伊藤邦武
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伊藤 邦武(いとう くにたけ、1949年(昭和24年) - )は、日本の哲学研究者、龍谷大学文学部教授、京都大学名誉教授。分析哲学、アメリカ哲学、パースを主として研究している。
経歴
神奈川県横須賀市生まれ。京都大学文学部卒業。1985年(昭和60年)、京都大学大学院文学研究科博士課程で『パースのプラグマティズム』により文学博士。1991年(平成3年)、京都大学文学部助教授。1995年(平成7年)、京都大学文学研究科教授。2011年(平成23年)11月、紫綬褒章受章。2014年4月、龍谷大学文学部教授[1]。
著書
単著
- 『パースのプラグマティズム――可謬主義的知識論の展開』 勁草書房、1985年。
- 『人間的な合理性の哲学――パスカルから現代まで』 勁草書房、1997年。
- 『ケインズの哲学』 岩波書店、1999年。
- 『ケインズの哲学』〈岩波人文書セレクション〉2011年。
- 『偶然の宇宙』 岩波書店〈双書現代の哲学〉、2002年。
- 『パースの宇宙論』 岩波書店、2006年。
- 『宇宙を哲学する』 岩波書店〈双書哲学塾〉、2007年。
- 『ジェイムズの多元的宇宙論』 岩波書店、2009年。
- 『経済学の哲学―19世紀経済思想とラスキン』〈中公新書〉2011年。
- 『物語 哲学の歴史―自分と世界を考えるために』〈中公新書〉2012年。
- 『九鬼周造と輪廻のメタフィジックス』 ぷねうま舎、2014年。
- 『プラグマティズム入門』〈ちくま新書〉2016年。
編著
- 『哲学の歴史 第8巻 社会の哲学』 中央公論新社、2007年。
共編著
訳書
- D・D・ラファエル 『道徳哲学』 野田又夫 訳、紀伊國屋書店、1984年。
- イアン・ハッキング 『言語はなぜ哲学の問題になるのか』 勁草書房、1989年。
- F・P・ラムジー 『ラムジー哲学論文集』 D・H・メラー 編、橋本康二 訳、勁草書房〈双書プロブレーマタ〉、1996年。
- パース 『連続性の哲学』〈岩波文庫〉2001年。
- W・ジェイムズ 『純粋経験の哲学』〈岩波文庫〉2004年。
- チャールズ・テイラー 『今日の宗教の諸相』 佐々木崇・三宅岳史 訳、岩波書店、2009年。
出典
- ↑ “松尾宣昭先生のご退職と伊藤邦武先生のご着任のお知らせ”. 哲学教室&龍谷哲学会からのお知らせ (2014年4月2日). . 2016閲覧.
関連項目
外部リンク
- 伊藤邦武 - 龍谷大学
- 伊藤邦武、パースの宇宙論 – 岩波書店
- 伊藤邦武氏 虚栄の悪夢 ウォール街に再び – 京都新聞
典拠レコード: