希望

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ファイル:Spes or Hope.jpg
ローマ神話の希望を司る女神スペース

希望(きぼう、: hope)とは、好ましい事物の実現を望むこと。または、その望み。「冀望(きぼう)」とも書く。

神話・宗教における「希望」

ギリシャ神話では、人類の最初の女性であるパンドーラー(パンドラ)が、好奇心から「パンドラの箱」を開けてしまい、あらゆる悪いものが溢れ出た時に、最後に箱の底に残ったのが「希望」だったとされる(別説には、パンドラの箱に最後に残ったのは「未来を全て分かってしまう災い(前兆)」であり、それが解き放たれなかったことから、「希望が残った」とも言われる)。

キリスト教における「希望」

「希望」はキリスト教における神対徳(英語:theological virtues)の1つである(他に「信仰」と「徳」がある[1])。そのため、キリスト教やキリスト者の人生では大事な特とされており[2]、キリスト信者の人生意義の基盤でもある。

脚注

  1. 英語圏では、Hope(希望)、Faith(信仰)、Charity(キリスト教的な愛、慈善)ともに、女性の名前としても使われている。特に、双子姉妹の場合は HopeFaith、三つ子ではその2つに加えて Charity と名付けられることがよくある。en:Faith, Hope and Charityも参照。
  2. “希望の理由” (日本語). http://opusdei.org/ja-jp/article/kibouno-riyuu/#_ftnref11 . 2018閲覧. 

関連項目