観自在王院跡

提供: miniwiki
2018/10/14/ (日) 12:13時点におけるAdmin (トーク | 投稿記録)による版 (1版 をインポートしました)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先:案内検索

観自在王院跡(かんじざいおういんあと)とは、岩手県平泉藤原基衡の妻[1]が建設した寺院跡。

境内跡は「毛越寺境内 附 鎮守社跡」(もうつうじけいだい つけたり ちんじゅしゃあと)の一部として国の特別史跡[2]、庭園は「旧観自在王院庭園」(きゅうかんじざいおういんていえん)として国の名勝に指定されている[3]2011年平成23年)6月26日、「平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―」の構成資産の一つとして世界遺産に登録された[4]

概要

毛越寺に隣接している。1189年文治5年)以後は荒廃し、水田となっていた。

約160×260mの南北に延びる寺域の北部に2つの阿弥陀堂があり、中央部に園池があった。その寺域にある平安時代末期の庭園は1973年昭和48年)から1976年(昭和51年)にかけて発掘・復元されている。数少ない平安時代の庭園遺構として評価されている。

文化財

特別史跡

  • 毛越寺境内 附 鎮守社跡 - 1922年(大正11年)10月12日、史跡に指定。1952年(昭和27年)11月22日、特別史跡に変更。2005年(平成17年)7月14日、追加指定および名称変更[2]

名勝

  • 旧観自在王院庭園 - 2005年(平成17年)3月2日指定[3]

世界遺産

出典

  1. 高橋富雄氏は観自在王院を建立したとされる女性を「基衡妻」とするのは誤記で、基衡の父・清衡の妻の一人であった(=「基衡母」)という独自の見解を示している。
  2. 2.0 2.1 テンプレート:国指定文化財等データベース22005年(平成17年)7月14日、追加指定および名称変更。
  3. 3.0 3.1 テンプレート:国指定文化財等データベース2
  4. 4.0 4.1 Barbados enters World Heritage List with Bridgetown and its Garrison; Hiraizumi (Japan) and Germany’s Beech Forests also inscribed” (英語). UNESCO News Archive. ユネスコ (2011年6月25日). . 2011閲覧.

関連項目

外部リンク


座標: 東経141度6分37秒北緯38.98806度 東経141.11028度38.98806; 141.11028