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'''アメリカ空軍'''(アメリカくうぐん、United States Air Force, 略称:'''USAF'''(ユサフ))
'''アメリカ空軍'''(アメリカくうぐん、United States Air Force, 略称:'''USAF'''(ユサフ))は、[[アメリカ軍]]の[[航空]]部門である。'''アメリカ合衆国空軍'''、あるいは単に'''合衆国空軍'''、ほかに'''米空軍'''とも呼ばれる。任務は「[[アメリカ合衆国]]を防衛し、航空宇宙戦力によってその国益を守ること」である。
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[[アメリカ軍]]の[[航空]]部門である。'''アメリカ合衆国空軍'''、あるいは単に'''合衆国空軍'''、ほかに'''米空軍'''とも呼ばれる。任務は「[[アメリカ合衆国]]を防衛し、航空宇宙戦力によってその国益を守ること」である。
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
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[[戦闘機]]・[[爆撃機]]・[[輸送機]]・[[大陸間弾道ミサイル]]などを擁し、制空・航空攻撃・物資輸送・核抑止能力保持が任務の中心である。また、軍事衛星打ち上げ・運用においても中心的な役割を果たしている。[[対潜哨戒機]]および[[艦載機]]は[[アメリカ海軍]]、[[攻撃ヘリコプター]]および長距離[[地対空ミサイル]]はアメリカ陸軍の管轄となり、それらは有していない。[[アメリカ合衆国本土]]が仮想敵国から離れていたこともあり、前方への戦力展開と侵攻戦闘能力を重視し、基地と[[空中給油機]]の活用により[[東南アジア]]や[[中東]]をはじめ事実上、世界各地への航空攻撃能力を有する。相対的に本土防空任務の割合は低く、それは予備兵力が主体となっている。
 
[[戦闘機]]・[[爆撃機]]・[[輸送機]]・[[大陸間弾道ミサイル]]などを擁し、制空・航空攻撃・物資輸送・核抑止能力保持が任務の中心である。また、軍事衛星打ち上げ・運用においても中心的な役割を果たしている。[[対潜哨戒機]]および[[艦載機]]は[[アメリカ海軍]]、[[攻撃ヘリコプター]]および長距離[[地対空ミサイル]]はアメリカ陸軍の管轄となり、それらは有していない。[[アメリカ合衆国本土]]が仮想敵国から離れていたこともあり、前方への戦力展開と侵攻戦闘能力を重視し、基地と[[空中給油機]]の活用により[[東南アジア]]や[[中東]]をはじめ事実上、世界各地への航空攻撃能力を有する。相対的に本土防空任務の割合は低く、それは予備兵力が主体となっている。
 
== 歴史 ==
 
<!--''詳細については、[[アメリカ空軍の歴史]]を参照。''-->
 
アメリカ陸軍に航空機部門(Aeronautical Division)が創設されたのは[[1907年]]のことである。これは陸軍通信隊(Signal Corps)の中の一部門であった。通信隊内に設立されたのは[[気球]]部隊が通信隊の職掌にあったからであった。1914年に航空機部門は航空部(Aviation Section)に改編されている。
 
 
=== 第一次世界大戦 ===
 
[[1917年]]、アメリカ合衆国が[[第一次世界大戦]]に参戦した。航空部隊も拡充を図り、1918年5月に軍事航空機部門(Division of Military Aeronautics)、続いて5月24日に[[アメリカ陸軍航空部]]<!--なんと訳すべきか?グレン・ミラーがアーミー・エアフォース・バンドなのだったらカタカナでもいいかという気も “航空部”が辛うじて該当しそう--> (U.S. Army Air Service, '''USAAS''') に改編された。
 
 
陸軍航空部は人員20万名を擁し、[[アメリカ遠征軍]] (America Expeditionary Force, AEF) の一部として、特にサンミエルの戦いとムーズ・アルゴンヌの攻勢において、アメリカ陸軍に戦術的支援を行った。[[エディ・リッケンバッカー]]大尉と[[フランク・ルーク]]大尉などが[[エース・パイロット|エース]](撃墜王)となった。
 
 
[[1926年]]、陸軍航空部は、[[アメリカ陸軍航空隊]] (U.S. Army Air Corps, '''USAAC''') に改編された。この時期、航空隊は新技術の実験を開始した。[[Y1B-9 (航空機)|B-9]]の開発、初の全金属製単葉爆撃機である[[B-10 (航空機)|B-10]]の開発、そして新型戦闘機の開発などが行われた。[[1937年]]には[[B-17 (航空機)|B-17 フライングフォートレス]]が初めてその姿を現した。航法技術の大きな進歩によって、3機のB-17が[[イタリア]]の客船レックスを海上で捕捉することに成功した。
 
 
=== 第二次世界大戦 ===
 
次なる変化は[[第二次世界大戦]]によってもたらされた。[[1941年]]、アメリカ陸軍における陸軍地上軍(U.S.Army Ground Forces)と対等の部門として、[[アメリカ陸軍航空軍]] (U.S.Army Air Forces; '''USAAF''') が設置された。この時点で陸軍航空隊は陸軍航空軍の下位部局と位置づけられていたが、1942年3月9日に発効した大規模な軍再編成の折に組織として統合された。陸軍航空軍は地上部隊に従属しない作戦指揮権を持つようになり、陸軍地上軍や海軍と同等の発言力を持つに至った。
 
