イアン・ジャクソン
イアン・ジャクソン(Ian Jackson)は長期に亘りフリーソフトウェアの作成、並びにDebianに携わる開発者である。彼はDebianのパッケージ管理システム、dpkgを(Cでリライトし)作り上げた人物であり、その他、SAUCE、uservそしてDebianのバグ追跡システム(debbugs, BTS)の開発者である。彼は以前、Linux FAQ[1]のメンテナンスをしていた。彼はまたPuTTYやその他のソフトウェアのホスティングで有名なサーバ、chiark.greenend.org.ukの管理者である。
ジャクソンはケンブリッジ大学にて計算機科学の博士号を取得し[2]、現在シトリックス・システムズに勤務している。彼は過去には、カノニカルそしてnCipherコーポレーション[3]にて働いていた。
彼は、1998年1月、Debianプロジェクトリーダーに就任した。彼がリーダーの間に、Debian GNU/Linux 2.0(コードネーム: hamm)がリリースされた。彼は現在、Debian技術委員会(Debian Technical Committee)の委員である。彼は1998年から1999年の間、Software in the Public Interestの副会長、のちに会長の職に就いていた。
1999年、Debianプロジェクトリーダーはウィヘルト・アッカーマンが引き継いだ。イアンは後ほどdpkgのメンテナンスもウィヘルトに引き渡した。
発言
好戦的で、過激な人格に思えるようならごめんなさいね。しかし、これが私のいつものやり方なのです。(I'm sorry if the following sounds combative and excessively personal, but that's my general style.)
—イアン・ジャクソン[4]
脚注
- ↑ “The Linux FAQ”. . 2011閲覧.
- ↑ “Who goes here ? Confidentiality of location through anonymity”. . 2011閲覧.
- ↑ nCipher。なお現在はタレス・グループの一部門である。
- ↑ Jackson, Ian (1998年4月28日). “Re: first proposal for a new maintainer policy” . 2011閲覧.
外部リンク
先代: ブルース・ペレンズ |
Debianプロジェクトリーダー 1998年 1月 – 1998年 12月 |
次代: ウィヘルト・アッカーマン |