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オリックス銀行株式会社(オリックスぎんこう、ORIX Bank Corporation)は、東京都に本店を置くオリックス傘下の信託銀行である。主力商品は、インターネット専用定期預金「eダイレクト預金」、カードローン、住宅ローン。
Contents
概要
もとは山一證券の信託子会社であったが、山一證券の自主廃業によりオリックスに譲渡された。店舗はないが、出張所にあたるローンプラザがある。2009年より法人向け事業に本格参入した。
2011年10月1日付で「オリックス信託銀行」から「オリックス銀行」へ社名を変更したため、2018年5月現在、日本の信託銀行の中で「信託」の語が付かない唯一の信託銀行である。
沿革
- 1993年 - 山一信託銀行株式会社として開業。
- 1997年 - 親会社の 山一證券 が自主廃業する。
- 1998年 - オリックスに譲渡。オリックス信託銀行株式会社に改称。
- 1999年
- ダイレクト預金の取り扱い開始、住宅ローン事業開始。
- 全国銀行協会に加入。
- 2000年 - セゾンカード会員向けのバンキングサービス(セゾンカードバンキングサービス)開始。
- 2001年 - インターネット取引専用定期預金「eダイレクト預金」の取り扱い開始。
- 2003年 - 信託協会の準社員として加入。
- 2005年 - セゾンカードバンキングサービスの新規取引を停止。
- 2008年 - 借りかえ専用ローン「バンクプレミア」の取り扱い開始。
- 2009年
- 2010年 - 総資産1兆円を突破。
- 2011年
- 預金残高1兆円を突破。
- 10月1日 - オリックス信託銀行株式会社からオリックス銀行株式会社へ名称を変更。
- 2012年3月1日 - 「オリックス銀行カードローン」の取り扱い開始。
- 2013年5月14日 - 「eダイレクト金銭信託」の取り扱い開始。
- 2014年12月1日 - 「eダイレクト2週間定期預金」の取り扱い開始。
- 2015年
- 8月 個人向け預金残高および個人向け不動産融資残高1兆円を突破。
- 11月 「かんたん相続信託」の取り扱い開始。
- 2016年 - 「オリックス銀行カードローン」の融資残高1,000億円を突破。
- 2017年 - 「しんくみ相続信託」の取り扱い開始。
商品
預金
eダイレクト預金
インターネットバンキング版の定期預金。事前に同時開設される自分名義のeダイレクト普通預金に資金を振り込み、そこからインターネットバンキングを利用して振替操作を行うことで、定期預金を預け入れる。6ヵ月、1年、3年、5年まで幅広い預入期間を自由に選択可能。(預入金額は100万円以上。)
eダイレクト2週間定期預金
インターネットバンキング版の定期預金。eダイレクト預金と同じ、事前に同時開設される自分名義のeダイレクト普通預金に資金を振り込み、そこからインターネットバンキングを利用して振替操作を行うことで、定期預金を預け入れる。2週間で満期が到来する。(預入金額は50万円以上。)
eダイレクト普通預金
本店に開設される普通預金口座。本来は、定期預金であるeダイレクト預金を振り替るためのプール口座であるが、一般の銀行の貯蓄預金のように毎月利息が入る点が特徴。
ダイレクト預金
1999年から開始した、取引経路をダイレクトバンキング(ダイレクトマーケティング)に限定した定期預金。「通販型定期預金」と謳っている[1]。
eダイレクト金銭信託
2013年5月より「eダイレクト金銭信託」の取り扱いを開始。インターネット取引に特化した貸付金運用型金銭信託。投資家から集めた資金を企業への貸付金として運用する。
資金の貸付先は1回の募集毎に1社に限られ、貸付先の会社名を商品に明記しているのが最大の特徴である。2014年時点で貸付先はオリックス・ソフトバンクの2社[2]。
カードローン
2012年3月1日より「オリックス銀行カードローン」の取り扱いを開始。借り入れや返済は、全国の提携ATMで利用可能。手数料は無料。
住宅ローン
以下の商品を展開している。東京・大阪・福岡の3ヵ所に対面拠点の「住宅ローンプラザ」がある。賃貸を目的にした投資用不動産の購入、借り換え用のローン。マンション一室から、アパート一棟、新築から中古まで、オーダーメイド型のサービスを提供している。
- 不動産投資ローン
- 不動産担保ローン
脚注
- ↑ “ダイレクト預金”. オリックス銀行 . 2015閲覧.
- ↑ “金銭信託 取扱商品一覧”. オリックス銀行 . 2015閲覧.