 
; 欧州戦線
 
: [[ヨーロッパ]]において、アメリカ陸軍航空軍は昼間爆撃を開始した。統合参謀本部では英国空軍の計画立案者たちが反対したが、それを押し切ってのことだった。合衆国の戦術は、戦闘機の護衛なしに昼間のドイツ上空に爆撃機を何十機も緊密に編隊飛行させ、爆撃機同士が互いに装備する機銃・機関砲でハリネズミのように防衛し合うというものであったが、部分的な成功しか収められなかった。[[ルーマニア]]のプロイエシュチにある精油所、ドイツ中部の[[シュヴァインフルト]]の[[ボールベアリング]]工場、ドイツ南部の[[レーゲンスブルク]]にある[[メッサーシュミット]]工場への爆撃作戦では、多くの爆撃機が撃墜され、おびただしい数の搭乗員が戦死した。長大な航続距離を誇る[[P-51 (航空機)|P-51]]マスタング戦闘機が爆撃機の護衛に参加するようになると、爆撃機搭乗員の戦死者は減少した。[[1944年]]、2月20日から25日にわたるビッグウィーク (Big Week) と呼ばれる一週間に、[[連合国 (第二次世界大戦)|連合軍]]は「[[アーギュメント]]」作戦を行い、[[ドイツ空軍]]は熟練のパイロットを失った。
 
 
; 太平洋戦線
 
: 太平洋戦線において陸軍航空軍は、[[中国]]内陸部から飛び立った[[B-29 (航空機)|B-29]]スーパーフォートレスによって[[日本]]本土を攻撃した。この爆撃行の兵站支援行動は空輸によって行われ、ヒマラヤ越え(ハンプ越え)として有名である。重い爆弾と燃料の両方を運搬せねばならず、さらに[[ジェット気流]]中の高高度飛行がB-29の航続距離に影響した。[[1944年]]にサイパンの航空基地を確保し本格的な日本本土空襲が開始されると、当時の司令官である[[ヘイウッド・ハンセル]]准将は高々度からの軍事拠点への爆撃を行ったが、効果が薄いという軍上層部の判断で解任される。後任として、[[イギリス|英国]]で[[第8空軍 (アメリカ軍)|第8爆撃軍団]]第3航空師団司令官、[[インド]]・[[:en:Kharagpur|カラグプル]]で[[第20爆撃集団]]司令官を歴任した[[カーチス・ルメイ]]将軍が[[:en:XXI Bomber Command|第21爆撃集団]]司令官として[[1945年]]1月20日[[グアム]]に赴任すると、爆撃戦略が切り替えられた。それまでの高高度からの精密爆撃を止めて、低高度からの焼夷弾爆撃へと変更されたことで、分散した日本の工業地帯を破壊するだけにとどまらず、多くの都市が壊滅的な被害を受け、たとえば[[東京大空襲]]では1晩で10万人以上が死亡した。B-29はまた、[[1945年]]8月に、[[原子爆弾]]を日本の[[広島市への原子爆弾投下|広島市]]と[[長崎市への原子爆弾投下|長崎市]]に投下した。
 
 
=== 大戦後 ===
 
[[ハリー・S・トルーマン]][[アメリカ合衆国大統領|大統領]]が国家安全保障法<!--National Security Act of 1947-->に署名し、陸軍航空軍は陸軍より独立し、[[アメリカ合衆国空軍省]]が設立された。[[1947年]][[9月18日]]、連邦最高裁判所長官フレッド・M・ヴィンソンがスチュアート・サイミントンの初代空軍長官への就任宣誓を承認したことでここに'''アメリカ空軍'''が正式に始動した。
 
 
[[1948年]]、[[ドイツ民主共和国|東ドイツ]]の共産主義政権は、イギリス・アメリカ・フランスの管理下にあった西ベルリンへの道路を封鎖した。このため、西ベルリンでは、生活必需品の不足など、市民生活に多大な支障が生じた。このため、空輸軍団が[[C-121 (航空機)|C-121 コンステレーション]]と[[C-54 (航空機)|C-54 スカイマスター]]などの輸送機によって生活必需品をはじめとする大量の物資の空輸を行った([[ベルリン封鎖|ベルリン空輸]])。
 
 
=== 朝鮮戦争 ===
 
[[1950年]][[6月25日]]に[[朝鮮戦争]]が始まると、アメリカ空軍はただちに自国民を退避させた。しかし、アメリカ極東空軍(現存しない軍団)は[[大韓民国|韓国]]・金浦の拠点空軍基地を失った。その結果、孤立した[[釜山広域市|釜山]]の守備部隊に対して、日本から飛び立って近接航空支援を行わなくてはならなくなった。アメリカは日本に駐留していた[[F-80]]を派遣した。当初は[[朝鮮民主主義人民共和国|北朝鮮]]の戦力を考慮して、数日で戦闘が終結すると考えていたが、中国、ソ連の後押しもあり、地上軍は北朝鮮軍に押され、さらなる南進を許すことになる。当時の[[アメリカ合衆国大統領|大統領]]であった[[ハリー・S・トルーマン|H・S・トルーマン]]は、[[国際連合安全保障理事会決議|国連安保理の決議]]を経て、[[国連軍]]として1950年9月に[[ダグラス・マッカーサー]][[元帥 (アメリカ合衆国)|元帥]]による[[仁川広域市|仁川]]への上陸を行った([[仁川上陸作戦]])。これを受けて極東空軍は元の基地へと復帰し、それらの基地を拠点として、[[北朝鮮]]と[[中華人民共和国|中国]]の国境付近までの進撃を支援した。航空戦力では、アメリカ空軍は完全に[[制空権]]を握っており、連日のように北朝鮮に対して爆撃を遂行した。しかし、1950年10月に中国軍が全面的に北朝鮮を支援。[[11月1日]]に後退翼をもった旧ソ連の[[MiG-15 (航空機)|MiG-15]]が登場し、アメリカ空軍のB-29が次々と撃墜されたが、[[F-86_(戦闘機)|F-86セイバー]]を投入し反撃に出た。ちなみに、これが世界初のジェット戦闘機同士の対決である。1950年12月の[[中国人民志願軍]]による反攻時には、空軍は戦術航空支援を行った。
 
