国道113号
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国道113号(こくどう113ごう)は、新潟県新潟市から山形県南陽市、宮城県白石市を経由して福島県相馬市に至る一般国道である。
Contents
概要
高規格バイパス道路も各所で開通し、国道49号・国道115号・国道121号と並ぶ仙台・山形 - 新潟間の重要幹線道路である。
路線データ
一般国道の路線を指定する政令[1][注釈 1]に基づく起終点および経過地は次のとおり。
- 起点 : 新潟市(中央区本町交差点=国道7号・国道8号ほか起点、国道116号ほか終点)
- 終点 : 相馬市(光陽北交差点=国道6号交点)
- 重要な経過地 : 豊栄市(横土居)[注釈 2]、新潟県北蒲原郡中条町[注釈 3]、同県岩船郡荒川町[注釈 4]、同郡関川村、長井市、南陽市、山形県東置賜郡高畠町、白石市、角田市、宮城県伊具郡丸森町
- 総延長 : 239.1 km(宮城県 76.2 km、山形県 76.3 km、福島県 7.8 km、新潟県 57.0 km、新潟市 21.7 km)[2][注釈 5]
- 重用延長 : 0.7 km(宮城県 - km、山形県 0.6 km、福島県 0.1 km、新潟県 - km、新潟市 - km)[2][注釈 5]
- 実延長 : 238.4 km(宮城県 76.2 km、山形県 75.7 km、福島県 7.7 km、新潟県 57.0 km、新潟市 21.7 km)[2][注釈 5]
- 指定区間[3]
- 新潟市中央区本町通七番町1054番2 - 同区万代三丁目2452番9(国道7号など重複区間)
- 村上市坂町字笹谷3528番3 - 南陽市赤湯字川尻2977番1(十文字交差点=国道7号交点 - 南陽市赤湯交差点=国道13号交点)
歴史
- 1953年(昭和28年)5月18日
- 1965年(昭和40年)4月1日
- 道路法改正により一級・二級区分が廃止されて一般国道113号として指定施行[5]。
- 1970年(昭和45年)4月1日
- 終点側の南陽市から先の経路を相馬市に変更し、一般国道113号(新潟市 - 相馬市)として指定施行[6]。
- 1993年(平成5年)4月1日
- 1997年(平成9年)9月
- 山形県高畠町-宮城県七ヶ宿町間の二井宿道路が開通。
- 1999年(平成11年)ごろ
- 2012年(平成24年)3月29日
- 横土居バイパスが開通。これに伴い、国道7号の暫定指定区間が解除された。
- 2012年(平成24年)5月31日
- 宮城県丸森町の丸森大橋を含む舘矢間バイパスが開通[8]。
- 2013年(平成25年)4月2日
- 新潟市東区下山交差点 - 新潟市北区神谷内北交差点の経路を、新潟県道17号新潟村松三川線(通称「新潟空港アクセス道路」)を経てござれや阿賀橋を通過する経路に変更する[9]。
路線状況
バイパス
バイパス
ここでは、旧道が国道指定を外れ、本線となっている路線は「細字」、旧道が本線であり、本来のバイパス機能を持つ路線は「太字」で記述する。
新潟県
- 東港線バイパス(新潟市東区長者町(紡績角交差点 - 長者町交差点) - 新潟市中央区沼垂西三丁目):萬代橋方面のみ開通。
- 山の下東港線(新潟市東区東新町 - 新潟市北区神谷内 - 北蒲原郡聖籠町東港):新潟市の都市計画道路。現在東新町 - 同区津島屋間を市道として、津島屋 - 神谷内間、笹山東 - 東港間を国道113号として供用中。
- ござれや阿賀橋(新潟市東区津島屋 - 新潟市北区名目所)
