四国百名山
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四国百名山(しこくひゃくめいざん)は、四国百名山会によって選定された四国の名山100選である。四国百名山とは別に高知新聞社による「四国百山」も選定されており[1]、このうち75座が重複する。
概要
日本百名山は四国からは2座のみで、この選定について深田久弥は異議のないところとしている。石鎚山脈および剣山地共に連峰を形成し、四国の高山は独立峰的な山がほとんど見られない。また比較的温暖な地域にあたるため高さの割には高山的様相に欠け、気候的には森林限界には達せずシコクシラベやダケカンバからなる亜高山帯針葉樹林は標高約1,700メートル以上の極少の領域に分布するのみである。しかしながら四国には西日本の中では高山が集中し、急峻な地形を有している。四国山地は吉野川により東部と西部に分けられ、1,800-2,000メートル級の高山は東部の剣山地と、西部のうちの石鎚山脈に集中している。山容は石鎚山や東赤石山のように険しい岩峰から成るものや、剣山のように隆起準平原の残物と推定される、山頂部がなだらかでササ類に覆われる山などさまざまである。また石鎚山、筒上山および剣山を始めとして古来より山岳修験の山として開山されたものも少なくない[2]。
国土地理院の地形図において「瓶ヶ森」など「ヶ」と表記される文字は『四国百名山』では「瓶ガ森」などと表記されている[3]。また四国には「二ッ岳」など、「岳」と付く山名は少ない[4]。
四国の山地・山脈
四国百名山一覧
四国百山のうち四国百名山に選定されなかった25座
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出典
参考文献
- 高木金之助編、沢村武雄『四国山脈』毎日新聞社、1959年