本としている。平日のほぼ全時間帯、および土曜、休日の早朝・深夜には[[名鉄犬山線]]直通列車も設定されている。上り列車は全て豊田市駅行きであり、梅坪駅や途中駅での折り返しはない。終点となる豊田市駅では三河線知立方面との接続が考慮されている。日中は毎時4本(平日15分毎、土休日13分または17分毎)の運行であるが、朝夕は増発される。地下鉄鶴舞線が10分毎の運転となるので、運転間隔の調整のため直通列車の半数は赤池駅で約3分停車する。なお、赤池駅は[[名古屋市交通局]]が管理しているため、名鉄の旅客案内上は[[無人駅]]となっている。
 
 
当線は急勾配は多いが平面線形が良好なため、全列車が各駅停車ながらも線内のみの所要時分は18分で、表定速度は50km/hと名鉄の普通列車としては高く、[[名鉄河和線|河和線]]の急行とほぼ同等である。なお豊田市駅 - 伏見駅間の標準所要時分は45分となっている。
 
 
毎年夏に行われる[[豊田おいでんまつり]]の最終日など、イベント開催時には通常運行設定がない豊田市駅発赤池駅止まりの臨時列車が運行される時があるが、基本的には、夜の列車が少ない時間に上小田井行きを増発する(一部列車は赤池駅から豊田市駅に発駅変更して対応)。
 
 
== 車両 ==
 
;自社車両
 
:*[[名鉄100系電車|100系]]
 
:*[[名鉄100系電車|200系]]<!-- 100系と同じ記事内で解説されています -->(100系6次車の1編成)
 
:
 
;乗り入れ車両
 
:[[名古屋市交通局]]
 
:*[[名古屋市交通局3000形電車 (鉄道)|3000形]]
 
:*[[名古屋市交通局3050形電車|3050形]]
 
:*[[名古屋市交通局N3000形電車|N3000形]]
 
<gallery widths="170px"><!--豊田線内の写真のみ掲載-->
 
Meitetsu 100 series 021.JPG|100系
 
Nagoya Municipal Subway 3050 series 011.JPG|3050形
 
N3101H&N3102H in Nissin.JPG|N3000形
 
</gallery>
 
 
== 利用状況 ==
 
{| class="wikitable" border="1" cellspacing="0" cellpadding="2" style="font-size:90%; text-align:center;"
 
|+名鉄豊田線輸送実績
 
!年度 !! style="width:5em;" |通勤定期<br />(千人) !! style="width:5em;" |通学定期<br />(千人) !! style="width:5em;" |定期外<br />(千人) !! style="width:5em;" |年間輸送人員<br />(千人) !! style="width:5em;" | 一日平均輸送人員<br />(人)!! 備考
 
|-
 
|2006年(平成18年)|| 5,745 || 6,759 || 6,291 || 18,795 || 51,493 || 05年度以前不明 
 
|-
 
|2007年(平成19年)|| 5,944 || 6,736 || 6,793 || 19,473 || 53,204 ||
 
|-
 
|2008年(平成20年)|| 6,246 || 6,912 || 7,014 || 20,172 || 55,265 ||
 
|-
 
|2009年(平成21年)||  ||  ||  || 19,991 || 54,770 ||<ref name ="aichi-pref-tokei">{{Cite web |url = http://www.pref.aichi.jp/0000080752.html |title = 陸上交通に関する統計 |publisher = [[愛知県]] |accessdate = 2015-06-29 }}</ref>
 
|-
 
|2010年(平成22年)||  ||  ||  || 20,455 || 56,041 ||
 
|-
 
|2011年(平成23年)||  ||  ||  || 20,933 || 57,350 ||
 
|}
 
 
== 駅一覧 ==
 
* 下り方向(梅坪→赤池)に記述。
 
* 全駅[[愛知県]]に所在。
 
* '''普通列車'''のみ運行。全列車各駅に停車。
 
{| class="wikitable" rules="all"
 
