コープス・リバイバー
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コープス・リバイバー (Corpse Reviver)は、ブランデーベースのカクテル。 また、No.2はジンベースのカクテル、No.3とNo.4もブランデーベースのカクテル。 カクテル名の Corpseは「死体」の事で、「死者を蘇らせる」という意味。
由来
No.1の作者はリッツ・バー (the Ritz Bar) のフランク・メイヤー (Frank Meier、1920年代、パリ)。 No.2の作者はサボイ・ホテル (Savoy Hotel) にあるアメリカン・バー (the American Bar) のハリー・クラドック(Harry Craddock、1920年代、ロンドン)。 No.3の作者はNo.2と同じアメリカン・バーのジョニー・ジョンソン(Johnny Johnson、ロンドン)。
標準的なレシピ
- ブランデー - 2/4
- アップル・ブランデー(カルヴァドス) - 1/4
- スイート・ベルモット - 1/4
No.2のレシピ
- - リレ・ブランはボルドー産の白ワインを使った、フランスにあるリレ社のフレーバード・ワイン。
No.3のレシピ
- フェルネット・ブランカ - 1/3
- コニャック - 1/3
- クレーム・ド・ミント(ホワイト) - 1/3
- - フェルネット・ブランカは27種のハーブから作られた、ミラノにあるブランカ社のビターズ。
- - クレーム・ド・ミントはペパーミントやスペアミントのリキュール。
No.4のレシピ
- ブランデー - 1/3
- レモン・ジュース - 1/3
- オレンジ・ジュース - 1/3
- グレナデン・シロップ - 2ダッシュ
- シャンパン - 適量
作り方
- ステアする。
- カクテルグラスに注ぐ。
- レモン・ピールを絞る。
No.2の作り方
- シェークする。
- カクテルグラスに注ぐ。
No.3の作り方
- ステアする。
- カクテルグラスに注ぐ。
No.4の作り方
- シャンパンを残してシェークする。
- サワーグラスに注ぐ。
- 冷やしたシャンパンで満たす。
- レモン・スライスをかざる。
備考
リバイバーは迎え酒の事を指し、同じ種類のカクテルにピック・ミィ・アップ、アイ・オープナー等がある。 『The Savoy Cocktail Book』 (1930) では『午前11時前に飲めば、必要な強さとエネルギーがすぐに』という意味の説明文が付けられているようだ。 また、ハリー・クラドックは『立て続けのコープス・リバイバー4杯は、死体を再び殺すだろうね』と補足したらしい。
参考
文献
- 社団法人日本バーテンダー協会編著 『ザ・カクテルブック』発行:株式会社柴田書店 1991年12月10日初版 ( ISBN 4-388-05666-9 )