デレック・ウォルコット
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デレック・オールトン・ウォルコット(Derek Alton Walcott, 1930年1月23日 - 2017年3月17日[1])はセントルシア出身の詩人、劇作家。1992年、カリブ海諸国出身者として初めてノーベル文学賞を受賞。
経歴
当時イギリス領だったセントルシアのカストリーズに生まれる。父方はイギリス系、母方はオランダ系・アフリカ黒人の血を引いている。18歳で初めて詩集を発表。西インド諸島大学を卒業後、ニューヨークで演劇を学び作劇にも進出、トリニダッド・シアター・ワークショップを設立した。2007年までボストン大学の教授を務めた。2010年、英国のエセックス大学教授に就任した。
2008年、初の単著の邦訳『オデッセイ』が刊行された。
作品
- 『二十五篇の詩』(1948年)
- 『青春への墓碑銘』(1949年)
- 『詩篇』(1951年)
- 『緑の夜に 1948-1960』(1962年)
- 『漂流者その他の詩篇』(1965年)
- 『メキシコ湾その他の詩篇』(1969年)
- 『もう一つの生』(1973年)
- 『浜辺葡萄』(1976年)
- 『カイニットの王国』(1979年)
- 『詩選集』(1981年)
- 『幸運な詩人』(1981年)
- 『カリブ海の詩篇』(1983年)
- 『真夏』(1984年)
- 『全詩集 1948-1984』(1986年)
- 『アーカンソー州への証言』(1987年)
- 『オメロス』(1990年)
邦訳
- 『デレック・ウォルコット詩集』徳永暢三編訳 小沢書店 双書・20世紀の詩人 1994
- 『アンティール諸島 叙事詩的な記憶の断片 1992年ノーベル賞受賞記念講演』磯田久恵訳 下田出版 2004
- 『オデッセイ』谷口ちかえ訳 国書刊行会 2008
脚注
- ↑ デレク・ウォルコットさん死去 詩人・ノーベル文学賞 朝日新聞 2017年3月18日付
関連項目
- ポール・サイモン - ミュージカル『ザ・ケープマン』を共作。ウォルコットは作詞を担当。
外部リンク
- Nobel Laureate Derek Walcott
- Postcolonialweb.org on Walcott
- Trinidad Theatre Workshop
- Lannan Foundation Reading and Conversation With Glyn Maxwell
- International Poetry Forum Readings (scroll down)
- Boston Playwrights' Theatre
テンプレート:ノーベル文学賞受賞者 (1976年-2000年)
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