旭川駐屯地
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旭川駐屯地(あさひかわちゅうとんち、JGSDF Camp Asahikawa)は北海道旭川市春光町国有無番地に所在し、第2師団司令部等が駐屯している陸上自衛隊の駐屯地。駐屯地の中央に滑走路があり、第2飛行隊による訓練が日夜行われている。また敷地が広大な為、野生のキタキツネや野良猫及び時期によっては蝦夷鹿(近文台分屯地)等の動物も生息している。
旭川市は古くから軍都として栄えた街であり、昭和19年3月まで第七師団が駐屯していたことでも有名である。この為、旭川駐屯地内には北鎮記念館が設置され、第七師団の縁の品々を見学することが出来る。
最寄の演習場は、近文台演習場。駐屯地司令は、第2師団副師団長が兼務。
Contents
沿革
- 1953年(昭和28年)3月8日:第2管区総監部の開庁式が行われる[1]。
- 1954年(昭和29年)7月1日:陸上自衛隊に移管[2]。
- 1954年(昭和29年)9月10日:第9連隊が善通寺駐屯地から移駐。
- 1962年(昭和37年)1月18日:陸上自衛隊の師団制への改編に伴い、第2師団隷下として、第9普通科連隊編成完結。
- 1995年(平成7年)3月:第9普通科連隊廃止。
駐屯部隊・機関
- 第2師団司令部
- 第2師団司令部付隊
第2師団隷下部隊
北部方面総監直轄部隊・機関
- (北部方面混成団)
- (第52普通科連隊)
- 第2普通科中隊
- (第52普通科連隊)
- (北部方面通信群)
- (第101基地システム通信大隊)
- 第301基地通信中隊
- (第101基地システム通信大隊)
- (北部方面会計隊)
- 第343会計隊
- 旭川駐屯地業務隊
- 自衛隊旭川地方協力本部
防衛大臣直轄部隊
- (警務隊)
- (北部方面警務隊)
- 第119地区警務隊
- (北部方面警務隊)
- (陸上自衛隊中央輸送隊)
- (第1方面分遣隊)
- 第2端末地業務班
- (第1方面分遣隊)
旭川飛行場
戦前に「愛国飛行場」として開港。旭川空港が開港するまでは上川地方唯一の飛行場であった。第2飛行隊は、通常の飛行訓練のほかにも、山岳遭難に際して捜索・救難に参加したり、北海道知事の要請によって、救急体制に不安がある、道北の僻地・離島の急患搬送を行うこともある。必要に応じて小型飛行機やヘリなどの緊急着陸も可。
航空管制
TWR |
123.1MHz,126.2MHz,138.05MHz,139.8MHz,140.5MHz |
最寄の幹線交通
- 高速道路:道央自動車道 旭川鷹栖IC
- 一般道:国道12号、国道39号、国道40号、国道237号、国道275号、北海道道37号鷹栖東神楽線、北海道道72号旭川幌加内線、北海道道90号旭川環状線、北海道道294号東川東神楽旭川線
- 鉄道:JR北海道宗谷本線/函館本線/石北本線/富良野線 旭川駅
- 飛行場:旭川空港(第二種空港)
重要施設
- 西旭川変電所(二次変電所)(旭川市)
脚注
- ↑ 『波乱の半世紀 陸上自衛隊の50年』 朝雲新聞社編集局、朝雲新聞社、2000-09-15。ISBN 978-4750980157。
- ↑ 自衛隊法施行令(昭和29年6月30日政令第179号)