パンケトー

パンケトー
所在地	北海道（釧路総合振興局）
位置	東経144度10分40秒
面積	2.86 km2
周囲長	12.4 km
最大水深	54.0 m
平均水深	23.9 m
貯水量	0.067 km3
水面の標高	450 m
成因	堰止湖
淡水・汽水	淡水
湖沼型	-
透明度	- m

ファイル:Soukodai.jpg

双湖台より見たパンケトー（左上）とペンケトー（右下）

パンケトーは北海道東部、釧路市にある淡水湖である。パンケトーの湖水は阿寒湖に注いだ後、最終的には阿寒川に流出する。 以前は交通困難地に指定されていたが、現在は交通困難地から外されている。しかし、現在も陸路で湖に接近するのは困難であり、熊が出没し危険である。

地理

雄阿寒岳の北東麓に広がる。

• 流入河川 :上イベシベツ川、中ノ沢川、三の沢
• 流出河川 :イベシベツ川を通じて阿寒湖へ流出する。

歴史

• 成因は土砂の堆積による堰止湖。かつては現在の阿寒湖、ペンケトーと一体で古阿寒湖を形成していたが、土砂の堰き止めにより3つの湖に別れたと考えられている。
• 湖の名前の由来はアイヌ語のパンケ・トー（＝下の・湖）に由来。パンケトーに対し上流のペンケトーはアイヌ語のペンケ・トー（＝上の・湖）に由来する。

自然

• 湖への接近が困難で人があまり立ち入らず、湖の周辺は原生林のままになっている。
• 湖の周辺は阿寒国立公園の特別保護地区に指定され、開発は厳しく制限されている。
• ヒグマの生息地である。

湖岸への到達手段

前田一歩園財団が管理している阿寒湖の西岸の林道が唯一の湖岸到達手段である。漁協による湖の利用や学術調査等の目的を除いて、林道への車輌の乗り入れは禁止されている。パンケトーの湖岸はこの林道沿いにある。 但し、ヒグマに襲撃される危険がある。

利用

地元の漁協がヒメマスの放流を行い、漁獲を得ている。
湖岸への到達自体が困難であるため、基本的に利用されていない。

関連項目

• 日本の湖沼一覧
• 釧路市
• 阿寒摩周国立公園
• 阿寒湖
• 阿寒川
• ペンケトー
• 雄阿寒岳
• 交通困難地
• パンケ沼 - 幌延町にある汽水湖。語源が同じ。