全羅南道
略称: 전남;全南;Jeonnam;チョンナム | |
位置 | |
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地図 | |
全羅南道の地図 | |
各種表記 | |
ハングル: | 전라남도 |
漢字: | 全羅南道 |
日本語読み仮名: | ぜんらなんどう |
片仮名転写: | チョルラナム=ド |
ローマ字転写 (RR): | Jeollanam-do |
統計(2015年) | |
面積: | 12,309.00[1] km2 |
総人口: | 1,799,044[2] 人 |
男子人口: | 900,967 人 |
女子人口: | 898,077 人 |
人口密度: | 168.1 人/km2 |
世帯数: | 730,743 世帯 |
行政 | |
国: | 大韓民国 |
下位行政区画: | 5市17郡 |
ISO 3166-2: | KR-46 |
行政区域分類コード: | 36 |
全羅南道の木: | イチョウ |
全羅南道の花: | ツバキ |
全羅南道の鳥: | ヤマバト |
自治体公式サイト: | 全羅南道 |
全羅南道(チョルラナムド、ぜんらなんどう、韓国語表記:전라남도)は、韓国南西部(朝鮮半島南西部)に位置する行政区。1896年、朝鮮八道における全羅道の南半分を「全羅南道」と定めた。1948年より韓国の一部となり、現在に至る。かつて全羅南道所属であった光州市は1986年に「光州直轄市」(1995年より光州広域市)として分離した。道庁は十三道制施行当初から光州に置かれたが、2005年に木浦市に隣接する務安郡に移転している。通常は全南(チョンナム)と略される。
概要
西は黄海に面し、北を全羅北道、東を慶尚南道と接し、南には済州海峡を挟んで済州特別自治道がある。海岸はリアス式海岸であり、入り組んだ地形に2000余りの島々が存在し、その内約4分の3は無人島である。海岸線の総延長は6,100kmにもなる。海産物、特にカキや海草の生産は韓国内で最も盛んな地域であると言え、日本の瀬戸内地方と似ている。
道の一部は山地であるが、ほとんどは平野である。蟾津江、栄山江、耽津江の流れる平野は豊富な降雨があり、穀倉地帯を形成する。また、朝鮮半島で最も温暖な気候である。これらの地理条件のために農業が発達し、主に米、小麦、大麦、ジャガイモが生産される。野菜や綿花、果物も栽培される。
少量であるが金や石炭といった地下資源が採掘され、付随する工業もその地域で発達している。
道の東部南海岸である光陽湾一帯には大規模な化学工業団地である麗水国家産業団地、ポスコ光陽製鉄所が立地する。
全羅南道は朝鮮半島南部の他の道、広域市レベルの地域と比べると、全体的に工業において遅れを取っているとされているが、それでもその中で光陽湾一帯は道内の工業生産の大半を生み出す産業施設が密集している、朝鮮半島有数の産業地帯の一つである。
霊岩郡三湖邑ではヒュンダイ重工業系列の造船所や幾つかの中小造船所と、それらの造船所群の下請けを担う中小企業が密集している大仏国家産業団地が立地している。
釜山広域市、蔚山広域市を中心とする慶南地域、および光陽湾一帯に比べて工業生産額は更に低い方だが、木浦都市圏は道内の光陽湾一帯に次ぐ工業地域である。
行政
- 全羅南道知事
- 第37代(民選6期):李洛淵(이낙연、任期:2014年7月1日~2017年5月12日)知事になる前に国会議員を連続4期(16代・17代・18代・19代)務めた。文在寅大統領から国務総理(首相)に指名されたため、任期途中で知事を辞職。
- 第36代(民選5期):朴晙瑩(박준영、任期:2010年7月1日~2014年6月30日)
- 第35代(民選4期):朴晙瑩(박준영、任期:2006年7月1日~2010年6月30日)
- 第34代(民選3期):朴晙瑩(박준영、任期:2004年6月6日~2006年6月30日)・・・04年6月の補選で当選。自殺した朴泰榮前知事の残余任期を引き継いだ。