- 横土居バイパス(新潟市北区笹山東 - 同区横土居)
- 乙バイパス(胎内市桃崎浜 - 村上市南新保)
- 荒川道路(村上市南新保 - 村上市坂町)
- 関川バイパス(岩船郡関川村土沢 - 岩船郡関川村上関)
- (岩船郡関川村上関)
- 新川口橋(岩船郡関川村上関 - 岩船郡関川村下川口)
- 鷹ノ巣道路(未開通)(岩船郡関川村大字荒川台 - 岩船郡関川村大字片貝)
- 鷹ノ巣トンネル(岩船郡関川村楢木新田 - 岩船郡関川村大内渕)
- 片貝トンネル(岩船郡関川村大内渕 - 岩船郡関川村片貝)
- 荒谷トンネル(岩船郡関川村片貝 - 岩船郡関川村金丸)
- (岩船郡関川村金丸 - 岩船郡関川村八ツ口 - 岩船郡関川村金丸):旧道は現在、廃道となっており、通行不能。
- 金丸地区跨線橋(岩船郡関川村金丸)
山形県
- 横根トンネル(西置賜郡小国町大字小渡 - 西置賜郡小国町大字小国小坂町 - 西置賜郡小国町大字小渡)
- 朝篠トンネル(西置賜郡小国町大字朝篠 - 西置賜郡小国町大字伊佐領)
- (西置賜郡小国町大字伊佐領)
- (西置賜郡小国町大字綱木箱口 - 西置賜郡小国町大字沼沢)
- (西置賜郡小国町沼沢)
- 遅越トンネル(西置賜郡小国町大字沼沢)
- 落合改良(西置賜郡小国町大字沼沢 - 西置賜郡飯豊町手ノ子):旧道のうち、宇津トンネルは現在通行止め。
- 宇津トンネル(西置賜郡小国町沼沢 - 西置賜郡飯豊町手ノ子):宇津峠をトンネルで通過する。新宇津トンネルを経由する落合改良の全線開通のため、現在は国道113号の指定を外れ、全線通行止め。
- (西置賜郡飯豊町手ノ子)
- 添川バイパス(西置賜郡飯豊町松原 - 長井市今泉)
- (長井市今泉 - 東置賜郡川西町大字西大塚)
- (南陽市梨郷 - 南陽市赤湯)
- 赤湯バイパス(南陽市竹原 - 東置賜郡高畠町大字深沼)
山形県 - 宮城県
- 二井宿道路(東置賜郡高畠町二井宿 - 刈田郡七ヶ宿町字湯原山国有林)
宮城県
- 苗振バイパス(白石市小原)
- (白石市小原(小原小学校・小原中学校付近))
- (白石市小原)
- (白石市小原)
- 小原温泉トンネル(白石市小原)
- 小原5号トンネル(白石市小原)
- 小原4号トンネル・小原3号トンネル(白石市小原)
- 小原2号トンネル・小原1号トンネル(白石市小原)
- (白石市福岡蔵本)
- (白石市字長町 - 白石市郡山)
- (角田市高倉 - 角田市横倉)
- (角田市横倉 - 角田市角田)
- 舘矢間バイパス(伊具郡丸森町舘矢間 - 伊具郡丸森町新町)
福島県
- (相馬郡新地町駒ケ嶺 - 相馬市光陽三丁目)
(右の「表示」を押す)
通称
旧道
- 新潟市東区下山(下山交差点) - 新潟市北区神谷内(神谷内北交差点):新潟県道17号新潟村松三川線
- 新潟市北区白勢町 - 新潟市北区横土居(太郎代交差点):新潟県道204号島見新発田線
- 新潟市北区横土居地内:新潟港臨港道路西埠頭線
- 新潟市北区笹山 - 新潟市北区木崎(豊栄IC):新潟県道46号新潟中央環状線
- 新潟市北区木崎(豊栄IC) - 北蒲原郡聖籠町大字藤寄(東港IC):国道7号<新新バイパス>
- 北蒲原郡聖籠町大字藤寄(東港IC) - 新潟市北区横土居:新潟県道556号新潟東港線
- 胎内市荒井浜(荒井浜交差点) - 胎内市大出(乙中学校前交差点):新潟県道508号荒井浜黒川線
- 胎内市大出(乙中学校前交差点) - 胎内市乙(乙交差点):新潟県道3号新潟新発田村上線
- 胎内市乙(乙交差点) - 胎内市長政:新潟県道402号樽ヶ橋長政線
- 胎内市長政 - 胎内市坂町:村上市道