 
朝鮮戦争が休戦となり、当初から戦力不足が指摘されていた[[戦術航空軍団]](TAC)の充実化に力を注いだ。朝鮮戦争時も[[戦略航空軍団]](SAC)から戦闘機部隊を戦闘や後方支援に協力させており、[[三沢基地]]に駐留したF-80飛行隊が朝鮮に派遣された時は、日本の防空のためにアメリカ本土からSACの保有する[[F-84 (戦闘機)|F-84]]をローテーションで稼働させていた。当時はSACにも戦闘機飛行隊が存在しており、TACと一線を引いていた。しかし、SACは戦略ミサイルなどの部隊を傘下に収め、空軍では最大の軍団に成長した。当時、空軍上層部は対ソ連との全面戦争において、抑止力として大規模な戦力の維持、布石しようと考えていたため、ミサイルや爆撃機戦力を高く評価しており、SACをTACや[[航空宇宙防衛軍団]](ADC)よりも優遇する形となっていた。
 
 
[[1954年]]、[[空軍士官学校 (アメリカ合衆国)|空軍士官学校]](USAFA) が[[オハイオ州]][[コロラドスプリングス]]に開校した。初の女性士官候補生は、[[1980年]][[5月28日]]に卒業した。
 
 
=== ベトナム戦争 ===
 
当初アメリカは、[[アメリカ陸軍特殊部隊群|グリーンベレー]]等の[[軍事顧問|軍事顧問団]]の派遣や武器の提供で、[[南ベトナム]]を援助していたが、[[リンドン・ジョンソン|ジョンソン]]大統領が就任後、戦況は拡大した。[[1964年]][[8月]]に(アメリカ軍の自演による)[[トンキン湾事件]]が発生し、アメリカはこれを口実として[[8月5日]]に[[北ベトナム]]への爆撃を命令する。空軍は、[[戦闘機]]や[[爆撃機]]を南ベトナムや周辺国の基地への派遣準備を開始した。その後、実際に空軍が[[北爆]]を開始したのは[[1965年]][[2月]]からである。この間に、空軍の主力戦闘機は、F-100から始まっていたセンチュリーシリーズではなく、[[F-4 (戦闘機)|F-4 ファントムII]]に変更となった。この時期の空軍は、核戦力の整備に力を注いでおり、[[ベトナム戦争]]のような通常兵器を用いた戦争には最適化されていなかった。また、信頼性の低い[[空対空ミサイル]]を主戦兵器として用いたF-4にとっては、容易な戦いではなかった。このほか、[[レーザー誘導爆弾]]、[[対レーダーミサイル]]などの新兵器が開発され、運用された。
 
 
ジョンソン大統領は、[[1968年]]に北爆を停止。停戦協定に入る。しかし、[[リチャード・ニクソン|ニクソン大統領]]が新たに大統領に就任すると、[[1969年]][[6月]]から米軍の一部を撤退させはじめ、平和工作を行ったことから事態を一変させた。北ベトナムは地上部隊を集結させ、一気に南下し始めた。この時、既に米陸軍の殆どは撤退しており、北ベトナム軍に抵抗できるのは米空軍、米海軍、[[アメリカ海兵隊|米海兵隊]]の航空戦力だけとなった。ニクソンは北爆を再開し、北ベトナムを攻撃した。この攻撃で北ベトナムも[[パリ協定 (ベトナム和平)|パリ和平協定]]に参加、[[1973年]][[1月]]に停戦に合意した。
 
 
=== 冷戦 ===
 
[[冷戦]]期においては、ソ連を仮想敵として核戦争に対する警戒・準備を行っていた。[[1940年代]]後半においては核兵器は大型核爆弾しかなく、それを運用できるのは空軍のみであった。[[戦略航空軍団]](SAC)はB-29に次いで[[B-36 (航空機)|B-36]]が実用化され、さらにはジェット化した[[B-47 (航空機)|B-47]]、[[B-52 (航空機)|B-52]]といった大型爆撃機を配備し、核攻撃能力の保持に努めた。さらには高速性能で防空網を突破することを目論んだ[[B-58 (航空機)|B-58]]が配備されたほか、マッハ3の超高速機である[[XB-70 (航空機)|XB-70]]も試験された。
 
 
1950年代後半に[[アトラス (ミサイル)|アトラス]]など[[大陸間弾道ミサイル]]が実用化されるとこれも空軍の管轄になった。[[1957年]][[10月4日]]に[[ソビエト連邦|ソ連]]が[[スプートニク1号]]を打ち上げ、ソ連が核ミサイル分野において、アメリカを上回っているのではないかという恐れがおき、[[ミサイル・ギャップ論争]]が起きた。そのため、ソ連の核攻撃による先制攻撃でアメリカ爆撃機が地上で全滅するのではないかという危機感から、空軍首脳は戦略爆撃機の一部を核爆弾を搭載し、空中待機させることにした。SACは、[[1962年]][[10月]]にB-52を訓練、移動を問わずに常に核弾頭を搭載し、指令を受ければ直ぐに指示されたソ連本土へ空中給油を受けつつ侵攻することができるようにした。実際は、ミサイル・ギャップは虚構にすぎなかったのだが、[[1960年代]]では核弾頭を搭載した爆撃機がアメリカ本土上空を飛ぶことが日常化していた。そのため、'''ブロークン・アロー'''(核弾頭が爆発、破壊、盗難、核搭載機の墜落などの非常事態に発令されるコード)に相当する事故も多数発生している。このSACによる滞空警戒(Airborne Alert)は[[1968年]]まで続けられた。また、空中待機以外にも、爆撃機は司令から15分程度で緊急発進が可能なように猛訓練を実施、B-52を15秒おきに次々に離陸させるMIT(Minimum Interval TakeOff)というテクニックも考案された。
 
