「エキーオーン」の版間の差分
提供: miniwiki
ja>ラクシャ・ベレスタ 細 (→参考文献) |
細 (1版 をインポートしました) |
(相違点なし)
|
2018/8/19/ (日) 18:37時点における最新版
エキーオーン(古希: Ἐχίων, Echīōn)は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してエキオンとも表記される。スパルトイのエキーオーンのほか数人が知られている。
Contents
スパルトイの1人
テーバイ王家に仕えた5人のスパルトイの1人で、カドモスの娘アガウエーを妻とし、ペンテウスをもうけた[1][2][3][4]。
カドモスがテーバイを建国したさいに殺した竜の歯を大地に巻くと、そこから大勢のスパルトイが現れて互いに戦い、5人のスパルトイ、エキーオーン、ウーダイオス、クトニオス、ヒュペレーノール、ペローロスが生き残った[5][6][7]。エキーオーンはアテーナーの勧めで他のスパルトイと平和を誓い、ともにカドモスに仕えた[5]。またカドモスはエキーオーンが5人の中で特に優れた戦士だったので養子にしたという[8]。
その他のエキーオーン
- メネトスの娘アンティアネイラとヘルメースの子で、エウリュトスと兄弟。カリュドーンの猪狩り[5][9]、アルゴナウタイに参加した[10]。
- ポルテウスの子で、トロイア戦争に参加した。エキーオーンは木馬作戦にも加わったが、一番に木馬から飛び降り、転落死した。他の戦士はロープで降下した[11]。
- ペーネロペーの求婚者の1人。ドゥーリキオーンの出身[12]。
脚注
参考文献
- アポロドーロス『ギリシア神話』高津春繁訳、岩波文庫(1953年)
- オウィディウス『変身物語(上)』中村善也訳、岩波文庫(1981年)
- ヒュギーヌス『ギリシャ神話集』松田治・青山照男訳、講談社学術文庫(2005年)
- 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』、岩波書店(1960年)
ca:Equíon (fill d'Hermes) fi:Ekhion (argonautti) it:Echione (Ermes) pl:Echion (syn Hermesa)