角島
角島 | |
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座標 | 東経130度51分33秒北緯34.35389度 東経130.85917度 |
面積 | 4.1 km² |
海岸線長 | 17.1 km |
最高標高 | 66 m |
所在海域 | 響灘 |
所属国・地域 | |
角島(つのしま)は、山口県下関市豊北町大字角島の日本海(響灘)上にある島。山口県の北西端。北長門海岸国定公園に含まれる。人口726人(平成27年国勢調査)。
地理
牧崎と夢崎の2つの岬がウシの角のように突き出している様から角島と呼ばれた[1]。 本州とは海士ヶ瀬戸で隔てられていたが、2000年に1780mの角島大橋が竣工。離島へ架けられた一般道路橋としては群を抜く長さである(沖縄県の古宇利大橋に次ぎ全国第2位)。島の北西に位置する夢ヶ岬に角島灯台が立ち、島のシンボルとなっている。
角島砲台
戦前は下関要塞地帯の一角として島の東側の元山集落に旧日本陸軍の角島砲台陣地が置かれていた。ラ式15cmカノン砲4門が装備されていた。観測所、弾薬庫、兵舎、照明所などが置かれた。昭和14年7月1日起工。60名の兵が配置されていた。別に海岸近くに遺構の一部は道路建設のために破壊されている。
角島灯台
多くの灯台を設計した英国人、リチャード・ヘンリー・ブラントンによる、日本海側では初の洋式灯台。1876年(明治9年)初点灯。高さ43m、光達18海里。レンズは日本でも5箇所[2]しかない特大のフレネルレンズで、第1等灯台に指定されている[3]。見学も可能な参観灯台である。
歴史
つのしまそん 角島村 | |
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廃止日 | 1955年4月1日 |
廃止理由 |
新設合併 神玉村、角島村、神田村、阿川村、粟野村、滝部村、田耕村、宇賀村(一部) → 豊北町 |
現在の自治体 | 下関市 |
廃止時点のデータ | |
地方 |
中国地方 山陽地方、山陰地方 中国・四国地方 |
都道府県 | 山口県 |
郡 | 豊浦郡 |
総人口 |
2,045人 (国勢調査、1950年) |
- 幕末 - 「旧高旧領取調帳」の記載によると長門府中藩領。
- 明治2年8月7日(1869年9月12日) - 任知藩事にともない府中藩が改称して豊浦藩となる。
- 明治4年7月14日(1871年8月29日) - 廃藩置県により豊浦県の管轄となる。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、近世以来の豊浦郡角島が単独で自治体を形成して角島村となる。
- 1955年(昭和30年)4月1日 - 角島村が神玉村・神田村・阿川村・粟野村・滝部村・田耕村および宇賀村の一部(北宇賀)と合併して豊北町が発足。同町大字角島となる。
- 2005年(平成17年)2月13日 - 豊北町が下関市・豊浦郡菊川町・豊田町・豊浦町と合併し、改めて下関市が発足。同市豊北町大字角島となる。
観光地
島にはハマオモトが群生する。2000年の角島大橋開通以後、テレビドラマや映画のロケ地として取り上げられる機会が増えた。2005年公開の映画『四日間の奇蹟』がほぼ全編に渡って角島を舞台としたほか、2006年に放映されたフジテレビ系ドラマ『HERO』のスペシャル版でも主たるロケ地となった[4]。
交通
国道191号から山口県道275号島戸港線、山口県道276号角島神田線を経由し角島大橋を渡る。
ブルーライン交通が山陰本線特牛駅および滝部駅と角島を結ぶ路線バスを運行している。
その他
- ツノシマクジラの名の由来となった。つのしま自然博物館にツノシマクジラの骨格のレプリカが展示されている。
- 平城宮跡から発掘された木簡から角島産のワカメが朝廷に送られていた事が分かり、その内容を刻んだ彫刻碑が展望台にある。
脚注
ギャラリー
- Tunoshima-Todai.jpg
角島灯台
- Tsunoshima2.jpg
日没とともに作動する角島灯台
- TsunoshimaLighthouse.JPG
角島灯台(遠景)
- Tsunoshima ohashi.JPG
角島大橋(本州側から)
- 角島大橋1.jpg
角島大橋(角島から)
- 角島大橋IMGP0793.JPG
角島大橋から見た角島
- 角島大橋IMGP0759.JPG
角島大橋と角島、ほぼ全景、側道から