- 第33代(民選3期):朴泰榮(박태영、任期:2002年7月1日~2004年4月29日)・・・国民健康保険公団理事長在任時の不正疑惑で検察の捜査を受けていた最中の、2004年4月29日に投身自殺[3]。
- 第32代(民選2期):許京萬(허경만、任期:1998年7月1日~2002年6月30日)
- 第31代(民選1期):許京萬(허경만、任期:1995年7月1日~1998年6月30日)
- 出典:역대도지사(歴代道知事)(全羅南道道知事室)
- 道議会
- 定数:58議席(地域区52議席+比例代表6議席)地域区は小選挙区制。
党派別議席数(2016年4月27日現在) 合計 党派別内訳 共に民主党 国民の党 セヌリ党 民衆
連合党無所属 合計 57 30 25 1 1 1 選挙別内訳 地域区 52 26 25 0 0 1 比例代表 6 4 - 1 1[4] -
- 出典:議員照会(의원소개)全羅南道議会ホームページ(2017年1月24日閲覧)。
全羅南道の自治体
市部
郡部
- 潭陽郡 - 답양군 Damyang-Gun
- 谷城郡 - 곡성군 Gokseong-Gun
- 求礼郡 - 구례군 Gurye-Gun
- 高興郡 - 고흥군 Goheung-Gun
- 宝城郡 - 보성군 Boseong-Gun
- 和順郡 - 화순군 Hwasun-Gun
- 長興郡 - 장흥군 Jangheung-Gun
- 康津郡 - 강진군 Gangjin-Gun
- 海南郡 - 해남군 Haenam-Gun
- 霊岩郡 - 영암군 Yeongam-Gun
- 務安郡 - 무안군 Muan-Gun(全羅南道庁は三郷邑に所在。)
- 咸平郡 - 함평군 Hampyeong-Gun
- 霊光郡 - 영광군 Yeonggwang-Gun
- 長城郡 - 장성군 Jangseong-Gun
- 莞島郡 - 완도군Wando-Gun
- 珍島郡 - 진도군 Jindo-Gun
- 新安郡 - 신안군 Sinan-Gun
著名な出身者
- 金大中(政治家・第15代大統領)
- 韓和甲(政治家・元民主党代表)
- 衛藤征士郎(政治家・自民党所属)
- 朴智元(政治家・元大統領秘書室長、文化観光部長官)
- 李洛淵(政治家・国務総理(首相))
- 林権澤(映画監督)
- 趙廷来(小説家)
- 金泳鎮(政治家・元農林部長官)
- 李世乭(囲碁棋士)
- 金寅(囲碁棋士)
- 大木金太郎(金一)(元プロレスラー)
- 南昇竜(陸上選手、ベルリンオリンピックマラソン銅メダリスト)
- 黄玹(士人)
- ドンヘ(アイドル、Super Junior所属)
- オ・ジホ(俳優)
- ナム・ジン(歌手)
- ユンホ(アイドル、東方神起所属)[5]
- J-HOPE(アイドル、防弾少年団所属)
- イ・ヨニ(女優)
- キム・オクビン(女優)
- カイ - 歌手、俳優、EXOメンバー[6]
脚注
- ↑ 韓国国家統計ポータル > 統計作成機関別 > 全羅南道 > 全羅南道統計年報, 2016年9月11日閲覧
- ↑ 韓国国家統計ポータル > 人口・世帯 > 人口総調査> 人口部門 > 総調査人口(2015) > 全数部門 > 人口、世帯と住宅 - 邑面洞 2015年~2015年, 2016年9月11日閲覧
- ↑ `한강투신` 박태영 전남지사 사망(’漢江投身’朴泰栄全南知事死亡)。中央日報 2004年6月24日付
- ↑ 強制解散された統合進歩党の比例代表選出議員。党の解散後、議員職を喪失したが訴訟で勝訴、無所属で活動した後、2016年12月に入党。“전남도의회 오미화 의원, 민중연합당 입당(全南道議会オ・ミヒ議員、民衆連合党入党)”. 聯合ニュース. (2016年12月27日) . 2017-1-24閲覧.
- ↑ 出身地の光州市は現在は広域市となり道から独立しており全羅南道の区域ではないが、出生時は全羅南道光州市であった。
- ↑ “아이돌 고향을 찾아서② 예향, 명창 낳고 아이돌 키웠다” (韓国語). 스포츠경향 (2017年6月23日). . 2017閲覧.