会議

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衆議院での会議の様子(1954年6月3日 改正警察法案の審議)

会議(かいぎ、: meeting/ミーティング、conference/カンファレンス)は、関係者が集まって特定の案件について相談をし、意思決定をすること。またはその集合のことである。

概要

会議は、組織において、最も重要な人間と人間との間の意思を伝達する手段である。 特に民主主義を標榜する集団に於いては、議決機関である国家や企業は常に会議の形を取り、多数で相談の上で決定する。 ただし、国家や企業のトップが独裁的な場合には、単に形式だけの会議が行われて提出された議案が承認される、という建前に使われる場合もある。 会議形式を会議体という。特に近年、会議の進行役をファシリテーターという。

ファシリテーター

会議を考案し進行役を務めるファシリテーターという専門職がある。そもそも会議は、時間や人件費など、貴重なリソースを投じて行われる。 ファシリテーターは、会議の進行を通じてそれら「資源の浪費」を防ぐ役割を担うことが多い。

会議の種類

会議の進行方法

会議の進行方法は会議様式によってまちまちであるが、以下の方法が一般的とされる。

会議の内容は保存されるべきものであり、その記録は議事録といわれる。
議事録を作成する係を一般に書記と呼ぶ。速記者などがこれに当たることもある。
参考資料が必要な場合には印刷物を配布することがある。
近年はプロジェクターなどのモニターにPC画面を映し出して会議を進める例も多くなっている。

会議室

会議を行うために設けられた部屋を会議室という。

ソフトウェア

会議に使用されるソフトウェアとして、プレゼン形式の会議ならばPowerPointが最もよく使用される。 互いに意見を出しあう会議で、ブレインストーミング等を行うときはMindManagerが用いられることもある。

派生言語

  • 「ファンミーティング」 タレント、歌手、スポーツチーム・選手など、特定の人物や団体・ユニットのファンを集めての交流会という意味で使われている。
  • ニコニコ大会議 ニコニコ動画のユーザーや視聴者を中心に行われる会議体で、リアルとバーチャルの2面がある。

日本における会議の特徴

会議にかける事項は、実際には事前に根回し済みであることが多く、重要な人物には一人ずつ働きかけ見解を一致させてから、形式的に会議を開く場合が多い。 これは、日本には調和を重んじる文化があるため。
一般に、管理職は会議ばかりで、実務にあたる時間は少なくなり、会議では意見を調整するだけという場合もしばしば見受けられる。 ホワイトカラーを含む日本の管理職の仕事の効率は世界最低で、中国よりも低いという分析もある[1]

中国における会議の特徴

中国では会議が多すぎるといわれる。 工場の責任者の最大の悩みは常に多くの会議に追われ、本来の業務に時間を費やせないことである場合が多い。 一部の国有企業の経営者はこうした不満があるという[1]

脚注

  1. 1.0 1.1 莫邦富『中国人は落日の日本をどう見ているか』(思想社 1998年)

関連項目