蓬莱山 (滋賀県)
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蓬莱山(ほうらいさん)は、比良山地中部に属する山である。比良山地の中では武奈ヶ岳に次ぐ高峰であり、日本三百名山の一つに数えられる[1]。
概要
蓬莱山を含む比良山地一帯は琵琶湖国定公園に指定されている。山頂には一等三角点「比良ヶ岳」が設置され1173.94mとなっている[2]。
琵琶湖東岸からは比叡山から比良山地まで続く山並みが望まれ、中でも蓬莱山は雄大な山容を呈している。比良山地は古生層へ貫入した花崗岩からなり、東側は断崖となっているため屏風のような山が聳えている。
蓬莱とは元来中国の伝説で仙人が住む東海にある霊山であり、比良山地も修験者の霊山であったことに由来するとされる[1]。
山頂南側にはクマザサの高原が広がる。冬には日本海側からの寒波を受け止めるため積雪が多く、山頂北側にはびわ湖バレイスキー場が広がる。
登山ルート
湖西線蓬莱駅から薬師滝、小女郎峠1101mを経て、稜線を北上し山頂に至るルートと志賀駅から打見山1103mを経て稜線を南下して山頂に至るルートがあるが、打見山までびわこアルプスゴンドラがある[3]。
脚注・参考文献
- ↑ 1.0 1.1 荒井魏 『日本三百名山』 毎日新聞社編、1997年
- ↑ 国土地理院 基準点成果等閲覧サービス
- ↑ 山と渓谷社大阪支局編 『関西百名山』 山と渓谷社、1998年