 
ジェット戦闘機については、朝鮮戦争後は戦闘爆撃機および迎撃機が重視され、[[F-105 (戦闘機)|F-105戦闘爆撃機]]や[[F-102 (戦闘機)|F-102迎撃機]]、[[F-106 (戦闘機)|F-106迎撃機]]が開発・配備された。一時は地対空ミサイルを無人戦闘機扱いにして[[ボマーク (ミサイル)|F-99ボマーク]]の運用を図ったこともあった。
 
 
=== 湾岸戦争 ===
 
[[1991年]]の[[湾岸戦争]]は、アメリカ空軍にとりベトナム戦争以来の大規模な武力衝突であった。[[イラク]]の[[クウェート侵攻]]後、直ちに[[中東]]への部隊展開を行い、[[1990年]][[8月7日]]には[[サウジアラビア]]で防空任務を開始した。また、[[軍事空輸軍団]]のほか[[民間予備航空隊]]の動員を行い、合衆国本土やヨーロッパから人員・地上戦力の輸送を実施している。1991年[[1月17日]]に[[F-117 (航空機)|F-117攻撃機]]を先頭にイラク領内の爆撃を開始、イラクの防空・航空戦力に壊滅的な打撃を与え、航空優勢を獲得、多国籍軍の勝利に貢献した。
 
 
=== ボスニアとコソヴォ ===
 
[[ユーゴスラビア紛争]]においては[[北大西洋条約機構|NATO軍]]として、[[ユーゴスラビア|旧ユーゴスラビア地域]]の[[セルビア]]勢力に対し爆撃を行った。[[1995年]]に[[NATOによるボスニア・ヘルツェゴビナ空爆 (1995年)|デリバリット・フォース作戦]]、[[1999年]]に[[アライド・フォース作戦]]が実施されている。海軍・同盟国軍と共に行なったこれらの作戦では誘導兵器が多用され、セルビア勢力を弱体化させる戦果を挙げた。
 
 
=== イラクとアフガニスタン ===
 
[[2001年]]に[[アメリカ同時多発テロ事件]]が発生すると、テロ攻撃警戒のために合衆国本土の防空態勢を強化、引き続き[[対テロ戦争]]の一環として[[ターリバーン]]攻撃のために[[アフガニスタン紛争 (2001年-)|アフガニスタン侵攻]]を行った。[[2003年]]には[[サッダーム・フセイン|サダム・フセイン]]政権打倒のための[[イラク戦争]]にも投入されている。偵察・監視活動に[[RQ-4]]を投入するなど高性能[[無人航空機]]の大幅な活用を始めている。
 
 
== リーダーシップ ==
 
アメリカ空軍の長は 空軍参謀総長が務め、 4つ星の将官である大将が任命される。 他の統合参謀本部のメンバーと同じく、空軍参謀総長に航空部隊に対する作戦上の直接指揮権は無い。権限としてあるのは軍内行政執行権及び軍政策決定権だけであり、作戦指揮権は大統領から国防長官を通して命令を下される各統合軍司令官にある。空軍参謀総長に部隊指揮権は無いものの、各軍の参謀総長と共に統合参謀本部を構成し、大統領に軍事上のアドバイスをする立場にある。
 
 
== 組織 ==
 
政府行政機関として国防総省内に空軍省(Department of the Air Force)があり、空軍の行政面に携わっている。最高責任者は文民の[[アメリカ合衆国空軍長官|空軍長官]](SECAF)。また、空軍参謀本部が部隊管理の責任を有しており、最高責任者は軍人の[[アメリカ空軍参謀総長|空軍参謀総長]](CSAF)となる。2012年8月現在、空軍長官は[[マイケル・ブルース・ドンリー|マイケル・ドンリー]]が務めており、空軍参謀総長はマーク・ウェルシュ3世大将、空軍最先任上級曹長はジェイムズ・A・ロイ空軍先任曹長がそれぞれ務めている。
 
 
空軍参謀本部の下に部隊管理系統とし10個の主要軍団(Major Command,MAJCOM)が編制され、各主要軍団は一つまたは複数の番号空軍(Numbered Air Force,AF)によって編成されている。各航空軍は複数の航空団(Wing)および群(group)・飛行隊(Squadron)によって編成されている。このほか、35の外局と空軍参謀本部下に3つの直属機関がある。かつては航空団下に[[航空師団]](Air Division)があったが、これは1992年までに廃止されている。
 
 
現役の正規空軍のほか、予備兵力として空軍予備役および[[空軍州兵]]がある。行政面では空軍省内の空軍予備役局および空軍州兵総局によって扱われ、部隊面では空軍予備役軍団をはじめ、各部隊ごとに編成されている。予備部隊は恒常的に動員・運用され、正規部隊を支援している。
 
 
以下に2008年時点のアメリカ空軍の編成を示す。
 
 
=== 主要軍団 ===
 
10個の主要軍団が組織されている。このほか、[[空軍サイバー軍団]](AFCYBER)の設立が予定されていたが、これは2008年に中止された。また、2007年に発生した核兵器移送事故を受けて、2009年8月7日に航空戦闘集団(ACC)に在った核爆撃部隊と宇宙軍団に在ったICBM部隊を統合して[[地球規模攻撃軍団]](Air Force Global Strike Command)が設立された。
 
{{main|アメリカ空軍の主要軍団一覧}}
 
* [[Image:Air Combat Command.png|20px]][[航空戦闘軍団]] (ACC):[[バージニア州]] ラングレー空軍基地
 
* [[Image:Air Education and Training Command.png|20px]][[航空教育・訓練軍団]] (AETC):[[テキサス州]] ランドルフ空軍基地
 
