ダリオ・バルジュー
テンプレート:騎手 ダリオ・バルジュー(Dario Vargiu、1976年8月24日 - )は、イタリアのサルディニア島出身の騎手である。身長165cm、体重52kg、血液型不明。
来歴
1999年、イタリアの騎手免許を取得する。2001年には850戦120勝でイタリアのリーディング4位となる。2002年にはファルブラヴに騎乗しイタリア共和国大統領賞、ミラノ大賞典を優勝した(ジャパンカップはランフランコ・デットーリ騎乗)。2003年にはレヴィエデイコロリとのコンビでヴィトリオディカプア賞(伊G1)を制すなどの活躍で獲得賞金1位となった。2005年には669戦85勝でリーディング12位、2006年は989戦183勝でリーディング1位(リーディングジョッキー)に輝いた。
来日歴
2002年11月23日から2003年2月21日まで初めて中央競馬(JRA)の短期免許を取得し初来日する。身元引受人は鈴木伸尋調教師とシンボリ牧場だった。11月23日、中山競馬場第1競走で単勝4番人気のミヤビイシュタルに騎乗しJRA初騎乗を果たす(4着)。翌24日中山のアプローズ賞(1000万円以下)で単勝6番人気のオイワケダイモンで勝利しJRA初勝利をあげ、12月15日の第19回フェアリーステークスでは単勝6番人気のホワイトカーニバルで勝利しJRA重賞初制覇を果たした。
2003年には11月29日から12月28日まで短期免許を取得し(身元引受人は前回と同じ)、第55回朝日杯フューチュリティステークスでは単勝4番人気のコスモサンビームで勝利し見事JRAGI初勝利を飾った。本人が「思い通りに乗れた」と振り返る会心の騎乗であった。2004年1月5日から2月4日まで再度短期免許を取得(身元引受人は前回と同じ)。同年1月18日に京成杯でキングカメハメハに騎乗した際は同馬唯一の黒星(3着)を喫してしまった。2006年1月5日から2月26日まで短期免許を取得し153戦13勝の成績を残した。2007年1月6日から2月25日まで短期免許を取得した(身元引受人は畠山吉宏調教師と(株)サラブレッドクラブ・ラフィアン)。
その後も数回来日し、2015年と2016年にはイタリアから日本への移籍を目指してJRAの騎手免許試験を受験した[1]が、2度とも1次試験で不合格となった。
主な騎乗馬
- ファルブラヴ(2002年イタリア共和国大統領賞、ミラノ大賞典など)
- ホワイトカーニバル(2002年フェアリーステークス)
- コスモサンビーム(2003年朝日杯フューチュリティステークス)
- マルターズヒート(2003年フェアリーステークス)
- マーティンボロ(2014年中日新聞杯)
- マクマホン (2017年カタールダービー)
人物
2002年の初来日後大の親日家となり、2013年現在は日本語で簡単な会話ができるレベルに達している。また日本食では納豆が好物になっているほど[2]。
脚注
- ↑ バルジュー騎手がJRA騎手試験2度目の挑戦へ! 世間認識と異なる「目的」と合格の可能性は? - ギャンブルジャーナル
- ↑ バルジュー待望の1勝をGIで! - 東京スポーツ・2013年3月23日