佐藤食品工業 (愛知県)
佐藤食品工業株式会社(さとうしょくひんこうぎょう、英: Sato Foods Industries Co., Ltd. )は、愛知県小牧市に本社を置く、主に天然調味料、茶エキス、及び粉末酒を製造する企業。
概説
創業は1950年(昭和25年)5月1日。会社としては、1954年(昭和29年)10月21日に有限会社佐藤食品工業所として設立し、1962年(昭和37年)5月に組織変更により佐藤食品工業株式会社となっている。世界で初めてアルコールの粉末化に成功した企業である。
1991年(平成3年)に株式を店頭公開し、2003年(平成15年)からジャスダックに上場している。新潟県の佐藤食品工業(東証2部)と全く同一の社名であるものの、表記はそのまま佐藤食品工業となっている。銘柄略称は「サトー」である。
2005年(平成17年)からSFCGグループのT-ZONEキャピタルが株式を取得するようになり、増資などで出資比率が引き上げられて、2007年(平成19年)8月にSFCGグループが株式の過半数を取得する[1][2]。しかし、2009年(平成21年)2月23日に株式会社SFCGが民事再生法の適用を申請。それに先立つ同月20日に、SFCGの子会社である株式会社TZCIが保有する当社株式(発行済み株式総数の50.5%)に対して、日本振興銀行が担保権を実行して親会社となった[3][4]。なお日本振興銀行はその後株式を売却し、2009年6月には親会社からその他の関係会社になり[5]、2010年(平成22年)1月25日に全保有株式を日産アセット株式会社に譲渡。日産アセットがその他の関係会社となった[6]。さらに2012年(平成24年)1月12日に実施した自己株式取得に対し、日産アセットは全保有株式を売却し、同社との資本関係もなくなっている[7]。
沿革
- 1954年(昭和29年) - 有限会社佐藤食品工業を設立し、新タイプの白醤油を製造販売開始。
- 1962年(昭和37年) - 佐藤食品工業株式会社に組織変更
- 1966年(昭和41年) - 三重工場を開設。
- 1967年(昭和42年) - 小牧工場を開設。
- 1990年(平成2年) - 本社屋が完成。
- 1991年(平成3年) - ジャスダック上場。
- 2000年(平成12年) - 小牧第二工場が稼動開始。
- 2006年(平成18年) - 第三工場第一期工事が竣工。4月に稼動開始。
- 2008年(平成20年) - 第三工場第二期工事着工。
主な製品
- 粉末酒「アルコック・ライトカクテル」