* [[Image:Air Force Global Strike Command.png|20px]][[地球規模攻撃軍団]] (AFGSC):[[ルイジアナ州]] バークスデール空軍基地
 
* [[Image:Air Force Materiel Command.png|20px]][[空軍資材軍団]] (AFMC):[[オハイオ州]] [[ライトパターソン空軍基地]]
 
* [[Image:Air Force Reserve Command.png|20px]][[空軍予備役軍団]] (AFRC):[[ジョージア州]] ロビンス空軍基地
 
* [[Image:Air Force Space Command.png|20px]][[空軍宇宙軍団]] (AFSPC):[[コロラド州]] [[ピーターソン空軍基地]]
 
* [[Image:AFSOC.JPG|20px]][[空軍特殊作戦コマンド]] (AFSOC):[[フロリダ州]] ハルバートフィールド
 
* [[Image:Air Mobility Command.svg|20px]][[航空機動軍団]] (AMC):[[イリノイ州]] [[スコット空軍基地]]
 
* [[Image:United States Air Forces in Europe.png|20px]][[在欧アメリカ空軍]] (USAFE):[[ドイツ]] ラムシュタイン空軍基地
 
* [[Image:Pacific Air Forces.png|20px]][[太平洋空軍 (アメリカ空軍)|太平洋空軍]](PACAF):[[ハワイ州]] [[ヒッカム空軍基地]]
 
 
=== <!--番号付き-->航空軍 ===
 
{{main|アメリカ空軍の航空軍一覧}}
 
* [[File:1st Air Force.png|20px]][[第1空軍 (アメリカ軍)|第1空軍]]:[[フロリダ州]] [[ティンダル空軍基地]]-航空戦闘軍団 (ACC),北方軍
 
* [[File:Second Air Force - Emblem (USAF).png|20px]][[第2空軍 (アメリカ軍)|第2空軍]]:[[ミシシッピ州]] [[キースラー空軍基地]]-航空教育・訓練軍団 (AETC)
 
* [[File:Third Air Force - Emblem.png|20px]][[第3空軍 (アメリカ軍)|第3空軍]]:[[ドイツ]] [[ラインラント=プファルツ州]] [[ラムシュタイン空軍基地]]-在欧米空軍 (USAFE),欧州軍
 
* [[File:Fourth Air Force - Emblem.png|20px]][[第4空軍 (アメリカ軍)|第4空軍]]:[[カリフォルニア州]] マーチ空軍予備役基地-空軍予備役軍団 (AFRC)
 
* [[File:Fifth Air Force - Emblem.png|20px]][[第5空軍 (アメリカ軍)|第5空軍]]:[[日本]] [[東京都]] [[横田飛行場|横田空軍基地]]-[[米太平洋空軍|太平洋空軍]] (PACAF),太平洋軍
 
* [[File:Seventh Air Force - Emblem.png|20px]][[第7空軍 (アメリカ軍)|第7空軍]]:[[大韓民国|韓国]] [[京畿道]] [[烏山空軍基地]]-太平洋空軍 (PACAF),太平洋軍
 
* [[File:Eighth_Air_Force_-_Emblem.png|20px]][[第8空軍 (アメリカ軍)|第8空軍]]:[[ルイジアナ州]] [[バークスデール空軍基地]]-地球規模攻撃軍団 (AFGSC),戦略軍・統合戦力軍
 
* [[File:Ninth Air Force - Emblem (Cold War).png|20px]][[第9空軍 (アメリカ軍)|第9空軍]]:[[サウスカロライナ州]] [[ショウ空軍基地]]-航空戦闘軍団 (ACC),中央軍
 
* [[File:Tenth Air Force - Emblem.png|20px]][[第10空軍 (アメリカ軍)|第10空軍]]:[[テキサス州]]フォートワース海軍航空基地統合予備役基地-空軍予備役軍団(AFRC)
 
* [[File:Eleventh_Air_Force_-_Emblem.png|20px]][[第11空軍 (アメリカ軍)|第11空軍]]:[[アラスカ州]] [[エルメンドルフ空軍基地]]-[[太平洋空軍 (アメリカ空軍)|太平洋空軍]] (PACAF),太平洋軍
 
* [[File:Twelfth Air Force - Emblem.png|20px]][[第12空軍 (アメリカ軍)|第12空軍]]:[[アリゾナ州]] [[デビスモンサン空軍基地]]-航空戦闘軍団 (ACC),南方軍
 
* [[File:Thirteenth Air Force - Emblem.png|20px]][[第13空軍 (アメリカ軍)|第13空軍]]:[[ハワイ州]] [[ヒッカム空軍基地]]-[[太平洋空軍 (アメリカ空軍)|太平洋空軍]] (PACAF),太平洋軍
 
* [[File:Fourteenth Air Force - Emblem.png|20px]][[第14空軍 (アメリカ軍)|第14空軍]]:[[カリフォルニア州]] ヴァンデンバーグ空軍基地-空軍宇宙軍団 (AFSPC),戦略軍
 
* [[File:Seventeenth Air Force - Emblem.png|20px]][[第17空軍 (アメリカ軍)|第17空軍]]:[[ドイツ]] サンバッハ-在欧米空軍 (USAFE),アフリカ軍
 
* [[File:Eighteenth Air Force - Emblem.png|20px]][[第18空軍 (アメリカ軍)|第18空軍]]:[[イリノイ州]] スコット空軍基地-航空機動軍団(AMC),輸送軍
 
* [[File:Nineteenth Air Force - Emblem.png|20px]][[第19空軍 (アメリカ軍)|第19空軍]]:[[テキサス州]] ランドルフ空軍基地-航空教育・訓練軍団 (AETC)
 
* [[File:Twentieth Air Force - Emblem.png|20px]][[第20空軍 (アメリカ軍)|第20空軍]]:[[ワイオミング州]] フランシス E. ワーレン空軍基地-地球規模攻撃軍団 (AFGSC),戦略軍
 