|-
 
!style="width:3.5em; border-bottom:solid 2px #9eb03a;"|駅番号
 
!style="width:6em; border-bottom:solid 2px #9eb03a;"|駅名
 
!style="width:2.5em; border-bottom:solid 2px #9eb03a;"|駅間キロ
 
!style="width:2.5em; border-bottom:solid 2px #9eb03a;"|営業キロ
 
!style="width:18em; border-bottom:solid 2px #9eb03a;"|接続路線
 
!style="width:4em; border-bottom:solid 2px #9eb03a;"|所在地
 
|-
 
|colspan="6" style="text-align:center;"|{{名鉄駅番号|MY}} '''[[名鉄三河線|三河線]][[豊田市駅]]まで直通運転'''
 
|-
 
!MY08
 
|[[梅坪駅]]
 
|style="text-align: center;"|-
 
|style="text-align: right;"|0.0
 
|[[名古屋鉄道]]:{{名鉄駅番号|MY}} 三河線
 
|rowspan="3"|[[豊田市]]
 
|-
 
!TT01
 
|[[上豊田駅]]
 
|style="text-align: right;"|2.0
 
|style="text-align: right;"|2.0
 
|&nbsp;
 
|-
 
!TT02
 
|[[浄水駅]]
 
|style="text-align: right;"|1.8
 
|style="text-align: right;"|3.8
 
|&nbsp;
 
|-
 
!TT03
 
|style="white-space: nowrap;"|[[三好ヶ丘駅]]
 
|style="text-align: right;"|2.4
 
|style="text-align: right;"|6.2
 
|&nbsp;
 
|style="white-space: nowrap;" rowspan="2"|[[みよし市]]
 
|-
 
!TT04
 
|[[黒笹駅]]
 
|style="text-align: right;"|1.9
 
|style="text-align: right;"|8.1
 
|&nbsp;
 
|-
 
!TT05
 
|[[米野木駅]]
 
|style="text-align: right;"|2.3
 
|style="text-align: right;"|10.4
 
|&nbsp;
 
|rowspan="3"|[[日進市]]
 
|-
 
!TT06
 
|[[日進駅 (愛知県)|日進駅]]
 
|style="text-align: right;"|1.8
 
|style="text-align: right;"|12.2
 
|&nbsp;
 
|-
 
!TT07
 
|[[赤池駅 (愛知県)|赤池駅]]
 
|style="text-align: right;"|3.0
 
|style="text-align: right;"|15.2
 
|[[名古屋市営地下鉄]]:[[File:Nagoya Subway Logo V2 (Tsurumai Line).svg|20px]] [[名古屋市営地下鉄鶴舞線|鶴舞線]] (T20)
 
|-
 
|colspan="6" style="text-align:center;"|[[File:Nagoya Subway Logo V2 (Tsurumai Line).svg|20px]] '''名古屋市営地下鉄鶴舞線[[伏見駅 (愛知県)|伏見]]方面に直通運転'''
 
|-
 
|}
 
  
 
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
264行目: 17行目:
 
== 出典 ==
 
== 出典 ==
 
{{Reflist}}
 
{{Reflist}}
 
== 関連項目 ==
 
{{commonscat|Meitetsu Toyota Line}}
 
* [[日本の鉄道路線一覧]]
 
  
 
{{名古屋鉄道路線}}
 
{{名古屋鉄道路線}}

2018/9/22/ (土) 13:38時点における最新版

豊田線(とよたせん)

愛知県日進市赤池駅から愛知県豊田市梅坪駅までを結ぶ名古屋鉄道(名鉄)の鉄道路線

概要

名古屋市と豊田市とを結ぶ通勤・通学路線である。沿線の大学・高校への通学目的の利用も多い。全区間が立体交差で踏切が存在しないが、すべて高架というわけではなく、丘陵地帯の地形に合わせ、トンネルや掘割なども多数ある。また30以上の急勾配も随所に存在する。

三河線豊田市駅から名古屋市営地下鉄鶴舞線を経由して名鉄犬山線犬山駅まで直通運行している(全40駅、距離58.4 km)[1]

運賃計算区分B(運賃計算に用いる距離は営業キロの1.15倍)で、さらに加算運賃を適用する。manacaなどの交通系ICカード全国相互利用サービス対応カードが使用できる。

鉄道要覧』による起点は赤池駅だが、列車運行および旅客案内、列車番号の設定においては、梅坪駅から赤池駅へ向かう列車が下り、逆方向が上りとなっている。

脚注

出典