宝塚大学
宝塚大学 | |
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大学設置 | 1987年 |
創立 | 1966年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人関西女子学園 |
本部所在地 | 兵庫県宝塚市花屋敷つつじガ丘7-27 |
キャンパス |
宝塚(兵庫県宝塚市花屋敷つつじガ丘7-27) 東京新宿(東京都新宿区西新宿7-11-1) 大阪梅田(大阪市北区堂島1丁目13番16号) |
学部 |
造形芸術学部 東京メディア芸術学部 看護学部 |
研究科 | メディア・造形研究科 |
ウェブサイト | 宝塚大学公式サイト |
宝塚大学(たからづかだいがく、英語: Takarazuka University)
兵庫県宝塚市花屋敷つつじガ丘7-27に本部を置く日本の私立大学。
旧名、宝塚造形芸術大学。学校法人関西女子学園が運営する。
Contents
概要
- 設置年度が1987年と、芸術系大学の中では比較的新しい大学である(前身である関西女子美術短期大学は1967年設置)。
- 学校法人名は前身となった短期大学の名に準じているが、共学の大学である。
- 2010年4月に大阪梅田キャンパスを開設し、看護学部を設置するのに伴い、大学名を「宝塚造形芸術大学」から「宝塚大学」に変更した。
- 通称「宝塚大」(宝塚造形芸術大学時代は「宝塚芸大」「宝塚造形大」)。地元の宝塚市近辺では「造形大」や「芸大」と呼ばれる。また、芸術系大学に関する話の中で、単に「宝塚」と呼べば、この大学のことを指し、この呼び名が最もよく使用されている。
- キャンパスは宝塚市の他に、大阪梅田、東京新宿にも存在する。また、大学に在籍せずとも受講できる、一般に向けたエクステンションコースという公開講座を行っている。この講座で得られた単位は、正式な大学の卒業単位としても認められる。近年では、メディア・コンテンツ分野における研究・教育に積極的に力を入れている。
- 大学院の研究科では、茶道や華道などにおける東洋・日本文化の真髄を具現した文化を研究し学ぶことができる伝統芸術分野の研究領域を、全国の大学に先駆けて設置した。現在でも、伝統芸術を学ぶことができる数少ない研究科の一つである。宝塚、大阪梅田、東京新宿の全てのキャンパスで受講・研究が可能。なお、学部にはこの分野に関連する組織をおいていない。そのため、本研究領域に入学する生徒の出身学部や大学院は他の領域と比較すると特に多種多様である(その後、2006年度に大学院の全面的改組を行うことに伴い、これらを研究領域とする学生の募集を停止した(詳細は大学院の項目も参照のこと))。
沿革
- 1966年 学校法人関西女子学園設立認可
- 1967年
- 学校法人関西女子学園創設
- 関西女子美術短期大学(後の宝塚造形芸術大学短期大学部)設置
- 1977年 宝塚造形芸術大学設立準備委員会設置
- 1986年 宝塚造形芸術大学造形学部美術学科・産業デザイン学科設置認可
- 1987年 宝塚造形芸術大学開設
- 1993年 宝塚造形芸術大学院造形研究科造形・デザイン専攻修士課程設置認可・開設
- 1994年 宝塚造形芸術大学造形学部映像造形学科設置認可
- 1995年 宝塚造形芸術大学造形学部映像造形学科開設
- 1996年 関西女子美術短期大学を関西芸術短期大学と改称し共学となる
- 1998年 宝塚造形芸術大学造形学部芸術情報学科設置認可
- 1999年
- 宝塚造形芸術大学造形学部芸術情報学科開設
- 宝塚造形芸術大学大学院造形研究科造形・デザイン専攻博士課程設置認可
- 2000年 宝塚造形芸術大学造形研究科造形・デザイン専攻博士課程(後期)開設
- 2001年 関西芸術短期大学を宝塚造形芸術大学短期大学部に改称
- 2003年
- 宝塚造形芸術大学短期大学部の学生募集停止
- 宝塚造形芸術大学大学院デザイン経営研究科デザイン経営専攻専門職学位課程設置認可
- 2004年
- 宝塚造形芸術大学短期大学部を廃止
- 宝塚造形芸術大学大学院デザイン経営研究科専門職学位課程開設
- 2005年
- 宝塚造形芸術大学造形学部映像造形学科学生募集停止
- 宝塚造形芸術大学メディア・コンテンツ学部映像造形学科及びコンテンツ・プロデューサ学科設置
