シベール
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株式会社シベールは、山形県山形市に本社を置き、パン・洋菓子などの製造販売や飲食事業などを手掛ける企業。JASDAQ上場企業。
概要
創業から約10年後、売れ残りのフランスパンをラスクとして販売したことが評判を呼び[1]、贈答用ラスクを販売していた企業としては異例の株式公開を遂げた[2]。
しかし、ラスクブームが一巡。2017年8月期単独決算では、営業、経常、最終の各損益ともに2期連続赤字を計上した[3]。こうした事態を受け、2017年11月15日に経営改革を進めるべく、策定した中期事業計画を公表した。それによれば、今後は経営資源を山形および仙台圏に集中し、同年11月末で山形市馬見ケ崎の北店2階のレストランを閉店するほか、2018年3月末にエキュート立川店を閉めることで、東京圏から完全撤退し、これからも不採算店を閉鎖するとしている。このほか、集客効果の高いパンと、収益率の高い菓子を柱に据え、仙台圏で知名度を上げ、増収に努め黒字化を図りたいとしている[4]。
製造販売物
沿革
- 1966年(昭和41年)10月 - 洋菓子の店「シベール」を熊谷眞一が創業。
- 1970年(昭和45年)10月 - 有限会社「シベール」設立[5]。
- 1981年(昭和56年)11月 - 株式会社「シベール」となる。
- 2000年(平成12年)2月 - 本社を山形市蔵王松ケ丘二丁目1番3号に移転[5]。
- 2004年(平成16年)10月 - 東京都港区南青山に「麦工房 東京店」を開設[5]。
- 2005年(平成17年)7月29日 - JASDAQ上場[6]。
- 2006年(平成18年)2月 - 仙台圏の洋菓子製造工場を川崎町に移転新築[5]。
- 2007年(平成19年)9月 - 富山県富山市の大和富山店内に「麦工房 富山店」を開設[5]。
- 2008年(平成20年)9月 - ファクトリーパーク内に複合施設「シベールアリーナ&遅筆堂文庫」を開設。
- 2010年(平成22年)5月 - 佐島清人専務が社長に昇格[7]。
- 2015年(平成27年)11月 - 黒木誠司専務が社長に昇格[8]。
店舗
山形県内
- シベール - 7店舗
- シベールの杜 - 2店舗
- しべーる+カフェ - 1店舗
- カフェ・ド・シベール - 1店舗(文翔館内)
宮城県内
- シベールの杜 - 6店舗
- ル・グレン - 1店舗
- 山彼方(やまかた)- 2店舗
東京都内
- 麦工房 - 1店舗
富山県内
- 麦工房 - 1店舗
脚注
- ↑ “三田村蕗子の「出張スィーツ」「成り上がり」スイーツ、ラスクがデパ地下を救うワケ”. 日経ビジネスオンライン. (2009年3月30日) . 2014-2-1閲覧.
- ↑ 「ものづくり探訪 5 シベール 甘い香りのラスクに笑顔」『読売新聞』山形版 2017年5月9日
- ↑ “シベール、東京圏の全店閉鎖 ラスクブーム一巡”. 日本経済新聞. (2017年10月17日) . 2017閲覧.
- ↑ “シベール中期計画、山形・仙台圏に集中 東京から撤退、今期で黒字転換”. 山形新聞. (2017年11月16日) . 2017閲覧.
- ↑ 5.0 5.1 5.2 5.3 5.4 「沿革」『株式会社シベール S1006F33:有価証券報告書 ‐ 第45期』
- ↑ “株式会社シベール”. 山形コミュニティ新聞. (2006年9月22日) . 2014-2-1閲覧.
- ↑ “シベール社長に佐島氏”. 日本経済新聞. (2010年5月18日) . 2014-2-1閲覧.
- ↑ “シベール社長に黒木氏”. 日本経済新聞. (2015年10月15日) . 2015閲覧.