円周率
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円周率(えんしゅうりつ)
平面上の円の円周と直径との比の値。すべての円で等しい。3.14のほか 22/7という数値がよく用いられる。小数点以下 31桁までの値は,3.1415926535897932384626433832795。この値を示すのに記号π(パイ)を用いるようになったのはレオンハルト・オイラーの著作による。πは無理数であり,超越数である。前2000年頃のバビロニア人(バビロニア)は,円に内接する六角形から 3.125という円周率を算出しており,古代エジプト人は約 3.16045という数値を用いていたことが前1650年頃のパピルスから明らかになっている。アルキメデスは円に内接および外接する正多角形(多角形)から,円周率は 223/71より大きく,22/7より小さいことを導き出した。今日ではスーパーコンピュータを使って計算されるが,2010年にフランスで通常のコンピュータを使用して計算した約 2兆7000億桁の数値が発表された。