- 関川村大字土沢(南赤谷交差点) - 関川村大字下関(越後下関駅前交差点):関川村道
- 関川村大字下関(越後下関駅前交差点) - 関川村大字下関地内:新潟県道273号大栗田越後下関停車場線
- 関川村大字下関(越後下関駅前交差点) - 関川村大字上関(上関交差点):新潟県道272号黒俣越後下関停車場線
- 小国町小国小坂町:小国町道・山形県道261号五味沢小国線 [10]
- 白石市字亘理町 - 白石市郡山字雨ケ作 :(宮城県道108号白石停車場線終点より長町交差点を左折、郡山橋東部まで。)
重複区間
- 国道7号(国道8号・国道17号含む)(新潟市中央区本町通七番町 - 同区万代三丁目・東港線十字路交差点)
- 国道350号(新潟市中央区本町通七番町 - 万代三丁目・三和町交差点)
- 国道345号(新潟市中央区万代三丁目 - 胎内市桃崎浜)
- 国道399号( 東置賜郡高畠町深沼 - 高畠町高畠)
- 国道349号(角田市錦町 - 丸森町丸森橋)
道の駅
- 新潟県
- 関川(岩船郡関川村)
- 山形県
- 宮城県
- 七ヶ宿(刈田郡七ヶ宿町)
地理
通過する自治体
交差する道路
※県道を除く
- 新潟県
- 国道116号(国道289号等含む)(新潟市本町交差点)
- 国道7号(国道8号・国道17号含む)(同東港線十字路)
- 国道350号(同三和町交差点)
- 国道345号(胎内市桃崎浜交差点)
- 日本海東北自動車道 - 荒川胎内IC
- 国道7号(村上市十文字交差点)
- 国道290号(岩船郡関川村高田橋)
- 山形県
- 宮城県
- 福島県
主な峠
- 宇津峠(標高390m) : 山形県西置賜郡小国町-山形県西置賜郡飯豊町(落合改良)
- 二井宿峠(標高550m) : 山形県東置賜郡高畠町-宮城県刈田郡七ヶ宿町(二井宿道路)
- 大沢峠(標高150m) : 宮城県伊具郡丸森町-福島県相馬郡新地町
宇津峠は旧道の旧道、二井宿峠は旧道にあたるため、厳密な意味での峠越えは大沢峠のみである。
脚注
注釈
出典
- ↑ “一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)”. 法令データ提供システム. 総務省行政管理局. . 2013閲覧.
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 “表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況 (PDF)”. 道路統計年報2016. 国土交通省道路局. p. 8. . 2017閲覧.
- ↑ “一般国道の指定区間を指定する政令(昭和33年6月2日政令第164号)”. 法令データ提供システム. 総務省行政管理局. . 2013閲覧.
- ↑ ウィキソースには、二級国道の路線を指定する政令(昭和28年5月18日政令第96号)の原文があります。
- ↑ 一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)
- ↑ 一般国道の路線を指定する政令の一部を改正する政令(昭和44年12月4日政令第280号)
- ↑ “一般国道の路線を指定する政令の一部を改正する政令(平成4年4月3日政令第104号)”. 法庫. . 2013閲覧.
- ↑ 大河原土木事務所 (2012年5月31日). “館矢間バイパスを供用開始しました”. トピックス. 宮城県. . 2015閲覧.
- ↑ 市報にいがた(平成25年3月17日 2403号)
- ↑ 白い森への想い(小国国道出張所小史)