- 2006年
- 東京新宿キャンパス開設
- 宝塚造形芸術大学大学院造形研究科造形デザイン専攻(修士課程及び博士課程(後期))を大学院メディア・造形研究科メディア・コンテンツ専攻(修士課程及び博士課程(後期))と造形・デザイン専攻(修士課程及び博士課程(後期))の2専攻とする
- 2007年 宝塚造形芸術大学東京メディア・コンテンツ学部メディア・コンテンツ学科開設
- 2008年
- 宝塚造形芸術大学メディア・コンテンツ学部コンテンツ・プロデューサ学科を廃止
- 宝塚造形芸術大学メディア・コンテンツ学部映像造形学科をメディア・コンテンツ学科に名称変更
- 2009年 宝塚造形芸術大学看護学部看護学科設置認可
- 2010年
- 大学名を宝塚大学に名称変更
- 看護学部看護学科開設
- 造形学部美術学科、産業デザイン学科、芸術情報学科及びメディア・コンテンツ学部メディア・コンテンツ学科の2学部4学科を、造形芸術学部アート・デザイン学科及びメディア・デザイン学科の1学部2学科に改組
- 2011年 専門職大学院デザイン経営研究科を廃止
- 2013年
- 造形芸術学部アートデザイン学科を造形芸術学部制作力創造学科に、造形芸術学部メディア・デザイン学科を造形芸術学部想像力創造学科に名称変更し、各々の学科のコース制を研究室制に変更
- 東京メディア・コンテンツ学部メディア・コンテンツ学科のコース制は領域・研究室制に変更
- 2014年
- 助産学専攻科開設
- 東京メディア・コンテンツ学部メディア・コンテンツ学科を東京メディア芸術学部メディア芸術学科に名称変更
- 2015年 平成28年度から造形芸術学部募集を停止[1]
教育および研究
学部・学科
- 造形芸術学部
- 看護学部
- 看護学科
- 東京メディア芸術学部
- メディア芸術学科
- マンガ領域
- イラストレーション領域
- ゲーム領域
- アニメーション領域
- メディアデザイン領域
- メディア芸術学科
大学院
- メディア・造形研究科(修士課程・博士課程(後期))
- 造形・デザイン専攻
- 洋画(修士・宝塚)
- 日本画(修士・宝塚)
- 絵画(博士後期・宝塚)
- 彫刻(修士及び博士後期・宝塚)
- 美術史・美術理論(修士・宝塚)
- ファッションデザイン(修士及び博士後期・宝塚)
- イラストレーション(修士・宝塚)
- ビジュアルデザイン(修士・宝塚)
- プロダクトデザイン(修士・宝塚)
- 建築(修士・宝塚)
- インテリアデザイン(修士・宝塚)
- 写真(修士・宝塚)
- 先駆的表現(修士及び博士後期・宝塚)
- 映像デザイン(博士後期・宝塚)
- 環境デザイン(博士後期・宝塚)
- 放送(修士・宝塚及び東京新宿)
- 舞台芸術(修士・宝塚及び東京新宿)
- メディアコンテンツ専攻
- マンガ(修士・宝塚及び東京新宿)
- アニメーション(修士・宝塚及び東京新宿)
- ゲーム(修士・宝塚及び東京新宿)
- 映像(修士・宝塚及び東京新宿)
- イラストレーション(修士・宝塚及び東京新宿)
- コンテンツデザイン(修士・東京新宿)
- メディア・コンテンツ(修士・宝塚及び東京新宿)
- 造形・デザイン専攻
社会人大学院
大学院の項目を参照のこと
- メディア・造形研究科
- 造形・デザイン専攻
- ブランドコミュニケーションデザイン(修士)
- ビジュアルアート&デザイン(修士)
- ファッションアート&デザイン(修士)
- プロダクト&インテリアデザイン(修士)
- 建築&都市デザイン(修士)
- 芸術情報(修士)
- 基礎造形(修士)
- 伝統芸術(修士)
- メディア・コンテンツ専攻
- メディア・コンテンツ(修士)
- 造形・デザイン専攻
専門職大学院
2011年10月に廃止された。
- デザイン経営研究科
- デザイン経営専攻
- サービス・リテーリング領域
- コミュニケーション・デザイン領域
- ファッション・コスメティック領域
- 環境・プロパティ領域
- デザイン経営専攻
専攻科
- 助産学専攻科
施設
宝塚キャンパス
- 教育・研究機関
- 大学院博士課程
- 大学院修士課程
- 造形芸術学部
- 交通アクセス: 阪急電鉄宝塚線雲雀丘花屋敷駅から阪急バス150系統「愛宕原ゴルフ場」行きで約10分、「長尾台」下車徒歩すぐ(地図座標: 北緯34度50分10.5秒 東経135度24分0.3秒)