* [[File:Twenty-Second Air Force - Emblem.png|20px]][[第22空軍 (アメリカ軍)|第22空軍]]:[[ジョージア州]] [[ドビンス空軍基地]]-空軍予備役軍団 (AFRC)
 
* [[File:Twenty-Third_Air_Force_-_Emblem.png|20px]][[第23空軍 (アメリカ軍)|第23空軍]]:[[フロリダ州]] ハルバートフィールド-[[空軍特殊作戦コマンド]](AFSOC),特殊作戦軍
 
* [[File:Twenty-Fourth Air Force - Emblem.png|20px]][[第24空軍 (アメリカ軍)|第24空軍]]:[[テキサス州]] [[ラックランド空軍基地]]-空軍宇宙軍団 (AFSPC),戦略軍
 
 
=== 航空団 ===
 
{{main|アメリカ空軍の航空団一覧}}
 
 
=== 参謀本部直属機関 ===
 
* [[空軍ワシントン地区隊]](Air Force District of Washington,AFDW)
 
* [[空軍運用試験評価センター]](Air Force Operational Test and Evaluation Center,AFOTEC)
 
* [[アメリカ空軍士官学校]](United States Air Force Academy,USAFA)
 
 
=== 外局 ===
 
* [[空軍歴史調査局]](AFHRA)
 
* [[空軍気象局]](AFWA)
 
* [[空軍報道局]](AFNA)
 
* [[空軍特別捜査局]](AFSOI)
 
* [[空軍通信局]](AFCA)
 
* [[空軍警備隊センター]](AFSFC)
 
* [[空軍監察局]](AFIA)
 
* [[空軍医療支援局]](AFMSA)
 
 
=== 航空宇宙遠征任務部隊 ===
 
{{main|アメリカ空軍の航空宇宙遠征任務部隊一覧}}
 
通常の部隊編成のほか、アメリカ空軍では必要に応じ、緊張地域に増強した部隊を展開し続ける方策として[[航空宇宙遠征任務部隊]](Air and Space Expeditionary Task Force,AETF)方式を取り入れている。これは、1990年代より取り入れられた方式である。AETFは、空軍の全戦闘兵力を10個ほどの均等に分割して編成したものであり、各種兵力が含まれた混成航空団である。各AETFは、ほぼ同等の戦力構成であり、緊張地域に増援として派遣されたAETFには各部隊からローテーションで定期的に戦力派遣を行なうことにより、一部の部隊に過度の負担を強いることなく、前線地域への戦力展開を続けることができる。各部隊は通常の所属のほか、派遣先のAETFが決められており、訓練期間と定期的な前線派遣期間を繰り返すこととなる。なお、AETFは部隊規模に応じ航空遠征航空団(Air Expeditionary Wing,AEW)や航空遠征群(Air Expeditionary Group,AEG)となる。
 
 
=== その他の組織 ===
 
{| summary="アメリカ空軍のその他の組織を示す表" border="1" cellpadding="1" cellspacing="0" style="border-collapse:collapse; margin:auto"
 
|+ その他の組織
 
|- style="background-color:#cccccc"
 
!組織名||所在地||主要軍団||航空機
 
|-
 
|[[アメリカ空軍大学#空軍工科大学|空軍工科大学]]||オハイオ州 [[ライトパターソン空軍基地]]|| - || -
 
|-
 
|[[アメリカ空軍戦闘センター]]||ネバダ州 ネリス空軍基地||航空戦闘軍団 (ACC)|| -
 
|-
 
|オクラホマシティ航空兵站センター (ALC)||オクラホマ州 ティンカー空軍基地||空軍資材軍団 (AFMC)|| -
 
|-
 
|航空機動戦センター||ニュージャージー州 フォートディクス|| - || -
 
<!--
 
|-
 
|航空大学校||アラバマ州 マクスウェル空軍基地|| - || -
 
|-
 
|宇宙戦センター||コロラド州 シュリーヴァー空軍基地|| - || -
 
|-
 
|米空軍特殊戦学校||フロリダ州 ハルバートフィールド|| - || -
 
|-
 
|AMC給油空輸統制センタ||イリノイ州 スコット空軍基地|| - || -
 
|-
 
(注:以下の兵站センターのどれかは閉鎖になったはず)
 
|オグデン航空兵站センター||[[ユタ州]] ヒル空軍基地||空軍資材軍団 (AFMC)|| -
 
|-
 
|サクラメント航空兵站センター||カリフォルニア州 マクレラン空軍基地||空軍資材軍団 (AFMC)|| -
 
|-
 
|ワーナーロビンス航空兵站センター||ジョージア州 ロビンス空軍基地||空軍資材軍団 (AFMC)|| -
 
-->
 
|}
 
 
かつてあった航空師団については[[アメリカ空軍の航空師団一覧]]を参照
 
 
== 装備 ==
 
; [[戦闘機]]、[[戦闘爆撃機]]
 
:* [[F-15 (戦闘機)|F-15 イーグル]]
 
:* [[F-15E (航空機)|F-15E ストライクイーグル]]
 
:* [[F-16 (戦闘機)|F-16 ファイティングファルコン]]
 
:* [[F-22 (戦闘機)|F-22 ラプター]]
 
:* [[F-35 (戦闘機)|F-35 ライトニングII]]
 
 
; [[攻撃機]]
 
:* [[A-10 (航空機)|A-10/OA-10 サンダーボルトII]]
 
:* [[AC-130|AC-130U/W/J スプーキー]]
 
:* [[UCAV]](無人攻撃機)を開発中
 
 
; [[爆撃機]]
 
:* [[B-1 (航空機)|B-1B ランサー]]
 
