油ヶ淵
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油ヶ淵 | |
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所在地 | 愛知県碧南市見合町1丁目 |
位置 | |
面積 | 0.64 km2 |
周囲長 | 6.3 km |
最大水深 | 5[1] m |
平均水深 | 3 m |
水面の標高 | 1[1] m |
成因 | 不明[1] |
淡水・汽水 | 汽水[1] |
湖沼型 | 富栄養湖[1] |
油ヶ淵(あぶらがふち)は、碧南市と安城市の境に位置する愛知県唯一の天然湖沼である[2]。二級河川に指定されている。
概要
周囲6.3km、面積0.64km2、平均水深は3m。海水と淡水の混じりあった汽水湖である。流入河川には、長田川、半場川、朝鮮川および稗田川があり、高浜川および新川を通じて衣浦湾へ流出している。油ヶ淵の名前は、息子の漁の安全を祈る母のために、淵の神様が娘の姿に変え油を買いに来て岬を照らしたという伝説に基づく。工業排水や生活排水により汚濁が進み、全国的に見ても汚濁した湖沼の一つとなっている。現在近隣自治体により浄化が進められるとともに、県営都市公園として整備するための検討も行われている。
日本モーターボート選手会常設訓練所・勤労青少年水上スポーツセンターがある。
歴史
- 1605年(慶長10年) - 徳川家康の命令により、代官米津清右衛門奉行が矢作新川の開削を行った。
- 1644年(寛永21年) - 矢作新川への土砂流出に対処するために米津と鷲塚との間に堤防を設けた。これにより、入海が遮断され、現在の油ヶ淵の基となる湖沼ができた。
- 1704年(宝永元年) - 矢作川の流砂により蜆川からの排水が困難となったことから、大浜村を通り海までの排水路が掘削される。これが現在の新川である。
- 1935年(昭和10年) - 流入した土砂と土地隆起により新川が排水不良を起こしたために、開削工事を行い高浜川が完成する。