山形市

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山形市(やまがたし)

山形県東部にある市。県庁所在地。上山市と天童市の間に位置し,東は奥羽山脈で宮城県に接する。市の中心部は西流する馬見ヶ崎 (まみがさき) 川扇状地にある。 1889年市制。 1943年より 56年までに鈴川村,千歳村など 20村を編入。地名の由来は,野方,里方に対する山方の当て字とする説など諸説がある。延文1 (1356) 年斯波兼頼が出羽の按察使として入部して築城,以来城下町として発展。現在の市街地の基礎は斯波氏の子孫最上義光が文禄年間 (1592~96) に造成したと伝えられる。県庁設置後は,山形県の政治,経済,文化などの中心都市として発展。鉄瓶を主とする伝統工業の鋳物製造が有名で,西部に鋳物工業団地が造成された。桐紙,木工製品,仏壇,刃物などの在来工業のほか,電気機器をはじめとした弱電関連工業が発展し,工業団地が造成されている。商店街は,七日町周辺のほかに都市改造計画と関連して山形駅前にも形成され,商圏はさらに新庄,米沢盆地にまで拡大の傾向にある。周辺の農村部では野菜栽培やサクランボなどの果樹栽培が行われる。名所旧跡に富み,名勝・史跡の立石寺 (山寺) や,市街地北の嶋遺跡,山形城跡も史跡に指定されている。北東端の面白山 (おもしろやま) から南東端の蔵王山に連なる山岳地帯一帯は蔵王国定公園に属し,蔵王温泉や蔵王スキー場がある。中央部を山形新幹線,JR奥羽本線が北上して JR左沢 (あてらざわ) 線,仙山線を分岐し,国道 13,112,286,348号線が交差する交通の要所。山形自動車道が通り,山形北,山形蔵王,関沢インターチェンジがある。

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