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長倉 三郎(ながくら さぶろう、1920年10月3日 - )は、日本の化学者、文化勲章受章者。東京大学・岡崎国立共同研究機構分子科学研究所名誉教授。物理化学専攻。
日本人として初めてIUPAC(国際純正および応用化学連合)の会長を歴任したことで知られる。
経歴
静岡県駿東郡鷹根村(現沼津市)柳沢生まれ。静岡県立沼津中学校を経て1943年東京帝国大学理学部化学科卒業。東京大学放射線化学研究所をへて、1959年東大物性研究所教授。81年定年となり、岡崎国立共同研究機構分子科学研究所所長、85年同研究機構長。国際純正・応用化学連合会長、日本化学会会長を歴任、分子軌道論を用いて分子内・分子間の電荷移動理論を確立した。78年日本学士院賞受賞。
1985年文化功労者、1990年文化勲章を受章。1992年に武蔵野市名誉市民[1]。2001年から2007年まで、第23代日本学士院院長をつとめた。
著書
共編著
- 『量子化学 改稿版』水島三一郎共著 岩波全書 1959
- 『電子論の基礎と応用』編 岩波書店 1964
- 『現代物理化学講座 第11 化学反応の機構』細矢治夫共著 東京化学同人 1970
- 『緩和現象の化学』東健一共編 岩波書店 1973
- 『岩波講座現代化学 1.化学と量子論』中島威共編 岩波書店 1979
- 『岩波講座現代化学 12 光と分子』編 岩波書店 1979-80
- 『岩波講座現代化学 23 エネルギー変換の化学』編 岩波書店 1980
- 『岩波講座現代化学 3 反応の電子理論』細矢治夫、米沢貞次郎共編 岩波書店 1981
- 『分子科学講座 7巻 化学反応の電子論』編 共立出版 1986
- 『岩波理化学辞典 第5版』井口洋夫,江沢洋,岩村秀,佐藤文隆,久保亮五共編 岩波書店 1998
脚注
典拠レコード: