新日鐵住金東海REX
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テンプレート:社会人野球チーム 新日鐵住金東海REX(しんにってつすみきんとうかいレックス)は、愛知県東海市に本拠地を置き、日本野球連盟に加盟する社会人野球の広域複合企業チームである。
チーム名の「東海REX」には、「ラテン語の王様、また恐竜のティラノサウルスをT-REXと略していることなどから、東海地方を代表する社会人野球のトップ(王様)を目指す」という意味合いが込められている。
概要
1965年、富士製鐵の名古屋製鐵所で『富士製鐵名古屋硬式野球部』として創部。
1970年、母体である富士製鐵と八幡製鐵が合併し新日本製鐵が発足し、これに伴いチーム名を『新日本製鐵名古屋硬式野球部』に改称した。
1974年に都市対抗野球に初出場。1976年には初出場した日本選手権で初優勝を果たした。
その後、鉄鋼不況の影響から新日本製鐵本社がスポーツ支援体制の見直しを進める中で、同チームは2003年から本社が企業チームとして直接運営する形から、複数の地元企業や団体などと共に地域に密着したクラブ型の運営方針に変更することとなり、広域複合企業チームの『硬式野球クラブ 東海REX』として再出発した[1]。
2012年10月、新日本製鐵と住友金属工業が合併し新日鐵住金が発足し、新たに冠スポンサーとなり、広域複合企業チームのままチーム名を『新日鐵住金東海REX』に改称した[2][3]。
2014年、都市対抗野球で東海地区第2代表の座を獲得し、1998年以来16年ぶりに本戦出場を果たした。
沿革
- 1965年 - 『富士製鐵名古屋』として創部。
- 1970年 - 母体の合併に伴い、チーム名を『新日本製鐵名古屋』に改称。
- 1974年 - 都市対抗野球に初出場。
- 1976年 - 日本選手権で初出場・初優勝。
- 1983年 - 都市対抗野球で準優勝。
- 2003年 - 広域複合企業チームとなり、チーム名を『硬式野球クラブ 東海REX』に改称。
- 2012年 - チーム名を『新日鐵住金東海REX』に改称。
主要大会の出場歴・最高成績
- 都市対抗野球大会 - 出場12回、準優勝1回(1983年)
- 社会人野球日本選手権大会 - 出場11回、優勝1回(1976年)
- JABA四国大会 - 優勝1回(1976年)
- JABA新潟大会 - 優勝1回(2014年)
- JABA広島大会 - 優勝1回(1989年)
- JABA高山市長旗・飛騨市長杯争奪高山大会 - 優勝1回(1994年)
- JABA伊勢・松阪大会 - 優勝3回(1976年、2004年、2005年)
主な出身プロ野球選手
- 坪井新三郎(内野手) - 1969年ドラフト外で中日ドラゴンズに入団
- 長島吉邦(投手) - 1972年ドラフト4位で広島東洋カープに入団
- 水谷啓昭(投手) - 1978年ドラフト3位で中日ドラゴンズに入団
- 音重鎮(外野手) - 1987年ドラフト5位で中日ドラゴンズに入団
- 足利豊(投手) - 1990年ドラフト4位で福岡ダイエーホークスに入団
- 山根善伸(捕手) - 1991年ドラフト7位で横浜大洋ホエールズに入団
- 井本直樹(投手) - 2000年ドラフト3位で中日ドラゴンズに入団
元プロ野球選手の競技者登録
- 洗平竜也(元:中日ドラゴンズ) - 投手(2004年~2007年)→退団
- 矢地健人(元:中日ドラゴンズ、千葉ロッテマリーンズ) - 投手(2016年~2017年)
かつて在籍していた選手
脚注
- ↑ 新日本製鐵君津もかずさマジックと改め、同様に広域複合企業チームとなった
- ↑ “チーム情報 2012年 登録・変更情報”. 日本野球連盟. . 2017閲覧.
- ↑ かずさマジックも新日鐵住金かずさマジックに、新日鐵大分ベースボールクラブも新日鐵住金大分クラブに改称した。
関連項目
- 社会人野球チーム一覧
- 都市対抗野球大会 (愛知県勢)
- 新日鐵住金の硬式野球部
- 室蘭シャークス(旧:新日本製鐵室蘭硬式野球部)
- 新日鐵住金鹿島硬式野球部(旧:住友金属鹿島硬式野球部)
- 新日鐵住金かずさマジック(旧:新日本製鐵君津硬式野球部)
- 新日鐵住金広畑硬式野球部
- 光シーガルズ(旧:新日本製鐵光硬式野球部)
- 新日鐵住金大分硬式野球部
- 新日本製鐵釜石硬式野球部 - 1988年に廃部。
- 新日本製鐵堺硬式野球部 - 1995年から休部し、2008年に廃部。
- 新日本製鐵八幡硬式野球部 - 2003年に廃部。
外部リンク
- 新日鐵住金東海REX(公式HP)
- 新日鐵住金東海REX(公式HPとは別に存在するブログ)