:* [[B-2 (航空機)|B-2 スピリット]]
 
:* [[B-52 (航空機)|B-52 ストラトフォートレス]]
 
 
; [[輸送機]]
 
:* [[C-130 (航空機)|C-130 ハーキュリーズ]]
 
:* [[C-130J (航空機)|C-130J スーパーハーキュリーズ]]
 
:* [[C-5 (航空機)|C-5 ギャラクシー]]
 
:* [[C-12 (航空機)|C-12 ヒューロン]]
 
:* [[C-17 (航空機)|C-17 グローブマスター III]]
 
:* [[ガルフストリーム III|C-20 ガルフストリーム III]]
 
:* C-21A
 
:* C-22B
 
:* [[C-27J スパルタン]]
 
:* [[C-32 (航空機)|C-32]]
 
:* [[ガルフストリーム V|C-37A ガルフストリーム V]]
 
:* C-38A
 
:* [[C-40 (航空機)|C-40B/C]]
 
:* [[CASA C-212|C-40 アヴィオカー]]
 
:* [[CASA CN-235|CN-235]]
 
 
; [[電子戦機]]など
 
:* [[E-3 (航空機)|E-3C セントリー]] ([[早期警戒管制機]] (AWACS))
 
:* [[E-8 (航空機)|E-8C ジョイントスターズ]]
 
:* [[E-4 (航空機)|E-4B ナイトウォッチ]]
 
:* [[デ・ハビランド・カナダ DHC-8|E-9]]
 
:* [[C-130 (航空機)|EC-130 コマンドソロ ]] - EC-130E リベットライダー - EC-130H コンパスコール
 
 
; [[救難機|捜索救難]]/特殊作戦支援機
 
:* [[C-130 (航空機)|HC-130P/N]]
 
:* [[MC-130 コンバット・タロン|MC-130E/H コンバット・タロンI/II]] - MC-130P コンバット・シャドウ - MC-130W コンバット・スピア
 
:* [[HH-60 ペイブ・ホーク|HH-60G ペイブ・ホーク]]
 
:* [[MH-53 (航空機)|MH-53J/M ペイブ・ロウIII/IV]]
 
:* [[V-22 (航空機)|CV-22B]]
 
 
; [[空中給油機]]
 
:* [[KC-135 (航空機)|KC-135 ストラトタンカー]]
 
:* [[KC-10 (航空機)|KC-10A エクステンダー]]
 
:* [[KC-46 (航空機)|KC-46A ペガサス]]
 
 
; [[偵察機]]
 
:* [[U-2 (航空機)|U-2S]]
 
:* [[RC-135 (航空機)|RC-135V/W リベットジョイント]]
 
:* [[RQ-4|RQ-4 グローバルホーク]]
 
:* [[RQ-11 レイヴン]]
 
:* [[OC-135B オープンスカイズ]]
 
 
; [[無人航空機|UAV(無人機)]]
 
:* [[RQ-1 プレデター|MQ-1 プレデター]]
 
:* [[MQ-9 リーパー]]
 
:* [[RQ-170 (航空機)|RQ-170 センチネル]]
 
 
; [[練習機]]
 
:* [[T-1 (航空機・アメリカ)|T-1A ジェイホーク]]
 
:* [[T-6 (航空機・2代)|T-6 テキサンII]]
 
:* [[T-38 (航空機)|T-38 タロン]]
 
:* [[T-41 (練習機)|T-41 メスカレロ]]
 
:* [[:en:Diamond DA40|T-52A]] - 初等練習機。空軍士官学校にて使用。
 
:* [[:en:Cirrus SR20|T-53A]] - 初等練習機。空軍士官学校にて使用。
 
 
; [[グライダー|練習グライダー]]
 
: 空軍士官学校において使用されている。
 
:* [[:en:LET TG-10|TG-10]]
 
:* [[:en:Schempp-Hirth Duo Discus|TG-15]]
 
 
; その他
 
:* [[UH-1N ツインヒューイ|UN-1N イロコイ]]
 
:* [[VC-25|VC-25A]] ([[エアフォースワン]])
 
:* [[C-130 (航空機)|WC-130]] [[ハリケーン・ハンター]]
 
:* [[AL-1 (航空機)|YAL-1]]
 
 
== 階級 ==
 
=== 士官 ===
 
* [[将官]]
 
** OF-10 [[元帥 (アメリカ合衆国)#元帥 (五つ星元帥)|空軍元帥]] {{lang|en-US|General of the Air Force}}
 
**: 戦時のみの階級として留保されている。
 
** OF-9 [[大将]] {{lang|en-US|General}}
 
** OF-8 [[中将]] {{lang|en-US|Lieutenant General}}
 
** OF-7 [[少将]] {{lang|en-US|Major General}}
 
** OF-6 [[准将]] {{lang|en-US|Brigadier General}}
 
* [[佐官]] {{lang|en-US|Senior Officers}}
 
** OF-5 [[大佐]] {{lang|en-US|Colonel}}
 
** OF-4 [[中佐]] {{lang|en-US|Lieutenant Colonel}}
 
** OF-3 [[少佐]] {{lang|en-US|Major}}
 
* [[尉官]] {{lang|en-US|Junior Officers}}
 
** OF-2 [[大尉]] {{lang|en-US|Captain}}
 
** OF-1 [[中尉]] {{lang|en-US|First Lieutenant}}
 
** OF-2 [[少尉]] {{lang|en-US|Second Lieutenant}}
 
 
=== 准士官 ===
 
: 空軍の[[准士官]]は[[1986年]]に廃止された。
 
=== 下士官 ===
 
*OR-9 [[空軍最先任上級曹長]] {{lang|en-US|Chief Master Sergeant of the Air Force}}
 
*: 空軍参謀本部に配置される。空軍参謀総長によって任命され、下士官・兵の福利厚生、士気、健康管理及び規律維持、訓練・教育等に関し、空軍参謀総長及び空軍長官の補佐に任じている。日本の[[航空自衛隊]][[曹士の能力活用|准曹士先任]](准空尉をもって補職)に相当。
 
