内職
内職(ないしょく)とは、在宅で仕事を行い収入を得ること(委託)。
従来は役所や公共職業安定所・商工会議所での募集だったが、近年では、インターネットの普及に伴って、自身のウェブサイトに広告を載せることで報酬を得るアフィリエイトやテレビ電話で接客する「ネットキャバクラ」等が目立ってきている。
手加工等を伴う作業を在宅で行い、出来高個数に応じて契約報酬を受け取るものが元来の内職である。いわゆる、主婦が、家事の合間にする賃仕事。
内職とは
内職の始まりは、家内工業である。その起源は江戸時代の武士の内職とも言われる。 現代では、内職といっても様々な種類があり、手加工を伴う内職本来の仕事から、悪徳な内職商法まで様々である。
内職の内容
内職本来の意味で言う、手加工を伴う内職は、紙を加工するものから、箱の組み立て、さらには塩ビ系素材の組み立てなど様々である。 近年では、インターネットの普及に伴って、アフィリエイトやテレビ電話で接客する「ネットキャバクラ」等が目立ってきている。 さらに、商品や郵便物の封入作業や、陳列ケースに並べる商品見本の製作も内職で行われている場合がある。 その他には、機械ではできない、機械加工後のバリ取りなどの最終整形作業が内職で行われることもある。
内職の形態
まず、ひとつの加工あたりの単価を取り決める。次に、内職業者が内職をする者の自宅へ加工してほしい商材を配達し、期限になれば加工品を業者が集荷し、検品作業を経て合格品となる。 内職業者が配達する以外にも、内職をする者自身が商材を取りに行き、加工品も納品しに行く、という形態もある。
その他の用法
生徒や学生が授業中にその授業と関係のない勉強などをすることを俗に「内職」と呼ぶ。内職の内容は、他の教科や宿題や受験勉強である。
ブラック企業においても完全出来高払いのことを「内職」と呼ばれることもある。この行為は労働基準法27条に違反している。
関連項目