霧雪

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霧雪(きりゆき、むせつ)はの降り方の一種。のような細かい雪の事。気象学上では、結晶の直径が1 mm以下の雪と定義されている。

通常の雪と同じような性質を持ち、落下して地面にぶつかったときに弾まない、白くて不透明の結晶という特徴を持つ。結晶は平らな形や細長い形をしたものが多く、積雲に覆われているときやがたちこめているときに、シャワーのようには降って来ないのが特徴である。

霧雨が、雨が蒸発して粒が小さくなったことが原因でできることがあるのとは異なり、霧雪はもともとほとんど成長しなかった粒の小さい雪であることが多い。雪の場合は蒸発せず、溶けて雪あられなどになることが多いためである。

天気記号

国際式天気図の天気記号では、以下の2種類が霧雪をあらわす。

  • 20.前1時間内に霧雨または霧雪があった(しゅう雨性ではない) → 20
  • 77.霧雪。霧があってもよい → 77

日本式天気記号では、霧雪と雪を区別せず、雪を表す「雪の日本式天気記号」を用いる。

定時飛行場実況気象通報式 (METER) では、英語の"Snow Grains"の頭文字をとったSGが霧雪を表す。

参考文献