梅村浩
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梅村 浩(うめむら ひろし 1944年 - )は、日本の数学者。理学博士(名古屋大学)。元名古屋大学大学院多元数理科学研究科教授。名古屋大学名誉教授。愛知県名古屋市出身。
専門は、代数幾何学で、微分方程式のガロア理論を研究。特に、パンルヴェ方程式の代数的構造を解明し、さらに、ガロア体のピカール・ヴェッシオ理論の代数幾何的基礎付けに成功したことで知られる。1998年、日本数学会代数学賞受賞。
経歴
- 1967年 名古屋大学理学部数学科卒業
- 1969年 名古屋大学理学研究科数学修士課程修了
- 1970年 ストラスブール大学理学部数学科(フランス政府給費留学生)
- 1971年 高等科学研究所 (I.H.E.S.フランス)研究員
- 1973年 理学博士(名古屋大学)
- 1977年 ストラスブール大学理学部数学科客員教授
- 1983年 ストラスブール大学理学部客員教授
- 1992年 名古屋大学教養部教授
- 1993年 名古屋大学理学部教授
- 1995年 名古屋大学大学院多元数理科学研究科教授
著書
- 1983年 Minimal rational threefolds
- 1984年 Resolution of algebraic equations by theta constants
- 1985年 On the maximal connected algebrair subgroups of the Cremona group II
- 1986年 Algebro-geometric proflems arising from Painleve's works
- 1998年 On the irreducibility of the first differential equation of Painleve
- 2000年 楕円関数論 ー 楕円曲線の解析学
外部リンク
典拠レコード: