会議
会議(かいぎ、英: meeting/ミーティング、conference/カンファレンス)は、関係者が集まって特定の案件について相談をし、意思決定をすること。またはその集合のことである。
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概要
会議は、組織において、最も重要な人間と人間との間の意思を伝達する手段である。 特に民主主義を標榜する集団に於いては、議決機関である国家や企業は常に会議の形を取り、多数で相談の上で決定する。 ただし、国家や企業のトップが独裁的な場合には、単に形式だけの会議が行われて提出された議案が承認される、という建前に使われる場合もある。 会議形式を会議体という。特に近年、会議の進行役をファシリテーターという。
ファシリテーター
会議を考案し進行役を務めるファシリテーターという専門職がある。そもそも会議は、時間や人件費など、貴重なリソースを投じて行われる。 ファシリテーターは、会議の進行を通じてそれら「資源の浪費」を防ぐ役割を担うことが多い。
会議の種類
- 国際会議 - 主要国首脳会議など
- 本会議 - 衆議院・参議院の両院で行われる会議の事。
- 株主総会
- 取締役会
- 経営会議
- 重役会議
- スタッフ会議
- チーム会議
- 個人会議(会合)
- 特別会議、緊急会議 - 緊急時
- 職員会議 - 大学、学校など
- 家族会議 - 家庭内の重大事を話し合う会議
- カンファレンス(conference):会議におけるカンファレンスとは、主に研究会、協議会、検討会や会談を指して呼ぶ。プレスカンファレンスとは、取材記者との間で会議が行われる訳ではなく、記者発表会の意味である。記者と質疑応答などが行われる。
- アンカンファレンス
- ブリーフィング:会議におけるブリーフィングとは、要旨、要点などを手短に行う連絡形式である。軍では作戦説明を指して呼ぶ。
- 立席会議
- 朝食会議
- 遠隔会議
- 円卓会議
- Web会議 / ビデオ会議
会議の進行方法
会議の進行方法は会議様式によってまちまちであるが、以下の方法が一般的とされる。
会議の内容は保存されるべきものであり、その記録は議事録といわれる。
議事録を作成する係を一般に書記と呼ぶ。速記者などがこれに当たることもある。
参考資料が必要な場合には印刷物を配布することがある。
近年はプロジェクターなどのモニターにPC画面を映し出して会議を進める例も多くなっている。
会議室
会議を行うために設けられた部屋を会議室という。
ソフトウェア
会議に使用されるソフトウェアとして、プレゼン形式の会議ならばPowerPointが最もよく使用される。 互いに意見を出しあう会議で、ブレインストーミング等を行うときはMindManagerが用いられることもある。
派生言語
- 「ファンミーティング」 タレント、歌手、スポーツチーム・選手など、特定の人物や団体・ユニットのファンを集めての交流会という意味で使われている。
- ニコニコ大会議 ニコニコ動画のユーザーや視聴者を中心に行われる会議体で、リアルとバーチャルの2面がある。
日本における会議の特徴
会議にかける事項は、実際には事前に根回し済みであることが多く、重要な人物には一人ずつ働きかけ見解を一致させてから、形式的に会議を開く場合が多い。
これは、日本には調和を重んじる文化があるため。
一般に、管理職は会議ばかりで、実務にあたる時間は少なくなり、会議では意見を調整するだけという場合もしばしば見受けられる。
ホワイトカラーを含む日本の管理職の仕事の効率は世界最低で、中国よりも低いという分析もある[1]。
中国における会議の特徴
中国では会議が多すぎるといわれる。 工場の責任者の最大の悩みは常に多くの会議に追われ、本来の業務に時間を費やせないことである場合が多い。 一部の国有企業の経営者はこうした不満があるという[1]。