筑前簑島駅
提供: miniwiki
筑前簑島駅(ちくぜんみのしまえき)は、かつて福岡県福岡市博多区美野島3丁目にあった日本国有鉄道筑肥線の廃駅である。福岡市地下鉄1号線との直通運転開始に伴う博多駅 - 姪浜駅間の廃止により廃駅となった。
駅構造
単式ホーム1面1線の地上駅であった。小規模な構造ではあったが、駅付近に九州松下電器(現:パナソニック システムネットワークス)本社などの事業所があり通勤客の利用が多く、駅員が配置されていた。
駅周辺
駅の西側を那珂川が流れ、那珂川橋梁が架けられていた。駅のすぐ東側で国道385号と交差しており、国道が線路上をまたぎこす立体交差となっていた。
周辺施設
- 九州松下電器本社(現:パナソニック システムネットワークス福岡事業所)
- 本州製紙福岡工場(現存せず)
- 福岡市立美野島小学校
歴史
- 1929年(昭和4年)7月20日 - 北九州鉄道の福岡簑島駅として開業。
- 1937年(昭和12年)10月1日 - 国有化により、筑前簑島駅となる。
- 1983年(昭和58年)3月22日 - 筑肥線博多 - 姪浜間の廃止により、廃駅となる。
隣の駅
現状
駅跡は空き地となっているほか、パナソニック敷地の北側の旧線路は遊歩道になっている。駅のすぐ東側(博多寄り)の遊歩道脇に、当駅を模したホームと駅名板が設置されている。ただし、記念碑のようなもので実際に使われていたものではない。
国道のオーバーパスについては、歩道への階段部分を取り外したうえで現在も使用されている(歩行者は国道沿いの生活道路を通行可能)。