朝日山地

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朝日山地
300px
大朝日岳と周辺の山
所在地 山形県新潟県
位置 北緯38度15分39秒
東経139度55分20秒
最高峰 大朝日岳 (1,870m)
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朝日山地(あさひさんち)は、新潟県山形県の県境をなし越後山脈最北部に位置する山地である。範囲は北の国道112号出羽三山を分け、南は113号飯豊山地を分けている。主峰の大朝日岳を中心とした主稜線を特に朝日連峰と呼び、北の以東岳から南の祝瓶山までが一般登山の対象とされている。

特徴

南北60km、東西30kmの山塊である。有数の豪雪地帯で夏の残雪、稜線上の高山植物、山麓から山腹にかけてのブナ原生林、深い渓谷が特徴である。山形県側は山形自動車道が横断しているが、月山ICで途切れ月山道路になり湯殿山ICから再び山形自動車道となっている。寒河江川の源流で、寒河江ダムがある。新潟県側は三面川の源流で、三面ダムの上流に近年奥三面ダムが完成した。

自然

標高1,200mまではブナを中心とした広葉樹林、その上部の1,200-1,400mではミヤマナラミネカエデなどの落葉低木林、1,600m以上の高山帯ではハイマツの低木林が分布する。大部分の地域が磐梯朝日国立公園区域内に含まれる。ヤマネニホンカモシカニホンツキノワグマなどの哺乳類イヌワシクマタカオオタカハヤブサなどの猛禽類を含む37科101種の鳥類の生息が確認されている[1]。このため、1984年(昭和59年)に国指定大鳥朝日鳥獣保護区(希少鳥獣生息地)に指定されている(面積38,285ha、うち特別保護地区8,611ha)。

主な山

大朝日岳 (1,870m) を盟主とし以下、北から障子ヶ岳 (1,482m) 、三角峰 (1,520m) 、オツボ峰 (1,582m) 、以東岳 (1,771m) 、三方境 (1,591m) 、寒江山 (1,695m) 、龍門山 (1,688m) 、西朝日岳 (1,814m) 、大朝日岳 、小朝日岳 (1,647m) 、鳥原山 (1,430m) 、祝瓶山 (1,417m) 。

脚注

関連項目

参考文献