* OF-9 上級部隊最先任上級曹長 {{lang|en-US|Command Chief Master Sergeant}}
 
*: 航空団以上の部隊司令部にそれぞれ配置される。日本の編合部隊等准曹士先任および編制部隊等准曹士先任(准空尉をもって補職)に相当。
 
* OR-9 部隊等最先任上級曹長 {{lang|en-US|First Sergeant}}
 
*: 65名以上の下士官・兵を擁する編制単位部隊に配置され、更に上級の部隊の下士官兵先任(上級部隊等最先任上級曹長)になっていく者もいる。固有の特技職であり、下士官・兵の福利厚生、士気、健康管理及び規律維持、訓練・教育等に関し、当該部隊長の補佐に任じている。ほとんどの部隊では曹長が下士官兵先任(最先任上級曹長)に指定されるが、部隊の規模によっては上級曹長や最上級曹長が下士官兵先任に指定される。日本の編制単位群部隊准曹士先任および編制単位部隊准曹士先任(准空尉、空曹長または一等空曹をもって補職)に相当。
 
* OR-9 上級曹長 {{lang|en-US|Chief Master Sergeant}}
 
* OR-8 先任曹長 {{lang|en-US|First Sergeant}}
 
* OR-8 曹長 {{lang|en-US|Senior Master Sergeant}}
 
* OR-7 先任一等軍曹 {{lang|en-US|First Sergeant}} 
 
* OR-7 一等軍曹 {{lang|en-US|Master Sergeant}}
 
* OR-6 二等軍曹 {{lang|en-US|Technical Sergeant}}
 
* OR-5 三等軍曹 {{lang|en-US|Staff Sergeant}}
 
 
=== 兵 ===
 
* OR-4 航空兵長 {{lang|en-US|Senior Airman}}
 
* OR-3 上等航空兵 {{lang|en-US|Airman First Class}}
 
* OR-2 一等航空兵 {{lang|en-US|Airman}}
 
* OR-1 二等航空兵 {{lang|en-US|Airman Basic}}
 
 
== アメリカ空軍出身の著名人 ==
 
*[[エドウィン・オルドリン]](バズ・オルドリン)
 
:人類初の[[月面着陸]]を果たした[[宇宙飛行士]]。
 
*[[マイケル・コリンズ (宇宙飛行士)|マイケル・コリンズ]]
 
:初の[[月面着陸]]を果たした[[アポロ11号]]に搭乗した[[宇宙飛行士]]。
 
*[[フランシス・ゲーリー・パワーズ]]
 
:[[U-2撃墜事件]]で撃墜された[[U-2 (航空機)|U-2]][[偵察機]]のパイロット。
 
*[[チャック・ノリス]]
 
*[[ガス・グリソム]]
 
*[[デイヴィッド・スコット]]
 
*[[エリソン・オニヅカ]]
 
*[[アイリーン・コリンズ]]
 
*[[ジェイ・ウォーリー・ヒギンズ]]
 
*[[ボブ・ロス]]
 
 
== 関連項目 ==
 
* [[アメリカ空軍基地の一覧]]
 
* [[アメリカ空軍の歌]]
 
* [[アメリカ空軍の記章]]
 
* [[サンダーバーズ]]
 
* [[空軍の一覧]]
 
* [[各国軍の航空配備一覧]]
 
* [[軍隊における階級呼称一覧]]
 
  
 
== 外部リンク ==
 
== 外部リンク ==
{{Commons|United States Air Force}}
 
 
* [http://www.af.mil/ アメリカ空軍公式サイト] {{en icon}}
 
* [http://www.af.mil/ アメリカ空軍公式サイト] {{en icon}}
 
* [http://augustmagazine.sitemix.jp/blog/ アメリカ空軍エンタテインメント・リエイゾン・オフィス](オーガストマガジン)
 
* [http://augustmagazine.sitemix.jp/blog/ アメリカ空軍エンタテインメント・リエイゾン・オフィス](オーガストマガジン)
  
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2018/8/26/ (日) 07:55時点における版

アメリカ空軍(アメリカくうぐん、United States Air Force, 略称:USAF(ユサフ))

アメリカ軍航空部門である。アメリカ合衆国空軍、あるいは単に合衆国空軍、ほかに米空軍とも呼ばれる。任務は「アメリカ合衆国を防衛し、航空宇宙戦力によってその国益を守ること」である。

概要

当初、海軍に属さない航空戦力は陸軍が受け持っていたが、国家安全保障法の策定により陸軍より独立、1947年9月18日に設立された。設立から今日まで、世界各地の多くの戦争紛争に関与してきた歴史がある。2000年代現在、アメリカ空軍は7,000機以上の航空機を運用する世界最大の空軍であり、世界各地に空軍基地をもつ。

戦闘機爆撃機輸送機大陸間弾道ミサイルなどを擁し、制空・航空攻撃・物資輸送・核抑止能力保持が任務の中心である。また、軍事衛星打ち上げ・運用においても中心的な役割を果たしている。対潜哨戒機および艦載機アメリカ海軍攻撃ヘリコプターおよび長距離地対空ミサイルはアメリカ陸軍の管轄となり、それらは有していない。アメリカ合衆国本土が仮想敵国から離れていたこともあり、前方への戦力展開と侵攻戦闘能力を重視し、基地と空中給油機の活用により東南アジア中東をはじめ事実上、世界各地への航空攻撃能力を有する。相対的に本土防空任務の割合は低く、それは予備兵力が主体となっている。

外部リンク



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