- 電車通学の学生のため、阪急バスが川西バスターミナル(阪急電鉄宝塚線・能勢電鉄川西能勢口駅南側)から専用直行バス(無料)を運行。JR西日本福知山線 (JR宝塚線)川西池田駅から川西バスターミナルまで徒歩約5分。
- 本館
- 事務局
- 三菱UFJ銀行のATM
- リフレッシュメントハウス(食堂)
- 体育館
- アートヒルホール
- マルチメディアタワー
- 音響心理学実験室
- 情報メディアセンター
- マルチメディアホール
- テラス棟・クリスタル棟
- シネマスタジオ
- クリスタルステージ
- 演出空間スタジオ
宝塚キャンパスは宝塚市花屋敷つつじガ丘の山腹にあり、宝塚市立長尾台小学校が正門から道路を渡ったところにある。宝塚キャンパスの学舎は、主にフランスで活躍した建築家ル・コルビュジエの弟子アンドレ・ボージャンスキーのデザインで、マルチメディアタワーのインテリアはルーヴル美術館のインテリアデザインを手掛けたアラン・リシャールによるもの。(参照)
大阪梅田キャンパス
東京新宿キャンパス
東京メディア芸術学部および大学院が設置されている正規のキャンパス。
- 教育・研究機関
- 大学院博士課程
- 大学院修士課程
- 東京メディア芸術学部
- 交通アクセス(地図)
- ジェットグラフィクス(映像・ゲームコンテンツ制作会社)
- 心田庵(茶室)
- メディア工房
- ゲーム制作会社が運営する開発室。同じフロア内を3分割し、教室、工房、ゲーム会社を配置する。ゲーム会社部分は実際のゲームメーカーとして機能するため、学生が作った作品が販売される可能性もある。メディア・コンテンツ学部の学生はまず教室に配属され、そこで優秀と認められ、選抜された学生が工房に進めることになる。ゲーム工房はゲームメーカーの開発部門であるため、工房に進学する場合は機密保持契約を結ぶことになる。
行事・関連イベント
春の造形展・秋の造形展
春の造形展、秋の造形展と、年に2回開催される。 学内関係者のみの出展であり、大学側からの評価として、金賞・銀賞・銅賞・学科賞などの各賞がある。金賞・銀賞・銅賞の受賞者には、表彰状だけでなく、メダルも贈呈される。
大学祭
宝塚キャンパスにて、毎年9月頃に開催。また、秋の造形展も同時に行われる。 2009年度は学外のアーティストも参加・出展できるアートフェスとして開催。 2010年度以降は東京新宿キャンパスで行われるものと同名の「宝翔祭」になる。
宝翔祭
東京新宿キャンパスにて行われる大学祭。
Θrob
ファッションショー
メディア・コンテンツ大賞
宝塚造形芸術大学と毎日新聞社が主催とする、主に漫画とアニメーションの新人作品を募集。 一般から参加できる。
- 最優秀賞
- 松本零士賞(全最優秀賞の中から1点)
- 毎日新聞社賞(1点)
- 奨励賞
- 佳作
卒業制作展
学部生および大学院生の最終制作作品の展示、審査。 各学科、コース、研究科のそれぞれのグループに大学側から予算が与えられ、学生達が自分達で、発表場所からテーマにいたるまでを決定し発表する。よって、グループによって様々な場所、日時で展示は行われる。本学キャンパス以外で発表場所としてよく使われる施設は大阪市立美術館など。
大学関係者
大学関係者一覧
海外芸術系諸大学提携校
- アメリカ
- Art Center College og Design
- The School of the Art Institute of Chicago
- New York University Tisch School of the Arts
- San Francisco Art Institute
- Parsons School of Design
- フランス
- Ecole nationale superieure des Beaux-Arts
- Ecole internationale des Arts et la Mod
- イタリア
- Accademia di Belle Arti di Brera
- lstituto Europeo di Design
- ほか、イギリス・ドイツ・ブラジルなど多数。
関連事項
脚注
- ↑ “宝塚大 28年度から造形芸術学部の募集停止”. 産経新聞 (2015年5月16日). . 2015閲覧.
外部リンク